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村上くんと森田くん1
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今日も今日とてまた満員電車に乗った。背の低いおじさんの整髪料臭い髪を顎に押し付けられた。
朝から最悪だ。
エレベーターの中で埃のついた眼鏡を拭いてかけ直し、視界をクリアにした。エレベーターのドアが開くと、まずは癒やしの存在を探す。
ああ、やっぱり野坂さんだけはかわいい。あの丸い後頭部と少し猫背な背中には癒やし効果がある。絶対マイナスイオンが出てる。思わずぬいぐるみをぎゅっと抱き締めたくなるような、危険な可愛らしさだ。
あの人がいなかったらここはさらなる地獄だった。
野坂さんに挨拶をして、自分のデスクでさらに野坂さんの後頭部を眺めていると、地獄界に住む悪魔がやって来た。
足音だけで見なくても分かる。奴は闇を纏いし最悪の上司、久保田だ。人の顔を見れば嫌味を言うことでお馴染みの嫌味製造マシーン久保田。マジで最悪な奴だ。
「昨日頼んだやつできてますか?」
え? 昨日のやつ?
「…………」
「もしかしてまだ?」
だってそれ、昨日帰る直前に渡されたやつでしょ? たしか急いでないって言ってたよね?
「すみませんでした。頼んだこっちが馬鹿だったみたいです」
まただ。こいつの嫌がらせ。
「こちらとしてはできないならできないと言って頂いた方が助かるんですが」
「…………」
「僕は君の成長を待ってあげるつもりはありませんから、身の振り方は早めに考えてくださいね」
信じられないくらい冷たい声。
「……はい、すみません」
とりあえず謝った。
謝っているのに終わらない嫌味と説教。言葉を変えてくどくどと続く。
ここまでいくと悪意しか感じない。この人はただ俺のことが嫌いなんだろうなって思う。
せめて野坂さんには聞こえない声で言われるのは救いだった。野坂さんが来る前までは、人前でさんざん怒られて嫌味を言われてたから今の方がずっとマシだ。
なぜだろう? 悪魔も野坂さんにだけはまるで人間が人間を相手するように接している。やっぱり野坂さんには悪魔を浄化させるくらいのマイナスイオンが出ているんだろうか? もしかしたら見えない光が後光のように出ているのかもしれない。
なんにせよ、ありがたい存在だ。
社会人になって初めて知ったことがある。
俺はすこぶる打たれ弱い。ミスをしたらすぐに会社を辞めたくなるし、悪魔に嫌味を言われたらすぐに辞めたくなる。おかげで毎日辞めたい。マジで俺なんでこんなところにいるんだろう?
朝礼が終わると、外回りに行くふりをして、すぐに会社近くのマンション内の公園に向かった。ここならきっとあの悪魔に見つからないからだ。これでサボってるところまで見られたら最悪だ。
「村上?」
顔を上げると森田がいた。コンビニの袋を下げた森田が、小さな滑り台と砂場を迂回してブランコまでやって来た。
「ほら」
「ありがとう」
ペットボトルのお茶を受け取ると、森田も隣のブランコに座った。
「さっき久保田さんになんか言われてたろ」
「……俺なんか必要ないって」
遠回しだけどそう言ってた。完全に目をつけられている。やることなすこと文句を言われる。でも仕事でよくミスをするのは本当だから言い返せない。あの眼鏡悪魔のように正確無比な仕事はできないから。
「本気では言ってないだろ。言ってたらパワハラだし」
俺には十分本気に聞こえるんだけど。森田だってわかってるはずなのに。森田は一緒にいてくれるくせに同意はしてくれない。慰めてもくれない。いつもそう。もっと親身になってくれてもいいのに。
森田とは、入社してすぐに配属された今の営業所で出会った。可愛い顔をしているくせに、あんまり笑わない。でもたまに笑うと野坂さんみたいにマイナスイオンを出す奴。
近づき過ぎると逃げるくせに、辛い時は近くにいてくれる。猫みたいな奴だった。
「あーあ」
俺は大げさにため息をついてみた。
「野坂さんがいなかったらとっくに辞めてるのになぁ」
「……野坂さん?」
「野坂さんだけが癒やしだよ」
「…………」
「あーあ」
また大げさにため息をついたら、森田が立ち上がった。
「じゃ、俺もう行くから」
その手を掴んで、
「一緒に辞めない?」
って言ったけどだめだった。手を振り払われてしまった。
……結局誰も俺を必要としてくれないんだ。
そもそもなんで働いてるんだっけ? お金のためだったら別に今の仕事じゃなくたっていいはずなのに。いっそ会社員なんて辞めて気楽に生きたい。
そうだ。野坂さんだ。
野坂さんに毎日会うために俺は働いてるんだ。よし、野坂さんに会うために早く仕事を終わらせよう。そうだ、今日は勇気を出して食事に誘ってみよう。
「野坂さん、今日食事に行きませんか?」
「えっ、だ、誰と⁉」
野坂さんは焦ったように周りを見回した。
「え、俺とですよ。どうしました?」
「く、久保田さんは……」
「久保田さんですか? 久保田さんはまだ戻ってませんよ?」
「…………」
いないと言っているのに、まだ野坂さんは周りを見回している。
「すみません。今日はもう帰ります」
「え?」
野坂さんは鞄を抱えるとエレベーターに飛び込むように乗り込み、帰ってしまった。
「どうした?」
閉まったエレベーターを見ていると、後ろから森田に声をかけられた。
「野坂さんにフられた」
「…………」
「急いでたっぽいけど、用事があったのかな?」
仕方ない森田でも誘うか。
「まぁ、お前でいいや。なぁ、これからカラオケでも行かない? クーポンあるし」
「行かない」
「えっ」
森田に断られたのは初めてだった。
「お前とは二度と行かない」
「なんでっ」
なんで急に。
「無神経だから」
「俺がっ⁉」
どこがっ⁉
森田の腕を掴んでもすぐに振り払われた。ここまでされるのも初めてで、早足でデスクに戻っていく森田を追いかけたが完全に拒否された。それでも帰り道、森田を駅まで至近距離で追いかけたけどまた無視された。
しかも森田は数日間、口を聞いてくれなかった。
久保田の家に親睦会だと家に呼ばれた。恐る恐る森田を連れて行ったものの、これも罠だと気づいたときには遅かった。
目の前で野坂さんと久保田のキスを見せられてしまった。
「俺、帰ります」
久保田のマンションを出ると、走り出していた。久保田はあれを俺に見せるために呼んだのに違いない。ちっくしょー!
野坂さんが完全に酔いが回って訳が分からなくなった状態を狙っていたに違いないんだ。
くやしぃぃぃっ‼
走って走って、公園に辿り着いて、ベンチで座っていると、森田もやってきた。
「……森田、野坂さんが」
唯一の癒しが。酔っていたとはいえ、当たり前のように久保田にキスをした事実がショックだった。しかもあの雰囲気は絶対に初めてではなかった。
ぎぃぃぃっ‼
頭を掻きむしっていると、森田に腕を掴まれた。
「行くぞ」
「え?」
森田は俺を掴んたまま、ずんずんと歩いていく。
「ど、どこへ?」
「俺の家」
「なんで?」
「近いから」
森田はそれだけを言って俺の手を引っ張って歩いた。
森田のマンションに着き、森田は鍵を使って玄関のドアを開けると、俺を先に中に入れた。そしてワンルームの部屋の壁際に置かれたベッドに、俺を突き飛ばした。
「いてっ」
森田が俺の体の上に乗り、俺のベルトをはずし始めた。
「も、森田⁉」
慌てて森田の手を掴むと、森田は俺の上に乗りながら言った。
「お前の悩みなんて一発抜けば終わるもんばっかりなんだよ」
「…………」
抜くって。
その顔で抜くって。
森田にベルトをはずされた。森田の顔が股間に近づいた。
ま、ま、まって。
ベッドにあお向けになり、目をつぶった。
「……ん……」
森田の口の中と舌の感触は温かかった。それにこれ以上の癒やしはないくらいに柔らかい。頭の中が真っ白になって何も考えられなくなった
「……あっ……あっ……!」
森田の頭が揺れるたびに腰も動いた。
最後は森田の髪を掴み、股間を森田に押しつけ、一気に森田の口の中に吐き出していた。
「…………」
今起きたことが信じられず、しばらく天井を見ていた。
……あの森田が? 俺のを……口で?
顔を上げると、森田がベッドの端で座っていた。終わったあとの森田は頬を赤くしていて気まずそうにしているのが可愛くて、髪をかきあげる姿はセクシーだった。そんな森田に聞いてみた。
「……俺のこと好きなの?」
「…………」
だって同期だとしても、友達だとしてもこんなことするなんておかしい。なんで俺のためにここまでしてくれたんだ?
「付き合おっか」
当然のことだと思って言ったつもりだったが、瞳孔を細めた猫のような目になった森田がこちらを振り返った。
「お前なんか大嫌いだ!」
朝から最悪だ。
エレベーターの中で埃のついた眼鏡を拭いてかけ直し、視界をクリアにした。エレベーターのドアが開くと、まずは癒やしの存在を探す。
ああ、やっぱり野坂さんだけはかわいい。あの丸い後頭部と少し猫背な背中には癒やし効果がある。絶対マイナスイオンが出てる。思わずぬいぐるみをぎゅっと抱き締めたくなるような、危険な可愛らしさだ。
あの人がいなかったらここはさらなる地獄だった。
野坂さんに挨拶をして、自分のデスクでさらに野坂さんの後頭部を眺めていると、地獄界に住む悪魔がやって来た。
足音だけで見なくても分かる。奴は闇を纏いし最悪の上司、久保田だ。人の顔を見れば嫌味を言うことでお馴染みの嫌味製造マシーン久保田。マジで最悪な奴だ。
「昨日頼んだやつできてますか?」
え? 昨日のやつ?
「…………」
「もしかしてまだ?」
だってそれ、昨日帰る直前に渡されたやつでしょ? たしか急いでないって言ってたよね?
「すみませんでした。頼んだこっちが馬鹿だったみたいです」
まただ。こいつの嫌がらせ。
「こちらとしてはできないならできないと言って頂いた方が助かるんですが」
「…………」
「僕は君の成長を待ってあげるつもりはありませんから、身の振り方は早めに考えてくださいね」
信じられないくらい冷たい声。
「……はい、すみません」
とりあえず謝った。
謝っているのに終わらない嫌味と説教。言葉を変えてくどくどと続く。
ここまでいくと悪意しか感じない。この人はただ俺のことが嫌いなんだろうなって思う。
せめて野坂さんには聞こえない声で言われるのは救いだった。野坂さんが来る前までは、人前でさんざん怒られて嫌味を言われてたから今の方がずっとマシだ。
なぜだろう? 悪魔も野坂さんにだけはまるで人間が人間を相手するように接している。やっぱり野坂さんには悪魔を浄化させるくらいのマイナスイオンが出ているんだろうか? もしかしたら見えない光が後光のように出ているのかもしれない。
なんにせよ、ありがたい存在だ。
社会人になって初めて知ったことがある。
俺はすこぶる打たれ弱い。ミスをしたらすぐに会社を辞めたくなるし、悪魔に嫌味を言われたらすぐに辞めたくなる。おかげで毎日辞めたい。マジで俺なんでこんなところにいるんだろう?
朝礼が終わると、外回りに行くふりをして、すぐに会社近くのマンション内の公園に向かった。ここならきっとあの悪魔に見つからないからだ。これでサボってるところまで見られたら最悪だ。
「村上?」
顔を上げると森田がいた。コンビニの袋を下げた森田が、小さな滑り台と砂場を迂回してブランコまでやって来た。
「ほら」
「ありがとう」
ペットボトルのお茶を受け取ると、森田も隣のブランコに座った。
「さっき久保田さんになんか言われてたろ」
「……俺なんか必要ないって」
遠回しだけどそう言ってた。完全に目をつけられている。やることなすこと文句を言われる。でも仕事でよくミスをするのは本当だから言い返せない。あの眼鏡悪魔のように正確無比な仕事はできないから。
「本気では言ってないだろ。言ってたらパワハラだし」
俺には十分本気に聞こえるんだけど。森田だってわかってるはずなのに。森田は一緒にいてくれるくせに同意はしてくれない。慰めてもくれない。いつもそう。もっと親身になってくれてもいいのに。
森田とは、入社してすぐに配属された今の営業所で出会った。可愛い顔をしているくせに、あんまり笑わない。でもたまに笑うと野坂さんみたいにマイナスイオンを出す奴。
近づき過ぎると逃げるくせに、辛い時は近くにいてくれる。猫みたいな奴だった。
「あーあ」
俺は大げさにため息をついてみた。
「野坂さんがいなかったらとっくに辞めてるのになぁ」
「……野坂さん?」
「野坂さんだけが癒やしだよ」
「…………」
「あーあ」
また大げさにため息をついたら、森田が立ち上がった。
「じゃ、俺もう行くから」
その手を掴んで、
「一緒に辞めない?」
って言ったけどだめだった。手を振り払われてしまった。
……結局誰も俺を必要としてくれないんだ。
そもそもなんで働いてるんだっけ? お金のためだったら別に今の仕事じゃなくたっていいはずなのに。いっそ会社員なんて辞めて気楽に生きたい。
そうだ。野坂さんだ。
野坂さんに毎日会うために俺は働いてるんだ。よし、野坂さんに会うために早く仕事を終わらせよう。そうだ、今日は勇気を出して食事に誘ってみよう。
「野坂さん、今日食事に行きませんか?」
「えっ、だ、誰と⁉」
野坂さんは焦ったように周りを見回した。
「え、俺とですよ。どうしました?」
「く、久保田さんは……」
「久保田さんですか? 久保田さんはまだ戻ってませんよ?」
「…………」
いないと言っているのに、まだ野坂さんは周りを見回している。
「すみません。今日はもう帰ります」
「え?」
野坂さんは鞄を抱えるとエレベーターに飛び込むように乗り込み、帰ってしまった。
「どうした?」
閉まったエレベーターを見ていると、後ろから森田に声をかけられた。
「野坂さんにフられた」
「…………」
「急いでたっぽいけど、用事があったのかな?」
仕方ない森田でも誘うか。
「まぁ、お前でいいや。なぁ、これからカラオケでも行かない? クーポンあるし」
「行かない」
「えっ」
森田に断られたのは初めてだった。
「お前とは二度と行かない」
「なんでっ」
なんで急に。
「無神経だから」
「俺がっ⁉」
どこがっ⁉
森田の腕を掴んでもすぐに振り払われた。ここまでされるのも初めてで、早足でデスクに戻っていく森田を追いかけたが完全に拒否された。それでも帰り道、森田を駅まで至近距離で追いかけたけどまた無視された。
しかも森田は数日間、口を聞いてくれなかった。
久保田の家に親睦会だと家に呼ばれた。恐る恐る森田を連れて行ったものの、これも罠だと気づいたときには遅かった。
目の前で野坂さんと久保田のキスを見せられてしまった。
「俺、帰ります」
久保田のマンションを出ると、走り出していた。久保田はあれを俺に見せるために呼んだのに違いない。ちっくしょー!
野坂さんが完全に酔いが回って訳が分からなくなった状態を狙っていたに違いないんだ。
くやしぃぃぃっ‼
走って走って、公園に辿り着いて、ベンチで座っていると、森田もやってきた。
「……森田、野坂さんが」
唯一の癒しが。酔っていたとはいえ、当たり前のように久保田にキスをした事実がショックだった。しかもあの雰囲気は絶対に初めてではなかった。
ぎぃぃぃっ‼
頭を掻きむしっていると、森田に腕を掴まれた。
「行くぞ」
「え?」
森田は俺を掴んたまま、ずんずんと歩いていく。
「ど、どこへ?」
「俺の家」
「なんで?」
「近いから」
森田はそれだけを言って俺の手を引っ張って歩いた。
森田のマンションに着き、森田は鍵を使って玄関のドアを開けると、俺を先に中に入れた。そしてワンルームの部屋の壁際に置かれたベッドに、俺を突き飛ばした。
「いてっ」
森田が俺の体の上に乗り、俺のベルトをはずし始めた。
「も、森田⁉」
慌てて森田の手を掴むと、森田は俺の上に乗りながら言った。
「お前の悩みなんて一発抜けば終わるもんばっかりなんだよ」
「…………」
抜くって。
その顔で抜くって。
森田にベルトをはずされた。森田の顔が股間に近づいた。
ま、ま、まって。
ベッドにあお向けになり、目をつぶった。
「……ん……」
森田の口の中と舌の感触は温かかった。それにこれ以上の癒やしはないくらいに柔らかい。頭の中が真っ白になって何も考えられなくなった
「……あっ……あっ……!」
森田の頭が揺れるたびに腰も動いた。
最後は森田の髪を掴み、股間を森田に押しつけ、一気に森田の口の中に吐き出していた。
「…………」
今起きたことが信じられず、しばらく天井を見ていた。
……あの森田が? 俺のを……口で?
顔を上げると、森田がベッドの端で座っていた。終わったあとの森田は頬を赤くしていて気まずそうにしているのが可愛くて、髪をかきあげる姿はセクシーだった。そんな森田に聞いてみた。
「……俺のこと好きなの?」
「…………」
だって同期だとしても、友達だとしてもこんなことするなんておかしい。なんで俺のためにここまでしてくれたんだ?
「付き合おっか」
当然のことだと思って言ったつもりだったが、瞳孔を細めた猫のような目になった森田がこちらを振り返った。
「お前なんか大嫌いだ!」
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