294 / 418
第293話 [闇魔法の弱点。]
しおりを挟む
俺が戻るとルークがドラウの説明を受けながら何かの装具を着けようとしているところだった。
「ん?おっ、それって例のやつか?」
「おう、シュウト。あっちはもう良いのか?」
「とりあえず俺が居なくても大丈夫みたいだ。」
「必要な物が揃ったらバイバイって感じか?」
「おう、よく分かったな。」
「そりゃ、シュウトが居たら信じられねぇくれぇの運で最高の結果しか出ねぇだろうって考えりゃあ、自ずと分かるだろ。」
「最高の結果が出るなら良いんじゃないのか?」
「そりゃ結果が良いに越したことはねぇが、それだと物以外にも全ての工程をシュウトに委ねる結果になっちまうからなぁ。」
「別に・・・って、そういう訳じゃないんだよなぁ。」
「そうだな。シュウトが使命を遂行中に頼むわけにもいかねぇだろうしな。」
「そうだな。まぁあの治療薬は緊急で使う様な物じゃないが、必要な時に必要な物が必要な人に届かないんじゃ、シャレにならないからな。まぁ、自分でも用意出来る様にハロルド達の研究が上手くいったら教えてもらうさ。」
「それぐれぇで良いさ。」
「それで、さっきも聞いたが、その父親が子供を超一流にする為に着ける何とか養成ギブスみたいな装具が例のやつか?」
俺がそう言うとルークに装具を着けながらドラウが俺に話し掛けてきた。
「おう、シュウトの言っている意味はよく分かんねぇが、とりあえず試作品第一号だ。で、その何とか養成ギブスってなんだ?」
「そこは掘り下げないでくれ。色々問題があるから。」
「自分から言っといて何だよそれ・・・まぁいいや、とりあえず第一号が出来たんだが1つだけしかねぇし、一旦温泉に行く前にルークに試して貰おうと思ってな。」
「ん?ルークは大丈夫なのか?」
「俺だけ少し不完全燃焼気味なんだよ。」
「ん?レイとツバキだと不足なのか?」
「いや、実力は問題ねぇし、戦ってても面白ぇんだがなぁ。」
「じゃあ何が不満なんだ?」
「何て言やぁ・・・ピリつかねぇんだよ。」
「ピリつく?死ぬかもって思えないって事か?」
「簡単に言うとそうだな。だから多分他の皆んなと同じくれぇ疲れてるが、疲れてねぇんだよ。」
「言いたい事は分かるが、そんなの模擬戦に求めるなよ。」
俺が呆れながらそう言うとルークは頭を掻いて苦笑いを浮かべていた。
「それで鬱憤を晴らすつもりって事か。」
「そうなれば良いなぁってな。」
俺とルークが話をしていると装具の要っぽい六角形の板をルークの胸の部分の装具に嵌め込んでいた。
「よし!出来たぞ。一寸動いてみてくれ。」
「おう・・・。」
ルークはそう言うと掌を開け閉めすると軽くシャドーをしてから弱めの魔法を放っていた。
「一応想定では半分程度しか力が出せないと思うんだがどうだ?」
「おう。感覚的にはそんな感じだな。」
「一応激しく動いてない状態なら上手く作動してるみたいだな。なら、軽く動いてみてどうだった?」
「俺は問題ねぇっちゃねぇが、暗器をメイン武器にしてる2人や調理道具を出し入れしてるナビコは動きが制限されるかもな。俺も一部の武器は使えそうにねぇしな。」
「それは分かってる。」
「後は戦闘中に変化する奴らには対応出来るのか?」
「いや、ルークに着てもらった第一号は一先ず組み込んだ術式が上手く作動するのかどうかっていうのと全身に効果が行き渡っているか、確認の魔道具も付けてあるからそんな感じになってるだけだ。」
「じゃあ何で足元には着けないんだ?」
「腰に着けたのが下半身の魔道具だから問題無い。」
「上半身は?」
「肩に着けたのがそうだ。ちなみに言うと胸の部分は各魔道具の情報を集めて守る魔道具だからな。」
「じゃあ、どれがそうなんだ?」
「その両腕に着けてるやつがそうだ。右が魔力弱体化で左が身体能力弱体化、そんで両方装備すると仙気も弱体化出来る様にしてある。」
「なるほどな。それなら問題なさそうだな。それでどうしたら良いんだ?」
「一先ずは体力的にも全力は出せねぇだろうからその辺1周走ってくれ。」
「そんだけで良いのか?」
「今だと走るだけでも大変だろうからそれ以上は止めとけ。」
「そうなのか?そんな感じはしねぇけどなぁ、まぁいいや、とりあえず走ってくるわ。」
ルークはそう言うと走り出した。
「なぁドラウ、アレは1つしかないのか?」
「ん?シュウトには使えねぇぞ。」
「いやいや、効果を聞いた時点で無理かなぁとは思ってたが、やっぱり無理か。」
「シュウトは神気があるからな。とりあえず今のままだとぶっ壊れるだけだ。」
「そうか。まぁ本当はアキトかサスケが使えるのもないかと思ってな。」
「そうか・・・まぁ確かにそうだなぁ・・・同じもんなら直ぐに出来るが流石にもう1つぐれぇしか出来ねぇぞ。」
「1つあれば模擬戦が出来るから問題ない。」
「なら良いが余ったペアーの奴等はどうするんだ?」
「残りは全員、森/川フィールドで集団戦にするから問題ない。」
「集団戦?」
「あぁ、ペアを組んだのは変えずに戦うんだ。それなら個別の戦力はそれ程変わらないからな。」
「それなら良いのか?・・・まぁいいや、じゃあ一寸待ってろ。」
そう言ってドラウは作業場に入って暫くすると少し疲れた表情で出て来た。
「大丈夫か?」
「造るのに大分、力を使うからな。」
ドラウとそう話しているとルークがヘトヘトになりながら走ってきて、俺達の所まで来るとルークはそのまま仰向けに倒れてしまった。
「大丈夫か?」
「ゼェゼェ・・・ドラウの言う通りだった・・・何も出来ねぇ・・・。」
「だから言ったろ。ってか、何処まで行ったんだよ。」
「・・・いやぁ、最初は楽勝だと思って思いっきり遠くまで行っちまったんだけど、帰って来る途中で限界を迎えちまったんだ。」
「それで余裕を見せた手前止められなくなったって事か?」
「・・・おう。」
ドラウの問に恥ずかしそうにルークが答えてたので俺は頭を軽く振ってからルークに話し掛けた。
「阿呆だろ。とりあえず暫く休んで動ける様になったら温泉に入ってこい。」
「・・・了解・・・その前にコレ外してくれねぇ?」
恥ずかしそうにルークがそう言うとドラウも呆れながら外してクリーンを掛けてから作業場に戻して、俺と一緒に温泉に行く事にした。
暫く温泉に入るとこの後の予定を話した。
「それでシュウト、僕か、サスケ、どっちがルークの相手になったら良いと思ってる?」
「どっちでも変わらないとは思うがとりあえずアキト、お前がルークの相手をしてみるか?」
「森/川フィールドだからかい?」
「そうだな。サスケの方が機動性が高いからレイ達にも勉強になると思うしな。ルーク達はさっきと一緒で荒野/渓谷フィールドな。」
「OK、じゃあルーク行こうか。」
「おう。ドラウも来るんだろ?」
「そうだな。不具合があったら直す必要もあるだろうし、ちゃんとしたやつを造る参考にもなるだろうしな。」
ルーク達はそう言うと早速移動を開始した。
「じゃあ残ったメンバーは一旦、攻撃魔法は禁止って事で。」
俺がそう言うとナビコが手を挙げた。
「どうした?」
「竈を使ったのも禁止だわ?」
「そうだな。あぁいうのも攻撃魔法と一緒って思ってもらっていいぞ。」
「そうだわなぁ・・・。」
「まぁ、魔法が使えない状況下も体験しておくのも修行だと思え。」
俺がそう言うと今度はツバキが手を挙げた。
「魔法で移動して直ぐに攻撃するのは駄目ですか?」
「それは問題ない。暗殺を主とする敵も想定出来るしな。」
「って事はツバキとバト夫婦が有利でござらんか?」
「そうでもないぞ。確かに森/川フィールドは独壇場にみえるが攻撃魔法が使えないって事は普段なら影の中からやっていた攻撃魔法が使えないから一旦、半分くらいは身体を出す必要がありそうだからな。そうだよなぁバト?」
「はい。その通りにございます。影の中から直接は攻撃出来ませんので、闇魔法の攻撃魔法でコーティングする必要があります。しかしシュウト様の見識には脱帽致します。闇魔法を操る者でも熟練者のみが使える秘匿技の1つなのです。」
「まぁ、ルークと戦ってるツバキやアキトの相手をしていたバトを見てたからな。」
「あの模擬戦だけでそこまで見破れる方は私の知る限りですとシュウト様御1人にごさいます。ツバキ様はご存知の方はいらっしゃいますでしょうか?」
「私も初めてかな。普通は師事を受けて初めて出来る事だし、自力でシュウトみたいに見破れる人なんて居ないよ。」
「そうか。まぁ俺には神の瞳があるから簡単に見破れただけだ。そうじゃなかったら攻撃魔法を使ってるのは分からなかったと思うぞ。」
「そうなのかなぁ、シュウトなら神の瞳が無くても何れは見破りそうだけど、だって違和感があったから神の瞳を使ったんでしょ?」
「まぁな。」
「それより身体の半分を出さないと普通の攻撃が出来ないっていうのも良く分かったね。」
「そりゃあ2人とも身体の半分が出るまでの一瞬だったが身動き取れないって感じだったしな。」
「それで見破れるのはシュウトだけだよ。」
「そうか?」
「そうだよ。闇魔法の弱点の1つっていうのは闇魔法使いの秘匿する事だしね。」
「そうか分かりそうなもんだけどなぁ。」
俺がそう言うとバトが微笑みながら答えてくれた。
「シュウト様、あの一瞬を見破れるのはシュウト様だけでございます。しかもそこを狙い撃つ事が出来るのもシュウト様のみと思われます。」
「バトが言うならそうなんだろうな。まぁとりあえずこれで分かったと思うから一旦前の家が有った場所に移動したら模擬戦開始だから1組ずつ入ったら一旦森に入ってお互いが見えない様にな。」
俺がそう言いながら転送門を開くと1組ずつ入っていき、森の中へ散って行った。
「さてと皆んなには、このまま戦ってもらって俺は外に出ますか。」
俺はそう言うとアイテムボックス改から出て行き、目的の場所へと転送していった。
「ん?おっ、それって例のやつか?」
「おう、シュウト。あっちはもう良いのか?」
「とりあえず俺が居なくても大丈夫みたいだ。」
「必要な物が揃ったらバイバイって感じか?」
「おう、よく分かったな。」
「そりゃ、シュウトが居たら信じられねぇくれぇの運で最高の結果しか出ねぇだろうって考えりゃあ、自ずと分かるだろ。」
「最高の結果が出るなら良いんじゃないのか?」
「そりゃ結果が良いに越したことはねぇが、それだと物以外にも全ての工程をシュウトに委ねる結果になっちまうからなぁ。」
「別に・・・って、そういう訳じゃないんだよなぁ。」
「そうだな。シュウトが使命を遂行中に頼むわけにもいかねぇだろうしな。」
「そうだな。まぁあの治療薬は緊急で使う様な物じゃないが、必要な時に必要な物が必要な人に届かないんじゃ、シャレにならないからな。まぁ、自分でも用意出来る様にハロルド達の研究が上手くいったら教えてもらうさ。」
「それぐれぇで良いさ。」
「それで、さっきも聞いたが、その父親が子供を超一流にする為に着ける何とか養成ギブスみたいな装具が例のやつか?」
俺がそう言うとルークに装具を着けながらドラウが俺に話し掛けてきた。
「おう、シュウトの言っている意味はよく分かんねぇが、とりあえず試作品第一号だ。で、その何とか養成ギブスってなんだ?」
「そこは掘り下げないでくれ。色々問題があるから。」
「自分から言っといて何だよそれ・・・まぁいいや、とりあえず第一号が出来たんだが1つだけしかねぇし、一旦温泉に行く前にルークに試して貰おうと思ってな。」
「ん?ルークは大丈夫なのか?」
「俺だけ少し不完全燃焼気味なんだよ。」
「ん?レイとツバキだと不足なのか?」
「いや、実力は問題ねぇし、戦ってても面白ぇんだがなぁ。」
「じゃあ何が不満なんだ?」
「何て言やぁ・・・ピリつかねぇんだよ。」
「ピリつく?死ぬかもって思えないって事か?」
「簡単に言うとそうだな。だから多分他の皆んなと同じくれぇ疲れてるが、疲れてねぇんだよ。」
「言いたい事は分かるが、そんなの模擬戦に求めるなよ。」
俺が呆れながらそう言うとルークは頭を掻いて苦笑いを浮かべていた。
「それで鬱憤を晴らすつもりって事か。」
「そうなれば良いなぁってな。」
俺とルークが話をしていると装具の要っぽい六角形の板をルークの胸の部分の装具に嵌め込んでいた。
「よし!出来たぞ。一寸動いてみてくれ。」
「おう・・・。」
ルークはそう言うと掌を開け閉めすると軽くシャドーをしてから弱めの魔法を放っていた。
「一応想定では半分程度しか力が出せないと思うんだがどうだ?」
「おう。感覚的にはそんな感じだな。」
「一応激しく動いてない状態なら上手く作動してるみたいだな。なら、軽く動いてみてどうだった?」
「俺は問題ねぇっちゃねぇが、暗器をメイン武器にしてる2人や調理道具を出し入れしてるナビコは動きが制限されるかもな。俺も一部の武器は使えそうにねぇしな。」
「それは分かってる。」
「後は戦闘中に変化する奴らには対応出来るのか?」
「いや、ルークに着てもらった第一号は一先ず組み込んだ術式が上手く作動するのかどうかっていうのと全身に効果が行き渡っているか、確認の魔道具も付けてあるからそんな感じになってるだけだ。」
「じゃあ何で足元には着けないんだ?」
「腰に着けたのが下半身の魔道具だから問題無い。」
「上半身は?」
「肩に着けたのがそうだ。ちなみに言うと胸の部分は各魔道具の情報を集めて守る魔道具だからな。」
「じゃあ、どれがそうなんだ?」
「その両腕に着けてるやつがそうだ。右が魔力弱体化で左が身体能力弱体化、そんで両方装備すると仙気も弱体化出来る様にしてある。」
「なるほどな。それなら問題なさそうだな。それでどうしたら良いんだ?」
「一先ずは体力的にも全力は出せねぇだろうからその辺1周走ってくれ。」
「そんだけで良いのか?」
「今だと走るだけでも大変だろうからそれ以上は止めとけ。」
「そうなのか?そんな感じはしねぇけどなぁ、まぁいいや、とりあえず走ってくるわ。」
ルークはそう言うと走り出した。
「なぁドラウ、アレは1つしかないのか?」
「ん?シュウトには使えねぇぞ。」
「いやいや、効果を聞いた時点で無理かなぁとは思ってたが、やっぱり無理か。」
「シュウトは神気があるからな。とりあえず今のままだとぶっ壊れるだけだ。」
「そうか。まぁ本当はアキトかサスケが使えるのもないかと思ってな。」
「そうか・・・まぁ確かにそうだなぁ・・・同じもんなら直ぐに出来るが流石にもう1つぐれぇしか出来ねぇぞ。」
「1つあれば模擬戦が出来るから問題ない。」
「なら良いが余ったペアーの奴等はどうするんだ?」
「残りは全員、森/川フィールドで集団戦にするから問題ない。」
「集団戦?」
「あぁ、ペアを組んだのは変えずに戦うんだ。それなら個別の戦力はそれ程変わらないからな。」
「それなら良いのか?・・・まぁいいや、じゃあ一寸待ってろ。」
そう言ってドラウは作業場に入って暫くすると少し疲れた表情で出て来た。
「大丈夫か?」
「造るのに大分、力を使うからな。」
ドラウとそう話しているとルークがヘトヘトになりながら走ってきて、俺達の所まで来るとルークはそのまま仰向けに倒れてしまった。
「大丈夫か?」
「ゼェゼェ・・・ドラウの言う通りだった・・・何も出来ねぇ・・・。」
「だから言ったろ。ってか、何処まで行ったんだよ。」
「・・・いやぁ、最初は楽勝だと思って思いっきり遠くまで行っちまったんだけど、帰って来る途中で限界を迎えちまったんだ。」
「それで余裕を見せた手前止められなくなったって事か?」
「・・・おう。」
ドラウの問に恥ずかしそうにルークが答えてたので俺は頭を軽く振ってからルークに話し掛けた。
「阿呆だろ。とりあえず暫く休んで動ける様になったら温泉に入ってこい。」
「・・・了解・・・その前にコレ外してくれねぇ?」
恥ずかしそうにルークがそう言うとドラウも呆れながら外してクリーンを掛けてから作業場に戻して、俺と一緒に温泉に行く事にした。
暫く温泉に入るとこの後の予定を話した。
「それでシュウト、僕か、サスケ、どっちがルークの相手になったら良いと思ってる?」
「どっちでも変わらないとは思うがとりあえずアキト、お前がルークの相手をしてみるか?」
「森/川フィールドだからかい?」
「そうだな。サスケの方が機動性が高いからレイ達にも勉強になると思うしな。ルーク達はさっきと一緒で荒野/渓谷フィールドな。」
「OK、じゃあルーク行こうか。」
「おう。ドラウも来るんだろ?」
「そうだな。不具合があったら直す必要もあるだろうし、ちゃんとしたやつを造る参考にもなるだろうしな。」
ルーク達はそう言うと早速移動を開始した。
「じゃあ残ったメンバーは一旦、攻撃魔法は禁止って事で。」
俺がそう言うとナビコが手を挙げた。
「どうした?」
「竈を使ったのも禁止だわ?」
「そうだな。あぁいうのも攻撃魔法と一緒って思ってもらっていいぞ。」
「そうだわなぁ・・・。」
「まぁ、魔法が使えない状況下も体験しておくのも修行だと思え。」
俺がそう言うと今度はツバキが手を挙げた。
「魔法で移動して直ぐに攻撃するのは駄目ですか?」
「それは問題ない。暗殺を主とする敵も想定出来るしな。」
「って事はツバキとバト夫婦が有利でござらんか?」
「そうでもないぞ。確かに森/川フィールドは独壇場にみえるが攻撃魔法が使えないって事は普段なら影の中からやっていた攻撃魔法が使えないから一旦、半分くらいは身体を出す必要がありそうだからな。そうだよなぁバト?」
「はい。その通りにございます。影の中から直接は攻撃出来ませんので、闇魔法の攻撃魔法でコーティングする必要があります。しかしシュウト様の見識には脱帽致します。闇魔法を操る者でも熟練者のみが使える秘匿技の1つなのです。」
「まぁ、ルークと戦ってるツバキやアキトの相手をしていたバトを見てたからな。」
「あの模擬戦だけでそこまで見破れる方は私の知る限りですとシュウト様御1人にごさいます。ツバキ様はご存知の方はいらっしゃいますでしょうか?」
「私も初めてかな。普通は師事を受けて初めて出来る事だし、自力でシュウトみたいに見破れる人なんて居ないよ。」
「そうか。まぁ俺には神の瞳があるから簡単に見破れただけだ。そうじゃなかったら攻撃魔法を使ってるのは分からなかったと思うぞ。」
「そうなのかなぁ、シュウトなら神の瞳が無くても何れは見破りそうだけど、だって違和感があったから神の瞳を使ったんでしょ?」
「まぁな。」
「それより身体の半分を出さないと普通の攻撃が出来ないっていうのも良く分かったね。」
「そりゃあ2人とも身体の半分が出るまでの一瞬だったが身動き取れないって感じだったしな。」
「それで見破れるのはシュウトだけだよ。」
「そうか?」
「そうだよ。闇魔法の弱点の1つっていうのは闇魔法使いの秘匿する事だしね。」
「そうか分かりそうなもんだけどなぁ。」
俺がそう言うとバトが微笑みながら答えてくれた。
「シュウト様、あの一瞬を見破れるのはシュウト様だけでございます。しかもそこを狙い撃つ事が出来るのもシュウト様のみと思われます。」
「バトが言うならそうなんだろうな。まぁとりあえずこれで分かったと思うから一旦前の家が有った場所に移動したら模擬戦開始だから1組ずつ入ったら一旦森に入ってお互いが見えない様にな。」
俺がそう言いながら転送門を開くと1組ずつ入っていき、森の中へ散って行った。
「さてと皆んなには、このまま戦ってもらって俺は外に出ますか。」
俺はそう言うとアイテムボックス改から出て行き、目的の場所へと転送していった。
47
あなたにおすすめの小説
最強超人は異世界にてスマホを使う
萩場ぬし
ファンタジー
主人公、柏木 和(かしわぎ かず)は「武人」と呼ばれる武術を極めんとする者であり、ある日祖父から自分が世界で最強であることを知らされたのだった。
そして次の瞬間、自宅のコタツにいたはずの和は見知らぬ土地で寝転がっていた――
「……いや草」
私は〈元〉小石でございます! ~癒し系ゴーレムと魔物使い~
Ss侍
ファンタジー
"私"はある時目覚めたら身体が小石になっていた。
動けない、何もできない、そもそも身体がない。
自分の運命に嘆きつつ小石として過ごしていたある日、小さな人形のような可愛らしいゴーレムがやってきた。
ひょんなことからそのゴーレムの身体をのっとってしまった"私"。
それが、全ての出会いと冒険の始まりだとは知らずに_____!!
武装法人二階堂商会 ―― 企業買収(M&A)で異世界を支配する!
Innocentblue
ファンタジー
日本で企業買収の最前線を駆け抜けてきた敏腕社長・二階堂漣司。
裏切りにより命を落としたはずの彼が目を覚ましたのは、
剣と魔法が支配する異世界の戦場だった。
与えられたスキルは《企業買収(M&A)》。
兵士も村も土地も国家さえも、株式として評価・買収・支配できる異能の力。
「ならば、この世界そのものを買い叩く」
漣司は《武装法人二階堂商会》を設立。
冷徹な参謀にして最強の魔導士リュシア、獣人傭兵団、裏社会の戦力――
すべてを子会社として編成し、経済と武力を融合した前代未聞の経営戦争へと踏み出す。
弱小の村を救済し、都市と契約を結び、裏切り者を切り捨て、敵対勢力を力で買収する。
交渉は戦争、戦争は経営。
数字が命運を決め、契約が国境を塗り替える。
やがて商会は、都市国家・ギルド・貴族・宗教勢力すら巻き込み、
世界の価値そのものを再定義する巨大企業へと変貌していく。
これは、剣ではなく契約で世界を制圧する男の物語。
奪うのではない。支配するのでもない。
価値を見抜き、価値を操り、世界に値札を付ける――
救済か、支配か。正義か、合理か。
その境界線を踏み越えながら、蓮司は異世界そのものを経営していく。
異世界×経済×武力が激突する、知略と覇道の武装経営ファンタジー。
「この世界には、村があり、町があり、国家がある。
――全部まとめて、俺が買い叩く」
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
異世界でリサイクルショップ!俺の高価買取り!
理太郎
ファンタジー
坂木 新はリサイクルショップの店員だ。
ある日、買い取りで査定に不満を持った客に恨みを持たれてしまう。
仕事帰りに襲われて、気が付くと見知らぬ世界のベッドの上だった。
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい
ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。
強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。
ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。
没落貴族は最果ての港で夢を見る〜政敵の公爵令嬢と手を組み、忘れられた航路を拓いて帝国の海を制覇する〜
namisan
ファンタジー
日本の海運会社に勤めていた男は、事故死し、異世界の没落貴族の三男ミナト・アークライトとして転生した。
かつては王国の海運業を牛耳ったアークライト家も、今や政争に敗れた見る影もない存在。ミナト自身も、厄介払い同然に、寂れた港町「アルトマール」へ名ばかりの代官として追いやられていた。
無気力な日々を過ごしていたある日、前世の海運知識と経験が完全に覚醒する。ミナトは気づいた。魔物が蔓延り、誰もが見捨てたこの港こそ、アークライト家再興の礎となる「宝の山」であると。
前世の知識と、この世界で得た風を読む魔法「風詠み」を武器に、家の再興を決意したミナト。しかし、その矢先、彼の前に最大の障害が現れる。
アークライト家を没落させた政敵、ルクスブルク公爵家の令嬢セラフィーナ。彼女は王命を受け、価値の失われた港を閉鎖するため、監察官としてアルトマールに乗り込んできたのだ。
「このような非効率な施設は、速やかに閉鎖すべきですわ」
家の再興を賭けて港を再生させたい没落貴族と、王国の未来のために港を閉鎖したいエリート令嬢。
立場も思想も水と油の二人が、互いの野望のために手を組むとき、帝国の経済、そして世界の物流は、歴史的な転換点を迎えることになる。
これは、一人の男が知識と魔法で巨大な船団を組織し、帝国の海を制覇するまでの物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる