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王都編
改めて紹介
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「報告を行う前に改めて紹介しておこう。
彼は【魔王】軍の情報源であったシエストラバードの無力化に尽力してくれた新人冒険者、【鬼神】のノア君だ。」
「ど、どうも。ノアです…」
アルキラーの紹介に素直に頭を下げるノア。
現在ノアの前には7人が勢揃いしている状態である。
「では次に私の仲間を紹介しよう。
始めに片目に眼帯を着けた男性は"眼球コレクター"のセゴ。
自身が討伐したモンスターの眼を加工して戦っている。
表では【戦闘彫金師(バトルゴールドスミス)】を生業としている。」
「セゴだ、宜しくな。」
「セゴの隣に居るつり目でスタイルの良い女性は"サドフィリア"のフィリア。
強力な<支配>能力が付与された鞭を駆使してモンスターを"躾"ている。
普段は【戦闘調教師(バトルトレーナー)】として働いているよ。」
「はぁーい、僕ちゃん興味が湧い「あ、大丈夫です。」
「あら残念。」
「で、先程ノア君と一緒にいた普段は騒がしい赤黒い髪の男性は、知っての通り吸血鬼の"ドラキュリオス"。
人体や動物の体の構造に詳しい故、普段は医者と獣医を兼任しているよ。」
「診療から出産まで請け負ってるから相手が見付かったら是非ウチへ。(営業)」
「んで未だノア君があげたハンバーグサンドを食べ続けてるのが"肉食系女子"のカナミと"腸漁り"のコノミだ。
普段は"裏"の仕事で稼いだ金で食べ歩きをしているそうだ。」
「「君、店出さない?私達常連になるよ!」」モグモグ
「やるとしたら老後ですかね…」
「で、こっちにいる見た目ノア君と同年代に見えるのが"皮膚コレクター"のヒフミだ。
モンスターの皮を加工し、多種多様な効果が付与されたマントを羽織って仕事に生かしている。
まぁ生皮を被る時もあるけどね。
普段は【戦闘防具職人(バトルアーマークラフツマン)】を生業としているよ。」
「宜しくね、何か貴重な皮を持ってたら僕に紹介しておくれ。
お礼に何か作ってあげるよ。」
「はい。」
(うーん…アルキラーさんの仲間だったら"アレ"を見せても大丈夫かな…)
「それで最後はこちら、"ボーンコレクター"のプレストリー、私達は専ら"プレ爺"と呼んでるよ。
普段は【戦闘技士(バトルエンジニア)】として戦争や冒険者稼業で失った手足の代わりに、義手や義足の販売を行っているよ。」
「宜しくな坊主!皮膚ミン同様、骨や牙の素材あったら紹介してくんな。
何か作っちゃるぞ!」
「はい、では何れまた。」
(大量に貰ったは良いけど使い道が分からない"アレ"をこの人に紹介してみるか…)
と、一通り全員の紹介が終わった所で、今更な事を聞いてみる。
「…というか良いんですか?
一応"裏の"方々の様ですが僕に紹介とかして…」
「大丈夫大丈夫。
彼ら7人は"正規の裏稼業"の者達だ。
私やバラスと違って対モンスター、魔獣、【魔王】軍、の討伐、国家間の問題等、普通の冒険者に任すには荷が重い事に関して要請があった場合彼らが投入されるんだ。
フリアダビアでの戦いも、もう少し長引いていた場合彼らが戦線に来る予定だったんだよ。」
「え?アルキラーさんとバラスさんは違うんですか?」
「僕とバラスは本当の意味での"裏稼業"を生業としていたんだ。
暗殺依頼から国家間の後ろ暗い依頼まで請け負ってたんだけど、その腕を買われて彼らに"技術提供"してあげたのさ。」
「な、なる程…」
(通りで2人から感じる"ヤバさ"をあまり感じなかった訳か…)
2人から発せられる気配は、体に纏わり付く様なねっとりとしたもので、用を足してる時に背後に立たれる不快感の超強化版と言える。
「さて、本題の【魔王】の件について報告を行おうか。」
「あー…そう言えばアルキラーさん、バラスさんと一緒にシエストラバードから情報抜き取ってましたよね、"物理的"に…」
「あぁ、そこで得た情報を王都を含めた各国に提出し、彼らに要請が行った訳さ。」
「そこからは私が報告いたしますわ。」
と言って豊満な胸を揺らし、前へ進み出てきた【戦闘調教師(バトルトレーナー)】のフィリアが説明を始める。
「10日程前、大陸の南方『滅びの森』付近にて【魔王】と兵含めた【魔王】軍、総数約6000を捕捉。
拠点の様な物を建造中でしたが、即座に攻撃を開始しました。
ある程度数が減った所で『滅びの森』に逃げ込んだ【魔王】軍を追い、そこに生息するモンスター、魔獣も合わせ四つ巴の戦いになりましたが特に支障無く殲滅は続き、後一歩の所まで【魔王】を追い詰めましたが、アルキラー様からの情報通り討伐には至りませんでした。
ですので今回は【魔王】軍の殲滅までに留まる事になりました。」
「ろ、6000…」
(フリアダビアでグリードと一緒に600体のモンスターを屠った事があったけど、その10倍か…うへぇ…)
「そうでしたか、【魔王】は討伐出来ませんでしたか。
やはり昔からの伝承通り【勇者】がトドメを刺さないと倒せない様ですね。」
「え!?そう言ったルールみたいのあるんですか?」
「【魔王】を倒すのは【勇者】。
その構図が古来からあった背景はそう言った縛りがあったみたいだね。」
するとヒフミとドラキュリオスが前に出て来て補足してきた。
「最後は四天王の1人に扮した僕が【魔王】の心臓を引っこ抜いて」
「私が奴の頭蓋に槍を突き刺してトドメを刺したのだが…体は砂の様に崩れ落ち、中からコレが見付かりました。」
そう言って義眼の様な魔導具と懐中時計の容れ物を取り出す。
「ん?」
「あれ?」
と、アルキラーとノアが同時に反応する。
「この物品を見て察すると思うが、俺らが戦った【魔王】は偽物の可能性がある。
こっちの懐中時計の容れ物の方はよく分からんが、義眼の方はこの魔導具を通して俺らの戦いを観察していた様に思われる。」
チャキ…
アルキラーが懐中時計の容れ物を手に取り確認する。
「ノア君、これは…」
「ええ、コモン・キエフが『造魔核』を入れていた物と全く同じですね。」
「コモン?」
聞き慣れない人名に聞き返してくるヒフミ。
「えぇ。数日前、この王都で『造魔核』と呼ばれる代物を使用して造魔となった者が暴れたのです。
ノア君の活躍で事なきを得ましたが、今我々がいるこの旧試合場は見ての通りの有り様になりました。
その『造魔核』を入れていたのがこの懐中時計の容れ物だったのですよ。」
「つまり本当の【魔王】とそのコモンって奴が繋がってるって事になるのか。」
「そう考えて間違い無いでしょうね。
【魔王】討伐は成りませんでしたが、これは大きな収穫です。
これは私の方から王に報告致しましょう。
今回は皆さんご苦労様でした。」
報告が終わると、張り詰めていた空気が弛緩する。
「…そう言えばアルキラー様、確かフリアダビアで【勇者】と共に居たそうですが、戦力としては如何でしたか?」
「うーん…」チラッ
そう聞かれたアルキラーは、チラリとノアを見た後
「お世辞にも戦力として数えられないな、なぁノア君。」
「…そうですね…
一応自発的に力を付けたいと要望を貰ったので、実家の両親の元に預けてますが…
【勇者】の成長率がどれ程か分かりませんが、僕の様な強さを得るのなら、最低でも年単位は掛かるのではないでしょうか…?」
ノアはフリアダビアでの【勇者】ミユキの戦い振りを思い出しつつ冷静にそう評価した。
「っつー事は、最悪今回みたく俺らが【魔王】軍を殲滅し、【魔王】は【勇者】にトドメを刺させる、って方法を取るしか無いって事か…」
スタスタ…「姫プレイって奴だね~。」
「あ、バラスさん。」
「「「「「「「うっす。」」」」」」」
か
「ごめんごめ~ん、くか解体の方は何とかなったからこっちに顔を出せたんだ~。
報告は丁度終わった所かしら~?」
「そうだね。上がりますけど
どうやら、かくかくしかじかかあだった様だよ。」
「あら~それは残念。
まぁ取り敢えず【魔王】軍の殲滅が済んだのなら本当の【魔王】も迂闊に動けないでしょうし良しとしましょ。」
というバラスの言葉で報告は一先ず終了となった。
彼は【魔王】軍の情報源であったシエストラバードの無力化に尽力してくれた新人冒険者、【鬼神】のノア君だ。」
「ど、どうも。ノアです…」
アルキラーの紹介に素直に頭を下げるノア。
現在ノアの前には7人が勢揃いしている状態である。
「では次に私の仲間を紹介しよう。
始めに片目に眼帯を着けた男性は"眼球コレクター"のセゴ。
自身が討伐したモンスターの眼を加工して戦っている。
表では【戦闘彫金師(バトルゴールドスミス)】を生業としている。」
「セゴだ、宜しくな。」
「セゴの隣に居るつり目でスタイルの良い女性は"サドフィリア"のフィリア。
強力な<支配>能力が付与された鞭を駆使してモンスターを"躾"ている。
普段は【戦闘調教師(バトルトレーナー)】として働いているよ。」
「はぁーい、僕ちゃん興味が湧い「あ、大丈夫です。」
「あら残念。」
「で、先程ノア君と一緒にいた普段は騒がしい赤黒い髪の男性は、知っての通り吸血鬼の"ドラキュリオス"。
人体や動物の体の構造に詳しい故、普段は医者と獣医を兼任しているよ。」
「診療から出産まで請け負ってるから相手が見付かったら是非ウチへ。(営業)」
「んで未だノア君があげたハンバーグサンドを食べ続けてるのが"肉食系女子"のカナミと"腸漁り"のコノミだ。
普段は"裏"の仕事で稼いだ金で食べ歩きをしているそうだ。」
「「君、店出さない?私達常連になるよ!」」モグモグ
「やるとしたら老後ですかね…」
「で、こっちにいる見た目ノア君と同年代に見えるのが"皮膚コレクター"のヒフミだ。
モンスターの皮を加工し、多種多様な効果が付与されたマントを羽織って仕事に生かしている。
まぁ生皮を被る時もあるけどね。
普段は【戦闘防具職人(バトルアーマークラフツマン)】を生業としているよ。」
「宜しくね、何か貴重な皮を持ってたら僕に紹介しておくれ。
お礼に何か作ってあげるよ。」
「はい。」
(うーん…アルキラーさんの仲間だったら"アレ"を見せても大丈夫かな…)
「それで最後はこちら、"ボーンコレクター"のプレストリー、私達は専ら"プレ爺"と呼んでるよ。
普段は【戦闘技士(バトルエンジニア)】として戦争や冒険者稼業で失った手足の代わりに、義手や義足の販売を行っているよ。」
「宜しくな坊主!皮膚ミン同様、骨や牙の素材あったら紹介してくんな。
何か作っちゃるぞ!」
「はい、では何れまた。」
(大量に貰ったは良いけど使い道が分からない"アレ"をこの人に紹介してみるか…)
と、一通り全員の紹介が終わった所で、今更な事を聞いてみる。
「…というか良いんですか?
一応"裏の"方々の様ですが僕に紹介とかして…」
「大丈夫大丈夫。
彼ら7人は"正規の裏稼業"の者達だ。
私やバラスと違って対モンスター、魔獣、【魔王】軍、の討伐、国家間の問題等、普通の冒険者に任すには荷が重い事に関して要請があった場合彼らが投入されるんだ。
フリアダビアでの戦いも、もう少し長引いていた場合彼らが戦線に来る予定だったんだよ。」
「え?アルキラーさんとバラスさんは違うんですか?」
「僕とバラスは本当の意味での"裏稼業"を生業としていたんだ。
暗殺依頼から国家間の後ろ暗い依頼まで請け負ってたんだけど、その腕を買われて彼らに"技術提供"してあげたのさ。」
「な、なる程…」
(通りで2人から感じる"ヤバさ"をあまり感じなかった訳か…)
2人から発せられる気配は、体に纏わり付く様なねっとりとしたもので、用を足してる時に背後に立たれる不快感の超強化版と言える。
「さて、本題の【魔王】の件について報告を行おうか。」
「あー…そう言えばアルキラーさん、バラスさんと一緒にシエストラバードから情報抜き取ってましたよね、"物理的"に…」
「あぁ、そこで得た情報を王都を含めた各国に提出し、彼らに要請が行った訳さ。」
「そこからは私が報告いたしますわ。」
と言って豊満な胸を揺らし、前へ進み出てきた【戦闘調教師(バトルトレーナー)】のフィリアが説明を始める。
「10日程前、大陸の南方『滅びの森』付近にて【魔王】と兵含めた【魔王】軍、総数約6000を捕捉。
拠点の様な物を建造中でしたが、即座に攻撃を開始しました。
ある程度数が減った所で『滅びの森』に逃げ込んだ【魔王】軍を追い、そこに生息するモンスター、魔獣も合わせ四つ巴の戦いになりましたが特に支障無く殲滅は続き、後一歩の所まで【魔王】を追い詰めましたが、アルキラー様からの情報通り討伐には至りませんでした。
ですので今回は【魔王】軍の殲滅までに留まる事になりました。」
「ろ、6000…」
(フリアダビアでグリードと一緒に600体のモンスターを屠った事があったけど、その10倍か…うへぇ…)
「そうでしたか、【魔王】は討伐出来ませんでしたか。
やはり昔からの伝承通り【勇者】がトドメを刺さないと倒せない様ですね。」
「え!?そう言ったルールみたいのあるんですか?」
「【魔王】を倒すのは【勇者】。
その構図が古来からあった背景はそう言った縛りがあったみたいだね。」
するとヒフミとドラキュリオスが前に出て来て補足してきた。
「最後は四天王の1人に扮した僕が【魔王】の心臓を引っこ抜いて」
「私が奴の頭蓋に槍を突き刺してトドメを刺したのだが…体は砂の様に崩れ落ち、中からコレが見付かりました。」
そう言って義眼の様な魔導具と懐中時計の容れ物を取り出す。
「ん?」
「あれ?」
と、アルキラーとノアが同時に反応する。
「この物品を見て察すると思うが、俺らが戦った【魔王】は偽物の可能性がある。
こっちの懐中時計の容れ物の方はよく分からんが、義眼の方はこの魔導具を通して俺らの戦いを観察していた様に思われる。」
チャキ…
アルキラーが懐中時計の容れ物を手に取り確認する。
「ノア君、これは…」
「ええ、コモン・キエフが『造魔核』を入れていた物と全く同じですね。」
「コモン?」
聞き慣れない人名に聞き返してくるヒフミ。
「えぇ。数日前、この王都で『造魔核』と呼ばれる代物を使用して造魔となった者が暴れたのです。
ノア君の活躍で事なきを得ましたが、今我々がいるこの旧試合場は見ての通りの有り様になりました。
その『造魔核』を入れていたのがこの懐中時計の容れ物だったのですよ。」
「つまり本当の【魔王】とそのコモンって奴が繋がってるって事になるのか。」
「そう考えて間違い無いでしょうね。
【魔王】討伐は成りませんでしたが、これは大きな収穫です。
これは私の方から王に報告致しましょう。
今回は皆さんご苦労様でした。」
報告が終わると、張り詰めていた空気が弛緩する。
「…そう言えばアルキラー様、確かフリアダビアで【勇者】と共に居たそうですが、戦力としては如何でしたか?」
「うーん…」チラッ
そう聞かれたアルキラーは、チラリとノアを見た後
「お世辞にも戦力として数えられないな、なぁノア君。」
「…そうですね…
一応自発的に力を付けたいと要望を貰ったので、実家の両親の元に預けてますが…
【勇者】の成長率がどれ程か分かりませんが、僕の様な強さを得るのなら、最低でも年単位は掛かるのではないでしょうか…?」
ノアはフリアダビアでの【勇者】ミユキの戦い振りを思い出しつつ冷静にそう評価した。
「っつー事は、最悪今回みたく俺らが【魔王】軍を殲滅し、【魔王】は【勇者】にトドメを刺させる、って方法を取るしか無いって事か…」
スタスタ…「姫プレイって奴だね~。」
「あ、バラスさん。」
「「「「「「「うっす。」」」」」」」
か
「ごめんごめ~ん、くか解体の方は何とかなったからこっちに顔を出せたんだ~。
報告は丁度終わった所かしら~?」
「そうだね。上がりますけど
どうやら、かくかくしかじかかあだった様だよ。」
「あら~それは残念。
まぁ取り敢えず【魔王】軍の殲滅が済んだのなら本当の【魔王】も迂闊に動けないでしょうし良しとしましょ。」
というバラスの言葉で報告は一先ず終了となった。
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