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三章 黄金の愛と銀の翼の騎士、2人ともぶっ殺す
エピローグ
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宮殿での戦いが終わって早3日。宮殿で起きた様々な出来事は既に世間に流れていた。アモーラ狂信者の2人の騎士の正体、聖騎士団の狂信者化、教皇の死。全てが1発KOのインパクトを持った衝撃ニュースであり、世間を震撼させた。
最近酷くなっていたアモーラ教へのヘイトクライムが発生。暴力から逃げる為に大勢の人が教会を訪れ、棄教した。国王の度重なるアモーラ教の問題行為・・・しかも、総本山を守る者達が行っていた事を知って落胆。アモーラ教を国教から外した。図らずとも、アモーラへの報復が出来たのである。国教から外されたニュースを聞いた日は、少し高めの酒を飲んだ。
聖騎士団は勿論の事解散。生き残ったピピンを筆頭とする聖騎士は地下牢獄の地下3階にぶちこまれるようになった。収監される際に国民が野次馬で集まってきたのだが、その時の聖騎士団に対する罵倒、聖騎士団の表情はしばらく忘れる事はないだろう。
宮殿はボロボロになり過ぎた為、一旦取り壊しになるらしい。もう一度立て直されるかも未定らしいが、恐らく国民から反対されて立て直しはないだろう。
ここまで、全て良い事ばかりだが、勿論悪い結果もある。アモーラ教会の神父さんと修道女さん達だ。アモーラ教へのヘイトクライムが始まった際にまず最初に狙われた。幸いな事にフランさんが助けた事で無傷だったが、心には深い傷を負ってしまった。信じていた宗教の総本山が腐っていた事を知った直後に襲われたのだから無理はないだろう。
そして、今日教会を訪れた俺は荷造りをする神父さんと修道女さんを目にしてしまった。俺もアモーラ信者への仕打ちは聞いていたので、そこまで驚く事はなかった。驚いたのは、未だに神父さんの右肩にアモーラ教の紋様がある事だろうか?
「どうも、コウスケさん・・・そして今日でお別れですね・・・」
見た目こそ健康そうだが、笑顔が無理矢理作ったもののようになっている事に気付いて罪悪感が湧き上がってくる。元はといえば、俺がアモーラに復讐するなんて思っていなければ2人の騎士は現れなかったし、善良なアモーラ教も暴力被害にあう事は無かった。
「すみませんでした・・・」
無意識に謝罪の言葉が出てくる。いきなりの謝罪に神父さんも驚いたのか、荷造りを中断してこちらを見てきた。
「何故謝るんだい?君は決して悪い事をしていないのに」
「はい。ですが、結果として何度もお世話になった神父さん達を間接的に酷い目に合わせてしまいました。その事について謝罪したいんです」
「・・・君は優しいですね、コウスケさんは。でもね、すぐに謝るのは良くないと思いますよ?だって、謝ったら、貴方の下行為がまるで間違いのように見えるじゃないですか。貴方は正しい事をした。だから、私に謝る事はないんです」
「・・・はい」
「ですから、どうか胸を張って生きて下さい。そしてどうかお元気で。また、お会いしましょう」
十数分後、荷造りを終えた神父さんと修道女さん達は用意していた馬車に乗って城下町へと出ていった。何処に向かうのかは聞かないでおいた。俺の口から情報が洩れる事を恐れたからである。
★
「蘭丸さん、本当に行くんですか?」
「ああ、此度の戦で自分の実力不足だけではなく、武器の少なさを痛感した。この国は色々と揃っているが、全部そろっているわけではないからな」
幸助とメアリーは城下町・・・ではなく、フラム城下町が一番近い港に訪れていた。理由は、蘭丸とボニーの見送りの為である。
蘭丸はワイバーンとピピンとの戦いでサーベルを合計2本も破壊してしまい、フラムの武器は自分に合わない事を痛感した。だが、得意とする武器刀はフラムにはない。なので、フラムを出て、この世界の日本に当たる国へ渡るらしい。
「元の世界にもこの国と似た国があったのだろう?ならば、日本に当たる国もきっと、日本に似ているはずだ」
「その考えは一理ありますね・・・帰ってきたらその国の事、教えて下さいね」
「ああ、勿論だ。それまで達者でな、幸助、めありー」
「はい!ランマルさんこそお元気で!ボニーさんも現地の人にあんまり酷い事はしちゃ駄目ですよ?」
「アハハハ・・・大丈夫だって!!完璧にランマルさんのサポートしてみせるから!!」
ボニーは蘭丸のサポート兼ストッパーとして同行するらしい。どちらかというと、ボニーが暴走しそうな気がしてならないが、黙っておこう。
「ふふふ・・・一体どんな国なんでしょうかね・・・」
「お主からしたら色々と勝手の違う可能性が高い。だが、新たな体験を約束しよう」
「おーーーい!!そこのお客さん!そろそろ出向だよーー!!」
船から船員と思わしき男が顔を出して、蘭丸とボニーに向かって叫ぶ。声を聞いた2人は急いで船へと入って行く。まもなくして船員は、港と船を繋げる橋を外すと、すぐに船は港から離れ、海の旅を始めた。
「2人とも~~~お元気で~~!!」「また会いましょう~~!!」
船の上から手を振ってくる蘭丸とボニーが見えなくなるまで幸助とメアリーは2人に向かって叫び続けた。やがて、見えなくなると、メアリーが小さな手で幸助の手を握る。
「さあ、帰りましょうか!!」
「ああ、そうだな」
最近酷くなっていたアモーラ教へのヘイトクライムが発生。暴力から逃げる為に大勢の人が教会を訪れ、棄教した。国王の度重なるアモーラ教の問題行為・・・しかも、総本山を守る者達が行っていた事を知って落胆。アモーラ教を国教から外した。図らずとも、アモーラへの報復が出来たのである。国教から外されたニュースを聞いた日は、少し高めの酒を飲んだ。
聖騎士団は勿論の事解散。生き残ったピピンを筆頭とする聖騎士は地下牢獄の地下3階にぶちこまれるようになった。収監される際に国民が野次馬で集まってきたのだが、その時の聖騎士団に対する罵倒、聖騎士団の表情はしばらく忘れる事はないだろう。
宮殿はボロボロになり過ぎた為、一旦取り壊しになるらしい。もう一度立て直されるかも未定らしいが、恐らく国民から反対されて立て直しはないだろう。
ここまで、全て良い事ばかりだが、勿論悪い結果もある。アモーラ教会の神父さんと修道女さん達だ。アモーラ教へのヘイトクライムが始まった際にまず最初に狙われた。幸いな事にフランさんが助けた事で無傷だったが、心には深い傷を負ってしまった。信じていた宗教の総本山が腐っていた事を知った直後に襲われたのだから無理はないだろう。
そして、今日教会を訪れた俺は荷造りをする神父さんと修道女さんを目にしてしまった。俺もアモーラ信者への仕打ちは聞いていたので、そこまで驚く事はなかった。驚いたのは、未だに神父さんの右肩にアモーラ教の紋様がある事だろうか?
「どうも、コウスケさん・・・そして今日でお別れですね・・・」
見た目こそ健康そうだが、笑顔が無理矢理作ったもののようになっている事に気付いて罪悪感が湧き上がってくる。元はといえば、俺がアモーラに復讐するなんて思っていなければ2人の騎士は現れなかったし、善良なアモーラ教も暴力被害にあう事は無かった。
「すみませんでした・・・」
無意識に謝罪の言葉が出てくる。いきなりの謝罪に神父さんも驚いたのか、荷造りを中断してこちらを見てきた。
「何故謝るんだい?君は決して悪い事をしていないのに」
「はい。ですが、結果として何度もお世話になった神父さん達を間接的に酷い目に合わせてしまいました。その事について謝罪したいんです」
「・・・君は優しいですね、コウスケさんは。でもね、すぐに謝るのは良くないと思いますよ?だって、謝ったら、貴方の下行為がまるで間違いのように見えるじゃないですか。貴方は正しい事をした。だから、私に謝る事はないんです」
「・・・はい」
「ですから、どうか胸を張って生きて下さい。そしてどうかお元気で。また、お会いしましょう」
十数分後、荷造りを終えた神父さんと修道女さん達は用意していた馬車に乗って城下町へと出ていった。何処に向かうのかは聞かないでおいた。俺の口から情報が洩れる事を恐れたからである。
★
「蘭丸さん、本当に行くんですか?」
「ああ、此度の戦で自分の実力不足だけではなく、武器の少なさを痛感した。この国は色々と揃っているが、全部そろっているわけではないからな」
幸助とメアリーは城下町・・・ではなく、フラム城下町が一番近い港に訪れていた。理由は、蘭丸とボニーの見送りの為である。
蘭丸はワイバーンとピピンとの戦いでサーベルを合計2本も破壊してしまい、フラムの武器は自分に合わない事を痛感した。だが、得意とする武器刀はフラムにはない。なので、フラムを出て、この世界の日本に当たる国へ渡るらしい。
「元の世界にもこの国と似た国があったのだろう?ならば、日本に当たる国もきっと、日本に似ているはずだ」
「その考えは一理ありますね・・・帰ってきたらその国の事、教えて下さいね」
「ああ、勿論だ。それまで達者でな、幸助、めありー」
「はい!ランマルさんこそお元気で!ボニーさんも現地の人にあんまり酷い事はしちゃ駄目ですよ?」
「アハハハ・・・大丈夫だって!!完璧にランマルさんのサポートしてみせるから!!」
ボニーは蘭丸のサポート兼ストッパーとして同行するらしい。どちらかというと、ボニーが暴走しそうな気がしてならないが、黙っておこう。
「ふふふ・・・一体どんな国なんでしょうかね・・・」
「お主からしたら色々と勝手の違う可能性が高い。だが、新たな体験を約束しよう」
「おーーーい!!そこのお客さん!そろそろ出向だよーー!!」
船から船員と思わしき男が顔を出して、蘭丸とボニーに向かって叫ぶ。声を聞いた2人は急いで船へと入って行く。まもなくして船員は、港と船を繋げる橋を外すと、すぐに船は港から離れ、海の旅を始めた。
「2人とも~~~お元気で~~!!」「また会いましょう~~!!」
船の上から手を振ってくる蘭丸とボニーが見えなくなるまで幸助とメアリーは2人に向かって叫び続けた。やがて、見えなくなると、メアリーが小さな手で幸助の手を握る。
「さあ、帰りましょうか!!」
「ああ、そうだな」
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