501 / 1,124
獣人国編~【勇者】アーク・ダンジョン『時の迷宮』~
アーク
しおりを挟む
「さてと…
周りに居らっしゃる皆さん!ここで気が触れた冒険者パーティが暴れています!
申し訳ありませんが避難して下さい!」
「あ!?何だと?」
物理的に火を消し止めたノアは、一先ず周囲に退避する様指示を出す。
「わ、分かった!」
「アイツら何で冒険者に攻撃してんだ?」
「知らないわよ!良いから行きましょ!」
「そうだ『ブレイカー』!俺達の方で兵士や冒険ギルドの方に報告しとくぜ!」
「あ、お願いします。」
ノアの指示を受けた冒険者達は、ノアや4人組から距離を取り始める。
内1組のパーティが街に応援を呼びに行ってくれる様だ。
「アーク様、これ以上はこちラの分が悪くなります。ここは一旦引きましょう。」
「ええぃ!思い通りに行かねぇな畜生めっ!」
「あ、2人共…」
喚くアークと虚ろな目をしたヴォルフスティが踵を返してその場から逃げ去ろうとする。
対して【聖女】はどうして良いか困っている様子。
すると
ズズズズッ!『待て。』
「うおっ!?」ビタッ!
「ヒ…ひぃんっ!」ガバッ!
「きゃあっ!?」ガバッ!
逃げようとした一行の足を止める為、ノアは<殺気放出>を発動。
相手の素性が分からなかったので、様子見でバーサークベア並みの殺気を当ててみた。
(アークとか言う青年は多少余裕がある様だが、ヴォルフスティと言う獣人と【聖女】の女性には効果があった様で踞っている、か…
しかし…)
取り敢えず3人の足止め効果を認めるノアであったが
「うぇっ!?」
「きゃっ!?」
「うわっ!?」
「うおっ!?」
避難を促した冒険者達までも足止めしてしまったのである。
(うーん…<殺気放出>は足止めに使えるけど、全方位の人にも影響が出るのがちょっとなぁ…)
(『もうちょっと使ってりゃあ、拡散タイプの<殺気放出>に加えて限定タイプの<殺気集中>が使える様になるぜ?』)
(あ、そうなの?
じゃあこのまま使用を続けてみるよ。)
(『あぁ、そうすると良い。』)
鬼神からのアドバイスを受けたノアは、一先ず<殺気放出>を使用したまま3人の下へと向かう。
だが足元から
「…う、うぅ…
えっ!?ちょっ、何この殺気!?
それに何で私ボロボロになってあ痛たたっ!」
『おや?目覚めました?』
「えっ!?な、何あんた!?
この殺気はあんたが痛たたたっ!」
ノアが放った殺気に当てられ、先程地面に叩き付けられて意識を失ったアックスレイが覚醒。
だが先程までの記憶が無い様で、状況が理解出来ていない上、ダメージが溜まっていたからか、碌に動く事が出来ないでいる。
良く見てみると、虚ろだった目に光が戻っていた。
『先程まで操られている様な感じでしたが、自分が何やったか分かります?』
「え!?操…あ…っ…」
何やら思い当たる事があったのか、アックスレイは唇を噛み締めて塞ぎ込んでしまった。
『まぁ話は後で聞きますので、抵抗しなければこちらから危害は加えませんので大人しくしてて下さい。』
「は、はい…」
どうやら正気に戻った様で、ノアの指示をすんなり受け取ってくれた。
なので残る3人の下へ歩を進めるノアであった。
「…ぐっ…おいヴォルフスティ!奴が来る!時間を稼げ!」
「や、やだやだやだやだ!
こんな殺気発する人と敵対したくない!
ねぇアーク!素直に謝ろうよ!」
(チッ!あの『ブレイカー』とか言う奴が殺気飛ばしたからか、俺の<洗脳>が完全に解けてやがる…
こうなりゃもう一段上の<隷属>を掛けてやる!)
「おいヴォルフスティ!こっち向けヴォルフスティ!」
「え?ぅえ?」
呼び掛けに反応したヴォルフスティがアークの方を見る。
するとアークの目が輝き始め
「<隷ぞ」
ドゴォッ!
「ひ、ひぃいいっ!?」
アークとヴォルフスティとの間に荒鬼神が突き立つ。
何やら行動を開始したアークの策を妨害する目的でノアがぶん投げた物である。
『指1本動かすな、声を出すな、何か少しでも妙な動きを見せたらタダじゃおかないぞ?』
「「「「「「はい、分かりました…」」」」」」
『あ、皆さんは良いですからね。』
未だ動けずにいた冒険者達も含まれていると勘違いした様なので訂正しておく。
ザッザッザッ…
『さて、お話を聞かせて貰っても良いでしょうか?
こちらがあなた達の要求を断った事に怒る位ならまだしも、精神干渉スキルや攻撃仕掛けてくるのはこちらとしても納得いかないモノでしてね。』
ノアはそう言いながら3人の下へ近付いていく。
すると、あと20歩程で辿り着くとなった所で
(畜生、このまま一方的にやられるのは腹の虫が収まらねぇ!
くそっ、こうなったら…)
ブゥウウウンッ!『!?』
突如、アークを中心として幾重もの幾何学模様が入った金色の魔法陣が展開。
3人所か半径50メル以内に残っていた冒険者約30名をも飲み込む広範囲の物であった。
『チッ、今度は何を仕出かすつもりだ!』ダンッ!
ノアは勢い良く駆け出し、アークの下に迫る。
だが
「"参集しろぉっ"!」
『『『『『『『『ザザザッ!』』』』』』』』
『!?』
アークが叫ぶと、金色の魔法陣の範囲内に居た約30名の冒険者と、ノアの殺気に怯えていたヴォルフスティ、ノアの後方に居たアックスレイが一瞬の内にアークを守るかの様に立ち塞がっていた。
その者らの体の各所を見てみると、金色に輝く紋様の様な物が浮かび上がっていた。
「ア、アーク!止めなさい!今すぐ!」
全員がこの魔法陣の影響を受けているのかと思ったが、【聖女】はふらつきながらも耐え、必死にアークに制止の声を上げていた。
「畜生!これでもテメェは"術中"に嵌まらねぇのかよ!
おいお前ら!奴から俺を守れ!このふざけた殺気を止めるんだ!」
『『『『『『『『ザザザッ!』』』』』』』』
アークの言葉を受け、ノア目掛けて冒険者達やアークの仲間2人が殺到し始めた。
ギュッ、ギリリ…
『<殺気放出>を使用しているのに効果が無い事から精神干渉スキルとかでは無く、強制的な力で操られているみたいだな…
悪いが無力化させて貰うぞ。』
ノアは腕に巻いていたロープを解き、眼前で構え出す。
「アァアアアッ!」ボッ!
ギュルッ!ガッ!バシッ!
ドサッ!「アウッ…!」
奇声を発しながらショートソードを手に突っ込んできた冒険者の手にロープを引っ掛けて締め付ける事で、瞬間的に腱が圧迫されて握りが緩んだ所に肘打ちを当てて武装を解除。
即座に足払いを繰り出して転かす。
この間僅か1秒である。
「オァアアアアッ!」
「シャァアッ!」
「ガァッ!」
カッ!ゴッ!
ゴツッ!「オゴッ!?」
先程武装解除した時に取り落としたショートソードを足で拾い上げて蹴飛ばし、柄の部分を1人の顎に当てて一瞬動きを止め
ドフッ!「オブッ!?」
ズザザッ!
向かって来るもう1人の冒険者の腹部を蹴って転がしている間に
「ガァアッ!」ビュオンッ!
ガガッ!ゴゴッ!ガッ!「…オ…」
ドサッ!
斧を手に斬り掛かって来た冒険者の手首、上腕に肘打ち2連撃を打ち込み、武装を解除。
顎に拳3連撃を打ち込んで意識を刈り取り、地面に崩れ落とす。
『どんなカラクリかは知らないが、この程度じゃ足止めにすらなんないぞ?』
周りに居らっしゃる皆さん!ここで気が触れた冒険者パーティが暴れています!
申し訳ありませんが避難して下さい!」
「あ!?何だと?」
物理的に火を消し止めたノアは、一先ず周囲に退避する様指示を出す。
「わ、分かった!」
「アイツら何で冒険者に攻撃してんだ?」
「知らないわよ!良いから行きましょ!」
「そうだ『ブレイカー』!俺達の方で兵士や冒険ギルドの方に報告しとくぜ!」
「あ、お願いします。」
ノアの指示を受けた冒険者達は、ノアや4人組から距離を取り始める。
内1組のパーティが街に応援を呼びに行ってくれる様だ。
「アーク様、これ以上はこちラの分が悪くなります。ここは一旦引きましょう。」
「ええぃ!思い通りに行かねぇな畜生めっ!」
「あ、2人共…」
喚くアークと虚ろな目をしたヴォルフスティが踵を返してその場から逃げ去ろうとする。
対して【聖女】はどうして良いか困っている様子。
すると
ズズズズッ!『待て。』
「うおっ!?」ビタッ!
「ヒ…ひぃんっ!」ガバッ!
「きゃあっ!?」ガバッ!
逃げようとした一行の足を止める為、ノアは<殺気放出>を発動。
相手の素性が分からなかったので、様子見でバーサークベア並みの殺気を当ててみた。
(アークとか言う青年は多少余裕がある様だが、ヴォルフスティと言う獣人と【聖女】の女性には効果があった様で踞っている、か…
しかし…)
取り敢えず3人の足止め効果を認めるノアであったが
「うぇっ!?」
「きゃっ!?」
「うわっ!?」
「うおっ!?」
避難を促した冒険者達までも足止めしてしまったのである。
(うーん…<殺気放出>は足止めに使えるけど、全方位の人にも影響が出るのがちょっとなぁ…)
(『もうちょっと使ってりゃあ、拡散タイプの<殺気放出>に加えて限定タイプの<殺気集中>が使える様になるぜ?』)
(あ、そうなの?
じゃあこのまま使用を続けてみるよ。)
(『あぁ、そうすると良い。』)
鬼神からのアドバイスを受けたノアは、一先ず<殺気放出>を使用したまま3人の下へと向かう。
だが足元から
「…う、うぅ…
えっ!?ちょっ、何この殺気!?
それに何で私ボロボロになってあ痛たたっ!」
『おや?目覚めました?』
「えっ!?な、何あんた!?
この殺気はあんたが痛たたたっ!」
ノアが放った殺気に当てられ、先程地面に叩き付けられて意識を失ったアックスレイが覚醒。
だが先程までの記憶が無い様で、状況が理解出来ていない上、ダメージが溜まっていたからか、碌に動く事が出来ないでいる。
良く見てみると、虚ろだった目に光が戻っていた。
『先程まで操られている様な感じでしたが、自分が何やったか分かります?』
「え!?操…あ…っ…」
何やら思い当たる事があったのか、アックスレイは唇を噛み締めて塞ぎ込んでしまった。
『まぁ話は後で聞きますので、抵抗しなければこちらから危害は加えませんので大人しくしてて下さい。』
「は、はい…」
どうやら正気に戻った様で、ノアの指示をすんなり受け取ってくれた。
なので残る3人の下へ歩を進めるノアであった。
「…ぐっ…おいヴォルフスティ!奴が来る!時間を稼げ!」
「や、やだやだやだやだ!
こんな殺気発する人と敵対したくない!
ねぇアーク!素直に謝ろうよ!」
(チッ!あの『ブレイカー』とか言う奴が殺気飛ばしたからか、俺の<洗脳>が完全に解けてやがる…
こうなりゃもう一段上の<隷属>を掛けてやる!)
「おいヴォルフスティ!こっち向けヴォルフスティ!」
「え?ぅえ?」
呼び掛けに反応したヴォルフスティがアークの方を見る。
するとアークの目が輝き始め
「<隷ぞ」
ドゴォッ!
「ひ、ひぃいいっ!?」
アークとヴォルフスティとの間に荒鬼神が突き立つ。
何やら行動を開始したアークの策を妨害する目的でノアがぶん投げた物である。
『指1本動かすな、声を出すな、何か少しでも妙な動きを見せたらタダじゃおかないぞ?』
「「「「「「はい、分かりました…」」」」」」
『あ、皆さんは良いですからね。』
未だ動けずにいた冒険者達も含まれていると勘違いした様なので訂正しておく。
ザッザッザッ…
『さて、お話を聞かせて貰っても良いでしょうか?
こちらがあなた達の要求を断った事に怒る位ならまだしも、精神干渉スキルや攻撃仕掛けてくるのはこちらとしても納得いかないモノでしてね。』
ノアはそう言いながら3人の下へ近付いていく。
すると、あと20歩程で辿り着くとなった所で
(畜生、このまま一方的にやられるのは腹の虫が収まらねぇ!
くそっ、こうなったら…)
ブゥウウウンッ!『!?』
突如、アークを中心として幾重もの幾何学模様が入った金色の魔法陣が展開。
3人所か半径50メル以内に残っていた冒険者約30名をも飲み込む広範囲の物であった。
『チッ、今度は何を仕出かすつもりだ!』ダンッ!
ノアは勢い良く駆け出し、アークの下に迫る。
だが
「"参集しろぉっ"!」
『『『『『『『『ザザザッ!』』』』』』』』
『!?』
アークが叫ぶと、金色の魔法陣の範囲内に居た約30名の冒険者と、ノアの殺気に怯えていたヴォルフスティ、ノアの後方に居たアックスレイが一瞬の内にアークを守るかの様に立ち塞がっていた。
その者らの体の各所を見てみると、金色に輝く紋様の様な物が浮かび上がっていた。
「ア、アーク!止めなさい!今すぐ!」
全員がこの魔法陣の影響を受けているのかと思ったが、【聖女】はふらつきながらも耐え、必死にアークに制止の声を上げていた。
「畜生!これでもテメェは"術中"に嵌まらねぇのかよ!
おいお前ら!奴から俺を守れ!このふざけた殺気を止めるんだ!」
『『『『『『『『ザザザッ!』』』』』』』』
アークの言葉を受け、ノア目掛けて冒険者達やアークの仲間2人が殺到し始めた。
ギュッ、ギリリ…
『<殺気放出>を使用しているのに効果が無い事から精神干渉スキルとかでは無く、強制的な力で操られているみたいだな…
悪いが無力化させて貰うぞ。』
ノアは腕に巻いていたロープを解き、眼前で構え出す。
「アァアアアッ!」ボッ!
ギュルッ!ガッ!バシッ!
ドサッ!「アウッ…!」
奇声を発しながらショートソードを手に突っ込んできた冒険者の手にロープを引っ掛けて締め付ける事で、瞬間的に腱が圧迫されて握りが緩んだ所に肘打ちを当てて武装を解除。
即座に足払いを繰り出して転かす。
この間僅か1秒である。
「オァアアアアッ!」
「シャァアッ!」
「ガァッ!」
カッ!ゴッ!
ゴツッ!「オゴッ!?」
先程武装解除した時に取り落としたショートソードを足で拾い上げて蹴飛ばし、柄の部分を1人の顎に当てて一瞬動きを止め
ドフッ!「オブッ!?」
ズザザッ!
向かって来るもう1人の冒険者の腹部を蹴って転がしている間に
「ガァアッ!」ビュオンッ!
ガガッ!ゴゴッ!ガッ!「…オ…」
ドサッ!
斧を手に斬り掛かって来た冒険者の手首、上腕に肘打ち2連撃を打ち込み、武装を解除。
顎に拳3連撃を打ち込んで意識を刈り取り、地面に崩れ落とす。
『どんなカラクリかは知らないが、この程度じゃ足止めにすらなんないぞ?』
100
あなたにおすすめの小説
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜
日々埋没。
ファンタジー
「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」
かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。
その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。
レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。
地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。
「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」
新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。
一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。
やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。
レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
妹が聖女の再来と呼ばれているようです
田尾風香
ファンタジー
ダンジョンのある辺境の地で回復術士として働いていたけど、父に呼び戻されてモンテリーノ学校に入学した。そこには、私の婚約者であるファルター殿下と、腹違いの妹であるピーアがいたんだけど。
「マレン・メクレンブルク! 貴様とは婚約破棄する!」
どうやらファルター殿下は、"低能"と呼ばれている私じゃなく、"聖女の再来"とまで呼ばれるくらいに成績の良い妹と婚約したいらしい。
それは別に構わない。国王陛下の裁定で無事に婚約破棄が成った直後、私に婚約を申し込んできたのは、辺境の地で一緒だったハインリヒ様だった。
戸惑う日々を送る私を余所に、事件が起こる。――学校に、ダンジョンが出現したのだった。
更新は不定期です。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
レベル1の時から育ててきたパーティメンバーに裏切られて捨てられたが、俺はソロの方が本気出せるので問題はない
あつ犬
ファンタジー
王国最強のパーティメンバーを鍛え上げた、アサシンのアルマ・アルザラットはある日追放され、貯蓄もすべて奪われてしまう。 そんな折り、とある剣士の少女に助けを請われる。「パーティメンバーを助けてくれ」! 彼の人生が、動き出す。
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる