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三章 黄金の愛と銀の翼の騎士、2人ともぶっ殺す
第四十二話 電気こそ、最強!!
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「コウスケさん!大丈夫ですか・・・って、キャアァァァァァ!!」
「どうした?めありー・・・・なるほど、これは酷い」
「あっ、メアリーに蘭丸さん。お疲れ様です。ピピンはもう倒したんですか?」
ほとんど崩壊した教皇の執務室に入ってきたのは少しボロボロになっているメアリーと蘭丸。多少はグロに慣れているはずだが、メアリーは喉が潰れるくらいの絶叫を上げ、抱きついてきた。
「なななな何ですかこれ・・・に、人間?」
上半身の皮が剥がれたカールを指差して震えた声で聞いてくる。体力をかなり消耗していた為、銀の騎士の慣れの果てとだけ説明し、後はボニーさんが説明してくれた。
「何か、食べる物、持ってない?再生でかなり大量使っちゃって・・・」
「あっ!それなら、私が焼いたクッキーがあるんです!一緒に食べましょう!」
何故、戦いの場にクッキーを持ってきているのかは不明だが、ありがたい事には変わりない。メアリーは布に包まれたクッキーを取り出す。激しい動きをしたせいで少し形が崩れてしまっているが、製品として売っても文句なしのクオリティだ。ありがたく頂こうと1枚に手を伸ばすと───────
「ぐわあぁぁぁぁぁ!!」
「えっ・・・」
腹を締め付けられる感覚と、浮遊感に襲われた。何が起きているのか理解する為に顔を動かすと、理由は俺のすぐ後ろにあった。
「まだ動けたのか!カール!!」
「ハハ、ハハハハ・・・私は死なん!アモーラ様の愛を受けている限り!貴様をこの世から葬りさるまでは!死んではならないのだ!!」
捕縛して俺を空に飛ばしたのは、上半身全ての皮を剥がされて、見た目では誰だか分からなくなったカールだった。皮は剥がれて非常に痛々しい見た目をしているか、力が上がっており、どんなにもがいても抜け出せない!
腕も伸ばした状態で拘束されてるから、剣もナイフも取り出す事ができない。俺に使える武器は何も──────
(あるじゃねぇか・・・とっておきの武器が・・・)
友人から譲ってもらった覚えたての武器。プロから見たら、笑い物だろうが、きっと役に立つと思って一生懸命覚えてきた技術。今こそ、使う時だ・・・!
決意した幸助は、手を伸ばし、何とかカールの腕に触れる。血で濡れている。好都合だと幸助はニヤケ、魔力を集中させた。
「『サンダー』!!」
カールの腕を伝って電撃が身体に走る。痺れて硬直する・・・にはあまりにも弱々しい電力だ。しかし、カールを驚かせるには十分すぎた。何せ、カールは幸助が魔術が使える事を知らなかったのだから。
「何ィ!?」
驚いたカールの両腕の拘束が藻掻けるレベルにまで弱くなる。その隙に、腰の帯びた剣を抜くと、カールの心臓めがけて胸に突き刺した。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」
カールの悲鳴が宮殿中に響き渡る。同時に飛行する為に必要な翼も動きを止めた。空に滞在する力を失ったカールは重力に従って地面へと落ちていくが、幸助はカールの巨体の下敷きになるまいと、カールの背中へとそそくさと移動し、足場にし、天井に向かって飛んだ。
カールが開けた天井の穴に手をかけたと同時に下から重い物が落下した音が聴こえてくる。カールが落ちた音だ。自分の血の池の上に落下している。
「う・・・うううう!!コウスケェ!コウスケェェェェ!!」
心臓を刺したというのに、カールは翼を羽ばたかせて今にも襲いかかってこようとしている。最早心臓で動いていない。アモーラからの使命だけで生きている。このままだと消耗戦になって、俺が殺される。かなり危険な状況だったが、勝機は既に見えている。
「メアリー!!」
「は、はい!何ですか?」
「カールが浸っている血に電気を流せ!!」
「ッ!!そ、そういう事ですか!!分かりました!!」
メアリーの右の拳に電気が宿る。大きく息を吸い、後ろに引くと、息を吐くと同時に足元の血を殴った。すると、電気はあっと言う間にカールの元まで伝わっていき──────
「あばばばばばばばばばばばばばば!!」
カールを感電させた。幸助の電気とは比べ物にならないくらい強い電気だ。メアリーのエンチャントの電気は1分もしないうちにカールを黒焦げにした。
「ふう・・・終わったか・・・」
安堵しながら床へと落下。そして、黒焦げになってカールとしてではなく、人間の原型を留めていないカールを見るが、全く罪悪感は沸いてこなかった。今までやってきた所業を知っているのと、自分の命を狙ってきたからだろうか?
全てが終わり、一呼吸つくと、何という事だろうか!黒焦げになったカールの腕が動き出したのだ。
「うう・・・アモーラ・・・様・・・」
しかし、アモーラの名前を述べると同時に絶命した。ようやく死んだか・・・と心の底で喜んでいる自分がいるが、やはり罪悪感が沸かない。少し前までは人を殺したら罪悪感に苛まれていたというのに・・・。
「これも異世界生活に慣れてきた証拠か・・・」
「どうしたんです?コウスケさん」
「いや、何でもない。クッキー貰える?」
「は、はい!どうぞ!!」
メアリーから貰って食べたクッキーは1枚だけなのに食べ応えが合って、とても甘くて俺好みだった。とても美味しかったので、王国騎士や冒険者と戦って生き残った聖騎士を運ぶ為に必要な馬車が来るまで5枚程貰って食べた。2人の騎士への復讐が終わったからかは分からないが、空がいつもよりも綺麗な色に見えた。
「どうした?めありー・・・・なるほど、これは酷い」
「あっ、メアリーに蘭丸さん。お疲れ様です。ピピンはもう倒したんですか?」
ほとんど崩壊した教皇の執務室に入ってきたのは少しボロボロになっているメアリーと蘭丸。多少はグロに慣れているはずだが、メアリーは喉が潰れるくらいの絶叫を上げ、抱きついてきた。
「なななな何ですかこれ・・・に、人間?」
上半身の皮が剥がれたカールを指差して震えた声で聞いてくる。体力をかなり消耗していた為、銀の騎士の慣れの果てとだけ説明し、後はボニーさんが説明してくれた。
「何か、食べる物、持ってない?再生でかなり大量使っちゃって・・・」
「あっ!それなら、私が焼いたクッキーがあるんです!一緒に食べましょう!」
何故、戦いの場にクッキーを持ってきているのかは不明だが、ありがたい事には変わりない。メアリーは布に包まれたクッキーを取り出す。激しい動きをしたせいで少し形が崩れてしまっているが、製品として売っても文句なしのクオリティだ。ありがたく頂こうと1枚に手を伸ばすと───────
「ぐわあぁぁぁぁぁ!!」
「えっ・・・」
腹を締め付けられる感覚と、浮遊感に襲われた。何が起きているのか理解する為に顔を動かすと、理由は俺のすぐ後ろにあった。
「まだ動けたのか!カール!!」
「ハハ、ハハハハ・・・私は死なん!アモーラ様の愛を受けている限り!貴様をこの世から葬りさるまでは!死んではならないのだ!!」
捕縛して俺を空に飛ばしたのは、上半身全ての皮を剥がされて、見た目では誰だか分からなくなったカールだった。皮は剥がれて非常に痛々しい見た目をしているか、力が上がっており、どんなにもがいても抜け出せない!
腕も伸ばした状態で拘束されてるから、剣もナイフも取り出す事ができない。俺に使える武器は何も──────
(あるじゃねぇか・・・とっておきの武器が・・・)
友人から譲ってもらった覚えたての武器。プロから見たら、笑い物だろうが、きっと役に立つと思って一生懸命覚えてきた技術。今こそ、使う時だ・・・!
決意した幸助は、手を伸ばし、何とかカールの腕に触れる。血で濡れている。好都合だと幸助はニヤケ、魔力を集中させた。
「『サンダー』!!」
カールの腕を伝って電撃が身体に走る。痺れて硬直する・・・にはあまりにも弱々しい電力だ。しかし、カールを驚かせるには十分すぎた。何せ、カールは幸助が魔術が使える事を知らなかったのだから。
「何ィ!?」
驚いたカールの両腕の拘束が藻掻けるレベルにまで弱くなる。その隙に、腰の帯びた剣を抜くと、カールの心臓めがけて胸に突き刺した。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」
カールの悲鳴が宮殿中に響き渡る。同時に飛行する為に必要な翼も動きを止めた。空に滞在する力を失ったカールは重力に従って地面へと落ちていくが、幸助はカールの巨体の下敷きになるまいと、カールの背中へとそそくさと移動し、足場にし、天井に向かって飛んだ。
カールが開けた天井の穴に手をかけたと同時に下から重い物が落下した音が聴こえてくる。カールが落ちた音だ。自分の血の池の上に落下している。
「う・・・うううう!!コウスケェ!コウスケェェェェ!!」
心臓を刺したというのに、カールは翼を羽ばたかせて今にも襲いかかってこようとしている。最早心臓で動いていない。アモーラからの使命だけで生きている。このままだと消耗戦になって、俺が殺される。かなり危険な状況だったが、勝機は既に見えている。
「メアリー!!」
「は、はい!何ですか?」
「カールが浸っている血に電気を流せ!!」
「ッ!!そ、そういう事ですか!!分かりました!!」
メアリーの右の拳に電気が宿る。大きく息を吸い、後ろに引くと、息を吐くと同時に足元の血を殴った。すると、電気はあっと言う間にカールの元まで伝わっていき──────
「あばばばばばばばばばばばばばば!!」
カールを感電させた。幸助の電気とは比べ物にならないくらい強い電気だ。メアリーのエンチャントの電気は1分もしないうちにカールを黒焦げにした。
「ふう・・・終わったか・・・」
安堵しながら床へと落下。そして、黒焦げになってカールとしてではなく、人間の原型を留めていないカールを見るが、全く罪悪感は沸いてこなかった。今までやってきた所業を知っているのと、自分の命を狙ってきたからだろうか?
全てが終わり、一呼吸つくと、何という事だろうか!黒焦げになったカールの腕が動き出したのだ。
「うう・・・アモーラ・・・様・・・」
しかし、アモーラの名前を述べると同時に絶命した。ようやく死んだか・・・と心の底で喜んでいる自分がいるが、やはり罪悪感が沸かない。少し前までは人を殺したら罪悪感に苛まれていたというのに・・・。
「これも異世界生活に慣れてきた証拠か・・・」
「どうしたんです?コウスケさん」
「いや、何でもない。クッキー貰える?」
「は、はい!どうぞ!!」
メアリーから貰って食べたクッキーは1枚だけなのに食べ応えが合って、とても甘くて俺好みだった。とても美味しかったので、王国騎士や冒険者と戦って生き残った聖騎士を運ぶ為に必要な馬車が来るまで5枚程貰って食べた。2人の騎士への復讐が終わったからかは分からないが、空がいつもよりも綺麗な色に見えた。
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