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獣人国編~救出作戦~
なぁ、もっとくれよ
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「ほらどうした、攻撃の手が止まってるぞ?
なぁ、もっとくれよ。
坊主の拳はこう、何かクる物があるんだ!
さぁもっと攻撃を加えてくれぇ!」
「嫌だぁっ!何か気持ち悪いって!」
ゴリラ獣人のガザに、攻撃を加えてくれとせがまれ怯えるノア(15才)。
「良いぞーガザ!【鬼神】の少年がお前に恐れ戦いてるぞ!」
「方向性は違うけどな!」
「医者行け!」
「【鬼神】頑張れー!」
「負けるなよー!(気持ちで)」
観客の応援は、ガザとノアとで半々と言った所である。
「えぇい!こうなりゃさっさと攻撃して気絶させてやる!」ズザッ!
ドゴゴッ!
「うぼっ!」
ガザの懐まで一息に潜り込んだノアは、腹部、鳩尾、胸に強めの打撃を加えた。
かなりの衝撃だったのだろう、ガザの巨体が僅かに浮く程であった。
が
「ふんっ!!」ボッ!
ドゴッ!「おっと!」
再びノアの拳を受けたのを気にせず、ガザがノアに強烈な前蹴りを放つ。
これをノアは腕を盾にして防ぎきった。
「良い!『ドドッ!』良いぞし『ゴゴンッ!』ょうねん!
良い痛み『ゴガッ!』だ!良い感じに疼きが中和されていくぞ!」
殴れば殴るだけ、痛みを与えれば与えるだけガザの口角は上がっていく。
「さぁ!もっと俺に痛みを!全ての攻撃を受け止めてやるぞ!」
「あーもー…面倒臭い…」
ノアは攻撃を急かすガザを少しばかり鬱陶しく思っていた。
「分かりました、次に僕が攻撃を仕掛けるので、それを耐え抜いたらガザさんの勝ちで良いです。」
「何だ!もう終いか?
良い感じに体が熱くなってきたってのに?」
「それ炎症でしょうよ。
その代わり、耐えられない様なら医者に行って下さいよ?」
「……。」スン
「さっきまでの威勢はどうしたぁっ!」
と、ノアとガザがそんなやり取りをしている丁度その頃、弁当持参でやって来た女性獣人に囲まれているヴァモスはと言うと
「はい、ヴァモス君、あーん。」
「あ、あーん。」パクッ。ムグムグ…
「どうですか?お味の方は。」
「あ、はい、美味しいです。リストルビアさん。」ムグムグ…
「んもぅ、私の事は"リス"と、気軽にお呼びになって下さいな。
何れは"伴侶"となるやも知れないのですから。」
「え…?」
ヴァモスに手作り弁当をあげていた栗鼠獣人のリストルビア(人間寄り)は、艶っぽい瞳をヴァモスへと向ける。
そんな光景を、観客と、1人の立会人の獣人が見守っていた。
すると
「挑戦者リストルビア、"脈無し"!」
「だぁああああ!駄目でしたわ!!」
「え?え?」
立会人がそう宣言すると、栗鼠獣人のリストルビアは頭を抱えて天を仰いだ。
ヴァモスは訳も分からず、周りを見渡してみると、何故かヴァモスへの手作り弁当を持って順番待ちしている他の女性獣人は胸を撫で下ろし、このやり取りを見守っていた観客はリストルビアに「残念だったな、リス」やら「次こそは上手く行くって」等の励ましの言葉を掛けていた。
実は今、ここに訪れている女性獣人達はヴァモスの"胃袋を掴みに"来ているのである。
前にも書いたが、武力を持たない者や、非力な者等は相手に好意がある場合、手料理を相手に振る舞う事がある。
これは、獣人国王の妻であるキュオラがその昔、戦火で傷を負った現国王のローグを介抱した際、キュオラの作る手料理が忘れられず求婚したと言われており、その名残として"相手を射止めたければ胃袋を掴め"と言う慣例となっているとか。
つまりヴァモスに手作り弁当をあげていたリストルビアは、"掴み"に来たと言う訳だ。
では何をもって掴んだと判断するのかと言うと、獣人は皆気配に敏感である為、掴まれた際に発せられる多幸感を読み取って判断するとの事だ。
その分隠し通せる物では無いので、変に気を使ってお世辞を言うのは相手に対して逆に失礼に値すると言う。
「くっ、やはりあなた程の美丈夫の胃袋を掴むのは生半可な腕ではダメという事ですわね…」
リストルビアは拳を握り、わなわなと体を震わせてとても悔しそうにしている。
「あ、いや、美味しかったで「ヴァモスくーん、次は私のを!」
「いーや、私のを食ーべて!」
「ちょ、ちょっと待って…」
と、弁明する間も無く次から次へと獣人達が持参した弁当を突き出されるヴァモスであった。
「挑戦者ビルゴリラーマ、"脈無し"!」
「うぉおおおおお!私の勝負飯でもダメだったかぁっ!!」
「いや、とても美味しかったですよ!
胃袋掴まれるか、と言われるとそれ程でも無いってだけで…」
「ぐふっ!」
「少年止めるんだ!それは死体蹴りになるぞ!」
ゴリラ獣人のビルゴリラーマ(ゴリラ寄り)が作ってきた自信作"カラメル牛のステーキ・バナナ過多ソース掛け"であったが、ヴァモスの言う通り味はかなりの物だったが、胃袋を掴まれる程ではなかった。
「ヴァモスくぅん!「おわっ!?」あなたは何を作ったら堕ちてくれるのぉっ!?」
「ビルゴリラーマ!は、離れろって!そして字が違ぇ!」
ヴァモスの胃を掴めなかったビルゴリラーマが詰め寄って来た。
周りに居た観客がそれを静止して来ていた。
「い、いや、何って…ボク達はここ最近ノア様の作ってくれた物位しか食べてなくて…」
「ノア様?…それって今あそこで闘ってる子の事?」
「え、えぇ…」
「ふーん…」
試合場で闘うノアの後ろ姿を見るビルゴリラーマの目が妖しく光っていた。
「さぁ!そんな事より次の攻撃を仕掛けて来い!全て受け切ってやろう!」
「気軽に言ってくれますね…
こちとら怪我させないギリギリの力加減でやってるってのに…」
「はは、強がんなくたって良い『シュパァッン!』へ?」
ブシュッ…ポタタ…
鞭がしなったかの様な音の後、ガザの頬がパックリと裂け、鮮血が滴った。
何が起こったか分からなかったガザが呆然としていると、背後から
「どうです?力加減考えないとただのグーパンでもかなりの殺傷力を出しちゃうんですよ。」
「な…あれ?」
「あぁ、分かって貰う為に攻撃を仕掛けましたが、"僕の姿、見えました?"」
いつの間にか背後に居たノアに、戸惑いを隠せないガザ。
ブンッ!
直後、ノアの肩から先が掻き消える程の速度で振られたかと思うと、ガザの胸板に超高速の張り手が叩き付けられる。
ヴァチィィイインッ!
「うわっ!?」
「うひゃっ!?」
「痛そう…」
と、音を聞いた周りの観客達が顔をしかめる。
音だけでこの反応だ、実際に食らったガザはと言うと
「ぐぎゃぁああああっ!あ!あ、い、痛ぇええっ!!」
先程の余裕はどこへやら、ガザは口から内臓を吐き出すのでは?と心配になる程の絶叫を上げて揉んどり打っていた。
「人が気ぃ使って加減してるのに"痛みを!もっと痛みを!"だとぉ!?欲しけりゃくれてやる、よっ!」バヒュッ!
ビィチィィイイッ!
「いぎゃぁああああああっ!?」
繰り出しているのは張り手だが、見た目には殆ど鞭打ちと何ら変わりは無い。
胸板に打ち込まれた手形は既に赤々と腫れ上がり、 元々付いていた傷によって増幅され、波の様に繰り返し襲い掛かっていた。
今も左肩から右腰にかけて打ち込まれた張り手によって、ガザの戦意は完全に喪失した。
「ま!待った!負けだ!俺の負けで良い!だからもう止めてくれ!」
両手を突き出して制止する様呼び掛けるガザに、ノアも攻撃を仕掛けるのを止めにした。
「はぁ。これに懲りたら医者に行ってしっかりと直してきて下さいよ?」
「う、うむ…」
と、この期に及んでまだはっきりとしないガザに痺れを切らしていると
ズル…
「ガザさん…と仰いましたね?
何か理由があって医者に行きたがらない様なので、私特製の軟膏を渡しておきます。」
と、ノアの影からヴァンディットが姿を現してガザに軟膏が入った小瓶を渡す。
「…天使だ…」
「?吸血鬼ですよー?
それよりも、傷のせいで大分肌の状態が悪いです。そんな事では良い男が台無しですよ?
やはりノア様の言う通り、医者に行く事をお勧めします。」
「あー、ヴァンディットさん、その人かなり頑固だから絶「行きます!」へ?」
ガシッ!
「医者へ行き、完治した後再びあなたの前に馳せ参じましょう!」
「そ、そうですか。無事に治ると良いですね。」
「っと、こうしちゃいられない!医者に行かなければな!良い男が台無しになる前に!はっはっは!」
ヴァンディットの手を握り、何やら宣った後、ガザは意気揚々と通りを駆けていった。
「あらあら、何だか素直な方でしたわね。
ね?ノア様。…ノア様?」
「…僕の説得は何だったんだ…」
ノアは地面に手と膝を突き、ぐったりと項垂れていた。
なぁ、もっとくれよ。
坊主の拳はこう、何かクる物があるんだ!
さぁもっと攻撃を加えてくれぇ!」
「嫌だぁっ!何か気持ち悪いって!」
ゴリラ獣人のガザに、攻撃を加えてくれとせがまれ怯えるノア(15才)。
「良いぞーガザ!【鬼神】の少年がお前に恐れ戦いてるぞ!」
「方向性は違うけどな!」
「医者行け!」
「【鬼神】頑張れー!」
「負けるなよー!(気持ちで)」
観客の応援は、ガザとノアとで半々と言った所である。
「えぇい!こうなりゃさっさと攻撃して気絶させてやる!」ズザッ!
ドゴゴッ!
「うぼっ!」
ガザの懐まで一息に潜り込んだノアは、腹部、鳩尾、胸に強めの打撃を加えた。
かなりの衝撃だったのだろう、ガザの巨体が僅かに浮く程であった。
が
「ふんっ!!」ボッ!
ドゴッ!「おっと!」
再びノアの拳を受けたのを気にせず、ガザがノアに強烈な前蹴りを放つ。
これをノアは腕を盾にして防ぎきった。
「良い!『ドドッ!』良いぞし『ゴゴンッ!』ょうねん!
良い痛み『ゴガッ!』だ!良い感じに疼きが中和されていくぞ!」
殴れば殴るだけ、痛みを与えれば与えるだけガザの口角は上がっていく。
「さぁ!もっと俺に痛みを!全ての攻撃を受け止めてやるぞ!」
「あーもー…面倒臭い…」
ノアは攻撃を急かすガザを少しばかり鬱陶しく思っていた。
「分かりました、次に僕が攻撃を仕掛けるので、それを耐え抜いたらガザさんの勝ちで良いです。」
「何だ!もう終いか?
良い感じに体が熱くなってきたってのに?」
「それ炎症でしょうよ。
その代わり、耐えられない様なら医者に行って下さいよ?」
「……。」スン
「さっきまでの威勢はどうしたぁっ!」
と、ノアとガザがそんなやり取りをしている丁度その頃、弁当持参でやって来た女性獣人に囲まれているヴァモスはと言うと
「はい、ヴァモス君、あーん。」
「あ、あーん。」パクッ。ムグムグ…
「どうですか?お味の方は。」
「あ、はい、美味しいです。リストルビアさん。」ムグムグ…
「んもぅ、私の事は"リス"と、気軽にお呼びになって下さいな。
何れは"伴侶"となるやも知れないのですから。」
「え…?」
ヴァモスに手作り弁当をあげていた栗鼠獣人のリストルビア(人間寄り)は、艶っぽい瞳をヴァモスへと向ける。
そんな光景を、観客と、1人の立会人の獣人が見守っていた。
すると
「挑戦者リストルビア、"脈無し"!」
「だぁああああ!駄目でしたわ!!」
「え?え?」
立会人がそう宣言すると、栗鼠獣人のリストルビアは頭を抱えて天を仰いだ。
ヴァモスは訳も分からず、周りを見渡してみると、何故かヴァモスへの手作り弁当を持って順番待ちしている他の女性獣人は胸を撫で下ろし、このやり取りを見守っていた観客はリストルビアに「残念だったな、リス」やら「次こそは上手く行くって」等の励ましの言葉を掛けていた。
実は今、ここに訪れている女性獣人達はヴァモスの"胃袋を掴みに"来ているのである。
前にも書いたが、武力を持たない者や、非力な者等は相手に好意がある場合、手料理を相手に振る舞う事がある。
これは、獣人国王の妻であるキュオラがその昔、戦火で傷を負った現国王のローグを介抱した際、キュオラの作る手料理が忘れられず求婚したと言われており、その名残として"相手を射止めたければ胃袋を掴め"と言う慣例となっているとか。
つまりヴァモスに手作り弁当をあげていたリストルビアは、"掴み"に来たと言う訳だ。
では何をもって掴んだと判断するのかと言うと、獣人は皆気配に敏感である為、掴まれた際に発せられる多幸感を読み取って判断するとの事だ。
その分隠し通せる物では無いので、変に気を使ってお世辞を言うのは相手に対して逆に失礼に値すると言う。
「くっ、やはりあなた程の美丈夫の胃袋を掴むのは生半可な腕ではダメという事ですわね…」
リストルビアは拳を握り、わなわなと体を震わせてとても悔しそうにしている。
「あ、いや、美味しかったで「ヴァモスくーん、次は私のを!」
「いーや、私のを食ーべて!」
「ちょ、ちょっと待って…」
と、弁明する間も無く次から次へと獣人達が持参した弁当を突き出されるヴァモスであった。
「挑戦者ビルゴリラーマ、"脈無し"!」
「うぉおおおおお!私の勝負飯でもダメだったかぁっ!!」
「いや、とても美味しかったですよ!
胃袋掴まれるか、と言われるとそれ程でも無いってだけで…」
「ぐふっ!」
「少年止めるんだ!それは死体蹴りになるぞ!」
ゴリラ獣人のビルゴリラーマ(ゴリラ寄り)が作ってきた自信作"カラメル牛のステーキ・バナナ過多ソース掛け"であったが、ヴァモスの言う通り味はかなりの物だったが、胃袋を掴まれる程ではなかった。
「ヴァモスくぅん!「おわっ!?」あなたは何を作ったら堕ちてくれるのぉっ!?」
「ビルゴリラーマ!は、離れろって!そして字が違ぇ!」
ヴァモスの胃を掴めなかったビルゴリラーマが詰め寄って来た。
周りに居た観客がそれを静止して来ていた。
「い、いや、何って…ボク達はここ最近ノア様の作ってくれた物位しか食べてなくて…」
「ノア様?…それって今あそこで闘ってる子の事?」
「え、えぇ…」
「ふーん…」
試合場で闘うノアの後ろ姿を見るビルゴリラーマの目が妖しく光っていた。
「さぁ!そんな事より次の攻撃を仕掛けて来い!全て受け切ってやろう!」
「気軽に言ってくれますね…
こちとら怪我させないギリギリの力加減でやってるってのに…」
「はは、強がんなくたって良い『シュパァッン!』へ?」
ブシュッ…ポタタ…
鞭がしなったかの様な音の後、ガザの頬がパックリと裂け、鮮血が滴った。
何が起こったか分からなかったガザが呆然としていると、背後から
「どうです?力加減考えないとただのグーパンでもかなりの殺傷力を出しちゃうんですよ。」
「な…あれ?」
「あぁ、分かって貰う為に攻撃を仕掛けましたが、"僕の姿、見えました?"」
いつの間にか背後に居たノアに、戸惑いを隠せないガザ。
ブンッ!
直後、ノアの肩から先が掻き消える程の速度で振られたかと思うと、ガザの胸板に超高速の張り手が叩き付けられる。
ヴァチィィイインッ!
「うわっ!?」
「うひゃっ!?」
「痛そう…」
と、音を聞いた周りの観客達が顔をしかめる。
音だけでこの反応だ、実際に食らったガザはと言うと
「ぐぎゃぁああああっ!あ!あ、い、痛ぇええっ!!」
先程の余裕はどこへやら、ガザは口から内臓を吐き出すのでは?と心配になる程の絶叫を上げて揉んどり打っていた。
「人が気ぃ使って加減してるのに"痛みを!もっと痛みを!"だとぉ!?欲しけりゃくれてやる、よっ!」バヒュッ!
ビィチィィイイッ!
「いぎゃぁああああああっ!?」
繰り出しているのは張り手だが、見た目には殆ど鞭打ちと何ら変わりは無い。
胸板に打ち込まれた手形は既に赤々と腫れ上がり、 元々付いていた傷によって増幅され、波の様に繰り返し襲い掛かっていた。
今も左肩から右腰にかけて打ち込まれた張り手によって、ガザの戦意は完全に喪失した。
「ま!待った!負けだ!俺の負けで良い!だからもう止めてくれ!」
両手を突き出して制止する様呼び掛けるガザに、ノアも攻撃を仕掛けるのを止めにした。
「はぁ。これに懲りたら医者に行ってしっかりと直してきて下さいよ?」
「う、うむ…」
と、この期に及んでまだはっきりとしないガザに痺れを切らしていると
ズル…
「ガザさん…と仰いましたね?
何か理由があって医者に行きたがらない様なので、私特製の軟膏を渡しておきます。」
と、ノアの影からヴァンディットが姿を現してガザに軟膏が入った小瓶を渡す。
「…天使だ…」
「?吸血鬼ですよー?
それよりも、傷のせいで大分肌の状態が悪いです。そんな事では良い男が台無しですよ?
やはりノア様の言う通り、医者に行く事をお勧めします。」
「あー、ヴァンディットさん、その人かなり頑固だから絶「行きます!」へ?」
ガシッ!
「医者へ行き、完治した後再びあなたの前に馳せ参じましょう!」
「そ、そうですか。無事に治ると良いですね。」
「っと、こうしちゃいられない!医者に行かなければな!良い男が台無しになる前に!はっはっは!」
ヴァンディットの手を握り、何やら宣った後、ガザは意気揚々と通りを駆けていった。
「あらあら、何だか素直な方でしたわね。
ね?ノア様。…ノア様?」
「…僕の説得は何だったんだ…」
ノアは地面に手と膝を突き、ぐったりと項垂れていた。
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