ソロ冒険者のぶらり旅~悠々自適とは無縁な日々~

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獣人国編~御前試合の代表決め~

再会、そして再会

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「あ、あのね、ポーラちゃん…(クロラ)」ゴニョゴニョ… 

「…え!?私の勘違い!?
だってクロラ、少年と一緒に…(ポーラ)」

「ふ、普段のノア君の優しい感じじゃなくて、荒々しい抱き付かれ方をされたけど、それ以上は本当に何もされてないよ!(クロラ)」

「くっ…それはそれで羨ま…じゃない…
どうしよう…少年に何て言えば良いんだろう…
それにご両親にあらぬ誤解を与えてしまって…
今だって彼処で説教を受けてるに違いないわ…(ポーラ)」


普段と違うオロオロとした様子のポーラは、ノアを連れて脇道に入って行ったアミスティアとレドリックのその後が気になり落ち着かない様子。


「ち、ちょっと私ご両親に謝りに『ガシッ。!』『まぁ待ちな嬢ちゃん、心配しなくて大丈夫だ。』あ、鬼神…さん…?(ポーラ)」


気が動転したポーラが脇道の方に向かおうとするのを鬼神が止める。


『俺の予想が正しければ…』





~脇道~

ぷにぷに…

「ちょっとノアちゃーん、可愛らしい彼女さん達じゃない。
え?何?クロラって子とはもうそんな関係にまでなってたのぉ?(アミスティア)」

「か、母さんこれには訳が…」

もみもみ…

「安心しろノア。
盗み聞きするつもりは無かったが、俺の感知範囲が広いからノアと彼女(クロラ)の話が聞こえてしまった。
何だ、まだ抱き付き癖が抜けてなかったのか?そりゃ彼女(ポーラ)も勘違するだろう。(レドリック)」

「弁明のしようもありません…」


アミスティアはノアの頬を、レドリックは肩を揉みながら我が息子を茶化していた。


「クロラって子、ノアちゃんの好みど真ん中じゃない。<聞き耳>で会話を聞いてたけど、デレデレね。(アミスティア)」

「う、はい…(照)」

「ポーラって子からお願いされた後に呼吸と脈拍がえらく乱れてたじゃないか~。
え?何を想像したんだ?ナニを?(レドリック)」

「いや、いや…(照)」
 

最悪のタイミングで両親と出会った為、どう訳を説明したものか、という事ばかり考えていたが、ノアが思うよりもあっさりと2人は状況を受け入れてくれた。


「それよりも、ノアちゃんの事を″様付け″で呼ぶ銀髪に青白い肌の女性と(アミスティア)」

「ノアよりも年下の女の子はどういう関係なのかな?(レドリック)」

「そ、それには説明が「だろうと思ったわ。(アミスティア)」

「へ?」





~屋台通り・テラス席~


「という事で、自己紹介がてらノアちゃんの話を聞かせて貰えるかしら?
何分あの子、手紙の1つも寄越さないものだから、ずーっと1人で旅してると思ってたの。
そしたらこーんな可愛らしい娘達と一緒なんだもの、年甲斐も無くわくわくしちゃったわ。
ちなみに私は知っての通りノアちゃんの母親のアミスティアよ。
3つ先の席でノアちゃん達と一緒に居るのが私の旦那のレドリックよ。(アミスティア)」


ザックリと説明されたレドリックは、3つ先のテラス席から軽く手を振っていた。

場所は屋台通りのテラス席に移り、アミスティア、クロラ、ポーラ、ヴァンディット、ラインハード、ミユミユ(美幸)の女性席と、ノア、レドリック、鬼神の男性席とに分かれた。

アミスティアは、ノアとの関係を根掘り葉掘り聞くつもりの様で、ノアは席に着いても落ち着きが無かった。


~男性席~

ソワソワ…

「何だノア、落ち着きが無いが、もしかして疚しい事でも「無い!無いけど、母さんの事だから踏み込んだ話を皆から聞きそうで落ち着けないんだよ…」

「全く…アミスティアはそんな節操無しだと思うか?アミもちゃんとした大人だ。
その辺は弁えてる。(レドリック)」

「ホッ…そ、そうだよね…」

「精々ノアと性の乱れが無いか「ちょっと席を離れるよ!『ガシッ!』『どうどう。』


レドリックの発言で余計に心配になったノアだが、隣に座っていた鬼神に捕まり、座らされるのであった。



※ちなみに話の内容だけで2000文字位いったので、後日閑話行きとします。



~大体30分後~


「素敵な彼女さんとお仲間さんに巡り会えて良かったわねぇノアちゃん。(アミスティア)」

「ク、クロラさん、ポーラ、ヴァンディットさんにラインハードさん、母さんから何か変な事聞かれてないですか…?」 

「「「「……。(一同)」」」」


話が終わり、満足げな様子のアミスティアと、何を聞かれたのかが気になって戦々恐々としているノアは、恐る恐る聞いてみるが、皆口をつぐんでいた。


「ちょっと、直接聞いたら<聞き耳>を解除させた意味が無いでしょ?
安心なさい、皆ノアちゃんの悪口とか言ってないし、私も変な事……キイテナイカラ。「今の間と口調が不安を増長させるんだよ母さん…」


女性達がノアの話をしている最中、アミスティアからの言い付けでノアは<聞き耳>の発動を禁じられていた。

その為、尚の事ノアは不安がっていた。


「はぁ…まぁ良いけどさ…
今度は僕から質問良いかな…?
何で父さんと母さんは獣人国に来てるの?
確かミユキさんと村で訓練してるハズでしょ?」

「そのミユキちゃんなら訓練終わったから、探し人を探す事にしたんだと。
で、その前に自国に戻って王様に会おうと、一先ず獣人国にやって来たんだ。(レドリック)」

「僅かな期間ではあったけど面倒を見てくれたんだもの。
せめて一言だけでも挨拶に行かないとね…(美幸)」

「あ。」

「ん?(美幸)」


ノアからの質問に答えるレドリックと美幸。
するとノアは目を見開いて美幸をマジマジと見詰める。


「居たんですね、ミユキさん…」

「…え?今更…?(美幸)」


両親の登場でそれ所ではなかったノアは、今この瞬間美幸の存在に気が付いたのであった。





「ん?探し人?
それってユウさんの事ですよね?」

「え!?何でノア君が悠君の事を!?
私フリアダビアで話したっけ?(美幸)」

「いや?
昨日ミユキさんと同じ世界で恋人だった、って言う人と話を『ガシッ!』「ど!何処!?その人何処に居るの!?(美幸)」


美幸に悠の事を話した直後、両肩をガッと掴まれるノア。
美幸は期待半分、不安半分の表情をし、真剣な眼差しであった。 





~南門・門扉の外~

ワゥン。ハッハッハッ…

「…にしても、さっきまでの狂暴さが嘘の様にこんまく(小さく)なったのぅ…(バド)」

「多分僕の【テイム】としての技量に合うサイズに変化したみたい。説明にそう書いてあるし。
正直元のサイズだったら街に入れられなかったから丁度良いよ。(悠)」

「って事は、訓練して自身の技量を上げていけば元の大きさにもなれるし、共闘も出来るのね?(エスメラルダ)」

「″鳴き声(攻撃力・スタミナ・威圧(小))″じゃったか?
最初期でこのステータス上昇の支援を放てるんなら上出来じゃなかか?(ロイ)」

「苦労してテイムした甲斐があるってもんじゃな。(ルド)」

キュキュキュウ。


多少の擦り傷を負い、疲れはあるものの、全員五体満足で獣人国へ帰還。
現在門の近くで待機中であった。

悠の腕の中では子犬サイズまで縮んだダックス憤怒が埋まっており、無事テイムに成功した様だ。


「明日は冒険者とテイムしたモンスターの登録、動きのチェック、悠自身の訓練…やる事は盛り沢山じゃ。(バド)」

「ミユキと会う頃には、ある程度戦える様になっとらんとな。(ルド)」

「うん、そうだね。(悠)」


と一行が話していると


ひょこっ。

「あ、居た居た。」

「んぉ?おぅ坊。ユウのテイ「悠!?(美幸)」

「「「「ん?(一同)」」」」


バドが今日の成果を伝えようとするが、それを遮る様に一行の下に美幸が駆け込んできた。


「…え?この声…(悠)」

「…あ…あぁ…(美幸)」

ワゥ?
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