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獣人国編~御前試合の代表決め~
ポセイドン第五形態改め
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~龍宮城・広場~
″〔あああああああああ『ジュゥウウウ…』あああああああああ『ボコボコ』ああ、あ『ズバァアアアアアンッ!』……、……〕
ズズゥウンッ!″
「……。」
龍宮城隣接の広場にてノアの戦闘風景を複雑そうな表情で眺めていた全長500メルサイズのクラーケン(幼体)。
彼は最初期にノアと戦闘をしており、その際ポセイドン4同様に片眼を吹き飛ばされていた。
結果ノアに対して恐れを抱いた事で<殺気放出>が上書きされ、現在ノアはクラーケン(幼体)同様の殺気が放てる様になっているのである。
ズズン…
『息子よ、何故眼を治さんのだ?
その気になれば脳以外は再生出来るであろう?』
観戦中だったクラーケン(幼体)に近付くクラーケン(成体)。
全長3000メルを超す超巨体故、端から見れば山その物が迫って来ている様に思われる。
「これは…戒めだ。
人族を、矮小で愚かな存在だと侮っていた自分に対してのな。
あの時はセレイアが介入して来て中断されたが、それが無ければ俺は今頃ああなっていただろう。」
そう言ってクラーケン(幼体)は映し出されている映像を見詰める。
映像の中では頭部が半壊し、ピクリとも動かなくなったポセイドン4と、その脇で赤黒いオーラを立ち昇らせ、二刀を手に佇むノアの姿があった。
「今更だが、ここに最初に来たのが彼で本当に良かった。
俺が勝とうが負けようが多大なる犠牲を払わねばならない事態に陥っていたハズ。
自分の内外で納得出来る顛末になったその時に初めて戒めとして残しておいた眼の傷を癒すとするさ。」
『強者に出会って自らの愚かさに気付いたか。
重畳、重畳。
さて、もうそろそろで彼の少年がここに来よう。迎え入れる準備をせねばな。』
「え?流石の少年でもアイツの第五形態には手子摺るんじゃないか?」
『息子よ、それはまだあの少年を侮っておると思うぞ?
儂の見立てでは20分と掛からず最下層に降りて来ると思うとる。』
「そ、そうか?」
~″深海″エリア~
ズズン…
〔…ぉ…おお…〕
『うぉっ!?その状態でも生きてんのかアンタ!』
死骸の横で佇んでいたノアだが、突如死んだと思っていたポセイドン4が弱々しい声を上げながらゆっくりと起き上がり始めた。
ちなみに現在のポセイドン4の状態は、拳とアキレス腱の損傷、片眼の喪失、頭部半壊である。
ポセイドン4もモンスターである以上何故これで生きていれるのだろうと不思議に思っていると
〔か、海洋最強種に、遠く及ばないと分かっていたが、矮小な人族にも勝てぬとは…
…これ以上の力を手に入れるには…″人″を捨てねばならぬか…〕
今更だがポセイドン4は巨体ながら、竜と人の特徴を持った文字通り″竜人″である。
〔…人族の少年よ、よく聞け…
他種族の者が人の身となる事を<人化>と言うのに対し、我ら竜人が竜となる事を<竜化>と言い、絶大な力を得る…
但し自身ですら制御出来ぬ故、今まで″人″を捨てずに戦っていた。
だがもう我にはこれしか無『それでアンタが満足するなら竜にでも何でもなるが良い。その時は俺が全力で以て潰してやる。』ズザッ!
〔…っ!〕
吐き捨てる様に言うノアにポセイドン4は無事な眼を見開いてノアを見詰める。
が、ノアは既にポセイドン4に背を向けて距離を取り始めていた。
〔…最強種にも似た様な事を言われたな…〕ボソッ…
~『オセアノ』・司令塔~
キーン…
「あー…びっくりした、鼓膜破けるかと思ったー…(ヤン)」
「「「「「え?何て!?(ラビッツとセレイア、その他人魚達)」」」」」
ポセイドン4の大音量を聞いた一同は、未だ聴覚がヤられていた。
キーン…
「どうやら!ポセイドン第四形態を撃破した様です!
反応がどんどん消失していっています故!(口をしっかり動かす人魚4)」
「「何て!?(ラビッツとセレイア)」」
「ノア君が勝ったみたいだよ、ラビッちゃん!セレイアさん!(口をしっかり動かすヤン)」
″ピピピピピピ…″
「…あ、待って下さい!ポセイドン第四形態の反応が増大していっています!
反応もですが…形状も…これは…(人魚5)」
「「「「「「え?何『グォオオオオオオオオオオオオッ!』え!?何何何何っ!?(ヤンとラビッツとセレイア、その他人魚達)」」」」」」
終始状況が飲み込めず、大混乱に陥る一行であったが、窓の外のノアが居る方角からは目映い光が輝いていた。
メキメキメキメキ…
グォオオオオオオオオオオオオッ!
ズンッ!ズルンッ!
コォオオオ…
竜人形態だったポセイドン4の体からは足が消失し、代わりに長大な尻尾が伸びていく。
背中からは珊瑚の様な形状の背鰭がグングンと生え、煮え滾るマグマの如き光を放っている。
ポセイドンの胸部は地割れの様な模様が浮かび上がり、背鰭同様の光を放つ。
ガッ!グルルルル…
ジュォアアアアッ…
ポセイドンだったモノは眼を見開くと、煌々と光を放ち、口からは煮え滾るマグマの様な物体を垂らし、海水がボコボコと沸騰していた。
まるでノアに対する熱量がそのまま全面に出ている様であった。
ドンッ!ギュォオオオオオオッ!
ズズンッ!!ドガガガガガガァアアアッ!
ジュァアアッ!ボゴゴゴゴゴ…
グルァアアアアアアアアアアアアッ!
形態変化を終えたポセイドンは、大きく跳躍した後長い尻尾を海底に突き刺すと、岩盤を貫き地割れが発生。
半径100メル以内の海底が赤熱化した。
断続的に足下の海水が沸騰し、辺り一帯は妙な熱気に包まれていた。
ゴゴンゴンッ…ジュァアアッ!
ギェエエエエエエエッ!
『!』
砲塔の多くが損壊し、ノアの直ぐ近くで活動を停止していたフォルタ・レーザも赤熱化した海底の範囲内に入っていたが、途端に勢い良く赤熱化し、断末魔の如き悲鳴を上げていた。
ポセイドンは既に言葉を話せない様で真意は分からないが、自身とノアとで一対一でやりたかった為、フォルタ・レーザを排除したのだろう。
と、勝手ながら解釈する事にした。
ズルッ…
《主様、加勢しましょうか?》
『いや、やれる所まで自分でやってみる。
グリードは奴の攻撃で後ろの街に影響が出ない様に見張っててくれ。』
《…畏まりました。》ズルッ。
独力での攻略を目指すとしたノアの言葉を受け、グリードは地面へと戻っていった。
グォオオオオオオオオオオオオッ!
コォオオオ…バジュゥウウウウウウッ!
『ちょ、初手ブレスかよ!』ガションッ!
マグマの如き煌々と光輝くブレスを放出した為、ノアは大急ぎで【鬼鎧殻】を装着。
今ここに、ポセイドン第五形態改め、″深海″エリアボス『海層竜ラーヴァ』とノアの最終戦が開始されたのであった。
″〔あああああああああ『ジュゥウウウ…』あああああああああ『ボコボコ』ああ、あ『ズバァアアアアアンッ!』……、……〕
ズズゥウンッ!″
「……。」
龍宮城隣接の広場にてノアの戦闘風景を複雑そうな表情で眺めていた全長500メルサイズのクラーケン(幼体)。
彼は最初期にノアと戦闘をしており、その際ポセイドン4同様に片眼を吹き飛ばされていた。
結果ノアに対して恐れを抱いた事で<殺気放出>が上書きされ、現在ノアはクラーケン(幼体)同様の殺気が放てる様になっているのである。
ズズン…
『息子よ、何故眼を治さんのだ?
その気になれば脳以外は再生出来るであろう?』
観戦中だったクラーケン(幼体)に近付くクラーケン(成体)。
全長3000メルを超す超巨体故、端から見れば山その物が迫って来ている様に思われる。
「これは…戒めだ。
人族を、矮小で愚かな存在だと侮っていた自分に対してのな。
あの時はセレイアが介入して来て中断されたが、それが無ければ俺は今頃ああなっていただろう。」
そう言ってクラーケン(幼体)は映し出されている映像を見詰める。
映像の中では頭部が半壊し、ピクリとも動かなくなったポセイドン4と、その脇で赤黒いオーラを立ち昇らせ、二刀を手に佇むノアの姿があった。
「今更だが、ここに最初に来たのが彼で本当に良かった。
俺が勝とうが負けようが多大なる犠牲を払わねばならない事態に陥っていたハズ。
自分の内外で納得出来る顛末になったその時に初めて戒めとして残しておいた眼の傷を癒すとするさ。」
『強者に出会って自らの愚かさに気付いたか。
重畳、重畳。
さて、もうそろそろで彼の少年がここに来よう。迎え入れる準備をせねばな。』
「え?流石の少年でもアイツの第五形態には手子摺るんじゃないか?」
『息子よ、それはまだあの少年を侮っておると思うぞ?
儂の見立てでは20分と掛からず最下層に降りて来ると思うとる。』
「そ、そうか?」
~″深海″エリア~
ズズン…
〔…ぉ…おお…〕
『うぉっ!?その状態でも生きてんのかアンタ!』
死骸の横で佇んでいたノアだが、突如死んだと思っていたポセイドン4が弱々しい声を上げながらゆっくりと起き上がり始めた。
ちなみに現在のポセイドン4の状態は、拳とアキレス腱の損傷、片眼の喪失、頭部半壊である。
ポセイドン4もモンスターである以上何故これで生きていれるのだろうと不思議に思っていると
〔か、海洋最強種に、遠く及ばないと分かっていたが、矮小な人族にも勝てぬとは…
…これ以上の力を手に入れるには…″人″を捨てねばならぬか…〕
今更だがポセイドン4は巨体ながら、竜と人の特徴を持った文字通り″竜人″である。
〔…人族の少年よ、よく聞け…
他種族の者が人の身となる事を<人化>と言うのに対し、我ら竜人が竜となる事を<竜化>と言い、絶大な力を得る…
但し自身ですら制御出来ぬ故、今まで″人″を捨てずに戦っていた。
だがもう我にはこれしか無『それでアンタが満足するなら竜にでも何でもなるが良い。その時は俺が全力で以て潰してやる。』ズザッ!
〔…っ!〕
吐き捨てる様に言うノアにポセイドン4は無事な眼を見開いてノアを見詰める。
が、ノアは既にポセイドン4に背を向けて距離を取り始めていた。
〔…最強種にも似た様な事を言われたな…〕ボソッ…
~『オセアノ』・司令塔~
キーン…
「あー…びっくりした、鼓膜破けるかと思ったー…(ヤン)」
「「「「「え?何て!?(ラビッツとセレイア、その他人魚達)」」」」」
ポセイドン4の大音量を聞いた一同は、未だ聴覚がヤられていた。
キーン…
「どうやら!ポセイドン第四形態を撃破した様です!
反応がどんどん消失していっています故!(口をしっかり動かす人魚4)」
「「何て!?(ラビッツとセレイア)」」
「ノア君が勝ったみたいだよ、ラビッちゃん!セレイアさん!(口をしっかり動かすヤン)」
″ピピピピピピ…″
「…あ、待って下さい!ポセイドン第四形態の反応が増大していっています!
反応もですが…形状も…これは…(人魚5)」
「「「「「「え?何『グォオオオオオオオオオオオオッ!』え!?何何何何っ!?(ヤンとラビッツとセレイア、その他人魚達)」」」」」」
終始状況が飲み込めず、大混乱に陥る一行であったが、窓の外のノアが居る方角からは目映い光が輝いていた。
メキメキメキメキ…
グォオオオオオオオオオオオオッ!
ズンッ!ズルンッ!
コォオオオ…
竜人形態だったポセイドン4の体からは足が消失し、代わりに長大な尻尾が伸びていく。
背中からは珊瑚の様な形状の背鰭がグングンと生え、煮え滾るマグマの如き光を放っている。
ポセイドンの胸部は地割れの様な模様が浮かび上がり、背鰭同様の光を放つ。
ガッ!グルルルル…
ジュォアアアアッ…
ポセイドンだったモノは眼を見開くと、煌々と光を放ち、口からは煮え滾るマグマの様な物体を垂らし、海水がボコボコと沸騰していた。
まるでノアに対する熱量がそのまま全面に出ている様であった。
ドンッ!ギュォオオオオオオッ!
ズズンッ!!ドガガガガガガァアアアッ!
ジュァアアッ!ボゴゴゴゴゴ…
グルァアアアアアアアアアアアアッ!
形態変化を終えたポセイドンは、大きく跳躍した後長い尻尾を海底に突き刺すと、岩盤を貫き地割れが発生。
半径100メル以内の海底が赤熱化した。
断続的に足下の海水が沸騰し、辺り一帯は妙な熱気に包まれていた。
ゴゴンゴンッ…ジュァアアッ!
ギェエエエエエエエッ!
『!』
砲塔の多くが損壊し、ノアの直ぐ近くで活動を停止していたフォルタ・レーザも赤熱化した海底の範囲内に入っていたが、途端に勢い良く赤熱化し、断末魔の如き悲鳴を上げていた。
ポセイドンは既に言葉を話せない様で真意は分からないが、自身とノアとで一対一でやりたかった為、フォルタ・レーザを排除したのだろう。
と、勝手ながら解釈する事にした。
ズルッ…
《主様、加勢しましょうか?》
『いや、やれる所まで自分でやってみる。
グリードは奴の攻撃で後ろの街に影響が出ない様に見張っててくれ。』
《…畏まりました。》ズルッ。
独力での攻略を目指すとしたノアの言葉を受け、グリードは地面へと戻っていった。
グォオオオオオオオオオオオオッ!
コォオオオ…バジュゥウウウウウウッ!
『ちょ、初手ブレスかよ!』ガションッ!
マグマの如き煌々と光輝くブレスを放出した為、ノアは大急ぎで【鬼鎧殻】を装着。
今ここに、ポセイドン第五形態改め、″深海″エリアボス『海層竜ラーヴァ』とノアの最終戦が開始されたのであった。
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