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獣人国編~国交式典・解放・擬似的大氾濫~
演目開始
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~獣人国・大通り~
ずももも…
「…空、曇ってきたけど大丈夫か…?」
「割と暗いな…式典まで持てば良いけど…」
「この後踊り子ちゃん達がお祝いの踊りをするんだろ?足場悪くなったら大変だろ…」
国王ローグ・ラグナーの宣言も終わり、後は海洋種リヴァイアが来訪するのを待つばかりなのだが、空模様はどんどんと曇天へと突き進んでいく。
よりによって何でこの日に、なんて思う者も幾らか居るだろう。
~ヒュマノ聖王国近くの海岸線~
「…なぁ、俺の目がおかしくなったのかな?
どう見ても獣人国の真上″だけ″に曇天が広がってってる気がするんだが…(バンデイラ)」
「眼精疲労?
それか砂が舞いますので点眼薬をご所望ですかな?(クリストフ)」ゴソゴソ…
「そういう事言ってんじゃねぇんだよ、アンタも目で見てみりゃ…てかアンタ目何処に付いてんだ?(バンデイラ)」
海岸線沿いに退避していた元奴隷の獣人達が獣人国方面を眺めていたが、風によって運ばれていた雲が何故か獣人国の真上辺りで停止。
その場に留まったのである。
その不可思議な光景に他の獣人達は呆然と佇んでいた。
「…て、あ。(バンデイラ)」
直後分厚い雲の下が薄らと白んだ為、降雨が始まったと感じたバンデイラは思わず声を上げていた。
~獣人国・街のとある建物の上~
ずももも…
「…凄い…本当に何か力が湧いてくる感じ…(猫の踊り子)」
「おまじないの効果かしら…(白熊の踊り子)」
「ノア様効果抜群にゃ…(ベレーザ)」
散開したベレーザ含めた踊り子達数名は現在冒険者ギルドの上で待機。
海洋種の長リヴァイアの登場を待っていた。
「でも大丈夫かしら…今にも降り出しそうな空模様よ…?(猫の踊り子)」
「でもミーミー、雨振りそうになったらいつも顔くしくししてるけど、今日はしてないわね。(白熊の踊り子)」
「うん…だから不思議なのよねぇ…(猫の踊り子ミーミー)」
空に浮かぶ分厚い雲は獣人国をすっぽりと覆い、辺りは既に薄暗くなっていた。
だが、降り出す前の湿度の上がり等も無く、寧ろ空気は乾燥していて過ごしやすい位であった。
と
サァ…
「「「げっ!」」」
上空から大粒の雨粒が飛来、遂に降り出した様だ。
「ど、どーする!?衣装とか布とかが濡れちゃうよ…!(白熊の踊り子)」
「えーっと、えーっと…(ベレーザ)」
「…あ、あれ…?(ミーミー)」
降雨発生に現場が混乱し掛かったが、ここから不思議な事が起こる。
『『『『スゥウウウウ…』』』』↓
ポチャン…ポィン…ポワン…
「「「へ?」」」
大粒の雨が目でしっかり視認出きる程に減速し、踊り子達の体に触れると弾かれていた。
下を見れば、通りに詰め掛けている者達も押し黙ってこの光景に目を輝かせていたり、何が起こっているか分からず固まっている者も居た。
と
『『『『スゥウウウウ…』』』』↑
「「「おー…?」」」
今度はゆっくりと上昇し、空中の数ヵ所で集まり幾つかの水球が発生。
地上100メルの高度のモノもあれば、通りの直ぐ上に発生しているモノ等様々である。
ざっと数えて100の水球が滞空していた。
『『『『ギュギュン!ブゥンッ!』』』』
『『『『『『ザァッ!』』』』』』
「「「うわぁあ~…」」」
滞空していた水球がまるで陣を形成するかの様に形状を変化させ、その陣から色とりどりの鱗を持った人魚達が出現。
水を触媒とした陣から出現した人魚の数は300にも及び、優雅に空中を泳いでいた。
通りの直ぐ上で出現した人魚等は通りに詰め掛けている者達の頭上を泳ぎ、眼下の者達へ朗らかに手を振っていた。
ブゥンッ!ズァアアアアッ!
「おいアレ…」
「凄ぇ、何だアレ…竜…?」
「キラキラ光って綺麗…」
一際高高度にある水球が陣に変化。
他の陣より大きく変化すると、竜と見間違う白鱗を持った長大な姿のモンスターが出現した。
これは″銀世界竜宮王之遣(ギンセカイリュウグウオウノツカイ)″と言う名の非常に希少なモンスターで、あまりの発見例の少なさから、出会えれば願い事が叶う、とまで言われている。
~王城~
ズォオオオオオ…
「「「「「「おぉおおおお…」」」」」」
「「うわぁ~凄く幻想的…(フォルラン、シシュ)」」
「うきゃ~!(フォルク)」
「本当…凄く綺麗…(キュオラ)」
「うーむ…何ともド派手な演出だ…
してリヴァイア殿は何処に…あ、あのモンスターの背に居るな…(ローグ)」
頭上を見上げて固まっている『犬姫』騎士団と王族一家。
リヴァイアの姿を探していたローグは、銀世界竜宮王之遣の背に立つ人影に注視した。
~リヴァイア視点~
ズォオオオオオ…
「うーん…ちょっと派手に登場し過ぎましたかね…っと、そうでした。
″合図″を送るのでしたね。(リヴァイア)」
『パチンッ!』
銀世界竜宮王之遣の背に乗るリヴァイアは、人魚達を動員した派手な登場演出を過剰だったかと少し心配しつつも、事前に獣人国間で決めていた″合図″の為、リヴァイアは指を鳴らす。
すると獣人国の真上に広がっていた分厚い雲が徐々に晴れていき、陽光が差してきた。
その中の1つの細い光の筋が獣人国の街の中心部を差した。
その直後
~北・北北東・北東・東北東・東・東南東・南東・南南東・南・南南西・南西・西南西・西・西北西・北西・北北西エリア~
「「「「「「「「「「「「「「「「合図が来た!!」」」」」」」」」」」」」」」」
『『『『『『『『『『『『『『『『ズダッ!!』』』』』』』』』』』』』』』』
獣人国の16の方位に存在する建物の上で待機していた踊り子達、総勢100名が一斉に駆け出した。
煌びやかな衣装を身に纏い、腰の辺りに色とりどりの長い布を結わえ付けている。
『『『『ズダダッ!』』』』
「「「「「「おぉおおおおおっ!」」」」」」
建物と建物の間を飛び越える度に色とりどりな布が頭上を通過していく光景に、観衆が湧き始めた。
ズダンッ!ズザザザザッ!
ババババババッ!ギュルルラッ!
ヒュババババッ!ズダッ!
最速で街の中心部にある広場に到達した踊り子達(豹獣人)は、大きく跳躍して向かいの建物へと降り立つ。
大急ぎで丈夫な布を巻き付けて足場を形成、直ぐに後続が訪れ、″花柄(かへい)″となる部分を形作る。
『『『『ギュルルルルッ!』』』』
凄まじい勢いで布を巻き付けて行き、頑丈な花柄を形成していく。
だがここで少しトラブル発生。
チカッ!「うっ!?あ…(犬獣人)」
「にゃっ…!?(ベレーザ)」
差し込んでいた陽光に一瞬目が眩んだ犬獣人の踊り子の動きが鈍り、そこにベレーザが突っ込んできた形である。
が
ヒュバッ!
「あ。」『ドッ。』「ぅにゃ。」
ヒュババッ!
高速で移動していた裏方のヴァモスが2人の間に割って入って互いの肩に手を当て、2人の衝突を防いだ。
直後にヴァモスは再び高速移動してその場を離れていった。
『『コクッ。』』ヒュババババッ!
まだ途中であった為、2人は声を出さずに目で合図を送り、自分の役割に戻っていった。
ずももも…
「…空、曇ってきたけど大丈夫か…?」
「割と暗いな…式典まで持てば良いけど…」
「この後踊り子ちゃん達がお祝いの踊りをするんだろ?足場悪くなったら大変だろ…」
国王ローグ・ラグナーの宣言も終わり、後は海洋種リヴァイアが来訪するのを待つばかりなのだが、空模様はどんどんと曇天へと突き進んでいく。
よりによって何でこの日に、なんて思う者も幾らか居るだろう。
~ヒュマノ聖王国近くの海岸線~
「…なぁ、俺の目がおかしくなったのかな?
どう見ても獣人国の真上″だけ″に曇天が広がってってる気がするんだが…(バンデイラ)」
「眼精疲労?
それか砂が舞いますので点眼薬をご所望ですかな?(クリストフ)」ゴソゴソ…
「そういう事言ってんじゃねぇんだよ、アンタも目で見てみりゃ…てかアンタ目何処に付いてんだ?(バンデイラ)」
海岸線沿いに退避していた元奴隷の獣人達が獣人国方面を眺めていたが、風によって運ばれていた雲が何故か獣人国の真上辺りで停止。
その場に留まったのである。
その不可思議な光景に他の獣人達は呆然と佇んでいた。
「…て、あ。(バンデイラ)」
直後分厚い雲の下が薄らと白んだ為、降雨が始まったと感じたバンデイラは思わず声を上げていた。
~獣人国・街のとある建物の上~
ずももも…
「…凄い…本当に何か力が湧いてくる感じ…(猫の踊り子)」
「おまじないの効果かしら…(白熊の踊り子)」
「ノア様効果抜群にゃ…(ベレーザ)」
散開したベレーザ含めた踊り子達数名は現在冒険者ギルドの上で待機。
海洋種の長リヴァイアの登場を待っていた。
「でも大丈夫かしら…今にも降り出しそうな空模様よ…?(猫の踊り子)」
「でもミーミー、雨振りそうになったらいつも顔くしくししてるけど、今日はしてないわね。(白熊の踊り子)」
「うん…だから不思議なのよねぇ…(猫の踊り子ミーミー)」
空に浮かぶ分厚い雲は獣人国をすっぽりと覆い、辺りは既に薄暗くなっていた。
だが、降り出す前の湿度の上がり等も無く、寧ろ空気は乾燥していて過ごしやすい位であった。
と
サァ…
「「「げっ!」」」
上空から大粒の雨粒が飛来、遂に降り出した様だ。
「ど、どーする!?衣装とか布とかが濡れちゃうよ…!(白熊の踊り子)」
「えーっと、えーっと…(ベレーザ)」
「…あ、あれ…?(ミーミー)」
降雨発生に現場が混乱し掛かったが、ここから不思議な事が起こる。
『『『『スゥウウウウ…』』』』↓
ポチャン…ポィン…ポワン…
「「「へ?」」」
大粒の雨が目でしっかり視認出きる程に減速し、踊り子達の体に触れると弾かれていた。
下を見れば、通りに詰め掛けている者達も押し黙ってこの光景に目を輝かせていたり、何が起こっているか分からず固まっている者も居た。
と
『『『『スゥウウウウ…』』』』↑
「「「おー…?」」」
今度はゆっくりと上昇し、空中の数ヵ所で集まり幾つかの水球が発生。
地上100メルの高度のモノもあれば、通りの直ぐ上に発生しているモノ等様々である。
ざっと数えて100の水球が滞空していた。
『『『『ギュギュン!ブゥンッ!』』』』
『『『『『『ザァッ!』』』』』』
「「「うわぁあ~…」」」
滞空していた水球がまるで陣を形成するかの様に形状を変化させ、その陣から色とりどりの鱗を持った人魚達が出現。
水を触媒とした陣から出現した人魚の数は300にも及び、優雅に空中を泳いでいた。
通りの直ぐ上で出現した人魚等は通りに詰め掛けている者達の頭上を泳ぎ、眼下の者達へ朗らかに手を振っていた。
ブゥンッ!ズァアアアアッ!
「おいアレ…」
「凄ぇ、何だアレ…竜…?」
「キラキラ光って綺麗…」
一際高高度にある水球が陣に変化。
他の陣より大きく変化すると、竜と見間違う白鱗を持った長大な姿のモンスターが出現した。
これは″銀世界竜宮王之遣(ギンセカイリュウグウオウノツカイ)″と言う名の非常に希少なモンスターで、あまりの発見例の少なさから、出会えれば願い事が叶う、とまで言われている。
~王城~
ズォオオオオオ…
「「「「「「おぉおおおお…」」」」」」
「「うわぁ~凄く幻想的…(フォルラン、シシュ)」」
「うきゃ~!(フォルク)」
「本当…凄く綺麗…(キュオラ)」
「うーむ…何ともド派手な演出だ…
してリヴァイア殿は何処に…あ、あのモンスターの背に居るな…(ローグ)」
頭上を見上げて固まっている『犬姫』騎士団と王族一家。
リヴァイアの姿を探していたローグは、銀世界竜宮王之遣の背に立つ人影に注視した。
~リヴァイア視点~
ズォオオオオオ…
「うーん…ちょっと派手に登場し過ぎましたかね…っと、そうでした。
″合図″を送るのでしたね。(リヴァイア)」
『パチンッ!』
銀世界竜宮王之遣の背に乗るリヴァイアは、人魚達を動員した派手な登場演出を過剰だったかと少し心配しつつも、事前に獣人国間で決めていた″合図″の為、リヴァイアは指を鳴らす。
すると獣人国の真上に広がっていた分厚い雲が徐々に晴れていき、陽光が差してきた。
その中の1つの細い光の筋が獣人国の街の中心部を差した。
その直後
~北・北北東・北東・東北東・東・東南東・南東・南南東・南・南南西・南西・西南西・西・西北西・北西・北北西エリア~
「「「「「「「「「「「「「「「「合図が来た!!」」」」」」」」」」」」」」」」
『『『『『『『『『『『『『『『『ズダッ!!』』』』』』』』』』』』』』』』
獣人国の16の方位に存在する建物の上で待機していた踊り子達、総勢100名が一斉に駆け出した。
煌びやかな衣装を身に纏い、腰の辺りに色とりどりの長い布を結わえ付けている。
『『『『ズダダッ!』』』』
「「「「「「おぉおおおおおっ!」」」」」」
建物と建物の間を飛び越える度に色とりどりな布が頭上を通過していく光景に、観衆が湧き始めた。
ズダンッ!ズザザザザッ!
ババババババッ!ギュルルラッ!
ヒュババババッ!ズダッ!
最速で街の中心部にある広場に到達した踊り子達(豹獣人)は、大きく跳躍して向かいの建物へと降り立つ。
大急ぎで丈夫な布を巻き付けて足場を形成、直ぐに後続が訪れ、″花柄(かへい)″となる部分を形作る。
『『『『ギュルルルルッ!』』』』
凄まじい勢いで布を巻き付けて行き、頑丈な花柄を形成していく。
だがここで少しトラブル発生。
チカッ!「うっ!?あ…(犬獣人)」
「にゃっ…!?(ベレーザ)」
差し込んでいた陽光に一瞬目が眩んだ犬獣人の踊り子の動きが鈍り、そこにベレーザが突っ込んできた形である。
が
ヒュバッ!
「あ。」『ドッ。』「ぅにゃ。」
ヒュババッ!
高速で移動していた裏方のヴァモスが2人の間に割って入って互いの肩に手を当て、2人の衝突を防いだ。
直後にヴァモスは再び高速移動してその場を離れていった。
『『コクッ。』』ヒュババババッ!
まだ途中であった為、2人は声を出さずに目で合図を送り、自分の役割に戻っていった。
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