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取り敢えず南へ編
いつもと別ベクトルの重傷
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~ウォルタメ~
『『ドォオゥウンッ…』』
「す、凄ぇ雷だなぁ…こんだけ離れてるってのに、こっちまで揺れたぞ…」
「雷様が暴れてるに違えねぇ…」
「あれは別動隊が居る方角…」
「確か【勇者】軍第8部隊が居ると言ってたな…早馬を出して状況確認に向かわせろ!」
「「は!」」
「…お三方、今のは自然災害だと思いたい所ですが…(ザラット)」
「まぁ坊が何かと戦っとるんじゃろな。(バド)」
「あの規模の雷が局所的な積乱雲から産み出される事はありゃせんからな。(ルド)」
「となると彼処に何が居るか…属性持ちの高位モンスター…竜等じゃろうな。(ロイ)」
現在ウォルタメにはパルディック・ロスト伯から派遣された騎士団と私設傭兵部隊が訪れ、被害状況を確認しつつ警戒にあたっていた。
そして少数で村を守り、尚且つ追い返した礼を述べようとノアの帰りを待っていた。
だが時間経過と共に遠くから聞こえる戦闘音は激しさを増し、そして【勇者】軍第9・10部隊の放った巨雷が最大のものとなった。
遠く離れたこの地にすら轟音と閃光、そして地響きが届き、ウォルタメの村人達は恐れ戦いていた。
ウォルタメでこれなのだ。
【勇者】軍第8部隊からノアとクリストフが救った村ではどうなっているかと言うと
~【勇者】軍第8部隊に一時占領されていた村~
『『『ガラガラガラガラッ!』』』
『『ズシャッ!』』『『『ズズンッ!』』』
「「「「「「きゃぁああああっ!」」」」」」
「「「「「「うわぁああああっ!」」」」」」
「総員村人を守れ!
急ぎ防御結界を張れ!捕虜となった【勇者】軍にも須らくだ!(スヴィエト)」
「さっきの爆雷といい、この岩石、巨木の雨霰はどういう事だぁっ!?(ディオ)」
「この先から強大な魔力と竜種の反応!
先程の3人と【勇者】軍第9・10部隊が戦闘を開始したものと思われます!(オド)」
『『『ズシャッ!』』』
「先程の雷と天候!この規模を考えると『雷鳴竜』を喚び出したモノと『ガシャッ!』きゃあっ!?
…考えられます!(ウェイ)」
ノア達が戦闘を行っている場所から大分距離はあるものの、襲撃を受けた村にまで岩石や木々が流星群の様に降ってきていた。
ノア達の居る場所と比べれば大分マシだが、天候が回復してから捕虜とした【勇者】軍を連れて行こうとしていた為、結果として村人達を救う事となった。
「よぉし!防御結界要員と見張りに要する人員以外は戦闘準備!
彼等の安否が気掛かりだ!
爆散物の飛来が止んだら先に進む!
スヴィエト!ここを頼むぞ!(ディオ)」
「「「「「「お、おお…」」」」」」
「了解した。(スヴィエト)」
西の小国『ドラーヴァ』のディオは、同じ隊の者達へ声を張り上げ、共にノアの下へ向かうように促す。
数回しか話はしていないが、何処と無くノアの事を気に入ったらしく、安否確認をしに向かうというのは彼の本心であった。
『『バチィイッ!』』『『『バチチッ!』』』ゴロゴロ…
彼等が目指す場所には、厚く立ち込めた雲から連続的に雷が降り注いでいた。
ガララッ…
「…うっ…
かなり吹き飛ばされたな…【鬼鎧殻】が無きゃ全身がグシャグシャだったろうな…」
(『手足、全身の骨、臓器に異常は無ぇな…
いつもの事だからどっかしらお釈迦になってそうなもんだが…今回は大丈夫そうだな。』)
ノアは爆心地となった場所から100 メル程離れた山肌に埋まり掛けていた。
周りの木々の大半は吹き飛び、岩石の多くが吹っ飛んでいた為、周囲は見晴らしの良い更地と化していた。
こうした大規模攻撃を受けた場合、いつものノアなら何処かしらに大怪我を負い、五体不満足となる事が殆どである。
中に居る鬼神がそれを危惧して探りを入れたが、クラーケン製の防具を装備していた事、その上から【鬼鎧殻】を装着していた事が幸いし、手足、全身の骨、臓器″には″異常が見られなかった。
ズキズキ…(何処かが傷む音)
『『『モ″ゴモ″ゴモ″ゴモ″ゴ…』』』(降雨?の音)
『『『モ″ッモ″ッモ″…』』』(誰か?が近寄って来る音)
「…あー…これは…」
(『ん?どうした主?』)
『『『ザァアアアアア…』』』
『『『タッタッタ…』』』
スタッ!
《主様!》
『う。』(。。)(。。)
「おお!ノア殿、息災で何より。
かなり飛ばされてしまいましたな。(クリストフ)」
「あー…これは…
『ガッションッ!』…【鬼灯丸】の2人とクリストフ、グリードで良いんだよね?」
《主様…?》
「何を当たり前な…
…ん?ノア殿、何処を見て…″目″、どうかされたのですか…?(クリストフ)」
「…目は良く見えてなくて、耳もイマイチ聞こえてないんだ…
流石の【鬼鎧殻】でも″音と光″までは防げなかったみたいだよ。」
吹っ飛ばされたノアの下にやって来たのは【鬼灯】の2人とクリストフ、そしてグリードで【鬼鎧殻】を解除したノアの顔を見て一様に不安そうにしていた。
ノアの両耳からは血が流れ、両目は真っ赤に染まり、目の周りは火傷の様な痕が出来ていた。
「どっちか片方であれば、もう片方で補う事は出来るんだけど、″視覚と聴覚両方同時″ってのは訓練の時でも経験は無いなぁ…」
自嘲気味に言うノアだが、状況的に決して笑えない。
《クリストフ、『ヒールダストマッシュルーム』を主様に。》
「勿論。(クリストフ)」
『うんうん。』(゜゜)(。。)
「待って待って、回復するかも知れないけど、したら10分間弱体化して役立たずに『ムギュッ!』『ボフンッ!』もがががっ!?」
ノアは【ソロ】と言う適正上、回復措置を取ってしまうと″協力″した事になってしまうので、ペナルティとして″10分間の大幅な弱体化″となってしまう。
普段の戦闘力に対して″たかだか10分?″と思うかも知れないが、仲間を作り辛い【ソロ】にとっての″10分″は致命的と言える。
その辺を危惧したノアが『ヒールダストマッシュルーム』による回復措置を断ろうとしたが、有無を言わさずグリードによって口に突っ込まれるのであった。
シュゥウウ…
ズシンッ!「へぶっ!?」
《その程度問題ありません。
私達だけで片付けてあげますわ。》
「ノア殿は働きすぎです、休んでいて下され。(クリストフ)」
『うんうん。』(゜゜)(。。)
『ヒールダストマッシュルーム』の胞子がノアの周りに散布し、回復措置が取られる。
すると腰に差していた荒鬼神ノ化身の重さに耐え切れずに尻餅を付く。
そんなノアに自信満々の4人。
そこに
「こちらにはグリード嬢が居られるのです。
大船に乗
『『『バシィイインッ!』』』(落雷)
『う!?』Σ( ; ゜゜)Σ( ; ゜゜)
《あ。》
「ちょ、クリストフ!?クリストフ!?」
何か一言言おうとしていたクリストフの直上から雷が落ち、クリストフをスッポリと包み込んでしまった。
バチチッ!バチッ!
〔何処へ消えたかと思ったらここまで吹っ飛ばされていたか。(ドラグナ)〕
ズズンッ!
〔散々仲間を痛め付けてくれたそうじゃないか。タップリと礼をしてやるぞ。(ビスマス)〕
《″トカゲ″と″ゴリラ″と″人間″2人が調子に乗るんじゃねぇぞ?
2人纏めて食ってやろうかしら?》
「2人は食べないでね、グリード…」
『『ドォオゥウンッ…』』
「す、凄ぇ雷だなぁ…こんだけ離れてるってのに、こっちまで揺れたぞ…」
「雷様が暴れてるに違えねぇ…」
「あれは別動隊が居る方角…」
「確か【勇者】軍第8部隊が居ると言ってたな…早馬を出して状況確認に向かわせろ!」
「「は!」」
「…お三方、今のは自然災害だと思いたい所ですが…(ザラット)」
「まぁ坊が何かと戦っとるんじゃろな。(バド)」
「あの規模の雷が局所的な積乱雲から産み出される事はありゃせんからな。(ルド)」
「となると彼処に何が居るか…属性持ちの高位モンスター…竜等じゃろうな。(ロイ)」
現在ウォルタメにはパルディック・ロスト伯から派遣された騎士団と私設傭兵部隊が訪れ、被害状況を確認しつつ警戒にあたっていた。
そして少数で村を守り、尚且つ追い返した礼を述べようとノアの帰りを待っていた。
だが時間経過と共に遠くから聞こえる戦闘音は激しさを増し、そして【勇者】軍第9・10部隊の放った巨雷が最大のものとなった。
遠く離れたこの地にすら轟音と閃光、そして地響きが届き、ウォルタメの村人達は恐れ戦いていた。
ウォルタメでこれなのだ。
【勇者】軍第8部隊からノアとクリストフが救った村ではどうなっているかと言うと
~【勇者】軍第8部隊に一時占領されていた村~
『『『ガラガラガラガラッ!』』』
『『ズシャッ!』』『『『ズズンッ!』』』
「「「「「「きゃぁああああっ!」」」」」」
「「「「「「うわぁああああっ!」」」」」」
「総員村人を守れ!
急ぎ防御結界を張れ!捕虜となった【勇者】軍にも須らくだ!(スヴィエト)」
「さっきの爆雷といい、この岩石、巨木の雨霰はどういう事だぁっ!?(ディオ)」
「この先から強大な魔力と竜種の反応!
先程の3人と【勇者】軍第9・10部隊が戦闘を開始したものと思われます!(オド)」
『『『ズシャッ!』』』
「先程の雷と天候!この規模を考えると『雷鳴竜』を喚び出したモノと『ガシャッ!』きゃあっ!?
…考えられます!(ウェイ)」
ノア達が戦闘を行っている場所から大分距離はあるものの、襲撃を受けた村にまで岩石や木々が流星群の様に降ってきていた。
ノア達の居る場所と比べれば大分マシだが、天候が回復してから捕虜とした【勇者】軍を連れて行こうとしていた為、結果として村人達を救う事となった。
「よぉし!防御結界要員と見張りに要する人員以外は戦闘準備!
彼等の安否が気掛かりだ!
爆散物の飛来が止んだら先に進む!
スヴィエト!ここを頼むぞ!(ディオ)」
「「「「「「お、おお…」」」」」」
「了解した。(スヴィエト)」
西の小国『ドラーヴァ』のディオは、同じ隊の者達へ声を張り上げ、共にノアの下へ向かうように促す。
数回しか話はしていないが、何処と無くノアの事を気に入ったらしく、安否確認をしに向かうというのは彼の本心であった。
『『バチィイッ!』』『『『バチチッ!』』』ゴロゴロ…
彼等が目指す場所には、厚く立ち込めた雲から連続的に雷が降り注いでいた。
ガララッ…
「…うっ…
かなり吹き飛ばされたな…【鬼鎧殻】が無きゃ全身がグシャグシャだったろうな…」
(『手足、全身の骨、臓器に異常は無ぇな…
いつもの事だからどっかしらお釈迦になってそうなもんだが…今回は大丈夫そうだな。』)
ノアは爆心地となった場所から100 メル程離れた山肌に埋まり掛けていた。
周りの木々の大半は吹き飛び、岩石の多くが吹っ飛んでいた為、周囲は見晴らしの良い更地と化していた。
こうした大規模攻撃を受けた場合、いつものノアなら何処かしらに大怪我を負い、五体不満足となる事が殆どである。
中に居る鬼神がそれを危惧して探りを入れたが、クラーケン製の防具を装備していた事、その上から【鬼鎧殻】を装着していた事が幸いし、手足、全身の骨、臓器″には″異常が見られなかった。
ズキズキ…(何処かが傷む音)
『『『モ″ゴモ″ゴモ″ゴモ″ゴ…』』』(降雨?の音)
『『『モ″ッモ″ッモ″…』』』(誰か?が近寄って来る音)
「…あー…これは…」
(『ん?どうした主?』)
『『『ザァアアアアア…』』』
『『『タッタッタ…』』』
スタッ!
《主様!》
『う。』(。。)(。。)
「おお!ノア殿、息災で何より。
かなり飛ばされてしまいましたな。(クリストフ)」
「あー…これは…
『ガッションッ!』…【鬼灯丸】の2人とクリストフ、グリードで良いんだよね?」
《主様…?》
「何を当たり前な…
…ん?ノア殿、何処を見て…″目″、どうかされたのですか…?(クリストフ)」
「…目は良く見えてなくて、耳もイマイチ聞こえてないんだ…
流石の【鬼鎧殻】でも″音と光″までは防げなかったみたいだよ。」
吹っ飛ばされたノアの下にやって来たのは【鬼灯】の2人とクリストフ、そしてグリードで【鬼鎧殻】を解除したノアの顔を見て一様に不安そうにしていた。
ノアの両耳からは血が流れ、両目は真っ赤に染まり、目の周りは火傷の様な痕が出来ていた。
「どっちか片方であれば、もう片方で補う事は出来るんだけど、″視覚と聴覚両方同時″ってのは訓練の時でも経験は無いなぁ…」
自嘲気味に言うノアだが、状況的に決して笑えない。
《クリストフ、『ヒールダストマッシュルーム』を主様に。》
「勿論。(クリストフ)」
『うんうん。』(゜゜)(。。)
「待って待って、回復するかも知れないけど、したら10分間弱体化して役立たずに『ムギュッ!』『ボフンッ!』もがががっ!?」
ノアは【ソロ】と言う適正上、回復措置を取ってしまうと″協力″した事になってしまうので、ペナルティとして″10分間の大幅な弱体化″となってしまう。
普段の戦闘力に対して″たかだか10分?″と思うかも知れないが、仲間を作り辛い【ソロ】にとっての″10分″は致命的と言える。
その辺を危惧したノアが『ヒールダストマッシュルーム』による回復措置を断ろうとしたが、有無を言わさずグリードによって口に突っ込まれるのであった。
シュゥウウ…
ズシンッ!「へぶっ!?」
《その程度問題ありません。
私達だけで片付けてあげますわ。》
「ノア殿は働きすぎです、休んでいて下され。(クリストフ)」
『うんうん。』(゜゜)(。。)
『ヒールダストマッシュルーム』の胞子がノアの周りに散布し、回復措置が取られる。
すると腰に差していた荒鬼神ノ化身の重さに耐え切れずに尻餅を付く。
そんなノアに自信満々の4人。
そこに
「こちらにはグリード嬢が居られるのです。
大船に乗
『『『バシィイインッ!』』』(落雷)
『う!?』Σ( ; ゜゜)Σ( ; ゜゜)
《あ。》
「ちょ、クリストフ!?クリストフ!?」
何か一言言おうとしていたクリストフの直上から雷が落ち、クリストフをスッポリと包み込んでしまった。
バチチッ!バチッ!
〔何処へ消えたかと思ったらここまで吹っ飛ばされていたか。(ドラグナ)〕
ズズンッ!
〔散々仲間を痛め付けてくれたそうじゃないか。タップリと礼をしてやるぞ。(ビスマス)〕
《″トカゲ″と″ゴリラ″と″人間″2人が調子に乗るんじゃねぇぞ?
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