転生したらスキル転生って・・・!?

ノトア

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第415話 [生命の揺り篭。Part18]

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「しっかし乗ってみると凄え広さだな。」

「大凡直径で500mってところじゃないか?」

「そんくれぇはあるだろな。まぁでも全員が自由にってぇならそのくらいはねぇと干渉し合う可能性もあっからな。」

俺達がそう話していると別の場所から乗り込むと思っていたドラウが話しかけてきた。

「ドラウ、どうしたんだ?」

「どうした?って普通に乗り込む為に決まってっだろ?」

「えっ?って事は他の形態とは違ってコレは上に上がってからじゃないと乗り込めない設計になってるのか?」

「いや・・・そうか、説明不足だったな。コレは他の形態とは違って、自動航行時に迎撃魔道具のみの力だと対処出来ない場合を想定した設計っていうのは伝えたよな?」

「あぁ、そうだったな。」

「その際に機内との行き来にいちいち下部に設置してるゲートから出ると即時対応するのが難しいだろうと思って上部にゲートを設置しといたんだ。」

「ゲート?」

俺はそう言いながら周囲を確認するもただただ広いグラウンドの様になっていて、ゲートらしき物を発見する事が出来なかった。

「シュウト、キョロキョロしても無駄だぞ。」

「何でだ?」

「当たり前だろ?今回は相手が魔物だから心配する必要は殆どねぇだろうが、もし相手が俺達に敵対する奴だった場合、ゲートの位置をハッキリ分かる様にしといたらそこから侵入されっかもしれねぇだろ?」

「確かにそうだな。」

「まぁ、どっちにしろ登録してねぇ奴に反応する事はねぇけど、潰される可能性も考慮して上部に5ヶ所、下部に1ヶ所のゲートを設置しといたんだよ。」

「ここに5ヶ所も在るのか?」

「あぁ、全体の中心地点に1ヶ所、あとは前後左右に1ヶ所ずつな。」

「中心っていうとこの辺りか?」

「あぁ。」

ドラウはそう言いながら中心だと思われる場所を指差したが別段他と何か違う様には見えなかった。

「コレって俺達も分からないよな?何かを登録すれば見える様になるとかか?」

「いや、覚えろ。」

「マジで言ってる?戦ってる時にえぇとこの辺だったかな?とか、厳しいぞ?」

真剣な表情でドラウにそう言うとドラウは少し笑いながら答えてくれた。

「まぁピンポイントでそこって訳じゃねぇよ。大体半径で言うと2.5m以内に入ってりゃあスッと入れる仕組みになってんだよ。」

「なるほど、それなら大体の位置さえ把握しておけば問題無いな。他はどうなんだ?」

「上部ゲートは同じだ。前後左右に結界用の突起があるだろ?その近くに同じ範囲のゲートがある。まぁ見てろ。」

ドラウはそう言うと中心に進み「ゲート。」と言うと地面に吸い込まれて行った。

合言葉が必要なのかと思っていると、魔道具内部から音声が響いた。

「今から前から順に右回りで顔を出すから位置を覚えてくれ。」

ドラウはそう言うと、前から順にモグラ叩きのモグラの様に顔をひょこひょこ出してから、最後は中心部分からゆっくりと出てきた。

「位置は分かったな?」

ドラウはそう言いながら少し疲れた様な表情をしていた。

「そんなに急いで出入りしなくても良かったんだぞ?」

「違ぇよ。中心部以外は俺だと射出装置に乗る必要があっから・・・それがめんどくせぇんだよ。」

「射出?」

「あぁ中は上部から入る場合は同じ場所に着く様になってんだが、中心は昇降機で降りる様な感じなんだが、他は中心に向かって急勾配の坂になってんだよ。」

「じゃあ俺達も射出装置で出るのか?」

「いや、お前らは俺と違って走るかジャンプすりゃ出れる。俺は能力値が上がっても運動神経だけは上がらなかったからな。器用に出来ねぇんだよ。」

「なるほどな。試して良いか?」

「あぁ、出発前に把握する必要もあんだろうから好きにしろ。」

「あの合図は必要なのか?」

「合図?あぁ合言葉は必要だ。まぁ範囲に入った誰か1人が言やぁ起動するがな。ただ1つ注意するとすりゃあ、同時に数カ所から侵入すると中心で打つかるかもしんねぇから気を付けろよ。」

「分かった。」

俺がそう言うと一旦は全員集まり中心から降りるとその後はバラバラにお互いの気配に気を付けながら出入りを繰り返して行った。

しばらくして位置や動きを確認した俺達は引き続き遊んでいる子供達をよそに戦闘準備をしていき、俺は早めに準備を終えてドラウに話しかけた。

「なぁドラウ。」

「何だ?」

「結局、アレは常に出入り口が開いた状態なのか?」

「いや、そんな訳ねぇだろ?普段は装甲で閉じた状態だぞ。」

「装甲?転移ゲートみたいな物じゃなかったのか?」

「違ぇよ。そんな事したら魔力消費がハンパねぇ状態になっちまうだろ。」

「だが、出入りするのに見た目は変わらないよな?」

「そりゃ結界で周囲と同化する様にしてあっからな。」

「なら出入り口に攻撃されたら危険って事か。」

「いや、外敵や敵の攻撃なんかは防げる様に設計してあるから問題ねぇ。ただそれもあって外敵がゲートに居る場合やゲートが攻撃されてる時は開かないからそこだけは注意してくれ。」

「・・・攻撃は分かるが外敵っていうとどの程度まで注意する必要があるんだ?」

「生命反応があるだけじゃなく、害意のある物体までだな。」

「なら生命反応も無く害意も無く、侵入してから活動する様な物は侵入出来るって事か。」

「まぁそうだな。だから入る時は周囲を吹き飛ばしてから入るのが安全だろうな。」

「分かった。全員に伝えておく。」

「それならシュウトに任せる。」

「それで全員が中に居て、外敵の所為で上部ゲートが使えない状態だった場合とかも考えてあるんだろ?」

「当たり前だ。その場合は無属性の衝撃波から始まり、音波斬、集束砲がランダムで繰り返して、ふるい落とせる様にしてある。」

「無属性なのは意味があるのか?」

「無属性は何かに特化した大ダメージなんかは期待出来ねぇが、無属性魔法が効かねえって奴が少ない点と汎用性が高いから上部ゲート付近の敵を吹き飛ばすのには向いてるんだよ。」

「なるほどなぁ。」

「それに上部ゲート付近は下部よりも防御力を上げてあるから万が一の時は上部を盾にして下部から脱出出来る様にしてあるぞ。」

「下部のゲートは大丈夫なのか?」

「それも問題ねぇ。下部のゲートは1つだが、可動式になってるから下部全体を一気に壊されねぇ限りは問題ねぇし、自動修復も付与してあるから魔力次第でどうとでもなる。」

「そういう事なら安心か。」

「まぁそれでも防ぐのが難しい時なんかはシュウトのアレを出してくれると助かるがな。」

「アレ?あぁ武甕槌命か。」

「おう。シュウトの魔力、神気を吸収してるのもあって神の一撃すらも1度だけなら防ぐ可能性だってあるからな。」

「へぇ~。」

「へぇ~って、ちゃんと神の瞳で確認しながら使えよ。じゃねぇと限界は分かんねぇけどシュウトの力の所為で、良くて暴走、悪けりゃ周囲を巻き込んで大爆発を起こす可能性だってあるんだからな。」

「あぁ、前もそんな事言ってたよな?」

「前と今じゃ暴走するにしても爆発するにしても被害が全然違ぇからな。」

「そんなにか?」

「当たり前だろ!あれからどれだけの量の力を注ぎ続けてると思ってんだ?今、暴走するだけでも全員で止めなきゃ取り返しのつかねぇ事になんぞ。」

「そんなに強くなってるのか?」

「そりゃそうだろ。現段階では完全体でシュウトの神気も溜めてる状態だ。魔力保有量、神気保有量によっては大陸1つを吹き飛ばす可能性だってあるんだからな。」

「それは言い過ぎじゃないか?」

「馬鹿野郎!神気を舐めんじゃねぇよ!神の一撃、それは亜神であっても山一つ吹き飛ばすって言われてんだぞ。アストライアー様の使徒であるシュウトの力を溜め込んでんだ。可能性は確実にあんだぞ!とにかく、気を付けろ!」

ドラウの迫力に気圧された俺はうなずきながら話を続けた。

「わ、分かった、分かったよ。それで現段階ってどういう事だ?」

「現段階は現段階だろ?神器だろうと魔道具の一種には変わらないんだ。新たにパーツや素材が見つかったら強化される可能性は十分有るからな。」

「ん?パーツって何か付けられそうな部分があるのか?」

「いや、そういう事じゃねぇよ。今は見当たらないとしても見付かったら取り付ける事が出来る様に自動的に動くはずだからな。」

「へぇ~そうなのか。」

「あぁ、あくまで可能性だがな。それに神降ろしを使用したらそれだけでも変化が起こる可能性は十二分にあるしな。」

「あぁ、確かにどの神様かは分からないとしても降ろす為に器が変化する事は十分考えられるか。」

「まぁそういう事だ。今でも気を付けないと危険な神器には変わらないんだ十分気を付けろよ。シュウトの中では使用しないって選択肢は無いんだろ?」

「まぁそうだな。慣らす為にもそうだが、自分から戦力を落とす必要性は考えられないな。」

「なら、シュウトが少しのレベルアップなら大丈夫だと思うが大幅にレベルアップした場合は、ある程度自分の能力を扱える様になってからってな感じで気を付けろよ。」

「分かってるって。」

「後、神気を大幅に上げる様な事をした時もだぞ。」

「そこまで言わなくても分かってるって。」

「シュウトの普段の行いが心配させるんだよ。」

俺とドラウの話にルークがそう言いながら割って入ってくるとその言葉に子供達以外の全員がドッと笑っていた。

「お前ら・・・。」

俺がそう言いながら睨むと全員が顔を背けて、それぞれが子供達を呼びに行ったり、幻精霊達に肩を貸してドラウについて行ったりし、ルークを残して出発準備を始めていた。

「アイツら俺だけ残しやがって・・・。」

「ルーク、残されたら何か問題があるのか?」

「い、いや、な、何言ってんだよシュウト。そんな訳無いだろ?」

「へぇ~、汗かいてるけど暑いのか?俺が冷やしてやろうか?」

「だ、大丈夫だ。そ、それより今日も昨日みたいに戦闘訓練をしながら進むのか?」

「そうだな。まぁ訓練っていうより1日かけて色々試す感じだな。」

俺が穏やかな感じで言うとルークは少しホッとした様な表情をしていたので俺は苦笑しながら戻ってきた全員にその事を伝えた。
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