182 / 1,124
フリアダビア前哨基地編
アイアンリザード
しおりを挟む
「そいつは…アイアンリザードの魔素強化型の様だな…」
「アイアンリザード、ですか…」
『◯◯リザード』…蜥蜴型のモンスター。
『◯◯』の部分には食べた金属、鉱石の名前が入り、呼び名や特性も様々である。
ちなみにアイアンリザードの場合、物理防御力が高い。
「それにしても坊主、良い動きしとったのぉ。
思わず見とれちまったで。ガハハ!」
「あそこの人間はピクリとも動けんかったと言うのに…」
「あの鎧は飾りかねぇ…」
こう言われた白銀鎧の取り巻きは「ぐぬぬ」と憎たらしげにドワーフを睨んでいた。
「しかしこれはマズイな…
地下墓地にまでモンスターが入り込んでいる事が判明しちゃいましたね。」
「ああ…だが地下墓地を、そして教会を奪還しない訳には…」
エルグランドは額に脂汗を滲ませ、何とか打開策は無いかと考えあぐねている様だ。
「地下墓地の通路は幅2.5メル、高さ4メル程しかなく、パーティの様な集団で通るには狭過ぎる。
その上、壁に棺が埋め込まれている形なので遮蔽物等も無い。
大体20メル間隔で格子状に道が張り巡らされている為、会敵は避けられんだろう…」
現在南門近くの仮設天幕内にて地下墓地の説明を受けている。
先程ノアが倒したアイアンリザードの死骸は貴重な素材である為、回収され前線基地内で有効活用するらしい。
勿論この任務後にしっかり報酬は支払うとの事。
「ふん!面倒だ、爆裂魔法を行使して強行すれば良かろうに!」
「お前さん、冗談で言っとるんよな?」
「そんな事すりゃ風の流れで直ぐに自分等が巻き添えんなるし、直ぐに酸欠ぞ?」
「ダンジョン行った事無いんかな。」
するとここでエルグランドが白銀の鎧3人組に話し掛ける。
「すまないが貴方達の戦歴を聞いても良いかな?」
「何だ急に。」
「良いから。」
エルグランドの眼光に押され渋々といった感じで話し出す取り巻きの2人。
「…オークにゴブリンを10体だ。」
「盾鹿に…ノロマガメ、だったかな…」
この発言にため息を吐く一同。
ノロマガメを知らないノアは少し反応が鈍い。
「なぁんがそりゃ、初級、良くて中級のモンスターばかりじゃねぇが。」
「通りでさっきから発言が稚拙じゃと思っとったわ。」
「お前ら経験不足にも程があるぞ?」
周りから好き放題言われた取り巻きは、既に顔を真っ赤にして爆発寸前である。
するとエルグランドがポツリと呟く。
「決まりだな。
申し訳無いがヒュマノ聖王国の方々はこのままでは早々に死ぬ事になる。
お帰り頂いた方が良いでしょう。」
「「な、何を言っているのだ貴様は!?」」
「すまない、誰か送ってやってくれ。」
取り巻きが怒鳴り散らしているが、気にした様子も無く近くの隊員に指示を飛ばす。
「何故そこにいるガキは良くて私達が帰らねばならんのだ!」
「じゃあ言わせて貰うが、あなた達はさっきのモンスターの接近に気付けたか?
辛うじてそこの女性は反応出来た様だが、そこの少年がモンスターに攻撃を仕掛けた時にあなたは呆けたままだっただろう?
お前達は名声を上げに来た様だが、これは遊びじゃないんだ。
もう一度警告するぞ?死にたくないならさっさと帰れ!」
エルグランドは語気を強めて警告したが取り巻きは食い下がる。
「ふん!お前にそれを決める権利は無い。
我々はヒュマノ聖王国から援軍と言う形で来ているのでね。
最終的な判断は国が決める、故に貴様如きの指図は受けん。」
「ああもういい!勝手にしろ!おい、誰かヒュマノ聖王国に書簡を送っとけ!『早々に戦死者が出るぞ』ってな。」
「ふん!何を言うか、此方には【勇者】のミユキ殿がいるのだぞ?
万が一にも私らが死ぬ事は有り得ん。」
取り巻きの他力本願過ぎる発言に頭を抱える一同。
取り敢えず【勇者】だとか言うミユキと言う女性に取り巻きの手綱をしっかり握っておく様、念を入れて伝えるに留めた。
その後取り巻きと勇者は早速南門を通り、街の中へと入って行った。
「さ!気を取り直して今後の方針を決めたいと思う!」
「「「気にするな若ぇの。ああ言う輩は死ぬまで分からん。」」」
「「ドンマイよエル。後で癒しの加護掛けてあげるわ。」」
「貴方の心中察するよ。」
「同じ人間からしてもあの対応はどうかと思う。」
各々責任者のエルグランドへ労いの言葉を掛ける。
エルグランドも感謝を述べるが、早々に忘れたいのか手短に済ませる。
「ではまず街の中だが…」
「私達のパーティが向かおう。防壁の上は登れるのか?」
エルフと妖精2人のパーティが名乗りを上げた。
「ああ、登れるには登れるが、瓦礫が多数あるが大丈夫か?」
「なに、樹上に比べれば他愛無い。
瓦礫があると言う事は飛行型がいるのか?」
「いや、蛇だ。例によって魔素強化型で良く見掛けるのはアイアンスネークだ。
壁を這っていたら、何としても撃ち落としてくれ。」
「了解した。」
「そういえばまだ名前を聞いていなかったな、何と呼べば良い?」
「私はユグドラシル・エスカドラ、長いので『ユグ』とでも呼んでくれ。」
「「攻撃を外した時は『スカ』って呼ぶと喜ぶよ!」」
「誰が喜ぶか!
こっちの雷妖精は『サンドラ』、氷妖精は『クリストロ』と言う。
お転婆で普段は騒がしいが、腕は確かだ。宜しく頼む。」
「「よろしゅう!」」
右眉辺りで指を2本立ててポーズを取るサンドラとクリストロ。
妖精族の挨拶なのだろう、ノアも取り敢えず同じポーズを返しておく。
「次は…地下墓地だが…」
「それは僕が行きましょう。
通路は狭い様ですが、1人であれば対処は容易です。」
「すまない、助かるよ。」
「ほいじゃあワシらも地下にするとしようかの。」
ノアに続いてドワーフ3人組が地下墓地奪還に名乗りを上げた。
「バト、ルド、ロイさん、だったな。
地下墓地に参加してくれるのは嬉しいのだが、その戦斧では戦闘は難しいぞ?」
ドワーフ3人が担いでいるのは、小柄とは言え自分と同じ大きさの戦斧である。
振り回す所か、構えるのですら難しそうである。
「ガハハ!ワシらは戦斧を担いどるが【斧】では無いぞ!
ワシらは全員【技士】でな、この戦斧に仕掛けを施しておる。」
ガッ!ガッ!ゴッ! ガシャガシャ!
ドワーフ3人が戦斧の柄を地面に叩き付けると、柄や刀身に光の線が走り、瞬間的に展開、即座にガシャガシャと音を立てて変形、戦斧が小型化しトマホークに変化した。
「うわ~格好良い…」
お年頃なノアは武器変形に目を輝かせていた。
「良いじゃろう良いじゃろう、重量はそのままじゃが小型化にする事なぞ造作も無い。
阿羅亀製の武器は無理じゃが、武器改造したい物があれば相談に乗るぞ?」
武器変形を見たエルグランドは納得した様に頷く。
「確かにその機構があれば地下墓地での戦闘も可能だな。
…ただ、もう1つ確認したい事があるのだが良いだろうか?」
「何じゃ?言うてみぃ。」
「誰が誰なんだ?」
ドワーフ3人は全員同じ体型、同じ武器、髭の生え方までほぼ同じな為、見分けが付かない。
「ガハハッ!気にするな、酒が入りゃあワシらでも良く間違える。
名前でも種族名でも好きに呼びゃ良いぞ。」
こう言われたエルグランドは首肯。
続いてノアがドワーフに話し掛ける。
「では、ドワーフさんお願いがあります。」
「何じゃ?」
「【ソロ】の適正上、協力しての戦闘は避けねばなりません。
基本的に先陣を切らして頂いて良いですか?」
「ああ、良かぞ。
ワシらは坑道内じゃ先陣、殿何でもござれじゃったしの。
寧ろお前さんが先陣切ってくれるなら、ワシらに仕事は無さそうじゃのぅ。」
「はは、褒めても何も出ませんよ。
さて、準備が出来たら自分達も奪還に向かいましょうか。」
ある程度方針が固まったので地下墓地へと向かうよう促す。
此方に向かってる様子は無いが、<気配感知>に再びモンスターの反応が現れたからだ。
「アイアンリザード、ですか…」
『◯◯リザード』…蜥蜴型のモンスター。
『◯◯』の部分には食べた金属、鉱石の名前が入り、呼び名や特性も様々である。
ちなみにアイアンリザードの場合、物理防御力が高い。
「それにしても坊主、良い動きしとったのぉ。
思わず見とれちまったで。ガハハ!」
「あそこの人間はピクリとも動けんかったと言うのに…」
「あの鎧は飾りかねぇ…」
こう言われた白銀鎧の取り巻きは「ぐぬぬ」と憎たらしげにドワーフを睨んでいた。
「しかしこれはマズイな…
地下墓地にまでモンスターが入り込んでいる事が判明しちゃいましたね。」
「ああ…だが地下墓地を、そして教会を奪還しない訳には…」
エルグランドは額に脂汗を滲ませ、何とか打開策は無いかと考えあぐねている様だ。
「地下墓地の通路は幅2.5メル、高さ4メル程しかなく、パーティの様な集団で通るには狭過ぎる。
その上、壁に棺が埋め込まれている形なので遮蔽物等も無い。
大体20メル間隔で格子状に道が張り巡らされている為、会敵は避けられんだろう…」
現在南門近くの仮設天幕内にて地下墓地の説明を受けている。
先程ノアが倒したアイアンリザードの死骸は貴重な素材である為、回収され前線基地内で有効活用するらしい。
勿論この任務後にしっかり報酬は支払うとの事。
「ふん!面倒だ、爆裂魔法を行使して強行すれば良かろうに!」
「お前さん、冗談で言っとるんよな?」
「そんな事すりゃ風の流れで直ぐに自分等が巻き添えんなるし、直ぐに酸欠ぞ?」
「ダンジョン行った事無いんかな。」
するとここでエルグランドが白銀の鎧3人組に話し掛ける。
「すまないが貴方達の戦歴を聞いても良いかな?」
「何だ急に。」
「良いから。」
エルグランドの眼光に押され渋々といった感じで話し出す取り巻きの2人。
「…オークにゴブリンを10体だ。」
「盾鹿に…ノロマガメ、だったかな…」
この発言にため息を吐く一同。
ノロマガメを知らないノアは少し反応が鈍い。
「なぁんがそりゃ、初級、良くて中級のモンスターばかりじゃねぇが。」
「通りでさっきから発言が稚拙じゃと思っとったわ。」
「お前ら経験不足にも程があるぞ?」
周りから好き放題言われた取り巻きは、既に顔を真っ赤にして爆発寸前である。
するとエルグランドがポツリと呟く。
「決まりだな。
申し訳無いがヒュマノ聖王国の方々はこのままでは早々に死ぬ事になる。
お帰り頂いた方が良いでしょう。」
「「な、何を言っているのだ貴様は!?」」
「すまない、誰か送ってやってくれ。」
取り巻きが怒鳴り散らしているが、気にした様子も無く近くの隊員に指示を飛ばす。
「何故そこにいるガキは良くて私達が帰らねばならんのだ!」
「じゃあ言わせて貰うが、あなた達はさっきのモンスターの接近に気付けたか?
辛うじてそこの女性は反応出来た様だが、そこの少年がモンスターに攻撃を仕掛けた時にあなたは呆けたままだっただろう?
お前達は名声を上げに来た様だが、これは遊びじゃないんだ。
もう一度警告するぞ?死にたくないならさっさと帰れ!」
エルグランドは語気を強めて警告したが取り巻きは食い下がる。
「ふん!お前にそれを決める権利は無い。
我々はヒュマノ聖王国から援軍と言う形で来ているのでね。
最終的な判断は国が決める、故に貴様如きの指図は受けん。」
「ああもういい!勝手にしろ!おい、誰かヒュマノ聖王国に書簡を送っとけ!『早々に戦死者が出るぞ』ってな。」
「ふん!何を言うか、此方には【勇者】のミユキ殿がいるのだぞ?
万が一にも私らが死ぬ事は有り得ん。」
取り巻きの他力本願過ぎる発言に頭を抱える一同。
取り敢えず【勇者】だとか言うミユキと言う女性に取り巻きの手綱をしっかり握っておく様、念を入れて伝えるに留めた。
その後取り巻きと勇者は早速南門を通り、街の中へと入って行った。
「さ!気を取り直して今後の方針を決めたいと思う!」
「「「気にするな若ぇの。ああ言う輩は死ぬまで分からん。」」」
「「ドンマイよエル。後で癒しの加護掛けてあげるわ。」」
「貴方の心中察するよ。」
「同じ人間からしてもあの対応はどうかと思う。」
各々責任者のエルグランドへ労いの言葉を掛ける。
エルグランドも感謝を述べるが、早々に忘れたいのか手短に済ませる。
「ではまず街の中だが…」
「私達のパーティが向かおう。防壁の上は登れるのか?」
エルフと妖精2人のパーティが名乗りを上げた。
「ああ、登れるには登れるが、瓦礫が多数あるが大丈夫か?」
「なに、樹上に比べれば他愛無い。
瓦礫があると言う事は飛行型がいるのか?」
「いや、蛇だ。例によって魔素強化型で良く見掛けるのはアイアンスネークだ。
壁を這っていたら、何としても撃ち落としてくれ。」
「了解した。」
「そういえばまだ名前を聞いていなかったな、何と呼べば良い?」
「私はユグドラシル・エスカドラ、長いので『ユグ』とでも呼んでくれ。」
「「攻撃を外した時は『スカ』って呼ぶと喜ぶよ!」」
「誰が喜ぶか!
こっちの雷妖精は『サンドラ』、氷妖精は『クリストロ』と言う。
お転婆で普段は騒がしいが、腕は確かだ。宜しく頼む。」
「「よろしゅう!」」
右眉辺りで指を2本立ててポーズを取るサンドラとクリストロ。
妖精族の挨拶なのだろう、ノアも取り敢えず同じポーズを返しておく。
「次は…地下墓地だが…」
「それは僕が行きましょう。
通路は狭い様ですが、1人であれば対処は容易です。」
「すまない、助かるよ。」
「ほいじゃあワシらも地下にするとしようかの。」
ノアに続いてドワーフ3人組が地下墓地奪還に名乗りを上げた。
「バト、ルド、ロイさん、だったな。
地下墓地に参加してくれるのは嬉しいのだが、その戦斧では戦闘は難しいぞ?」
ドワーフ3人が担いでいるのは、小柄とは言え自分と同じ大きさの戦斧である。
振り回す所か、構えるのですら難しそうである。
「ガハハ!ワシらは戦斧を担いどるが【斧】では無いぞ!
ワシらは全員【技士】でな、この戦斧に仕掛けを施しておる。」
ガッ!ガッ!ゴッ! ガシャガシャ!
ドワーフ3人が戦斧の柄を地面に叩き付けると、柄や刀身に光の線が走り、瞬間的に展開、即座にガシャガシャと音を立てて変形、戦斧が小型化しトマホークに変化した。
「うわ~格好良い…」
お年頃なノアは武器変形に目を輝かせていた。
「良いじゃろう良いじゃろう、重量はそのままじゃが小型化にする事なぞ造作も無い。
阿羅亀製の武器は無理じゃが、武器改造したい物があれば相談に乗るぞ?」
武器変形を見たエルグランドは納得した様に頷く。
「確かにその機構があれば地下墓地での戦闘も可能だな。
…ただ、もう1つ確認したい事があるのだが良いだろうか?」
「何じゃ?言うてみぃ。」
「誰が誰なんだ?」
ドワーフ3人は全員同じ体型、同じ武器、髭の生え方までほぼ同じな為、見分けが付かない。
「ガハハッ!気にするな、酒が入りゃあワシらでも良く間違える。
名前でも種族名でも好きに呼びゃ良いぞ。」
こう言われたエルグランドは首肯。
続いてノアがドワーフに話し掛ける。
「では、ドワーフさんお願いがあります。」
「何じゃ?」
「【ソロ】の適正上、協力しての戦闘は避けねばなりません。
基本的に先陣を切らして頂いて良いですか?」
「ああ、良かぞ。
ワシらは坑道内じゃ先陣、殿何でもござれじゃったしの。
寧ろお前さんが先陣切ってくれるなら、ワシらに仕事は無さそうじゃのぅ。」
「はは、褒めても何も出ませんよ。
さて、準備が出来たら自分達も奪還に向かいましょうか。」
ある程度方針が固まったので地下墓地へと向かうよう促す。
此方に向かってる様子は無いが、<気配感知>に再びモンスターの反応が現れたからだ。
131
あなたにおすすめの小説
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜
日々埋没。
ファンタジー
「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」
かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。
その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。
レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。
地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。
「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」
新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。
一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。
やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。
レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
妹が聖女の再来と呼ばれているようです
田尾風香
ファンタジー
ダンジョンのある辺境の地で回復術士として働いていたけど、父に呼び戻されてモンテリーノ学校に入学した。そこには、私の婚約者であるファルター殿下と、腹違いの妹であるピーアがいたんだけど。
「マレン・メクレンブルク! 貴様とは婚約破棄する!」
どうやらファルター殿下は、"低能"と呼ばれている私じゃなく、"聖女の再来"とまで呼ばれるくらいに成績の良い妹と婚約したいらしい。
それは別に構わない。国王陛下の裁定で無事に婚約破棄が成った直後、私に婚約を申し込んできたのは、辺境の地で一緒だったハインリヒ様だった。
戸惑う日々を送る私を余所に、事件が起こる。――学校に、ダンジョンが出現したのだった。
更新は不定期です。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
レベル1の時から育ててきたパーティメンバーに裏切られて捨てられたが、俺はソロの方が本気出せるので問題はない
あつ犬
ファンタジー
王国最強のパーティメンバーを鍛え上げた、アサシンのアルマ・アルザラットはある日追放され、貯蓄もすべて奪われてしまう。 そんな折り、とある剣士の少女に助けを請われる。「パーティメンバーを助けてくれ」! 彼の人生が、動き出す。
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる