43 / 1,124
旅立ち~オードゥス出立まで
中層1階
しおりを挟む
ノアは現在中層1階の入口に立っている。周囲の風景はあまり変わらないが<気配感知>に引っ掛かっている反応は全く知らないモンスターを示している。
視界の先に1頭の鹿が見えるが上層にいた鹿よりもガタイが良く少し大きい。
そして何より特徴的なのが頭に生えたカイトシールドの様な立派な角だ。
あれがギルドの説明にあった『盾鹿』だろう。あちらもこちらを視認するが上層の鹿と違い逃げようとしない、寧ろ掛かって来いとばかりにこちらを見てくる。
ノアは背中の弓を取り矢を番え即座に射る。
『盾鹿』は向かってくる矢を見定め頭を倒しカイトシールドの様な角で弾く。
「おぉ、刺さりもしない。弾く、か!」
ノアは口元が緩むのを抑えられずまた直ぐ様矢を番え射る。
盾鹿はまたかとばかりに頭を下げ矢を弾く、頭を上げるとノアの姿は無い。
ノアは剣を抜き<忍び足>を発動した状態で猛烈な速度で盾鹿の隣に接近していた。
盾鹿が反応出来ずにいた所を見逃さず地面すれすれに剣先が走りそのまま剣を振り抜く。
盾鹿の首は綺麗に跳び地面に角が突き刺さる。
(普通の鹿よりガタイが良い分少し強目に斬らないといけないな…)
と頭の中で思考する。
普段なら首は放置しているがあまりにも立派だった為体と一緒に回収、鞄の枠を2つ使うかな?と心配したが一緒の枠に収まった。
視界の先にまた新たな盾鹿を見付けるが少し様子がおかしい。盾鹿の周囲に何かが飛んでいた。
目を凝らして見てみると
「…蜂?」
盾鹿の周りに人の頭部程の大きさで黒と黄色の体色の蜂が飛び、体に毒針を突き刺している様だ。
刺された盾鹿はよろよろと木にもたれ掛かり暫くすると激しく体を痙攣させ始める。
強い毒なのだろうあまりの激痛に顔を木に擦り付け木の表面を削り、顔から血が吹き出すのもお構い無しの様子だ。
時間にして僅か数秒の事ではあったが盾鹿はぐったりしているが死んではいない様だ。
刺された傷口からは止めどなく血が滴っている。
暫く観察していると蜂がこちらに気付いて寄ってくる。感知範囲は恐らくあちらの方が広いのだろう。
飛んでくる蜂は全部で4匹。剣、矢、ダガーどちらで対処しようか悩んでいるとある事を思い出す。
ノアはポーチを探り
「確かここに…あった。」
と言って肉を焼く時等に使った鉄串を取り出す。
<集中><投擲術><洗練された手業>を同時発動。蜂に向け次々と投擲していく。
ドスッ!ドスッ!ドスッ!ドスッ!
蜂の頭部に鉄串が刺さり、地面に落ちていく。鉄串でつつき、生死を確認する。虫系はやたらしぶといので念入りに確認していく。
「うわぁ~デカイ蜂…これが『苦万蜂』か…針太いな…一応回収して後で薬草小屋の猫獣人の人に見て貰おう。」
苦万蜂を回収した後、苦万蜂に刺された盾鹿の所まで行く。未だにぐったりしているのでこれ以上苦しめるのもあれなので介錯しようと剣を抜いた時だ。
盾鹿のいる樹上から種の様な物が落ちて体の上を転がる。
その種(?)が盾鹿の血に触れた瞬間、一気に根が生え、滴る血を遡り傷口に向かっていく。
傷口に根が侵入するとさっきまでぐったりしていた盾鹿が暴れ、根を剥がそうと必死にもがく、その間も根の数は増え続け、種は赤く染まっていく。
そして種が発芽した瞬間から盾鹿の体が急速に痩せ細り、芽は急速に成長し根は体をがんじがらめにしていく。
少しして若木程にまで成長した頃には盾鹿の体は根にほとんど取り込まれてしまった。
この光景にノアは思わず「エグっ」と発する程であった。
その後近くに数個程転がっていた種と若木で調べてみた結果どうやらこの木は、葉と幹は普通の樹木と変わらないが凶悪さは種と根にある様だ。
種と根を地面や動物の皮膚に触れさせても変化は起きないが、液体に触れさせると途端に猛威を振るう。唾にも反応する程だがその液体が枯渇すると瞬く間に鈍化する。
「…これが『吸血樹』か…そのまんまだな…てか中層1階からこんなの出るのかよ、殺意高すぎだろ。」
周囲の樹木を見てみると根の部分に骨が見えている物が多々あるので恐らく殆どが『吸血樹』なのだろう。
暫くその場に留まり、思考に耽っていた為かまた新たに5匹の苦万蜂の反応を感知した。
この苦万蜂、数は多く毒は強力な様だが動きが単調なので落ち着いて対処すればそれ程苦じゃない。
先程同様鉄串を使用して倒す。
回収した後直ぐ様その場を離れる。少し間を空け、自分がいた所を見ると新たな苦万蜂が集まっていた。
(何だ?死ぬ間際に仲間を呼ぶ習性でもあるのだろうか…)
苦万蜂の反応に注意しつつ探索を続けていると1階の<地図化>が完了するよりも早く中層2階への坂の入口を見付ける事が出来た。
しかしノアは入口の光景を見て絶句する。
「何だよ…あれ…。」
ノアが見た光景は入口を半分蓋をする形で蜂の巣が被さり、巣の上部は天井と一体化しているとてつもなく巨大な物だった。
<気配感知>の反応では中にいる苦万蜂の数は少なく見積もっても100は下らないだろう。
下手すると下の階の苦万蜂もこの巣を共有している恐れがあるので正確な数は分からない。
流石のノアもこれには困惑し一度街へ戻る事にした。
視界の先に1頭の鹿が見えるが上層にいた鹿よりもガタイが良く少し大きい。
そして何より特徴的なのが頭に生えたカイトシールドの様な立派な角だ。
あれがギルドの説明にあった『盾鹿』だろう。あちらもこちらを視認するが上層の鹿と違い逃げようとしない、寧ろ掛かって来いとばかりにこちらを見てくる。
ノアは背中の弓を取り矢を番え即座に射る。
『盾鹿』は向かってくる矢を見定め頭を倒しカイトシールドの様な角で弾く。
「おぉ、刺さりもしない。弾く、か!」
ノアは口元が緩むのを抑えられずまた直ぐ様矢を番え射る。
盾鹿はまたかとばかりに頭を下げ矢を弾く、頭を上げるとノアの姿は無い。
ノアは剣を抜き<忍び足>を発動した状態で猛烈な速度で盾鹿の隣に接近していた。
盾鹿が反応出来ずにいた所を見逃さず地面すれすれに剣先が走りそのまま剣を振り抜く。
盾鹿の首は綺麗に跳び地面に角が突き刺さる。
(普通の鹿よりガタイが良い分少し強目に斬らないといけないな…)
と頭の中で思考する。
普段なら首は放置しているがあまりにも立派だった為体と一緒に回収、鞄の枠を2つ使うかな?と心配したが一緒の枠に収まった。
視界の先にまた新たな盾鹿を見付けるが少し様子がおかしい。盾鹿の周囲に何かが飛んでいた。
目を凝らして見てみると
「…蜂?」
盾鹿の周りに人の頭部程の大きさで黒と黄色の体色の蜂が飛び、体に毒針を突き刺している様だ。
刺された盾鹿はよろよろと木にもたれ掛かり暫くすると激しく体を痙攣させ始める。
強い毒なのだろうあまりの激痛に顔を木に擦り付け木の表面を削り、顔から血が吹き出すのもお構い無しの様子だ。
時間にして僅か数秒の事ではあったが盾鹿はぐったりしているが死んではいない様だ。
刺された傷口からは止めどなく血が滴っている。
暫く観察していると蜂がこちらに気付いて寄ってくる。感知範囲は恐らくあちらの方が広いのだろう。
飛んでくる蜂は全部で4匹。剣、矢、ダガーどちらで対処しようか悩んでいるとある事を思い出す。
ノアはポーチを探り
「確かここに…あった。」
と言って肉を焼く時等に使った鉄串を取り出す。
<集中><投擲術><洗練された手業>を同時発動。蜂に向け次々と投擲していく。
ドスッ!ドスッ!ドスッ!ドスッ!
蜂の頭部に鉄串が刺さり、地面に落ちていく。鉄串でつつき、生死を確認する。虫系はやたらしぶといので念入りに確認していく。
「うわぁ~デカイ蜂…これが『苦万蜂』か…針太いな…一応回収して後で薬草小屋の猫獣人の人に見て貰おう。」
苦万蜂を回収した後、苦万蜂に刺された盾鹿の所まで行く。未だにぐったりしているのでこれ以上苦しめるのもあれなので介錯しようと剣を抜いた時だ。
盾鹿のいる樹上から種の様な物が落ちて体の上を転がる。
その種(?)が盾鹿の血に触れた瞬間、一気に根が生え、滴る血を遡り傷口に向かっていく。
傷口に根が侵入するとさっきまでぐったりしていた盾鹿が暴れ、根を剥がそうと必死にもがく、その間も根の数は増え続け、種は赤く染まっていく。
そして種が発芽した瞬間から盾鹿の体が急速に痩せ細り、芽は急速に成長し根は体をがんじがらめにしていく。
少しして若木程にまで成長した頃には盾鹿の体は根にほとんど取り込まれてしまった。
この光景にノアは思わず「エグっ」と発する程であった。
その後近くに数個程転がっていた種と若木で調べてみた結果どうやらこの木は、葉と幹は普通の樹木と変わらないが凶悪さは種と根にある様だ。
種と根を地面や動物の皮膚に触れさせても変化は起きないが、液体に触れさせると途端に猛威を振るう。唾にも反応する程だがその液体が枯渇すると瞬く間に鈍化する。
「…これが『吸血樹』か…そのまんまだな…てか中層1階からこんなの出るのかよ、殺意高すぎだろ。」
周囲の樹木を見てみると根の部分に骨が見えている物が多々あるので恐らく殆どが『吸血樹』なのだろう。
暫くその場に留まり、思考に耽っていた為かまた新たに5匹の苦万蜂の反応を感知した。
この苦万蜂、数は多く毒は強力な様だが動きが単調なので落ち着いて対処すればそれ程苦じゃない。
先程同様鉄串を使用して倒す。
回収した後直ぐ様その場を離れる。少し間を空け、自分がいた所を見ると新たな苦万蜂が集まっていた。
(何だ?死ぬ間際に仲間を呼ぶ習性でもあるのだろうか…)
苦万蜂の反応に注意しつつ探索を続けていると1階の<地図化>が完了するよりも早く中層2階への坂の入口を見付ける事が出来た。
しかしノアは入口の光景を見て絶句する。
「何だよ…あれ…。」
ノアが見た光景は入口を半分蓋をする形で蜂の巣が被さり、巣の上部は天井と一体化しているとてつもなく巨大な物だった。
<気配感知>の反応では中にいる苦万蜂の数は少なく見積もっても100は下らないだろう。
下手すると下の階の苦万蜂もこの巣を共有している恐れがあるので正確な数は分からない。
流石のノアもこれには困惑し一度街へ戻る事にした。
189
あなたにおすすめの小説
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜
日々埋没。
ファンタジー
「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」
かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。
その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。
レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。
地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。
「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」
新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。
一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。
やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。
レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
妹が聖女の再来と呼ばれているようです
田尾風香
ファンタジー
ダンジョンのある辺境の地で回復術士として働いていたけど、父に呼び戻されてモンテリーノ学校に入学した。そこには、私の婚約者であるファルター殿下と、腹違いの妹であるピーアがいたんだけど。
「マレン・メクレンブルク! 貴様とは婚約破棄する!」
どうやらファルター殿下は、"低能"と呼ばれている私じゃなく、"聖女の再来"とまで呼ばれるくらいに成績の良い妹と婚約したいらしい。
それは別に構わない。国王陛下の裁定で無事に婚約破棄が成った直後、私に婚約を申し込んできたのは、辺境の地で一緒だったハインリヒ様だった。
戸惑う日々を送る私を余所に、事件が起こる。――学校に、ダンジョンが出現したのだった。
更新は不定期です。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
レベル1の時から育ててきたパーティメンバーに裏切られて捨てられたが、俺はソロの方が本気出せるので問題はない
あつ犬
ファンタジー
王国最強のパーティメンバーを鍛え上げた、アサシンのアルマ・アルザラットはある日追放され、貯蓄もすべて奪われてしまう。 そんな折り、とある剣士の少女に助けを請われる。「パーティメンバーを助けてくれ」! 彼の人生が、動き出す。
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる