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第381話 [海底ダンジョンの不思議。]
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俺がリヴィアタンの下に飛ぶとルーク達が戦闘訓練の真っ最中だった。
「ルーク達はどうですか?」
「ニップルさんは元々空中戦闘が得意なだけあって他の方よりも早く水中戦を会得しており、今はドラウさんと行動を共にしておりますが、ルークさん達はあと少しで問題無いレベルになると思います。」
「あぁ、ドラウ達は今、自国民になる方々の為に動いて貰ってるんでアレですけど、ルーク達の問題無いレベルというのは、どの程度を想定しているんですか?」
「ドラウさんの魔道具との戦闘が地上と同じ程度に出来る事を最低ラインにしたいとの事ですよ。」
「なるほど、それぐらいは慣れないとですね。それで自分に用が有るってドラウから聞いたんですけど、何か問題でもありましたか?」
「問題という事はないのですが、生命の揺り篭に入るにあたり、伝えたい情報がございまして。」
「生命の揺り篭ってなんですか?」
「あぁ、シュウト様が目指していたダンジョンの名前です。」
「あぁ。でもダンジョンなのに“生命の揺り篭”って違和感を感じてしまうんですけど、何か特別な存在のようですね。」
「確かに特別な存在ですね。彼処は海洋生物の殆どが生まれた場所ですので。」
「殆ど?」
「はい。強力な魔物は増え過ぎない様に私共海龍族が討伐しておりますが、小物等は海を豊かにする為に見逃す様にしております。」
「という事は海の魔物は此処から放流?・・・全世界の海に?」
「はい。中には繁殖能力を有する魔物もいますので外海で少しずつ勢力を広げて強力な魔物になる個体が生まれる場合もありますし、他の見付かってないダンジョンからスタンピードという形で一気に増える事はありますね。ですが、その際は他の地域の聖獣が対処したりして海に瘴気などが溜まらない様にしております。」
「なるほど・・・って、話が逸らしてしまいすいません。」
「いえいえ。」
「それで伝えたい情報とはなんでしょうか?」
「普段は起こらない事ですので、大凡なのですが、後20日前後で生命の揺り篭は低潮期に入ると思われます。」
「テイチョウキって何ですか?」
「海の・・・潮の満ち干きは、ご存知でしょうか?」
「あっ、その低潮ですか。普通干潮の中でも最も低くなる1時間も無いくらいのものだったはずですけど期って付くって事は、ある程度長く続くって事ですよね。」
「はい。今回は、低潮期になると2、3ヶ月は海水面が低くなる状態が続きます。ですので何時もと違い陸地になっている場所が多くなりますのでシュウト様方には良い条件かと思います。」
「おぉ、それは良いですね。でもどうして急に?話の流れ的に頻繁に起こる事象ではないんですよね。」
「はい。前回の低潮期は500年前だったと記憶しております。」
「という事は500年周期で起こるんですか?」
「いえ、その前は・・・1300年前だったでしょうか。ですので決まった周期というのはございません。ですが代わりに前回からの期間が長ければ長い程、低潮期も長くなります。」
「それって大丈夫なんですか?」
「大丈夫とは?」
「いや、そんなに長い期間、低潮が続くと魔物に危険な変化は無いんですか?」
「あぁ、確かに1000年以上の開きが有った時は半年間の低潮期でダンジョン内の半数が勝手に死滅した所為で、その後暫くは海全体で食料不足となり、大陸へ遠征する魔物も出て来てしまい、数年は大変な状況でした。まぁ、最終的には他の幾つものダンジョンが危機を感じたのか、強制的にスタンピードを連発したお陰で、平穏が戻りました。」
「スタンピードが逆に役に立つ事もあるんですね。」
「実際は分かりませんが、ダンジョンの特徴から世界樹様が手助けして頂けたのではないかと。」
「まぁ海にも精霊はいるでしょうし、危機的状況だと弱い精霊は耐えれないかもしれませんしね。色々優しい人ですしね。」
「はい。私も幾度となく助けて頂きましたね。」
「あっ、そうなんですね。」
「はい。多くの精霊を助けた事があったので、その恩返しとか言われましたが、その事に見合わない程、助けて頂きました。」
「何となく分かります。それでなんですけど、低潮期が起こるのは確実なんですか?」
「はい。今はダンジョンへ近付けない程の海流を作り出しダンジョン内へ取り込んでいますので、その経過から間違いは無いです。」
「なるほど・・・間に合いますかね?」
俺はそう言いながらルーク達を見た。
「成長具合から考えて確実に間に合いますよ。では出発は低潮期に入ってからという事で、低潮期に入ったらお伝え致します。」
「分かりました。他には何かありますか?」
「いえ、でしたらSSSランクのダンジョン・生命の揺り篭はかなり危険なダンジョンです。それを踏破するのでしたら憂いは取り除いてから挑んで下さい。」
「分かりました。では早速ドラウの下へ戻り・・・まだ邪魔になりそうなんで明日か明後日に出発します。」
「承知しました。ではシュウト様は、この後どうされますか?」
「そうですねぇ・・・海中での動きを練習しようと思うのですが、何処か良いダンジョンはありませんか?」
「そうですねぇ・・・シュウト様は高ランクのダンジョンをお望みでしょうか?」
「いえ、動きの確認をしたいだけなので低ランクでも問題無いですよ。」
「動きの確認だけでしたらシュウト様御自身の世界でも問題無いのでは?」
「いえ、自分の所では魔物に襲われるという事が無いので、そういう確認には向いてないんですよ。」
「では普通の海中ではどうでしょうか?」
「それも難しいですね。」
「それは何故でしょうか?」
「加減が難しいですし、何度か確認しに行ったのですが、自分が突如現れたとしても魔物自身が一目散に逃げてしまい、攻撃して来ないのです。その点、ダンジョンでは強制的に襲ってきますので、低ランクで魔物の動きが遅くても動きの確認にはなります。」
「左様でしたか・・・確かに海の魔物は陸地の魔物に比べ、逃げ道や隠れる場所も少ない事もあって相手の強さには敏感な魔物が多いですね。」
「はい。それにダンジョンなら多少加減をミスしても問題無さそうですしね。」
「加減・・・そうですね。」
「アレ?何か変な事を言いましたか?」
「いえ、今はレベルも安定して永いですし、加減を失敗する事も無くなりましたが、私も昔はその事で悩んだ時期も有ったなと思いまして。」
「なるほど、そういう事ですか。」
「まぁ、それとは別に、もしダンジョンが崩壊する様な事になっても問題無い場所は何処かなっと思いまして。」
「あっ、何かすいません。」
「いえいえ、では参りましょうか。」
「あっ、場所っていうか、ダンジョンは有るんですね。」
「はい。少し遠くなりますが・・・あっ、もし良かったらダンジョン自体を消滅して頂いてもよろしいでしょうか?」
「無い方が良いダンジョンなんですか?」
「はい。その辺りは他の種族も居ませんし、1年以内には処理しないと面倒な魔物のスタンピードが起こりそうだったので。」
「面倒とは?」
「そこに存在するだけで様々な状態異常を引き起こす魔物です。数が少なければ問題無かったのですが、次にスタンピードを起こせば色々問題になりそうでしたので。」
「存在するだけで、状態異常をですか。」
「はい。シュウト様には状態異常が効かないと聞きましたし、それなら問題無いかなっと愚考致しました。」
「あぁ、全然問題無いですよ。でも状態異常がそんなに凄いなら戦い方ってどうなんですか?」
「シュウト様のご想像通り、ダンジョンの外で遭遇するならば、食事の時以外は、動きませんし、捕食や防衛以外だとその能力を抑えて存在を隠します。ですが、ダンジョン内の魔物は別でテリトリーに侵入する者に素早く近付き無尽蔵ともいえる触手攻撃を繰り出してきますので、攻撃力はそこまでありませんが、シュウト様の御希望には添えるかと思われます。」
「接触すると行動面でのデバフ効果のある状態異常になるって事ですね。」
「はい。攻撃力、防衛力共に下がり、移動速度もかなり遅くなる攻撃を繰り出し、動けなくなったところで猛毒の針を打ち込む様な、いやらしい攻撃をしてきます。しかしシュウト様には効かないですよね?」
「そうですね。状態異常は効かないそうなんで。まぁでも何時何時、失われるか分からないと思ってますので危険な賭けはしませんけど、安全に効率良く調整出来そうなんで有り難いです。」
「では参りましょうか。」
そう言われた俺は海龍の姿になったリヴィアタンの背に乗って目的地へと向かった。
そうして1時間程経つと穴の空いた大きな珊瑚の前で止まった。
「此処ですか?」
「はい。あの穴から入って頂ければAランクダンジョンである“花園”へと入って行く事が出来ます。」
「海に花園・・・。」
「中に入れば分かりますよ。」
「それは良いんですけど、此処って本当に無くならせても大丈夫なんですか?」
「問題ありませんが、どうされました?」
「いや、あの珊瑚って小さい魔物の住処とか、大きい魔物から隠れる場所だったりしないのかなぁって思いまして。」
「あぁ、あの外装ですか、アレはダンジョンに見えない様にカムフラージュしているだけで、シュウト様の仰る様な場所ではないですし、逆に弱い魔物が隠れようと近付けばいつの間にかダンジョンに魔力を奪われ、死んでしまいます。」
「あっ、そうなんですね。」
「確かにシュウト様の言う様な自身の身体を弱い魔物の住処にし、その魔物よりも少し強い魔物を呼び寄せて捕食する様な魔物もいますので、間違えられても仕方がありません。」
「なるほど。では、ダンジョンコアを破壊して消滅させてしまいますね。」
「宜しくお願い致します。それで帰りはどうされますか?」
「帰りは転送で帰ります。」
「では家の者には伝えておきますので、家までお越しください。」
「分かりました。では。」
俺はそう言うと調整の為にダンジョンへと向かった。
「ルーク達はどうですか?」
「ニップルさんは元々空中戦闘が得意なだけあって他の方よりも早く水中戦を会得しており、今はドラウさんと行動を共にしておりますが、ルークさん達はあと少しで問題無いレベルになると思います。」
「あぁ、ドラウ達は今、自国民になる方々の為に動いて貰ってるんでアレですけど、ルーク達の問題無いレベルというのは、どの程度を想定しているんですか?」
「ドラウさんの魔道具との戦闘が地上と同じ程度に出来る事を最低ラインにしたいとの事ですよ。」
「なるほど、それぐらいは慣れないとですね。それで自分に用が有るってドラウから聞いたんですけど、何か問題でもありましたか?」
「問題という事はないのですが、生命の揺り篭に入るにあたり、伝えたい情報がございまして。」
「生命の揺り篭ってなんですか?」
「あぁ、シュウト様が目指していたダンジョンの名前です。」
「あぁ。でもダンジョンなのに“生命の揺り篭”って違和感を感じてしまうんですけど、何か特別な存在のようですね。」
「確かに特別な存在ですね。彼処は海洋生物の殆どが生まれた場所ですので。」
「殆ど?」
「はい。強力な魔物は増え過ぎない様に私共海龍族が討伐しておりますが、小物等は海を豊かにする為に見逃す様にしております。」
「という事は海の魔物は此処から放流?・・・全世界の海に?」
「はい。中には繁殖能力を有する魔物もいますので外海で少しずつ勢力を広げて強力な魔物になる個体が生まれる場合もありますし、他の見付かってないダンジョンからスタンピードという形で一気に増える事はありますね。ですが、その際は他の地域の聖獣が対処したりして海に瘴気などが溜まらない様にしております。」
「なるほど・・・って、話が逸らしてしまいすいません。」
「いえいえ。」
「それで伝えたい情報とはなんでしょうか?」
「普段は起こらない事ですので、大凡なのですが、後20日前後で生命の揺り篭は低潮期に入ると思われます。」
「テイチョウキって何ですか?」
「海の・・・潮の満ち干きは、ご存知でしょうか?」
「あっ、その低潮ですか。普通干潮の中でも最も低くなる1時間も無いくらいのものだったはずですけど期って付くって事は、ある程度長く続くって事ですよね。」
「はい。今回は、低潮期になると2、3ヶ月は海水面が低くなる状態が続きます。ですので何時もと違い陸地になっている場所が多くなりますのでシュウト様方には良い条件かと思います。」
「おぉ、それは良いですね。でもどうして急に?話の流れ的に頻繁に起こる事象ではないんですよね。」
「はい。前回の低潮期は500年前だったと記憶しております。」
「という事は500年周期で起こるんですか?」
「いえ、その前は・・・1300年前だったでしょうか。ですので決まった周期というのはございません。ですが代わりに前回からの期間が長ければ長い程、低潮期も長くなります。」
「それって大丈夫なんですか?」
「大丈夫とは?」
「いや、そんなに長い期間、低潮が続くと魔物に危険な変化は無いんですか?」
「あぁ、確かに1000年以上の開きが有った時は半年間の低潮期でダンジョン内の半数が勝手に死滅した所為で、その後暫くは海全体で食料不足となり、大陸へ遠征する魔物も出て来てしまい、数年は大変な状況でした。まぁ、最終的には他の幾つものダンジョンが危機を感じたのか、強制的にスタンピードを連発したお陰で、平穏が戻りました。」
「スタンピードが逆に役に立つ事もあるんですね。」
「実際は分かりませんが、ダンジョンの特徴から世界樹様が手助けして頂けたのではないかと。」
「まぁ海にも精霊はいるでしょうし、危機的状況だと弱い精霊は耐えれないかもしれませんしね。色々優しい人ですしね。」
「はい。私も幾度となく助けて頂きましたね。」
「あっ、そうなんですね。」
「はい。多くの精霊を助けた事があったので、その恩返しとか言われましたが、その事に見合わない程、助けて頂きました。」
「何となく分かります。それでなんですけど、低潮期が起こるのは確実なんですか?」
「はい。今はダンジョンへ近付けない程の海流を作り出しダンジョン内へ取り込んでいますので、その経過から間違いは無いです。」
「なるほど・・・間に合いますかね?」
俺はそう言いながらルーク達を見た。
「成長具合から考えて確実に間に合いますよ。では出発は低潮期に入ってからという事で、低潮期に入ったらお伝え致します。」
「分かりました。他には何かありますか?」
「いえ、でしたらSSSランクのダンジョン・生命の揺り篭はかなり危険なダンジョンです。それを踏破するのでしたら憂いは取り除いてから挑んで下さい。」
「分かりました。では早速ドラウの下へ戻り・・・まだ邪魔になりそうなんで明日か明後日に出発します。」
「承知しました。ではシュウト様は、この後どうされますか?」
「そうですねぇ・・・海中での動きを練習しようと思うのですが、何処か良いダンジョンはありませんか?」
「そうですねぇ・・・シュウト様は高ランクのダンジョンをお望みでしょうか?」
「いえ、動きの確認をしたいだけなので低ランクでも問題無いですよ。」
「動きの確認だけでしたらシュウト様御自身の世界でも問題無いのでは?」
「いえ、自分の所では魔物に襲われるという事が無いので、そういう確認には向いてないんですよ。」
「では普通の海中ではどうでしょうか?」
「それも難しいですね。」
「それは何故でしょうか?」
「加減が難しいですし、何度か確認しに行ったのですが、自分が突如現れたとしても魔物自身が一目散に逃げてしまい、攻撃して来ないのです。その点、ダンジョンでは強制的に襲ってきますので、低ランクで魔物の動きが遅くても動きの確認にはなります。」
「左様でしたか・・・確かに海の魔物は陸地の魔物に比べ、逃げ道や隠れる場所も少ない事もあって相手の強さには敏感な魔物が多いですね。」
「はい。それにダンジョンなら多少加減をミスしても問題無さそうですしね。」
「加減・・・そうですね。」
「アレ?何か変な事を言いましたか?」
「いえ、今はレベルも安定して永いですし、加減を失敗する事も無くなりましたが、私も昔はその事で悩んだ時期も有ったなと思いまして。」
「なるほど、そういう事ですか。」
「まぁ、それとは別に、もしダンジョンが崩壊する様な事になっても問題無い場所は何処かなっと思いまして。」
「あっ、何かすいません。」
「いえいえ、では参りましょうか。」
「あっ、場所っていうか、ダンジョンは有るんですね。」
「はい。少し遠くなりますが・・・あっ、もし良かったらダンジョン自体を消滅して頂いてもよろしいでしょうか?」
「無い方が良いダンジョンなんですか?」
「はい。その辺りは他の種族も居ませんし、1年以内には処理しないと面倒な魔物のスタンピードが起こりそうだったので。」
「面倒とは?」
「そこに存在するだけで様々な状態異常を引き起こす魔物です。数が少なければ問題無かったのですが、次にスタンピードを起こせば色々問題になりそうでしたので。」
「存在するだけで、状態異常をですか。」
「はい。シュウト様には状態異常が効かないと聞きましたし、それなら問題無いかなっと愚考致しました。」
「あぁ、全然問題無いですよ。でも状態異常がそんなに凄いなら戦い方ってどうなんですか?」
「シュウト様のご想像通り、ダンジョンの外で遭遇するならば、食事の時以外は、動きませんし、捕食や防衛以外だとその能力を抑えて存在を隠します。ですが、ダンジョン内の魔物は別でテリトリーに侵入する者に素早く近付き無尽蔵ともいえる触手攻撃を繰り出してきますので、攻撃力はそこまでありませんが、シュウト様の御希望には添えるかと思われます。」
「接触すると行動面でのデバフ効果のある状態異常になるって事ですね。」
「はい。攻撃力、防衛力共に下がり、移動速度もかなり遅くなる攻撃を繰り出し、動けなくなったところで猛毒の針を打ち込む様な、いやらしい攻撃をしてきます。しかしシュウト様には効かないですよね?」
「そうですね。状態異常は効かないそうなんで。まぁでも何時何時、失われるか分からないと思ってますので危険な賭けはしませんけど、安全に効率良く調整出来そうなんで有り難いです。」
「では参りましょうか。」
そう言われた俺は海龍の姿になったリヴィアタンの背に乗って目的地へと向かった。
そうして1時間程経つと穴の空いた大きな珊瑚の前で止まった。
「此処ですか?」
「はい。あの穴から入って頂ければAランクダンジョンである“花園”へと入って行く事が出来ます。」
「海に花園・・・。」
「中に入れば分かりますよ。」
「それは良いんですけど、此処って本当に無くならせても大丈夫なんですか?」
「問題ありませんが、どうされました?」
「いや、あの珊瑚って小さい魔物の住処とか、大きい魔物から隠れる場所だったりしないのかなぁって思いまして。」
「あぁ、あの外装ですか、アレはダンジョンに見えない様にカムフラージュしているだけで、シュウト様の仰る様な場所ではないですし、逆に弱い魔物が隠れようと近付けばいつの間にかダンジョンに魔力を奪われ、死んでしまいます。」
「あっ、そうなんですね。」
「確かにシュウト様の言う様な自身の身体を弱い魔物の住処にし、その魔物よりも少し強い魔物を呼び寄せて捕食する様な魔物もいますので、間違えられても仕方がありません。」
「なるほど。では、ダンジョンコアを破壊して消滅させてしまいますね。」
「宜しくお願い致します。それで帰りはどうされますか?」
「帰りは転送で帰ります。」
「では家の者には伝えておきますので、家までお越しください。」
「分かりました。では。」
俺はそう言うと調整の為にダンジョンへと向かった。
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