42歳メジャーリーガー、異世界に転生。チートは無いけど、魔法と元日本最高級の豪速球で無双したいと思います。

町島航太

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終章 3年後の平和

307話 様子のおかしい魔物達

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「随分と残酷な事をするな、ヘリナ」

「アンタの火炎放射よりかは遥かにマシだけどね。ほら、さっさとおりましょう。倒した敵は真下にいた奴だけじゃないでしょうから、音を聞きつけた他の敵がまた待ち伏せしちゃう」

 落下するように下へ行くと、ヘリナ先輩の大剣の柄頭に尻をぶつけるので、鉄梯子でゆっくりと地下2階へと降りる。いや、デビン洞窟自体が地下に出来たものだから、正しく言うならば地下3階か。

 地下3階は地下2階よりも道が広く、ヘリナ先輩も満足に大剣が震えそうだ。研究所として本格的に使用しているのは地下3階らしく、研究設備が整っている。

「昔同僚がやってたゾンビシューティングゲームを思い出した」

「いつの頃の同僚ですか?」

「ロサンゼルスで青いユニフォーム着てた時のっ!!」

 俺達の侵入に気が付き、迫りくるペピトーン一派の者達に向かって、電撃の一球をお見舞い。持っていた試験管のようなガラスの容器に直撃し、感電し気絶する。実験道具を持って襲い掛かってくるだなんて余程焦っていたのだろう。

「良し!次!!」

 次に襲い掛かってきたのは、右腕と左足が金属製の義肢になっているゾンビ。ゾンビは義肢をしっかりと認識しているようで、義手の手首から飛び出す刃渡り20センチ程のナイフを振り回しながらこちらへと迫って来るが、ナックルの爽快な一撃によって、頭から潰され、潰れた空き缶のようになってしまう。

 義手は壊れていなかったので、手に取って確認してみると、魔力で動かしているドゥークの義手とは違い、電気で動かしているみたいだ。本当に、前世に戻ってきたようだ。

「いや、寧ろ前世よりも技術が若干上じゃないですか?指も本物みたいに動いてたし」

「魔法で発展した世界に科学を持ち込んだらこんなに発展するんだな・・・改めて思ったんだが、俺達転生者ってまるで特定外来生物みたいだね。この世界の常識とかを破壊しまくってる」

「それは確かに的を得てるかも・・・でも、転生させたのは天使さん達なんですし、僕達には何の罪は無いのでは?」

「どうなんだろうね・・・あ、次来たよ」

 お次は、両腕の生えたハーピィ。腕には、剣と盾を装備している。シルエットだけ見れば、まんま天使だ。しかし、本来ハーピィは腕の代わりに翼が生えている生物。腕の使い方に慣れていないようだ。

「よいしょっと!!」

 剣と盾を構えるのにもたついている隙をついて、父さんが脳天から一刀両断。腕を活用することなく絶命した。
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