ぽっちゃり女子の異世界人生

猫目 しの

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経営者会議なう

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うーん、ここでパナンって何か聞けば絶対KYだよね。

わからないけど黙っとく方がいいか……。







「お前は直接アヤミ・ファレスと会ったんだな?」



「はい、そうです……」



「罪を認めているのだから尋問の必要はない」







でも、このまま何も言わなかったらもしかして牢屋行き?

商マスターは信じてくれたらいいんだけど……。







「まだ聞きたい事がある。 いつから売っていたんだ?」



「……最初からです」



「……アヤミ・ファレスは何か弁解はあるか?」







訴えられてる当事者なのにぼーっとしていたのでいきなり矛先がこっちにくるとビックリする。

うん、商マスターは信じてくれると信じよう。







「まずその人に会った事ないです」



「嘘をつくなっ」







いや、アーバイルさんが私を陥れようとしているだけじゃんっ。

嘘つきはそっちっ!



商人は商人で何かキョドってるし。







「会った事はない、誓えるか?」



「はい」





嘘じゃないから誓える。

何に誓うかわかんないけど。







「こんな小娘の話を信じるのか?」



「レイアの誓いをすればいい」







レイアの誓い?

またわけのわからない言葉が出てきたんだけど……(何か嫌な予感する)



また周りがざわざわし出したし、置いてきぼりいくない!







「こ、こんな小娘相手にレイアの誓いまでする必要はない」



「それを決めるのは俺のはずだが?」







うーん、ここでレイアの誓いって何か聞けばKYだよね(あれ、さっきも同じ事言ったような……)







「王家御用達レストランのオーナーである我が輩が言ってるのだ。 我が輩の意見に逆らうと言う事は王家に逆らうのと同じ事だぞ」



「商業ギルドに登録している以上、俺の意見は絶対だ。 ウィル、レイアの誓いの準備だ」



「はい」







ウィルさんが私の前にやってくれば机に何か書き始める。

何か魔法陣っぽい?







「レイアの誓いをすれば皆も知っての通り嘘をつけば罰が下る。 それをやってもらうがいいか?」



「大丈夫です」







嘘発見器が進化したみたいな感じなものなのかな?

まあ、私は嘘をついてないから問題ないけど。



ウィルさんは魔法陣を書き終えたのか数歩後ろに下がる。







「その魔法陣の上に手を置け」





こんな小さな魔法陣でそんな事が本当に出来るんだろうか……。

半信半疑になりながらも言われた通りに魔法陣に手を乗せる。

……罰がちょっと気になるかも。



商マスターが私の目の前に立てば魔法陣の端に触れていた。







「我が名はゼイル・クーラー。 汝に神レイアの名の下で問おう。 パナンを料理に使用したか?」



「いいえ」





 
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