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天空大陸~終わりの始まり
後戻り出来なくさせる為に手を汚させる
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『『『ザバァッ!』』』
【|و لأنك اتصلت بي... أوه؟ أنت لست منحرفاً، هل وقعت في حبي في النهاية《呼ばれたから来たわよぉ…って、あら?"変質者"じゃない、やっぱり堕ちたのね?》(魔神)】
【|لا حاجة لأي إجراءات خاصة. الأمر يتعلق أكثر باللقاء وجهاً لوجه.《特別な策は要してないぞ。》】
砂地の地面から黒いタールの様な液体が湧き出し、更にその中から黒い巨躯とヌラヌラとした体表、白く鋭い牙を持つ異質な存在魔神が姿を現した。
魔神と【魔王】はアークとミミシラが知り得ない共通言語で意思の疎通を図る。
【ألا تتغير قدرات هؤلاء الأطفال؟(魔神)】
【آه.】
【|هذا يعني أنك تخليت عن الله دون وعي وبعت روحك للشيطان.《これは無意識に神を見限って"悪魔に魂を売った"事を意味してるのよ。》(魔神)】
【|أوه، إذن هذا ما كانوا يفعلونه في الخفاء.《なんだ、"そっち"が手を回していたのか。》】
【|يبدو من غير اللائق القول إنهم تلاعبوا بالأمر. الجدول الزمني الأصلي الذي حددته السماء كان مناسبًا للظروف فحسب، واستغل العالم السفلي ذلك.《手を回したなんて聞こえが悪いわね。天界が決めてたそもそものスケジュールが状況的に合ってただけ。冥界はそれを利用しただけよ。》(魔神)】
【なる程、"たまたま"だったのか。】
アークとミミシラの2人は、魔神と【魔王】2人の聞き取れない会話を聞いて目を白黒させている。
「あ、あの…【魔王】様…この…人…?は…?(アーク)」
【الجني…おっとジェニー、母国語での会話は2人には理解が難しい。
これから協力者となる2人に分かる言語で話せ。】
【あらいけない、置いてけぼりになっちゃたわね。私は魔神。
冥界は庭みたいなものだから道案内は任せなさい。
貴方達が嫌う人族は居やしないし、標的の神々とは管轄が違うから滅多な事が無い限り来ないわ。(魔神)】
【魔王】に指摘され、標準語に切り替える魔神。
眼窩は無いものの、柔和な態度で2人に接し親近感を湧かせるよう努める。
が、その真意は最期まで2人に伝わる事は無い。利用されるだけ利用され、使い潰される人生を送る事になる。
【さぁ、その"滅多な事"を起こして神様に仕返ししてやりましょう。
自死したお仲間さんの仇討ちだもんね♪(魔神)】
「…はい…(ミミシラ)」
「…はい。(アーク)」
【勇者】軍侵攻後、自死した2人の仲間、アックスレイとヴォルフスティ2人の顔が脳裏を過ぎる。
するとミミシラとアークの2人は決意を込めた目を見せた。
(【あらま、【魔王】君の言ってた通り扱いが簡単ねぇ。お仲間さん2人を過ぎらせたら直ぐやる気になっちゃって…(魔神)】)
【顔合わせは済んだな?それでは少し移動するぞ?】
「「?」」
~南獄大陸・縦穴~
『『『コォオオオ…』』』(深い空洞を通る風の音)
「…【魔王】様、この縦坑は…(ミミシラ)」
【お前達は【勇者】軍の一行がどうなったか知っているか?】
「…いえ。【魔王】様が滅ぼしてくれたものだと…(アーク)」
【暗さに慣れてくる頃だろう、坑の壁面を見てみろ。】
「坑の…?ヒィッ!?(ミミシラ)」
「ぅぶっ!?(アーク)」
【魔王】アクロスが一時拠点としているここ南獄大陸の中央付近に存在する、ドワーフ族掘削の縦坑跡地。
ここは現在【魔王】によって"宿主の苗床"として有効活用していた。
外で発電兼労働力として活動している兵隊蟻はこの縦坑から産まれ、【勇者】軍一行を捕らえ、宿主として配置しており、構造的には回廊の様である。
数としては4000程であったが、半数は出産時に蟻の幼体に食われるか弄ばれるかで死に、その半数は度重なる出産で多数の臓器が破壊されて死に、更にその半数は衛生管理など皆無な為病で苦しみながら死に、残りの殆どは自死した。
だがそれでも縦坑には50人程の【勇者】軍が残っていた。
飲まず食わず、勝手に腹から幼体が突き破ってくるので腕が千切れ飛んでいる者もいるが、そのどれもが元高位冒険者等の生存スキル持ちばかりであった。
舌を噛み切り自死を望んだ者もいたが、皮肉にも自身で身に着けたスキルによって生き長らえる事となった。
「…ぇぅ𛃭ぅ…𛀋ぁぅ…ㇴぃぁぃいっ!(宿主)」
【コイツは今の所長く"保って"いてな、良い兵隊蟻を多く産んでくれていた。】
「ぅ…げぇ…(ミミシラ)」
「ぐぅ…ぇ…(アーク)」
頭皮が剥がれ、腕の肘から先が千切れ、顔面は病の腫れによって原型が分からず、痩せて骨と皮だけとなった宿主の男性(?)が坑の壁面に磔にされていた。
【勇者】軍侵攻時、一方的な"行為"の際に顔を覚えていたのか、あまりにも酷い状態だったからか定かではないが、男性(?)を見で嗚咽を上げる2人。
【殺れ。】
「っ!?(ミミシラ)」
「えっ!?(アーク)」
【魔王】アクロスが突然2人に指示を出す。
【何だ?お前達は【勇者】軍に犯され、侵され、冒されたのだろう?
別にお膳立てした訳では無いが仇敵である事に変わりはない。
殺れば少しは気が晴れるだろう?】
「…っ…(ミミシラ)」
「…でも…(アーク)」
【13回。】
「「えっ?」」
"殺れ"の指示に躊躇い身体が強張る2人にアクロスは数字を伝える。
【今の逡巡の間、コイツから13回分の攻撃を加えられた事だろう。
磔にされてるからといって油断は出来ん。殺せ。】
「「……っ…」」
再三の【魔王】からの指示にも動かない2人。
【ふむ、口だけではどうとも言える訳だ。
目の前の死にかけ1人を殺せぬのに神を相手取るなど夢のまた夢。何世紀かけるつもりだ?】
「「……っ…」」
【仲間2人が自死を選んだ理由が分かるか?】
「……っ、【勇者】軍によって身も心も壊されたから…(アーク)」
【違うな。
"不甲斐無い【勇者】と【聖女】を見限り、楽に終わらせられる道"を選んだのだ。】
「っそ、そんなわけ…(アーク)」
【俺が介入して終わったが、非日常から現実に引き戻された仲間は思っただろう、"ここからどうにもならない"と。】
「違…(ミミシラ)」
【名ばかりの【勇者】、名ばかりの【聖女】。
どちらか一方でも頼れる存在であったなら、想いの内を吐露し、救われ、立ち直る事が出来たであろう。
が、どちらも頼りなく、自身の事で手一杯な状況に、2人は自死を選んだのだろう。】
「チガ…(アーク)」
【力が無い、判断力も臨機応変さも無い。
これはあれだな、仲間2人はお前達が見殺しにしたのも
【違ぁうっ!(アーク)】
『『『ゴチュッ!』』』(宿主の頭部が砕ける)
「…アーク…(ミミシラ)」
【ほう。やれば出来るじゃないか。
新しい【適正】を発動して勢いでやったな。】
【魔王】の言葉を遮る様に繰り出した黒く染まったアークの拳は、磔にされていた宿主の頭部を砕く。
漸く指示を遂行したアークに対し【魔王】は無表情のままである。
「…ヒュ…ヒュ…(宿主)」
【だがまだ甘い、息がある。
確実に殺るには完全に潰すか頭を撥ねろ。
なに、練習台はそこかしこに居る、直ぐに慣れる。】
【ふ…ヒ…ヒィ…(アーク)」
【言っておくがこれはお前達の覚悟を見る為でもある。
神を誘き出すとなれば大量虐殺は免れん。
口先だけでなく行動で示せるかを見ているし、それではこの先どうにもならんからな。】
息の残る宿主に我に返ったアークは、荒い息と共に【適正】が解除される。
そんな2人を尻目に【魔王】は先を進む。
【縦坑の最下層で待つ。
道中に居る宿主を全て処理してこい。】
「ヒ…ヒ…ヒ…ヒッヒッ…(アーク)」
「ふ、ふ、ふ、ふ、ふ、ふ…(ミミシラ)」
【魔王】から指示が飛び、2人共荒い息を吐きながら死にかけの宿主と互いの顔と地面を見やっていた。
~縦坑最下層~
【【魔王】ちゃ~ん、あそこまで言う必要無くない?(魔神)】
【意味はあるだろ?
大量の人死にが起こったこの縦坑は既に"忌み地"と化した。
地獄の門として十分機能するが、アイツ等がそのまま中に入れば即雑魔に食い散らかされちまう。
だから大量の血と匂いで汚しておく必要がある。違うか?】
【そうねぇ、私もずっと目を光らせておく訳にもいかないから手っ取り早いっちゃ手っ取り早いわね。(魔神)】
【それとなジェニー、アイツ等が来たら"例のアレ"渡しておいてくれ。
地獄の出入りにも使えるからな。】
【あらお出掛け?(魔神)】
【大陸の真ん中にある忌み地候補の地にエルフや他国の者達が集結してると言うのでな、様子だけ見に行こうと思っている。
規模がデカく、守護獣の類が生息していないから"門"を建てるには打って付けだと思うぞ。】
【あらそう?
なら一度下見に行ってみようかしら。(魔神)】
『『『ビチャチャ…ビタ…』』』
「ハッ…ハッ…ハ…
…、ら、ほら、ミミシラ…も…(アーク)」
『『ガラッ…』』(角張った岩を手に取る)
「フッ、フッ、フゥ…ッ…ッァァァ゙ア゙ア゙ア゙ア゙ァ゙ア゙ッ!(ミミシラ)」
『『『グブチュッ!』』』
【|و لأنك اتصلت بي... أوه؟ أنت لست منحرفاً، هل وقعت في حبي في النهاية《呼ばれたから来たわよぉ…って、あら?"変質者"じゃない、やっぱり堕ちたのね?》(魔神)】
【|لا حاجة لأي إجراءات خاصة. الأمر يتعلق أكثر باللقاء وجهاً لوجه.《特別な策は要してないぞ。》】
砂地の地面から黒いタールの様な液体が湧き出し、更にその中から黒い巨躯とヌラヌラとした体表、白く鋭い牙を持つ異質な存在魔神が姿を現した。
魔神と【魔王】はアークとミミシラが知り得ない共通言語で意思の疎通を図る。
【ألا تتغير قدرات هؤلاء الأطفال؟(魔神)】
【آه.】
【|هذا يعني أنك تخليت عن الله دون وعي وبعت روحك للشيطان.《これは無意識に神を見限って"悪魔に魂を売った"事を意味してるのよ。》(魔神)】
【|أوه، إذن هذا ما كانوا يفعلونه في الخفاء.《なんだ、"そっち"が手を回していたのか。》】
【|يبدو من غير اللائق القول إنهم تلاعبوا بالأمر. الجدول الزمني الأصلي الذي حددته السماء كان مناسبًا للظروف فحسب، واستغل العالم السفلي ذلك.《手を回したなんて聞こえが悪いわね。天界が決めてたそもそものスケジュールが状況的に合ってただけ。冥界はそれを利用しただけよ。》(魔神)】
【なる程、"たまたま"だったのか。】
アークとミミシラの2人は、魔神と【魔王】2人の聞き取れない会話を聞いて目を白黒させている。
「あ、あの…【魔王】様…この…人…?は…?(アーク)」
【الجني…おっとジェニー、母国語での会話は2人には理解が難しい。
これから協力者となる2人に分かる言語で話せ。】
【あらいけない、置いてけぼりになっちゃたわね。私は魔神。
冥界は庭みたいなものだから道案内は任せなさい。
貴方達が嫌う人族は居やしないし、標的の神々とは管轄が違うから滅多な事が無い限り来ないわ。(魔神)】
【魔王】に指摘され、標準語に切り替える魔神。
眼窩は無いものの、柔和な態度で2人に接し親近感を湧かせるよう努める。
が、その真意は最期まで2人に伝わる事は無い。利用されるだけ利用され、使い潰される人生を送る事になる。
【さぁ、その"滅多な事"を起こして神様に仕返ししてやりましょう。
自死したお仲間さんの仇討ちだもんね♪(魔神)】
「…はい…(ミミシラ)」
「…はい。(アーク)」
【勇者】軍侵攻後、自死した2人の仲間、アックスレイとヴォルフスティ2人の顔が脳裏を過ぎる。
するとミミシラとアークの2人は決意を込めた目を見せた。
(【あらま、【魔王】君の言ってた通り扱いが簡単ねぇ。お仲間さん2人を過ぎらせたら直ぐやる気になっちゃって…(魔神)】)
【顔合わせは済んだな?それでは少し移動するぞ?】
「「?」」
~南獄大陸・縦穴~
『『『コォオオオ…』』』(深い空洞を通る風の音)
「…【魔王】様、この縦坑は…(ミミシラ)」
【お前達は【勇者】軍の一行がどうなったか知っているか?】
「…いえ。【魔王】様が滅ぼしてくれたものだと…(アーク)」
【暗さに慣れてくる頃だろう、坑の壁面を見てみろ。】
「坑の…?ヒィッ!?(ミミシラ)」
「ぅぶっ!?(アーク)」
【魔王】アクロスが一時拠点としているここ南獄大陸の中央付近に存在する、ドワーフ族掘削の縦坑跡地。
ここは現在【魔王】によって"宿主の苗床"として有効活用していた。
外で発電兼労働力として活動している兵隊蟻はこの縦坑から産まれ、【勇者】軍一行を捕らえ、宿主として配置しており、構造的には回廊の様である。
数としては4000程であったが、半数は出産時に蟻の幼体に食われるか弄ばれるかで死に、その半数は度重なる出産で多数の臓器が破壊されて死に、更にその半数は衛生管理など皆無な為病で苦しみながら死に、残りの殆どは自死した。
だがそれでも縦坑には50人程の【勇者】軍が残っていた。
飲まず食わず、勝手に腹から幼体が突き破ってくるので腕が千切れ飛んでいる者もいるが、そのどれもが元高位冒険者等の生存スキル持ちばかりであった。
舌を噛み切り自死を望んだ者もいたが、皮肉にも自身で身に着けたスキルによって生き長らえる事となった。
「…ぇぅ𛃭ぅ…𛀋ぁぅ…ㇴぃぁぃいっ!(宿主)」
【コイツは今の所長く"保って"いてな、良い兵隊蟻を多く産んでくれていた。】
「ぅ…げぇ…(ミミシラ)」
「ぐぅ…ぇ…(アーク)」
頭皮が剥がれ、腕の肘から先が千切れ、顔面は病の腫れによって原型が分からず、痩せて骨と皮だけとなった宿主の男性(?)が坑の壁面に磔にされていた。
【勇者】軍侵攻時、一方的な"行為"の際に顔を覚えていたのか、あまりにも酷い状態だったからか定かではないが、男性(?)を見で嗚咽を上げる2人。
【殺れ。】
「っ!?(ミミシラ)」
「えっ!?(アーク)」
【魔王】アクロスが突然2人に指示を出す。
【何だ?お前達は【勇者】軍に犯され、侵され、冒されたのだろう?
別にお膳立てした訳では無いが仇敵である事に変わりはない。
殺れば少しは気が晴れるだろう?】
「…っ…(ミミシラ)」
「…でも…(アーク)」
【13回。】
「「えっ?」」
"殺れ"の指示に躊躇い身体が強張る2人にアクロスは数字を伝える。
【今の逡巡の間、コイツから13回分の攻撃を加えられた事だろう。
磔にされてるからといって油断は出来ん。殺せ。】
「「……っ…」」
再三の【魔王】からの指示にも動かない2人。
【ふむ、口だけではどうとも言える訳だ。
目の前の死にかけ1人を殺せぬのに神を相手取るなど夢のまた夢。何世紀かけるつもりだ?】
「「……っ…」」
【仲間2人が自死を選んだ理由が分かるか?】
「……っ、【勇者】軍によって身も心も壊されたから…(アーク)」
【違うな。
"不甲斐無い【勇者】と【聖女】を見限り、楽に終わらせられる道"を選んだのだ。】
「っそ、そんなわけ…(アーク)」
【俺が介入して終わったが、非日常から現実に引き戻された仲間は思っただろう、"ここからどうにもならない"と。】
「違…(ミミシラ)」
【名ばかりの【勇者】、名ばかりの【聖女】。
どちらか一方でも頼れる存在であったなら、想いの内を吐露し、救われ、立ち直る事が出来たであろう。
が、どちらも頼りなく、自身の事で手一杯な状況に、2人は自死を選んだのだろう。】
「チガ…(アーク)」
【力が無い、判断力も臨機応変さも無い。
これはあれだな、仲間2人はお前達が見殺しにしたのも
【違ぁうっ!(アーク)】
『『『ゴチュッ!』』』(宿主の頭部が砕ける)
「…アーク…(ミミシラ)」
【ほう。やれば出来るじゃないか。
新しい【適正】を発動して勢いでやったな。】
【魔王】の言葉を遮る様に繰り出した黒く染まったアークの拳は、磔にされていた宿主の頭部を砕く。
漸く指示を遂行したアークに対し【魔王】は無表情のままである。
「…ヒュ…ヒュ…(宿主)」
【だがまだ甘い、息がある。
確実に殺るには完全に潰すか頭を撥ねろ。
なに、練習台はそこかしこに居る、直ぐに慣れる。】
【ふ…ヒ…ヒィ…(アーク)」
【言っておくがこれはお前達の覚悟を見る為でもある。
神を誘き出すとなれば大量虐殺は免れん。
口先だけでなく行動で示せるかを見ているし、それではこの先どうにもならんからな。】
息の残る宿主に我に返ったアークは、荒い息と共に【適正】が解除される。
そんな2人を尻目に【魔王】は先を進む。
【縦坑の最下層で待つ。
道中に居る宿主を全て処理してこい。】
「ヒ…ヒ…ヒ…ヒッヒッ…(アーク)」
「ふ、ふ、ふ、ふ、ふ、ふ…(ミミシラ)」
【魔王】から指示が飛び、2人共荒い息を吐きながら死にかけの宿主と互いの顔と地面を見やっていた。
~縦坑最下層~
【【魔王】ちゃ~ん、あそこまで言う必要無くない?(魔神)】
【意味はあるだろ?
大量の人死にが起こったこの縦坑は既に"忌み地"と化した。
地獄の門として十分機能するが、アイツ等がそのまま中に入れば即雑魔に食い散らかされちまう。
だから大量の血と匂いで汚しておく必要がある。違うか?】
【そうねぇ、私もずっと目を光らせておく訳にもいかないから手っ取り早いっちゃ手っ取り早いわね。(魔神)】
【それとなジェニー、アイツ等が来たら"例のアレ"渡しておいてくれ。
地獄の出入りにも使えるからな。】
【あらお出掛け?(魔神)】
【大陸の真ん中にある忌み地候補の地にエルフや他国の者達が集結してると言うのでな、様子だけ見に行こうと思っている。
規模がデカく、守護獣の類が生息していないから"門"を建てるには打って付けだと思うぞ。】
【あらそう?
なら一度下見に行ってみようかしら。(魔神)】
『『『ビチャチャ…ビタ…』』』
「ハッ…ハッ…ハ…
…、ら、ほら、ミミシラ…も…(アーク)」
『『ガラッ…』』(角張った岩を手に取る)
「フッ、フッ、フゥ…ッ…ッァァァ゙ア゙ア゙ア゙ア゙ァ゙ア゙ッ!(ミミシラ)」
『『『グブチュッ!』』』
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