ソロ冒険者のぶらり旅~悠々自適とは無縁な日々~

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取り敢えず南へ編

( ゜゜)( ゜゜)←と交代

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~各々の現在のステータス~

『雷鳴竜』を宿したドラグナ:【竜攘虎迫】解除まで残り13分。
『昂雷猿帝』を宿したビスマス:【竜攘虎迫】解除を前にクリストフによりビスマス戦闘不能、昂雷猿帝大幅弱体化。

ノア:回復措置により弱体化・目はあまり見えてない。(解除まで残り5分)
グリード:躍起(雷美味)
クリストフ:金ぴか(雷無効)
【鬼灯丸】:(゜゜)(゜゜)



〔ゥバァ″ア″ア″ア″ッ!(昂雷猿帝)〕

ズドンッ!ドドンッ!(地面を叩いて威嚇。)

(     ゜゜)(     ゜゜)

「ほぉ、その状態でも戦えるのですな。
流石はゴリ…【鬼灯丸】のお二方、いつの間に…(クリストフ)」

(     ゜゜)(     ゜゜)「う。(ここは任せろ。)」

「え?ここを?(クリストフ)」

(     ゜゜)(     ゜゜)「うん。」

「え?私の出番ここまで?(クリストフ)」

(     ゜゜)(     ゜゜)「うん。」


吼え睨み付ける昂雷猿帝、悠然と佇むクリストフ、しれっと登場【鬼灯丸】。

謀らずも『蓄電キノコ』で大幅弱体化に至り、素の状態の昂雷猿帝と戦う寸でで【鬼灯丸】の2人が名乗りを挙げる。


「その…大丈夫ですかな?
信用してない訳ではないですが、このゴリラ(昂雷猿帝)と比べてあなた方は、その…″華奢″ですが…(クリストフ)」

(     ゜゜)(     ゜゜)「う…」


【鬼灯丸】の見た目は浅黒い肌に身長2メルの長身、引き締まった体を持つ鬼人族である。
弱体化したとは言え、目の前に居る昂雷猿帝と比べれば″華奢″としか言いようが無いが


〔ゥボォオ″オ″オ″オ″ッ″!(昂雷猿帝)〕ゴォッ!

「あ。(クリストフ)」

(     ゜゜)(       ゜゜)┛『ガッ!』『ズドォンッ!』

「…拳が飛んできましたが、大丈夫ですかな…?(クリストフ)」

「う。」(゜゜)(     ゜゜)┛『ギギギッ…』


闖入者に痺れを切らした昂雷猿帝が殴り掛かってくるも、【鬼灯丸】の1人が事も無げに受け止める。

決して威力が弱かったという訳では無く、その証拠に拳を受け止めた【鬼灯丸】の足元は10セメル程沈み込んでいた。


「…ならば私はそこに転がっている者(ビスマス)を回収し、ノア殿の様子を見てきましょう。
確か先程目の調子が宜しくないと申しておられました故。(クリストフ)」

(     ゜゜)b(     ゜゜)b「う。」


【鬼灯丸】の2人は、ドラグナの回収とノアの様子の確認にこの場を離れるクリストフへサムズアップを行い見送っていた。

正直クリストフとしては心配の種であったが、よくよく考えてみれば


″(     ゜゜)(     ゜゜)「う。」″


こんな表現で表されている2人であるが、荒鬼神ノ化身を用いて喚び出す事の出来る召喚獣4種居る内の″【召喚獣:二刀】″と言うポジションを任せられている歴としたノアの戦力である。

心配するなど烏滸がましいな。と頭を切り替える事にした。





〔ゥボァアアアアアッ!〕ズリッ…ズリリ…

(     ゜゜)┛『ギリリ…』


昂雷猿帝は力任せに押し込んでいるが、【鬼灯丸】は微動だにせず、逆に自身の体が後退するのであった。


グンッ!〔ゥボ『ガクンッ!』(受け止めていた手から力が抜け、前のめりに倒れる。)

ガッ!『『ドガァンッ!』』(顎に掌底を打ち込まれた昂雷猿帝は、背中から強かに叩き付けられた。)

ギャルルッ!ガッ!ベキボキゴキッ!(昂雷猿帝の巨腕に手足を絡めて関節を極めると、即座に破壊。)

〔ゥォオボォオオオッ!〕ガッ!ブォンッ!(折れた巨腕から【鬼灯丸】の1人を引き剥がして適当にぶん投げる。)

『『ギュルルルッ!』』タッ!ストッ!(ぶん投げられた【鬼灯丸】は空中で体勢を入れ替えつつ減速して近くの木を足場にして着地。)


(     ゜゜)「ふう。」

〔ゥヴゥヴヴヴヴッ!〕


あわよくば木に叩き付けるつもりでぶん投げた【鬼灯丸】が、事も無げに凌いだ事に苛立ち混じりの唸り声を上げる。


バッ!(空に折れた腕を掲げる。)

〔ゥボァア″ゥヴァウォム″ッ!〕 

バチィッ!『『バチッ!』』バシュッ!ビシャァアッ!(幾本もの落雷発生。)

ドッ!『『『ドドドッ!』』』ドォンッ!バシィッ!(次々に昂雷猿帝の周囲に雷が落ち、地面に″突き刺さる″。)


普通雷は地面に落ちれば閃光と爆音を伴って消滅するものだが、昂雷猿帝の周りに落ちた雷は煌々と光を発しながら存在し続けていた。

どうやら雷を体に纏わせる事が出来なくなったが、雷を操る事は出来る様だ。


ガッ!『バチィッ!』『ミシミシゴキメキボキッ!』(突き刺さった雷を折れた腕で掴むと、徐々に腕が再生されていく。)

〔ゥボァア″ア″ア″ア″ア″ッ!〕

ドンッ!ドゴンッ!(再生した腕を地面に叩き付けて【鬼灯丸】へ威嚇する。)

(     ゜゜)(     ゜゜)「うー…」


どうやら昂雷猿帝にとって雷は身体強化に加えて体力回復の恩恵ももたらしている様であった。


ズボッ!ズボッ!(地面の雷を引き抜く。)

〔ゥボォオ″オ″オ″オ″ア″ア″ッ!〕

『『ダンッ!』』


〔掛かって来い!〕とばかりに吼え散らかす昂雷猿帝に、離れた場所に居る【鬼灯丸】は同時に駆け出した。


〔ア″ァア″ア″ア″ア″ア″ッ!〕

ブンッ!ブォオンッ!〔2本の雷を【鬼灯丸】へぶん投げる。〕

ヒュン『バッ!』ッ!
ヒュ『スッ!』ォンッ!(飛来する雷を回避。) 

『『ドッ!』』『『バヂヂヂヂヂヂヂヂヂッ!』』(避けた雷が地面に突き刺さると、直径20メルの範囲に電撃が放たれる。)

( ゜゜;)「うぅ!」


【鬼灯丸】の1人が、昂雷猿帝が放った範囲攻撃を受けてしまった。
電撃の威力がかなりのモノだったのだろう、【鬼灯丸】の体から白煙が上がっていた。


( ` ´)「うー。」シュゥウウ…

ヒュンッ!(白煙を残し、姿が″掻き消える″。)

『ドゴォッ!』〔ゥボォオオッ!?〕


【鬼灯丸】の姿が消えたかと思うと、昂雷猿帝の側頭部に強い衝撃が直撃し、大きくたたらを踏む。


ズシャァアッ!ガッ!『ガキッ!』(もう1人の【鬼灯丸】が滑り込み、昂雷猿帝の足に絡み付く。)

(     ゜゜)「う!」『ゴキボキメリボキッ!』

〔ガァアアアッ!〕ゴォッ!(近くの雷を手にし、足に絡み付く【鬼灯丸】へ振り下ろす。)

ボッ!ドチュッ!〔ゥギャォオ″オ″オ″オ″オオオ″オ″オ″オ″オ″オ″オ″オ″ッ!〕(振り下ろしで上体が下がった所に合わせて拳を突き出し、昂雷猿帝の眼窩に腕を突き刺す。)


足を破壊され、痛みに耐えて反撃した昂雷猿帝だが、更なる激痛が襲う。
慌てて反対の腕で近くに雷が無いか探るが


ギシッ…〔ヴッ!?〕

( ` ´)「うー…う!」

『ビギッ!ボキッ!メリボキゴリボキッ!』(巨腕を破壊する音。)

〔ヒィ…ゥゴォオ″ッ!ア″ア″ア″ア″ア″ア″ッ!〕


【召喚獣:二刀】『鬼灯丸』は、【召喚獣:一刀】『貪欲(グリーディ)』の様に飛び道具がある訳でも、【召喚獣:三刀】『龍神邪火』の様な範囲攻撃を持っている訳でも無く、ノアに匹敵する程の″身体能力と近接戦闘力″を持ち合わせているに過ぎない。

つまり昂雷猿帝は、″ノア2人″を相手にしているのと同じ状況なのであった。
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