590 / 1,124
獣人国編~中級冒険者試験~
早速使う
しおりを挟む
「…何度も言っているが、一応私は中級冒険者パーティ並みの戦闘力は備わっている故、別に私は警護を頼んだ覚えは無い。
お主達が勝手に着いて来ただけではないか。(ロスト)」
「貴方が良くとも私共としては、はいそうですか、とは行かないのですよ。
貴方は自分が思っている以上の価値ある人なのですからな。(ゴーマン)」
どうやらロスト自身も快く思っていない相手の様である。
「ラインハードさん、ヴァンディットさん、ミダレさん、どうやら僕らはお邪魔みたいだ。
ここは一時解散しましょう。」
「「「は、はい…(ラインハード、ヴァンディット、ミダレ)」」」
場の空気を読んだノアは3人にそう伝えてこの場から離れる様促す。
するとその時
<へへ、あの女(ヴァンディット)、中々良いケツしてんなぁ。>
<俺だったらヒィヒィ言わせてやるぜ、へへっ。>
<ふ…止せ、ロスト殿に聞こえるぞ?(ゴーマン)>
「……っ…」ギュッ…
<聞き耳>を通して聞こえてきたのはゴーマンと、ゴーマンが連れてきた輩の下卑た会話であった。
ヴァンディットも少し聞こえていたのだろう、表情を歪め、ドレスを握り締めていた。
「…ったく、程度はどうであれ、やっぱ貴族やその取り巻きは糞みてぇな奴が大半みたいだなぁ。」
「ん?そこのガキ、今何と言った?(ゴーマン)」
「ノ、ノア様っ!?(ヴァンディット)」
明らかに怒気が含まれた口調に慌てるヴァンディット。
「自分含め貴族らしからぬ会話が聞こえなかったのか?
耳垢掃除した方が良いぜ、アンタ。」
「おいそこの小僧、今の発言は冗談じゃ済まされないぞ?(ゴーマン)」
「分かり易く言わないと駄目か?
アンタらみたいな連中は居るだけで胸糞悪くなる。
僕らよりか、アンタ達の方がここから去ってくれませんか、貴族様?」
身振り手振りを踏まえ、街の入口を指差す。
ゴーマンはそれを静かに聞いた後、一言だけ
「我ら貴族を侮辱した。許す、殺せ。(ゴーマン)」
「「「「「へぃっ!(輩)」」」」」
「お、おいゴーマン!(ロスト)」
「ノア様っ!(ヴァンディット)」
「あ、あわわ…(ミダレ)」
ゴーマンの号令に素直に応じる輩共。
輩共の表情に迷いは無く、寧ろこれから行うであろう行為に嬉しさすら感じている様子である。
「ロストさん!」
「え?(ロスト)」
サッササッ(アイツら)スッスッ(殴って良い?)
…コクッ。(ロスト)
ノアはロストに確認を取る為、ハンドサインを行う。
ロストはそれを直ぐに理解し頷いてくれた。
「悪く思うなよ、ガキがぁっ!」ボッ!
スッ…ズズズンッ!
「おげぇぁあっ!?」ガクッ…
殴り掛かって来た輩の大振りな拳を最小限の動きで避けたノアは、がら空きになった脇の下、脇腹に肘鉄3発を繰り出して呼吸困難に陥らせた。
打たれた輩は悲鳴を上げつつ膝から崩れ落ち、その場から動けなくなった。
「え?え?(輩)」
(『おい、あの輩、何が起こったのか分かってないみたいだぜ?』)
(つまり取り巻きはその程度という事か…)
たった今行動不能に陥った輩の直ぐ後ろに居た輩は何が起こったのか分からず間抜けな声を上げる。
気付いた頃には懐に大股1歩分まで迫っていた。
「お、わっ!(輩)」ブンッ!
ヒュッ!ズムッ!
「ォゲェッ!」ビチャチャッ!
眼前まで迫られた事で慌てた輩は、腰の入っていない蹴りにも満たない足払いを繰り出して来たので、ノアは跨いで回避した後、鳩尾に抜き手を打ち込む。
あまりの痛打に、輩は胃の中の物を全て体外に吐き出して悶え苦しんだ。
「ッラァッ!」スラッ…
カッ!コッ!キンッ!パキョッ!
「へぇぁあああああっ!?(輩)」
とうとう剣を抜いてきた為、<刃断ち>を連続発動して剣を3等分に削り、手刀で手首を外す。
輩は情けない声を上げてその場に蹲った。
「な、何をしている!相手はたかがガキ1人だ!2人で掛かればどうとでもなるだろう、この木偶の坊が!(ゴーマン)」
サラッと残りの輩を貶しつつ檄を飛ばすゴーマン。
「ファイアナックルッ!(輩)」ゴッ!
「アイシクルスピアッ!(輩)」ボッ!
言ってしまえば炎のパンチと氷の槍による突き攻撃であるが、大した脅威ではない。
ガシッ!「ぬっ!?(輩)」
ガキッ!「ぅおっ!?(輩)」
炎のパンチは片手で、氷の槍の穂先を片足で抑えているだけなのだが、どちらもピクリとも動かない。
炎に晒されてはいるものの<熱耐性>がある為問題は無い。
ギリリ…「ぬぐぐっ…」ズシャ…
ヒュパッ!ガコッ!「ぅぎっ!?」ドッ!
受け止めた拳に力を掛けて輩を跪かせつつ氷の槍に足を引っ掛け、武器を奪いつつ輩の顎にヒットさせて地面に倒れ伏した。
「特にアンタら2人はタダじゃおかないぞ?
人の従者に卑しい目向けやがって!
″ヒィヒィ″言わすだぁ?
アンタらを″ヒィヒィ″言わせてやるよ!」
『『ガッ!』』『『ギュゥウウッ!』』
「「ぃぎゃぁああああっ!
ひっ、ひぃい!痛いぃいいっ!?(輩)」」
屈強そうな輩2人の鍛え抜かれた腹筋を掴み、皮膚の上から内臓を掴むと、2人は悲鳴を上げてもがき苦しんだ。
『『メリメリメリメリ…』』
「た、頼む!ゆ、許し!許しへっ!?(輩)」
「お、俺らはそこのゴーマンとか言う貴族にか、金で雇われただけだぁっ!(輩)」
「だからって人の従者に下卑た気を起こしてんじゃねぇっ!」
『『ブンッ!』』『『ドザザザッ!』』
皮膚の上から内臓を掴んだまま10メル後方にぶん投げる。
輩2人は強かに石畳に滑り込むと、腹を抱えたまま揉んどり打った。
この間僅か30秒にも満たない短い時間であった。
そのままノアは悠然とゴーマンの方まで歩みを進めて言い放つ。
「この程度で大事な大事な貴族様の警護?笑わせるね。
″殺せ″″行け!″だけの簡単な指示飛ばすだけなら子供でも十分だ。
アンタが出張ったお陰で不要な争いが発生してしまった。アンタ、現場向いてないよ?」
「こンの…そこらのゴロツキ数人を屠った程度で粋がりおって…
パルディック家を相手にこんな事をしてどうなるか分かっているのか…?(ゴーマン)」
「いや、勝手に着いてきて勝手に騒ぎを起こしたのはお前であろう?
私の監督不行届けもある故、訴えられれば応じるつもりだが、お前の雇ったゴロツキが事を起こしたのだ、十分に責任はあるぞ?(ロスト)」
「なっ!?(ゴーマン)」
と、ロストからも突き放されてしまうゴーマン。すると苦し紛れか
「お、おい貴様っ!私をゴーマン男爵と知っての狼藉かっ!名を名乗れ!(ゴーマン)」
(『ガキ→小僧と来て貴様か。
最初よりは大分マシになったから次は″貴方様″かな?』)
「…そういえばヴァンディットさん、男爵ってどれ位偉いの?」
「え…?えっと、伯爵より2つ下で騎士よりも上の位になります…(ヴァンディット)」
「ふーん…」ガサガサ…
「おい!聞いているのか貴様!
名を名乗れと「はい。今日中級冒険者になりましたノアです。これで良いですか?」
ノアは懐からクリスタルブルーの冒険者カードを取り出してゴーマンに突き出した。
お主達が勝手に着いて来ただけではないか。(ロスト)」
「貴方が良くとも私共としては、はいそうですか、とは行かないのですよ。
貴方は自分が思っている以上の価値ある人なのですからな。(ゴーマン)」
どうやらロスト自身も快く思っていない相手の様である。
「ラインハードさん、ヴァンディットさん、ミダレさん、どうやら僕らはお邪魔みたいだ。
ここは一時解散しましょう。」
「「「は、はい…(ラインハード、ヴァンディット、ミダレ)」」」
場の空気を読んだノアは3人にそう伝えてこの場から離れる様促す。
するとその時
<へへ、あの女(ヴァンディット)、中々良いケツしてんなぁ。>
<俺だったらヒィヒィ言わせてやるぜ、へへっ。>
<ふ…止せ、ロスト殿に聞こえるぞ?(ゴーマン)>
「……っ…」ギュッ…
<聞き耳>を通して聞こえてきたのはゴーマンと、ゴーマンが連れてきた輩の下卑た会話であった。
ヴァンディットも少し聞こえていたのだろう、表情を歪め、ドレスを握り締めていた。
「…ったく、程度はどうであれ、やっぱ貴族やその取り巻きは糞みてぇな奴が大半みたいだなぁ。」
「ん?そこのガキ、今何と言った?(ゴーマン)」
「ノ、ノア様っ!?(ヴァンディット)」
明らかに怒気が含まれた口調に慌てるヴァンディット。
「自分含め貴族らしからぬ会話が聞こえなかったのか?
耳垢掃除した方が良いぜ、アンタ。」
「おいそこの小僧、今の発言は冗談じゃ済まされないぞ?(ゴーマン)」
「分かり易く言わないと駄目か?
アンタらみたいな連中は居るだけで胸糞悪くなる。
僕らよりか、アンタ達の方がここから去ってくれませんか、貴族様?」
身振り手振りを踏まえ、街の入口を指差す。
ゴーマンはそれを静かに聞いた後、一言だけ
「我ら貴族を侮辱した。許す、殺せ。(ゴーマン)」
「「「「「へぃっ!(輩)」」」」」
「お、おいゴーマン!(ロスト)」
「ノア様っ!(ヴァンディット)」
「あ、あわわ…(ミダレ)」
ゴーマンの号令に素直に応じる輩共。
輩共の表情に迷いは無く、寧ろこれから行うであろう行為に嬉しさすら感じている様子である。
「ロストさん!」
「え?(ロスト)」
サッササッ(アイツら)スッスッ(殴って良い?)
…コクッ。(ロスト)
ノアはロストに確認を取る為、ハンドサインを行う。
ロストはそれを直ぐに理解し頷いてくれた。
「悪く思うなよ、ガキがぁっ!」ボッ!
スッ…ズズズンッ!
「おげぇぁあっ!?」ガクッ…
殴り掛かって来た輩の大振りな拳を最小限の動きで避けたノアは、がら空きになった脇の下、脇腹に肘鉄3発を繰り出して呼吸困難に陥らせた。
打たれた輩は悲鳴を上げつつ膝から崩れ落ち、その場から動けなくなった。
「え?え?(輩)」
(『おい、あの輩、何が起こったのか分かってないみたいだぜ?』)
(つまり取り巻きはその程度という事か…)
たった今行動不能に陥った輩の直ぐ後ろに居た輩は何が起こったのか分からず間抜けな声を上げる。
気付いた頃には懐に大股1歩分まで迫っていた。
「お、わっ!(輩)」ブンッ!
ヒュッ!ズムッ!
「ォゲェッ!」ビチャチャッ!
眼前まで迫られた事で慌てた輩は、腰の入っていない蹴りにも満たない足払いを繰り出して来たので、ノアは跨いで回避した後、鳩尾に抜き手を打ち込む。
あまりの痛打に、輩は胃の中の物を全て体外に吐き出して悶え苦しんだ。
「ッラァッ!」スラッ…
カッ!コッ!キンッ!パキョッ!
「へぇぁあああああっ!?(輩)」
とうとう剣を抜いてきた為、<刃断ち>を連続発動して剣を3等分に削り、手刀で手首を外す。
輩は情けない声を上げてその場に蹲った。
「な、何をしている!相手はたかがガキ1人だ!2人で掛かればどうとでもなるだろう、この木偶の坊が!(ゴーマン)」
サラッと残りの輩を貶しつつ檄を飛ばすゴーマン。
「ファイアナックルッ!(輩)」ゴッ!
「アイシクルスピアッ!(輩)」ボッ!
言ってしまえば炎のパンチと氷の槍による突き攻撃であるが、大した脅威ではない。
ガシッ!「ぬっ!?(輩)」
ガキッ!「ぅおっ!?(輩)」
炎のパンチは片手で、氷の槍の穂先を片足で抑えているだけなのだが、どちらもピクリとも動かない。
炎に晒されてはいるものの<熱耐性>がある為問題は無い。
ギリリ…「ぬぐぐっ…」ズシャ…
ヒュパッ!ガコッ!「ぅぎっ!?」ドッ!
受け止めた拳に力を掛けて輩を跪かせつつ氷の槍に足を引っ掛け、武器を奪いつつ輩の顎にヒットさせて地面に倒れ伏した。
「特にアンタら2人はタダじゃおかないぞ?
人の従者に卑しい目向けやがって!
″ヒィヒィ″言わすだぁ?
アンタらを″ヒィヒィ″言わせてやるよ!」
『『ガッ!』』『『ギュゥウウッ!』』
「「ぃぎゃぁああああっ!
ひっ、ひぃい!痛いぃいいっ!?(輩)」」
屈強そうな輩2人の鍛え抜かれた腹筋を掴み、皮膚の上から内臓を掴むと、2人は悲鳴を上げてもがき苦しんだ。
『『メリメリメリメリ…』』
「た、頼む!ゆ、許し!許しへっ!?(輩)」
「お、俺らはそこのゴーマンとか言う貴族にか、金で雇われただけだぁっ!(輩)」
「だからって人の従者に下卑た気を起こしてんじゃねぇっ!」
『『ブンッ!』』『『ドザザザッ!』』
皮膚の上から内臓を掴んだまま10メル後方にぶん投げる。
輩2人は強かに石畳に滑り込むと、腹を抱えたまま揉んどり打った。
この間僅か30秒にも満たない短い時間であった。
そのままノアは悠然とゴーマンの方まで歩みを進めて言い放つ。
「この程度で大事な大事な貴族様の警護?笑わせるね。
″殺せ″″行け!″だけの簡単な指示飛ばすだけなら子供でも十分だ。
アンタが出張ったお陰で不要な争いが発生してしまった。アンタ、現場向いてないよ?」
「こンの…そこらのゴロツキ数人を屠った程度で粋がりおって…
パルディック家を相手にこんな事をしてどうなるか分かっているのか…?(ゴーマン)」
「いや、勝手に着いてきて勝手に騒ぎを起こしたのはお前であろう?
私の監督不行届けもある故、訴えられれば応じるつもりだが、お前の雇ったゴロツキが事を起こしたのだ、十分に責任はあるぞ?(ロスト)」
「なっ!?(ゴーマン)」
と、ロストからも突き放されてしまうゴーマン。すると苦し紛れか
「お、おい貴様っ!私をゴーマン男爵と知っての狼藉かっ!名を名乗れ!(ゴーマン)」
(『ガキ→小僧と来て貴様か。
最初よりは大分マシになったから次は″貴方様″かな?』)
「…そういえばヴァンディットさん、男爵ってどれ位偉いの?」
「え…?えっと、伯爵より2つ下で騎士よりも上の位になります…(ヴァンディット)」
「ふーん…」ガサガサ…
「おい!聞いているのか貴様!
名を名乗れと「はい。今日中級冒険者になりましたノアです。これで良いですか?」
ノアは懐からクリスタルブルーの冒険者カードを取り出してゴーマンに突き出した。
85
あなたにおすすめの小説
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜
日々埋没。
ファンタジー
「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」
かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。
その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。
レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。
地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。
「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」
新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。
一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。
やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。
レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
妹が聖女の再来と呼ばれているようです
田尾風香
ファンタジー
ダンジョンのある辺境の地で回復術士として働いていたけど、父に呼び戻されてモンテリーノ学校に入学した。そこには、私の婚約者であるファルター殿下と、腹違いの妹であるピーアがいたんだけど。
「マレン・メクレンブルク! 貴様とは婚約破棄する!」
どうやらファルター殿下は、"低能"と呼ばれている私じゃなく、"聖女の再来"とまで呼ばれるくらいに成績の良い妹と婚約したいらしい。
それは別に構わない。国王陛下の裁定で無事に婚約破棄が成った直後、私に婚約を申し込んできたのは、辺境の地で一緒だったハインリヒ様だった。
戸惑う日々を送る私を余所に、事件が起こる。――学校に、ダンジョンが出現したのだった。
更新は不定期です。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
レベル1の時から育ててきたパーティメンバーに裏切られて捨てられたが、俺はソロの方が本気出せるので問題はない
あつ犬
ファンタジー
王国最強のパーティメンバーを鍛え上げた、アサシンのアルマ・アルザラットはある日追放され、貯蓄もすべて奪われてしまう。 そんな折り、とある剣士の少女に助けを請われる。「パーティメンバーを助けてくれ」! 彼の人生が、動き出す。
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる