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獣人国編~御前試合の代表決め~
苦万蜂の時と同じ流れ
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「ほうか【テイム】があったな。(ルド)」
「確かに実戦経験が無くともテイムしたモンスターに戦わせる事が出来るしの。(ロイ)」
「な、なる程…モンスターが仲間になれば戦力ともなるし、パーティとして赤の他人を誘う事もしなくていいな…(悠)」
「けど指揮者の方にある程度の力量や能力が必要よ?(エスメラルダ)」
と、色々と意見が挙がって来たので、ノアがその真意を話し出す。
「今エスメラルダさんが言った様に、【テイム】にはある程度の能力が求められます。
テイムしたモンスターの状態、特性をどう活かすか、状況判断、戦線の把握等々。
自身がテイムしたモンスターを指揮するので、それらに関わる能力やスキルなんかが自然と取得し易いのも【テイム】を勧めた理由です。」
「「「なる程のぅ。(ドワーフ3人組)」」」
「それに実戦経験の少ないユウさんには、戦闘云々の前に″視野を広く″持って貰いたい所ですね。」
「視野を?(悠)」
「えぇ、僕は何事に於いても状況分析が殆どを占めていると思っています。
先程から僕が侵入者を捕らえていますが、その場、その時の状況、地形、人の有無、対象の動き、癖等を考慮した上で行動を起こしています。
視野を広く持って状況分析すると、どう動けば誰にも気付かれず、少ない手数で、少ない時間で対象を無力化出来るかが自ずと分かって来るものですよ?」
「その逆もまた然り、と言った感じだね?(悠)」
「そうですね。
ただ闇雲に逃げたら相手の思う壺になってしまう場合もあるので、落ち着いて状況分析をした上で行動を起こして貰った方が良いでしょう。」
「まぁそこら辺は追々じゃな。
取り敢えず今までで1番ユウの考えに合致したんじゃ、最初は【テイム】にしてみるのもええじゃろ。(バド)」
という事で悠が最初になる適正は【テイム】となった。
さて、それでは何をテイムするか。
と言う話しになったのだが
「うーん…″あっち″のラノベの定番的には狼(ウルフ)だったけど…(悠)」
(((((また出た、″らのべ″…(一同))))))
「僕は″犬″が良いかな。(悠)」
なんでも悠は、この世界に来る1年前まで犬を飼っていたらしく、こちらの世界でも出来れば犬と共に旅をしてみたいとの事だった。
「犬か。
ユウは何ちゅう犬なんじゃ?(バド)」
「ダー、って言う名前の″ダックスフンド″だよ。
今思えば安直過ぎたかな、『ガタタッ!』って思ったけどこれがまた可愛くって…って、皆どうしたんですか?(悠)」
悠自身が飼っていた犬の話をしていると、席に着いていたノア以外の4人が思わず立ち上がってしまった。
「ダ、″ダックス憤怒″じゃと!?
お主ん所にもヤツが居ったと言うんか!?(バド)」
『ダックス憤怒』…獣人国近郊の滅びの森に生息。胴長短足で、遠目から見れば愛嬌のある体躯をしているが、脚の筋肉が妙に発達し爪はかなり鋭く、大木ですら軽く両断出来る程である。
常日頃怒り状態で、獲物となる対象を見付ければ全力で殺しに掛かる。
一応魔法が使えるが、攻撃魔法以外に支援魔法を多用する。
「え?うん。
子供の頃から飼ってたよ…?(悠)」
「なる程ね、小さい頃から飼い慣らせば懐くかもしれないわね…(エスメラルダ)」
「まぁ、最大限ユウの力になってやりたいよって、尽力すっど。(ロイ)」
「うむ…(ルド)」
(何故だろう…前にもこんなやり取りがあった様な…)
という事で双方認識に差があるが、悠の最初の適正である【テイム】第1号は、悠の意向(?)で″ダックス憤怒″に決定した。
討伐と捕獲では労力が違う為、一先ず万全の体制を整えてドワーフ3人組とエスメラルダの方で対処するとの事らしい。
ちなみに、悠がこの世界の″ダックスフンド″と言う存在を知るのは、翌日の事であった。
「さて、儂らは1度宿に戻っぞ。(バド)」
「万全の体制で挑まにゃならんからな、準備が必要だで。(ルド)」
「だなぁ…(ロイ)」
「私も薬品の補充に行かなきゃ…(エスメラルダ)」
「え…?″ダックスフンド″をテイムしに行くんですよね…?(悠)」
「「「「そうだよ、″ダックス憤怒″だよ。(一同)」」」」
「あれぇ…?(悠)」
悠の方も何か皆の反応がおかしい事に気付きはしたが、そのまま一行に着いていく事にした。
ペロリ。
「さて。再開するとしますか。」
(『さて。始めるとすっか。』)
先程自身が頼んだ『トン豚のテリヤキステーキ』5人前を平らげた直後和やかな表情であったノアの目が真剣なモノへと変化した。
<うぇワイそワイっ!お母あーキ気持ャこハおなハちのか冒!悪空さガヤ険ガヤいたー者!飲みくそ!ーん過ぎ!安い見っ!だどよ。よて仲間の見こーて、反凄応が無くぇ、恐綺らくもく麗捕らえ。ー!られたか!>
(<シークエンス>発動。)
<うぇっ!気持ち悪っ!>
ワイワイ
<飲み過ぎだよ。>
ガヤガヤ
<そこの冒険者!安いよ!>
<あー、おなか空いたー!>
<お母さーん!(迷子)>
<くそっ!仲間の反応が無ぇ!恐らく捕らえられたか!>←
<見て見て、凄く綺麗ー!>
(…居た。<聞き耳><シークエンス>継続発動。
<地図化>、<反響定位(エコーロケーション)>発動。)
暇さえあれば獣人国の街を歩いていたノアの脳内には、既に詳細な獣人国の地図が表示されており、<反響定位(エコーロケーション)>によって発言者の位置が次々に表示されていく。
ギッ…
「ブラッツ。」
ズズズ…
ウォン!
テラス席からノアが立ち上がると同時に、足下の影から狼サイズのブラッツが飛び出してきた。
「散歩に行こうか。」
ウォン!
~路地裏~
「このままうだうだしてたら俺らも捕まっちまう!こうなったら次にこの近くを通る海洋種を襲撃するぞ!(侵入者1)」
「なぁおい、任務は放棄して俺達だけでも逃げ出そうぜ!20人居た仲間が1時間もしない内に俺ら3人だけなんだぜ?(侵入者2)」
「放棄してその後どうする!?
何も情報を得られずに戻ってみろ、どっちみち殺される!
多少騒ぎになってでも情報を得『ザリッ…』
「「「っ!!?」」」
シャキンッ!スラッ!ジャキ!
仲間が次々と捕らえられ、僅かな音にでも過敏に反応した侵入者達は、懐から得物を取り出した。
が
ハッハッハ…クゥ~ン。
「た、ただの犬かよ畜『ゴ』…(侵入者1)」
「驚かせやがってこ『キ』んお…(侵入者2)」
「く、くそったれ『ン!』ぇぇ…(侵入者3)」
『『『ドサッ!』』』
慌てふためく侵入者の背後から手刀を叩き込まれた侵入者達はそのまま意識を失い、地面に倒れ伏した。
「はい、一丁上がり。
良くやったぞ、ブラッツ~。」ワシワシ…
ワゥウ?
「確かに実戦経験が無くともテイムしたモンスターに戦わせる事が出来るしの。(ロイ)」
「な、なる程…モンスターが仲間になれば戦力ともなるし、パーティとして赤の他人を誘う事もしなくていいな…(悠)」
「けど指揮者の方にある程度の力量や能力が必要よ?(エスメラルダ)」
と、色々と意見が挙がって来たので、ノアがその真意を話し出す。
「今エスメラルダさんが言った様に、【テイム】にはある程度の能力が求められます。
テイムしたモンスターの状態、特性をどう活かすか、状況判断、戦線の把握等々。
自身がテイムしたモンスターを指揮するので、それらに関わる能力やスキルなんかが自然と取得し易いのも【テイム】を勧めた理由です。」
「「「なる程のぅ。(ドワーフ3人組)」」」
「それに実戦経験の少ないユウさんには、戦闘云々の前に″視野を広く″持って貰いたい所ですね。」
「視野を?(悠)」
「えぇ、僕は何事に於いても状況分析が殆どを占めていると思っています。
先程から僕が侵入者を捕らえていますが、その場、その時の状況、地形、人の有無、対象の動き、癖等を考慮した上で行動を起こしています。
視野を広く持って状況分析すると、どう動けば誰にも気付かれず、少ない手数で、少ない時間で対象を無力化出来るかが自ずと分かって来るものですよ?」
「その逆もまた然り、と言った感じだね?(悠)」
「そうですね。
ただ闇雲に逃げたら相手の思う壺になってしまう場合もあるので、落ち着いて状況分析をした上で行動を起こして貰った方が良いでしょう。」
「まぁそこら辺は追々じゃな。
取り敢えず今までで1番ユウの考えに合致したんじゃ、最初は【テイム】にしてみるのもええじゃろ。(バド)」
という事で悠が最初になる適正は【テイム】となった。
さて、それでは何をテイムするか。
と言う話しになったのだが
「うーん…″あっち″のラノベの定番的には狼(ウルフ)だったけど…(悠)」
(((((また出た、″らのべ″…(一同))))))
「僕は″犬″が良いかな。(悠)」
なんでも悠は、この世界に来る1年前まで犬を飼っていたらしく、こちらの世界でも出来れば犬と共に旅をしてみたいとの事だった。
「犬か。
ユウは何ちゅう犬なんじゃ?(バド)」
「ダー、って言う名前の″ダックスフンド″だよ。
今思えば安直過ぎたかな、『ガタタッ!』って思ったけどこれがまた可愛くって…って、皆どうしたんですか?(悠)」
悠自身が飼っていた犬の話をしていると、席に着いていたノア以外の4人が思わず立ち上がってしまった。
「ダ、″ダックス憤怒″じゃと!?
お主ん所にもヤツが居ったと言うんか!?(バド)」
『ダックス憤怒』…獣人国近郊の滅びの森に生息。胴長短足で、遠目から見れば愛嬌のある体躯をしているが、脚の筋肉が妙に発達し爪はかなり鋭く、大木ですら軽く両断出来る程である。
常日頃怒り状態で、獲物となる対象を見付ければ全力で殺しに掛かる。
一応魔法が使えるが、攻撃魔法以外に支援魔法を多用する。
「え?うん。
子供の頃から飼ってたよ…?(悠)」
「なる程ね、小さい頃から飼い慣らせば懐くかもしれないわね…(エスメラルダ)」
「まぁ、最大限ユウの力になってやりたいよって、尽力すっど。(ロイ)」
「うむ…(ルド)」
(何故だろう…前にもこんなやり取りがあった様な…)
という事で双方認識に差があるが、悠の最初の適正である【テイム】第1号は、悠の意向(?)で″ダックス憤怒″に決定した。
討伐と捕獲では労力が違う為、一先ず万全の体制を整えてドワーフ3人組とエスメラルダの方で対処するとの事らしい。
ちなみに、悠がこの世界の″ダックスフンド″と言う存在を知るのは、翌日の事であった。
「さて、儂らは1度宿に戻っぞ。(バド)」
「万全の体制で挑まにゃならんからな、準備が必要だで。(ルド)」
「だなぁ…(ロイ)」
「私も薬品の補充に行かなきゃ…(エスメラルダ)」
「え…?″ダックスフンド″をテイムしに行くんですよね…?(悠)」
「「「「そうだよ、″ダックス憤怒″だよ。(一同)」」」」
「あれぇ…?(悠)」
悠の方も何か皆の反応がおかしい事に気付きはしたが、そのまま一行に着いていく事にした。
ペロリ。
「さて。再開するとしますか。」
(『さて。始めるとすっか。』)
先程自身が頼んだ『トン豚のテリヤキステーキ』5人前を平らげた直後和やかな表情であったノアの目が真剣なモノへと変化した。
<うぇワイそワイっ!お母あーキ気持ャこハおなハちのか冒!悪空さガヤ険ガヤいたー者!飲みくそ!ーん過ぎ!安い見っ!だどよ。よて仲間の見こーて、反凄応が無くぇ、恐綺らくもく麗捕らえ。ー!られたか!>
(<シークエンス>発動。)
<うぇっ!気持ち悪っ!>
ワイワイ
<飲み過ぎだよ。>
ガヤガヤ
<そこの冒険者!安いよ!>
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<お母さーん!(迷子)>
<くそっ!仲間の反応が無ぇ!恐らく捕らえられたか!>←
<見て見て、凄く綺麗ー!>
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ズズズ…
ウォン!
テラス席からノアが立ち上がると同時に、足下の影から狼サイズのブラッツが飛び出してきた。
「散歩に行こうか。」
ウォン!
~路地裏~
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「なぁおい、任務は放棄して俺達だけでも逃げ出そうぜ!20人居た仲間が1時間もしない内に俺ら3人だけなんだぜ?(侵入者2)」
「放棄してその後どうする!?
何も情報を得られずに戻ってみろ、どっちみち殺される!
多少騒ぎになってでも情報を得『ザリッ…』
「「「っ!!?」」」
シャキンッ!スラッ!ジャキ!
仲間が次々と捕らえられ、僅かな音にでも過敏に反応した侵入者達は、懐から得物を取り出した。
が
ハッハッハ…クゥ~ン。
「た、ただの犬かよ畜『ゴ』…(侵入者1)」
「驚かせやがってこ『キ』んお…(侵入者2)」
「く、くそったれ『ン!』ぇぇ…(侵入者3)」
『『『ドサッ!』』』
慌てふためく侵入者の背後から手刀を叩き込まれた侵入者達はそのまま意識を失い、地面に倒れ伏した。
「はい、一丁上がり。
良くやったぞ、ブラッツ~。」ワシワシ…
ワゥウ?
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