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修行……出来るかな?
③
しおりを挟む「修行の内容はこちらで決める」
「私達は自分の身を守れるぐらいでいいです」
魔法の基礎応用が出来ればバリアとか張れるだろうしね。
あんまり戦いたくはないし。
「はぁ? 修行するんなら強くならなきゃ意味ないじゃない」
私の考えが理解出来ないのかツンデレ美少女は顔をしかめている。
まあ、普通なら強くなる為に修行するけど私は私とアルフを守れるぐらいの強さがあればいいし。
「まあ、事情がありまして…」
「フンッ、こんな人に付き合わなきゃいけないなんてクロスが可哀想だわ」
いや、これ依頼だからさ。
お願いしてやってもらってるわけじゃないし、しかもこの依頼受けたの貴女が大好きな最強主人公だけど。
でも、何で最強主人公がBランクの依頼受けたわけ?
どうでもいいけど。
「……依頼だからに決まってるのに。 馬鹿じゃないの……」
………無口?
何か空気がギスギスしてるような……。
「何か言った?」
「馬鹿って言った」
「馬鹿でごめんなさい。 でも栄養が頭に行くとあんたみたいに貧相な身体になっちゃうわね」
確かに無口少女はロリ体型だけどそれがいいって人も居るよ(何でフォローしてるんだろ)
ってか、喧嘩に巻き込まないでっ。
最強主人公、何か言いなよ!
「……違うだろ」
「わかんねぇって」
いや、依頼人放置して2人で修行してんのっ!?
友達に教える前にやり方説明してよっ。
「アヤ姉、あっちに本があったから一緒にやろ?」
「……うん、そうだね」
アルフに手を引かれながら喧嘩に巻き込まれないように部屋の隅に寄る。
他人任せにしたのがいけなかったんだね……。
本でも読んで自分自身でやればよかったと今更後悔。
まあ、ずっと後悔していても仕方ないのでアルフが持ってきた本を2人で読む。
ある程度読めば本を床に置いた。
「どの属性が得意かわかんないから1つずつ一緒にやっていこうか」
本来なら水晶に魔力を込めれば魔力の量も得意な属性もわかるみたいだけどそんなの今ないし。
呪文も初級は簡単だから出来るだろう(強い魔法ほど呪文を長く言わなきゃいけないけど)
「どうやるの?」
「初級の呪文は『水よ』『火よ』『土よ』『雷よ』『闇よ』『光よ』だって」
そう言えばお姫様も使ってたね。
今の今までお姫様の事を頭からすっぽり抜けていたよ。
まあ、別に抜けたままでもよかったけど。
「じゃあ、私が言ったら同じ言葉を繰り返してね?」
「うんっ!」
もう一度本を見なきゃ。
間違えちゃったらちゃんと発動しないみたいだし。
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