339 / 418
第338話 [意外な副産物。]
しおりを挟む
俺達が家に戻るとルークも丁度帰ってきていたのか、家の前で待っていた。
「俺が親父の所に行ってる間に何処行ってたんだ?」
「新しい迷宮のテスターとして、旅行中だったけど、手伝って貰ってたんだよ。」
「おっ!何だよそれ!俺は?俺は?」
「いや、テストはもう終わったから今は調整中だぞ。」
「え!?じゃあもしかして入れないのか?」
「そうだな。」
「そっかぁ・・・(何で俺が居ないタイミングなんだよ・・・)。」
俺が入れない事を伝えるとルークは落胆した表情でブツブツ何かを言いながら落ち込んでいた。
「確かにルークを待って、帰ってきたらとも思ったんだが、旅行中にも関わらず、皆んなが協力してくれるって言うから手伝って貰ったんだよ。」
「それでも俺を待つ選択肢は有るよなぁ?」
「まぁな。けどルークも言ってたじゃないか。」
「何をだ?」
「攻略組の皆んなが喜ぶって。」
「ま、まぁな。」
「なら、少しでも早目にって思ってお願いしたんだよ。」
「あぁ、まぁそうか・・・。」
ルークはそう言いながら自分自身を納得させようとしてるのか、黙ってしまった。
「・・・調整が終わったからって普通のダンジョンじゃないから上手く行くか分からないし、今回の調整が終わったら直ぐにルークに頼むからさ。」
俺がそう言うとルークはパッと顔を上げて嬉しそうにして話し掛けてきた。
「マジか?次は絶対だぞ!俺無しで始めるとか無しだからな!」
「分かった分かった。まぁどれくらい掛かるかは分からないが、その時は頼むよ。」
「おうよ!任せとけ!」
「それでなんだが、ルークも初めての闘技場は皆んなと一緒でどんな感じかは、知らない状態で挑戦したいと思うだろうが・・・そのぅ・・・まぁ、なんだ・・・。」
「シュウトにしては歯切れが悪ぃなぁ。俺は挑戦出来りゃあ何でも良いぜ。それに調整前と調整後じゃあ、魔物の配置なんかも変わってるかもしれねぇしな。今情報を知ろうが知るまいが関係ねぇって。」
「そうかぁ?」
「まぁ確かに何も知らねぇ方が楽しいかもしれねぇが知ったら知ったで楽しみも増えるってもんよ。それにシュウトが言い難いのに聞かせようとしてるって事は調整までの間に俺に闘技場の事を相談でもしてぇんだろ?」
「あぁ、よく分かったな。」
「いや、普通に分かるだろ?あれだけ言った後に言い難そうにしてりゃあ。それで何の相談だ?」
「いやさぁ・・・俺は問題無いと思ってたんだけどさぁ・・・。」
俺はそう言うとレイ達と話してた内容をルークに話した。
「確かにレイの言う通りだな。」
「やっぱりそうなのか?」
「あったりめぇだろ?そんなんだからシュウトの修行は無茶苦茶なんだよ。」
「無茶苦・・・。」
「俺達じゃなきゃ、死んでるか、逃亡してるからな。」
「そうかぁ?流石に死ぬとかは無いだろ?ギリギリかもしれないし、例え心臓が止まって三途の川を渡ろうとしても引き戻せるぞ。」
「サンズの川?話の流れ的に行っちゃ行けねぇとこの様な気がすんのは俺だけか?」
「あぁ・・・覚えてないか?」
「何となく聞き覚えのあるフレーズなのは確かなんだが、前世のやつだろ?どっかの土地の名前だっけか?」
「実際に在るっていうか、そう言われてる場所は在るが、俺が言ってるのは違って、死んだ人はその川を渡りきったら現世には戻って来れない的な川の名前だな。まぁ、俺達は違う世界への転生だからか、渡った記憶は無いがな。」
「ん?・・・そう信じられてるってだけ的な?」
「まぁ、その可能性も否定は出来ないが、ライヤ様に連れて来られたからが状況的に妥当な線かな?」
「死んだ時まで覚えてるのか?」
「あぁ。まぁでもルークに聞かせて何が起きるか分からないから内容までは話さないがな。」
「前世の記憶が戻り過ぎるとって事か?」
「あぁ、不覚的要素が有るからな。」
「シュウトの言いたい事は分かる・・・けど引っ掛かる事があるんだが、聞いても良いか?」
「もしかして自分もそれに近い体験はしてるのかって事か?」
「お、おう。」
「大丈夫、引き戻してるから。」
「ん?いやいやって事は俺は1回は死んでるのか?」
「何言ってるんだよ。心臓が一寸止まっただけだって。」
「ん?心臓が止まったら、それはもう死んでるよなぁ?」
「ん?数秒くらい止まったところでポン!ってやれば直ぐに復活するし、前世とは違って此処ならステータスも上がってるみたいだぞ。」
「ん?もしかして手合わせの時か?」
「あぁ、全員何らかのステータスは上がってたなぁ。」
「全員?自分の子であるシン坊達もか?」
「当たり前だろ?死への恐怖を緩和する事でギリギリの戦いでの生存率が変わるからな。子供達もそうだが、皆んなもな。」
「・・・俺が気絶だと思ってたやつでどのくらいの割合で殺してたんだ?」
「だから殺してないって。心臓を一寸の間、止めただけだからな。」
「いや、俺も聞いた事がある程度だが、ステータスアップしてるって事は死んでるからな。」
「いや、基準がさぁ・・・。」
「それはシュウト基準なだけだろ?」
「まぁ・・・そうだな。」
「普通の基準なら死んだって事だ。で、それよりどの程度なんだ?」
「気絶か、心臓が止まったかって事か?」
「おう。」
「最初の方は違うけど、そうだなぁ・・・最近はほぼそうだから7割ってとこかなぁ。」
「俺ってそんなに死んでるのか・・・だから強くなれたのかもなぁ・・・。じゃあ聞くが皆んなはどうなんだ?」
「皆んなかぁ・・・ルークよりは全然少ないから4・・・5割ってとこかなぁ。あっ、でもサスケはルークと同じくらいだな。でもサスケはルークと違って何回か死を経験させたら自分から言ってきたぞ。」
「自分から?死んでますよねぇ的な感じか?」
「あぁ、何度か経験があったらしくてなぁサスケ。」
「そうでござるな。けどシュウトのしている安全なのではなく、本当に危なかったのが何度か有るでござるよ。」
「安全?まぁ確かに何度も誰でも出来るなら安全なのか?」
「そうでござるよ。シュウトの確かな技量がなければ、拙者達は今頃、此処には居ないでござるよ。」
「まぁそうか。・・・一寸待てよ。サスケはシュウトが皆んなに同じ事をしてるって知ってたのか?」
「知ってたでござるよ。」
「じゃあサスケはツバキやボタンちゃんにもしてたのも知ってたのか?というか、自分の子供達が殺されてたのを何とも思わなかったのか?」
「何とも思わないなんて事はないでござるよ。勿論、ハラハラする部分が無いと言えば嘘になるでござるが、シュウトの技量を信じていたでござるし、シュウトが自分の子供達にもしてるでござるからなぁ。」
「安全性は高いって事で納得したって事か。」
「そうでござるな。今は特に完全に死んでなければ、どんな状態でも完全回復出来るでござるから安心でござるよ。」
「あぁ、そういえばそうだな。」
「だから拙者はボタンにシン坊と共に居たいなら怖いかもしれないが、覚悟を決めてシュウトの修行を行えるか、確認したでござる。」
「本人の希望は確認したって事か?」
「ツバキは大人でござるからしてないでござるが、ボタンはまだ子供でござるからなぁ。安全と分かっていても知らずにしたらトラウマになるかもしれないでござるからぁ。」
「あぁ、そうだよ!シュウト!その辺はどう思ってるんだ?」
「そこは子供達がフォローするからってお願いされたからなぁ。なぁシンジ。」
「うん。父ちゃんが他の人にした時に皆んなが強くなった感覚があったし、ボタンちゃんも強くなりたいって言ってたから、じゃあ僕も全力でサポートするねって。」
「私も。」
「メグミも。」
「なるほどな。皆んなでフォローしてたのか。ってか、知らなかったのは俺だけか?」
「僕も知らなかったよ。」
「わ、私も今、父上に教えてもらえるまで気絶だと思ってました。」
「だよなぁ、俺だけじゃなかったか。ってか、俺達は分かるがニップルやドラウは?あんまりシュウトとは修行してねぇだろ?」
「ニップルもドラウもちゃんと鍛えてるぞ。勿論、他のヤツらもな。」
「そうなのか?・・・ん?じゃあ、スキア達もか?」
「あぁ。」
「アイツらって心臓が有るのか?」
「無いぞ。代わりに宝石みたいなのが在って、その宝石から俺達が心臓から血液を循環してるみたいにエネルギーを循環してるんだが、その流れを止めたら俺達と同じ感じになったから続けてるぞ。」
「アイツらにはちゃんと話したのか?」
「あぁ。元精霊であるスキア達は死の概念が違うみたいだが、幻精霊になった事で少し俺達寄りになったみたいだぞ。」
「そうなのか?」
「多分な。それでやってみるか聞いてみたら精霊の時よりも危機感を持っていたいって事で、今も偶にやってるぞ。」
「そうか・・・それでアイツらも強くなったのか?俺達みたいに?」
「あ~ステータスの上昇かぁ、してたけど本人に聞いてみるか?・・・スキア・・・は、調整中か、誰か聞いてたか?」
俺がそう言うと風が吹いたと同時にアモネスが現れた。
「はい。シュウト様との手合わせでエネルギーを遮断をされた後は上昇が確認されております。元々そのつもりでは無かったのですか?」
「あぁ、俺はそんなつもりなかったからなぁ。ただ皆んなが危機的状況を打開する一助になればって思ってした事だからな。」
俺がそう言うと皆んながドッと笑った。
「まぁ、何て言うか、意外な副産物だったな。」
「そうだな。修行や討伐する以外に強くなる方法が有るとはな。」
「そうでござるな。しかも安全な方法ででござる。」
「安全かどうかは分かんねぇが、皆んなが大丈夫なら良いのか?」
「僕は良いかな。」
「何でたよレイ?」
「だってこれから強くならないと危険じゃないか?」
「あぁ、そうだよな。」
「そうでござるなぁ。SSSダンジョンに行くのも邪神や悪神の使徒と戦うのにも今のままじゃ危険でござるし、シュウトの足を引っ張るのは懲り懲りでござるからな。」
「だよなぁ。これからも続けるか。ってか、シュウト、続けてもらえるよな?」
「命懸けの修行だな。分かった任せろ。」
「いや、命懸けって程じゃ・・・。」
ルークがそう言うと全員が笑った。
「俺が親父の所に行ってる間に何処行ってたんだ?」
「新しい迷宮のテスターとして、旅行中だったけど、手伝って貰ってたんだよ。」
「おっ!何だよそれ!俺は?俺は?」
「いや、テストはもう終わったから今は調整中だぞ。」
「え!?じゃあもしかして入れないのか?」
「そうだな。」
「そっかぁ・・・(何で俺が居ないタイミングなんだよ・・・)。」
俺が入れない事を伝えるとルークは落胆した表情でブツブツ何かを言いながら落ち込んでいた。
「確かにルークを待って、帰ってきたらとも思ったんだが、旅行中にも関わらず、皆んなが協力してくれるって言うから手伝って貰ったんだよ。」
「それでも俺を待つ選択肢は有るよなぁ?」
「まぁな。けどルークも言ってたじゃないか。」
「何をだ?」
「攻略組の皆んなが喜ぶって。」
「ま、まぁな。」
「なら、少しでも早目にって思ってお願いしたんだよ。」
「あぁ、まぁそうか・・・。」
ルークはそう言いながら自分自身を納得させようとしてるのか、黙ってしまった。
「・・・調整が終わったからって普通のダンジョンじゃないから上手く行くか分からないし、今回の調整が終わったら直ぐにルークに頼むからさ。」
俺がそう言うとルークはパッと顔を上げて嬉しそうにして話し掛けてきた。
「マジか?次は絶対だぞ!俺無しで始めるとか無しだからな!」
「分かった分かった。まぁどれくらい掛かるかは分からないが、その時は頼むよ。」
「おうよ!任せとけ!」
「それでなんだが、ルークも初めての闘技場は皆んなと一緒でどんな感じかは、知らない状態で挑戦したいと思うだろうが・・・そのぅ・・・まぁ、なんだ・・・。」
「シュウトにしては歯切れが悪ぃなぁ。俺は挑戦出来りゃあ何でも良いぜ。それに調整前と調整後じゃあ、魔物の配置なんかも変わってるかもしれねぇしな。今情報を知ろうが知るまいが関係ねぇって。」
「そうかぁ?」
「まぁ確かに何も知らねぇ方が楽しいかもしれねぇが知ったら知ったで楽しみも増えるってもんよ。それにシュウトが言い難いのに聞かせようとしてるって事は調整までの間に俺に闘技場の事を相談でもしてぇんだろ?」
「あぁ、よく分かったな。」
「いや、普通に分かるだろ?あれだけ言った後に言い難そうにしてりゃあ。それで何の相談だ?」
「いやさぁ・・・俺は問題無いと思ってたんだけどさぁ・・・。」
俺はそう言うとレイ達と話してた内容をルークに話した。
「確かにレイの言う通りだな。」
「やっぱりそうなのか?」
「あったりめぇだろ?そんなんだからシュウトの修行は無茶苦茶なんだよ。」
「無茶苦・・・。」
「俺達じゃなきゃ、死んでるか、逃亡してるからな。」
「そうかぁ?流石に死ぬとかは無いだろ?ギリギリかもしれないし、例え心臓が止まって三途の川を渡ろうとしても引き戻せるぞ。」
「サンズの川?話の流れ的に行っちゃ行けねぇとこの様な気がすんのは俺だけか?」
「あぁ・・・覚えてないか?」
「何となく聞き覚えのあるフレーズなのは確かなんだが、前世のやつだろ?どっかの土地の名前だっけか?」
「実際に在るっていうか、そう言われてる場所は在るが、俺が言ってるのは違って、死んだ人はその川を渡りきったら現世には戻って来れない的な川の名前だな。まぁ、俺達は違う世界への転生だからか、渡った記憶は無いがな。」
「ん?・・・そう信じられてるってだけ的な?」
「まぁ、その可能性も否定は出来ないが、ライヤ様に連れて来られたからが状況的に妥当な線かな?」
「死んだ時まで覚えてるのか?」
「あぁ。まぁでもルークに聞かせて何が起きるか分からないから内容までは話さないがな。」
「前世の記憶が戻り過ぎるとって事か?」
「あぁ、不覚的要素が有るからな。」
「シュウトの言いたい事は分かる・・・けど引っ掛かる事があるんだが、聞いても良いか?」
「もしかして自分もそれに近い体験はしてるのかって事か?」
「お、おう。」
「大丈夫、引き戻してるから。」
「ん?いやいやって事は俺は1回は死んでるのか?」
「何言ってるんだよ。心臓が一寸止まっただけだって。」
「ん?心臓が止まったら、それはもう死んでるよなぁ?」
「ん?数秒くらい止まったところでポン!ってやれば直ぐに復活するし、前世とは違って此処ならステータスも上がってるみたいだぞ。」
「ん?もしかして手合わせの時か?」
「あぁ、全員何らかのステータスは上がってたなぁ。」
「全員?自分の子であるシン坊達もか?」
「当たり前だろ?死への恐怖を緩和する事でギリギリの戦いでの生存率が変わるからな。子供達もそうだが、皆んなもな。」
「・・・俺が気絶だと思ってたやつでどのくらいの割合で殺してたんだ?」
「だから殺してないって。心臓を一寸の間、止めただけだからな。」
「いや、俺も聞いた事がある程度だが、ステータスアップしてるって事は死んでるからな。」
「いや、基準がさぁ・・・。」
「それはシュウト基準なだけだろ?」
「まぁ・・・そうだな。」
「普通の基準なら死んだって事だ。で、それよりどの程度なんだ?」
「気絶か、心臓が止まったかって事か?」
「おう。」
「最初の方は違うけど、そうだなぁ・・・最近はほぼそうだから7割ってとこかなぁ。」
「俺ってそんなに死んでるのか・・・だから強くなれたのかもなぁ・・・。じゃあ聞くが皆んなはどうなんだ?」
「皆んなかぁ・・・ルークよりは全然少ないから4・・・5割ってとこかなぁ。あっ、でもサスケはルークと同じくらいだな。でもサスケはルークと違って何回か死を経験させたら自分から言ってきたぞ。」
「自分から?死んでますよねぇ的な感じか?」
「あぁ、何度か経験があったらしくてなぁサスケ。」
「そうでござるな。けどシュウトのしている安全なのではなく、本当に危なかったのが何度か有るでござるよ。」
「安全?まぁ確かに何度も誰でも出来るなら安全なのか?」
「そうでござるよ。シュウトの確かな技量がなければ、拙者達は今頃、此処には居ないでござるよ。」
「まぁそうか。・・・一寸待てよ。サスケはシュウトが皆んなに同じ事をしてるって知ってたのか?」
「知ってたでござるよ。」
「じゃあサスケはツバキやボタンちゃんにもしてたのも知ってたのか?というか、自分の子供達が殺されてたのを何とも思わなかったのか?」
「何とも思わないなんて事はないでござるよ。勿論、ハラハラする部分が無いと言えば嘘になるでござるが、シュウトの技量を信じていたでござるし、シュウトが自分の子供達にもしてるでござるからなぁ。」
「安全性は高いって事で納得したって事か。」
「そうでござるな。今は特に完全に死んでなければ、どんな状態でも完全回復出来るでござるから安心でござるよ。」
「あぁ、そういえばそうだな。」
「だから拙者はボタンにシン坊と共に居たいなら怖いかもしれないが、覚悟を決めてシュウトの修行を行えるか、確認したでござる。」
「本人の希望は確認したって事か?」
「ツバキは大人でござるからしてないでござるが、ボタンはまだ子供でござるからなぁ。安全と分かっていても知らずにしたらトラウマになるかもしれないでござるからぁ。」
「あぁ、そうだよ!シュウト!その辺はどう思ってるんだ?」
「そこは子供達がフォローするからってお願いされたからなぁ。なぁシンジ。」
「うん。父ちゃんが他の人にした時に皆んなが強くなった感覚があったし、ボタンちゃんも強くなりたいって言ってたから、じゃあ僕も全力でサポートするねって。」
「私も。」
「メグミも。」
「なるほどな。皆んなでフォローしてたのか。ってか、知らなかったのは俺だけか?」
「僕も知らなかったよ。」
「わ、私も今、父上に教えてもらえるまで気絶だと思ってました。」
「だよなぁ、俺だけじゃなかったか。ってか、俺達は分かるがニップルやドラウは?あんまりシュウトとは修行してねぇだろ?」
「ニップルもドラウもちゃんと鍛えてるぞ。勿論、他のヤツらもな。」
「そうなのか?・・・ん?じゃあ、スキア達もか?」
「あぁ。」
「アイツらって心臓が有るのか?」
「無いぞ。代わりに宝石みたいなのが在って、その宝石から俺達が心臓から血液を循環してるみたいにエネルギーを循環してるんだが、その流れを止めたら俺達と同じ感じになったから続けてるぞ。」
「アイツらにはちゃんと話したのか?」
「あぁ。元精霊であるスキア達は死の概念が違うみたいだが、幻精霊になった事で少し俺達寄りになったみたいだぞ。」
「そうなのか?」
「多分な。それでやってみるか聞いてみたら精霊の時よりも危機感を持っていたいって事で、今も偶にやってるぞ。」
「そうか・・・それでアイツらも強くなったのか?俺達みたいに?」
「あ~ステータスの上昇かぁ、してたけど本人に聞いてみるか?・・・スキア・・・は、調整中か、誰か聞いてたか?」
俺がそう言うと風が吹いたと同時にアモネスが現れた。
「はい。シュウト様との手合わせでエネルギーを遮断をされた後は上昇が確認されております。元々そのつもりでは無かったのですか?」
「あぁ、俺はそんなつもりなかったからなぁ。ただ皆んなが危機的状況を打開する一助になればって思ってした事だからな。」
俺がそう言うと皆んながドッと笑った。
「まぁ、何て言うか、意外な副産物だったな。」
「そうだな。修行や討伐する以外に強くなる方法が有るとはな。」
「そうでござるな。しかも安全な方法ででござる。」
「安全かどうかは分かんねぇが、皆んなが大丈夫なら良いのか?」
「僕は良いかな。」
「何でたよレイ?」
「だってこれから強くならないと危険じゃないか?」
「あぁ、そうだよな。」
「そうでござるなぁ。SSSダンジョンに行くのも邪神や悪神の使徒と戦うのにも今のままじゃ危険でござるし、シュウトの足を引っ張るのは懲り懲りでござるからな。」
「だよなぁ。これからも続けるか。ってか、シュウト、続けてもらえるよな?」
「命懸けの修行だな。分かった任せろ。」
「いや、命懸けって程じゃ・・・。」
ルークがそう言うと全員が笑った。
35
あなたにおすすめの小説
最強超人は異世界にてスマホを使う
萩場ぬし
ファンタジー
主人公、柏木 和(かしわぎ かず)は「武人」と呼ばれる武術を極めんとする者であり、ある日祖父から自分が世界で最強であることを知らされたのだった。
そして次の瞬間、自宅のコタツにいたはずの和は見知らぬ土地で寝転がっていた――
「……いや草」
私は〈元〉小石でございます! ~癒し系ゴーレムと魔物使い~
Ss侍
ファンタジー
"私"はある時目覚めたら身体が小石になっていた。
動けない、何もできない、そもそも身体がない。
自分の運命に嘆きつつ小石として過ごしていたある日、小さな人形のような可愛らしいゴーレムがやってきた。
ひょんなことからそのゴーレムの身体をのっとってしまった"私"。
それが、全ての出会いと冒険の始まりだとは知らずに_____!!
武装法人二階堂商会 ―― 企業買収(M&A)で異世界を支配する!
Innocentblue
ファンタジー
日本で企業買収の最前線を駆け抜けてきた敏腕社長・二階堂漣司。
裏切りにより命を落としたはずの彼が目を覚ましたのは、
剣と魔法が支配する異世界の戦場だった。
与えられたスキルは《企業買収(M&A)》。
兵士も村も土地も国家さえも、株式として評価・買収・支配できる異能の力。
「ならば、この世界そのものを買い叩く」
漣司は《武装法人二階堂商会》を設立。
冷徹な参謀にして最強の魔導士リュシア、獣人傭兵団、裏社会の戦力――
すべてを子会社として編成し、経済と武力を融合した前代未聞の経営戦争へと踏み出す。
弱小の村を救済し、都市と契約を結び、裏切り者を切り捨て、敵対勢力を力で買収する。
交渉は戦争、戦争は経営。
数字が命運を決め、契約が国境を塗り替える。
やがて商会は、都市国家・ギルド・貴族・宗教勢力すら巻き込み、
世界の価値そのものを再定義する巨大企業へと変貌していく。
これは、剣ではなく契約で世界を制圧する男の物語。
奪うのではない。支配するのでもない。
価値を見抜き、価値を操り、世界に値札を付ける――
救済か、支配か。正義か、合理か。
その境界線を踏み越えながら、蓮司は異世界そのものを経営していく。
異世界×経済×武力が激突する、知略と覇道の武装経営ファンタジー。
「この世界には、村があり、町があり、国家がある。
――全部まとめて、俺が買い叩く」
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい
ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。
強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。
ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。
没落貴族は最果ての港で夢を見る〜政敵の公爵令嬢と手を組み、忘れられた航路を拓いて帝国の海を制覇する〜
namisan
ファンタジー
日本の海運会社に勤めていた男は、事故死し、異世界の没落貴族の三男ミナト・アークライトとして転生した。
かつては王国の海運業を牛耳ったアークライト家も、今や政争に敗れた見る影もない存在。ミナト自身も、厄介払い同然に、寂れた港町「アルトマール」へ名ばかりの代官として追いやられていた。
無気力な日々を過ごしていたある日、前世の海運知識と経験が完全に覚醒する。ミナトは気づいた。魔物が蔓延り、誰もが見捨てたこの港こそ、アークライト家再興の礎となる「宝の山」であると。
前世の知識と、この世界で得た風を読む魔法「風詠み」を武器に、家の再興を決意したミナト。しかし、その矢先、彼の前に最大の障害が現れる。
アークライト家を没落させた政敵、ルクスブルク公爵家の令嬢セラフィーナ。彼女は王命を受け、価値の失われた港を閉鎖するため、監察官としてアルトマールに乗り込んできたのだ。
「このような非効率な施設は、速やかに閉鎖すべきですわ」
家の再興を賭けて港を再生させたい没落貴族と、王国の未来のために港を閉鎖したいエリート令嬢。
立場も思想も水と油の二人が、互いの野望のために手を組むとき、帝国の経済、そして世界の物流は、歴史的な転換点を迎えることになる。
これは、一人の男が知識と魔法で巨大な船団を組織し、帝国の海を制覇するまでの物語。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる