868 / 1,124
取り敢えず南へ編
村へ帰還
しおりを挟む
~ウォルタメ・早朝~
チュンチュン…チチチ…
「…とまぁ、 その後″色々″あって今に至ると言う訳さ。『ピチョン。』う~っ沁みるっ…」
「なぁんでそこまでスラスラ話とって急に濁すんじゃ?(バド)」
「まぁ坊の言う″色々″は本当に″色々″じゃからなぁ…(ルド)」
「まぁ追及せんでおいたるわ。(ロイ)」
ヴァンディット製目薬を差しながら事の顛末を話すノア。
【勇者】軍第9・10部隊を制圧した後、後方待機していた者達と合流した以降の話を大幅に端折った事で、ドワーフ3人組が引っ掛かるも、それ以上の追及は無かった。
それはノアとしても助かる事であった。
何せ″極秘裏な調査″が必要な案件に発展する為、おいそれと他人に話す事が出来ないからである。
簡単にその後の経緯を話そう。
【勇者】軍第9・10部隊を引き連れ、ディオ・ゾネス隊と合流。
更に南下して捕虜となった【勇者】軍第5・6・7・8部隊と各国から集まった『賞金稼ぎ(バウンティハンター)』や兵士が待機する村へと戻る。
↓
待機組から当然の様に驚かれたが、気にせず【勇者】軍第9・10部隊の捕虜を引き渡す。
その際に彼等の罪状を聞いてみた所、″重要施設の破壊″で、依頼は″イグレージャ・オシデンタル(【勇者】の故郷)″からであった。
↓
そこでノアは、その場のリーダー的ポジションを担っていた『リンド』と言う王都よりやや北にある国の騎士スヴィエトに″裏を探ってくれ″とダメ元で願い出る事にした。
↓
意外にもスヴィエトは了承してくれたが、交換条件として″ノア(その時はノアール)の素性″を要求された。
まぁそりゃそうだろうと思う。
その日初めて会い、【勇者】軍を蹴散らしたとは言え、素性が知れない者(『たまてばこ』で姿を変え、【鑑定】も出来ない。)の頼みを素直に聞く程バカではない。
↓
元々【勇者】軍に対しての身バレ(ヴァンディットやミダレ等に対する厄介事)を恐れていた為に行ったモノであり、その心配がなくなった今、隠す必要も無いので、ノアとクリストフは変装を解除。
正体を明かす事にした。
↓
まず元の姿を見て『ドラーヴァ』と『リンド』の数名とパルディック・ロスト伯私設傭兵部隊のゾネス、騎士団長が驚愕の表情をし、″【鬼神】のノア″だと名を名乗るとその場に居た全員に波及していった。
ちなみに【勇者】軍の中には「当たってたのか…」と肩を落とす者も居たとか。
↓
その後数名の【鑑定】に見て貰い、冒険者カードも合わせて正真正銘″【鬼神】のノア″であると判断。
直後、イグレージャ・オシデンタルへの裏取りに『ドラーヴァ』と『リンド』から2名名乗りを挙げてきた。この者達はノアが正体を明かした時にいの一番に気付いた者達である。
正体を晒してみるモノだな。
とその時は短絡的に考えていたが、後々話を聞いてみると、その者達は全員ヒュマノ聖王国から子供獣人を救い出す作戦に参加してくれた【諜報】の者達であった。
↓
「口止め料兼報酬の数百万ガルは払い過ぎだ、もう一働きさせて貰う。」との事だった。
↓
諸々の調査指示を出し、一行から足早に去る事にした。
帰還方向が同じだった為、パルディック・ロスト伯私設傭兵部隊と騎士団と共にウォルタメへの帰路に着く事にした。
ちなみに捕虜となった【勇者】軍第5~8部隊はいざ知らず、ドラグナとビスマス率いる【勇者】軍第9・10部隊は一度『リンド』の方へ移送して収監するとの事らしい。
そして現在に至る。
ペラ…
「うむ、確かに嘆願書の方は受け取りました。
パルディック・ロスト伯に願い出て定期巡回して頂く様に致そう。」
「あぁ良かった…ありがとうございますねぇ騎士様。(アレイ)」
「なに、彼(ノア)からの口利きが無ければ、最低3ヶ月は掛かっていたハズだ。
礼なら彼に言うと良い。」
カッパラットの大量出現によって農作物に被害が出た事に対する嘆願書をパルディック・ロスト伯の騎士へと渡すウォルタメ宿場のおばちゃんアレイ。
受け取りは成され、早ければ2週間程で巡回が行われる事になるらしい。
「いやぁ…。
昨日この村に訪れた坊やが【鬼神】のノアで、村にとっての問題を解決してくれただけでなく、500人規模の侵略行為まで解決してくれたなんて未だに信じられないよ…(アレイ)」
「我々は離れた所に居たのだが、【鬼神】の二つ名は伊達では無いと思える素晴らしいモノであった。」
今更だが、ノア達がウォルタメに訪れて漸く1日である。
村人達は起こった出来事の濃さに現実味が無く、騎士達もあまりの早期解決っぷりにまだ思考が追い付いていない様であった。
「…まぁ、最も感謝しなきゃならないのは…(アレイ)」
アレイはチラリと村の共用井戸の方に立つ1人の人物を見やる。
「″娘婿のケツをぶっ叩いてくれた″事、かしらねぇ。(アレイ)」
バシャアッ!(水浴び。)
「ザラットさん、僕も水貰って良いですか?」
「む?あぁ勿論。
好きなだけ使ってくれ。(ザラット)」
村の共用井戸では、ザラットが頭から水を被り、ボサボサだった頭髪を整えていた。
ノアから声を掛けられたザラットは、初対面の時と打って変わり、快活そうな口調で、目の下にあったクマは無くなっており、まるで別人であった。
「その後、奥さんと息子さんとは如何ですか?」
「ははは…君が戦ってくれていると言うのに夜通し語り合っていたさ。
…息子からは「おさけくさいのはヤ!」と言われたり、「ボサボサあたまがへびみたい!」等と言われてしまった。
…妻からは「これからはいつでも会えるのだから、もう思い詰めないで。」と小言を言われてしまったよ。(ザラット)」
ザラットは苦笑いでありながらも楽しそうに話していた。
ノアによって死線を擬似的に越えた事で、普通では見えないモノが見える様になった為、亡くなった家族にも会える様になった。
ノアにとっては少し煩わしい事ではあるが、ザラットにとっては良い方向に繋がった為、ノアは心の中で安堵していた。
「そうですよ、父親はシャンとしている方が子供としても嬉しいものですから。」
「ははは、気を付けるとするよ。
…っと、そうだ、妻が君と話したいそうだ。
後で時間を作ってくれないだろうか?(ザラット)」
「え?エミさんが僕にですか?」
チュンチュン…チチチ…
「…とまぁ、 その後″色々″あって今に至ると言う訳さ。『ピチョン。』う~っ沁みるっ…」
「なぁんでそこまでスラスラ話とって急に濁すんじゃ?(バド)」
「まぁ坊の言う″色々″は本当に″色々″じゃからなぁ…(ルド)」
「まぁ追及せんでおいたるわ。(ロイ)」
ヴァンディット製目薬を差しながら事の顛末を話すノア。
【勇者】軍第9・10部隊を制圧した後、後方待機していた者達と合流した以降の話を大幅に端折った事で、ドワーフ3人組が引っ掛かるも、それ以上の追及は無かった。
それはノアとしても助かる事であった。
何せ″極秘裏な調査″が必要な案件に発展する為、おいそれと他人に話す事が出来ないからである。
簡単にその後の経緯を話そう。
【勇者】軍第9・10部隊を引き連れ、ディオ・ゾネス隊と合流。
更に南下して捕虜となった【勇者】軍第5・6・7・8部隊と各国から集まった『賞金稼ぎ(バウンティハンター)』や兵士が待機する村へと戻る。
↓
待機組から当然の様に驚かれたが、気にせず【勇者】軍第9・10部隊の捕虜を引き渡す。
その際に彼等の罪状を聞いてみた所、″重要施設の破壊″で、依頼は″イグレージャ・オシデンタル(【勇者】の故郷)″からであった。
↓
そこでノアは、その場のリーダー的ポジションを担っていた『リンド』と言う王都よりやや北にある国の騎士スヴィエトに″裏を探ってくれ″とダメ元で願い出る事にした。
↓
意外にもスヴィエトは了承してくれたが、交換条件として″ノア(その時はノアール)の素性″を要求された。
まぁそりゃそうだろうと思う。
その日初めて会い、【勇者】軍を蹴散らしたとは言え、素性が知れない者(『たまてばこ』で姿を変え、【鑑定】も出来ない。)の頼みを素直に聞く程バカではない。
↓
元々【勇者】軍に対しての身バレ(ヴァンディットやミダレ等に対する厄介事)を恐れていた為に行ったモノであり、その心配がなくなった今、隠す必要も無いので、ノアとクリストフは変装を解除。
正体を明かす事にした。
↓
まず元の姿を見て『ドラーヴァ』と『リンド』の数名とパルディック・ロスト伯私設傭兵部隊のゾネス、騎士団長が驚愕の表情をし、″【鬼神】のノア″だと名を名乗るとその場に居た全員に波及していった。
ちなみに【勇者】軍の中には「当たってたのか…」と肩を落とす者も居たとか。
↓
その後数名の【鑑定】に見て貰い、冒険者カードも合わせて正真正銘″【鬼神】のノア″であると判断。
直後、イグレージャ・オシデンタルへの裏取りに『ドラーヴァ』と『リンド』から2名名乗りを挙げてきた。この者達はノアが正体を明かした時にいの一番に気付いた者達である。
正体を晒してみるモノだな。
とその時は短絡的に考えていたが、後々話を聞いてみると、その者達は全員ヒュマノ聖王国から子供獣人を救い出す作戦に参加してくれた【諜報】の者達であった。
↓
「口止め料兼報酬の数百万ガルは払い過ぎだ、もう一働きさせて貰う。」との事だった。
↓
諸々の調査指示を出し、一行から足早に去る事にした。
帰還方向が同じだった為、パルディック・ロスト伯私設傭兵部隊と騎士団と共にウォルタメへの帰路に着く事にした。
ちなみに捕虜となった【勇者】軍第5~8部隊はいざ知らず、ドラグナとビスマス率いる【勇者】軍第9・10部隊は一度『リンド』の方へ移送して収監するとの事らしい。
そして現在に至る。
ペラ…
「うむ、確かに嘆願書の方は受け取りました。
パルディック・ロスト伯に願い出て定期巡回して頂く様に致そう。」
「あぁ良かった…ありがとうございますねぇ騎士様。(アレイ)」
「なに、彼(ノア)からの口利きが無ければ、最低3ヶ月は掛かっていたハズだ。
礼なら彼に言うと良い。」
カッパラットの大量出現によって農作物に被害が出た事に対する嘆願書をパルディック・ロスト伯の騎士へと渡すウォルタメ宿場のおばちゃんアレイ。
受け取りは成され、早ければ2週間程で巡回が行われる事になるらしい。
「いやぁ…。
昨日この村に訪れた坊やが【鬼神】のノアで、村にとっての問題を解決してくれただけでなく、500人規模の侵略行為まで解決してくれたなんて未だに信じられないよ…(アレイ)」
「我々は離れた所に居たのだが、【鬼神】の二つ名は伊達では無いと思える素晴らしいモノであった。」
今更だが、ノア達がウォルタメに訪れて漸く1日である。
村人達は起こった出来事の濃さに現実味が無く、騎士達もあまりの早期解決っぷりにまだ思考が追い付いていない様であった。
「…まぁ、最も感謝しなきゃならないのは…(アレイ)」
アレイはチラリと村の共用井戸の方に立つ1人の人物を見やる。
「″娘婿のケツをぶっ叩いてくれた″事、かしらねぇ。(アレイ)」
バシャアッ!(水浴び。)
「ザラットさん、僕も水貰って良いですか?」
「む?あぁ勿論。
好きなだけ使ってくれ。(ザラット)」
村の共用井戸では、ザラットが頭から水を被り、ボサボサだった頭髪を整えていた。
ノアから声を掛けられたザラットは、初対面の時と打って変わり、快活そうな口調で、目の下にあったクマは無くなっており、まるで別人であった。
「その後、奥さんと息子さんとは如何ですか?」
「ははは…君が戦ってくれていると言うのに夜通し語り合っていたさ。
…息子からは「おさけくさいのはヤ!」と言われたり、「ボサボサあたまがへびみたい!」等と言われてしまった。
…妻からは「これからはいつでも会えるのだから、もう思い詰めないで。」と小言を言われてしまったよ。(ザラット)」
ザラットは苦笑いでありながらも楽しそうに話していた。
ノアによって死線を擬似的に越えた事で、普通では見えないモノが見える様になった為、亡くなった家族にも会える様になった。
ノアにとっては少し煩わしい事ではあるが、ザラットにとっては良い方向に繋がった為、ノアは心の中で安堵していた。
「そうですよ、父親はシャンとしている方が子供としても嬉しいものですから。」
「ははは、気を付けるとするよ。
…っと、そうだ、妻が君と話したいそうだ。
後で時間を作ってくれないだろうか?(ザラット)」
「え?エミさんが僕にですか?」
43
あなたにおすすめの小説
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
ボンクラ王子の側近を任されました
里見知美
ファンタジー
「任されてくれるな?」
王宮にある宰相の執務室で、俺は頭を下げたまま脂汗を流していた。
人の良い弟である現国王を煽てあげ国の頂点へと導き出し、王国騎士団も魔術師団も視線一つで操ると噂の恐ろしい影の実力者。
そんな人に呼び出され開口一番、シンファエル殿下の側近になれと言われた。
義妹が婚約破棄を叩きつけた相手である。
王子16歳、俺26歳。側近てのは、年の近い家格のしっかりしたヤツがなるんじゃねえの?
元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜
日々埋没。
ファンタジー
「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」
かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。
その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。
レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。
地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。
「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」
新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。
一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。
やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。
レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。
無能と追放された俺、死にかけて覚醒した古代秘術を極めて最強になる
仲山悠仁
ファンタジー
魔力がすべての世界で、“無能”と烙印を押された少年アレックスは、
成人儀式の日に家族と村から追放されてしまう。
守る者も帰る場所もなく、魔物が徘徊する森へ一人放り出された彼は、
そこで――同じように孤独を抱えた少女と出会う。
フレア。
彼女もまた、居場所を失い、ひとりで生きてきた者だった。
二人の出会いは偶然か、それとも運命か。
無能と呼ばれた少年が秘めていた“本当の力”、
そして世界を蝕む“黒い霧”の謎が、静かに動き始める。
孤独だった二人が、共に歩き出す始まりの物語。
幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)
『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる
暁刀魚
ファンタジー
社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。
なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。
食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。
そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」
コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。
かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。
もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。
なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。
カクヨム様にも投稿しています。
妹が聖女の再来と呼ばれているようです
田尾風香
ファンタジー
ダンジョンのある辺境の地で回復術士として働いていたけど、父に呼び戻されてモンテリーノ学校に入学した。そこには、私の婚約者であるファルター殿下と、腹違いの妹であるピーアがいたんだけど。
「マレン・メクレンブルク! 貴様とは婚約破棄する!」
どうやらファルター殿下は、"低能"と呼ばれている私じゃなく、"聖女の再来"とまで呼ばれるくらいに成績の良い妹と婚約したいらしい。
それは別に構わない。国王陛下の裁定で無事に婚約破棄が成った直後、私に婚約を申し込んできたのは、辺境の地で一緒だったハインリヒ様だった。
戸惑う日々を送る私を余所に、事件が起こる。――学校に、ダンジョンが出現したのだった。
更新は不定期です。
地味スキル「ためて・放つ」が最強すぎた!~出来損ないはいらん!と追い出したくせに英雄に駆け上がってから戻れと言われても手遅れです~
かくろう
ファンタジー
【ためて・放つ】という地味スキルを一生に一度の儀式で授かってしまった主人公セージ。
そのせいで家から追放され、挙げ句に異母弟から殺されかけてしまう。
しかしあらゆるものを【ためる】でパワフルにできるこのスキルは、最高ランクの冒険者すらかすんでしまうほどのぶっ壊れ能力だった!
命からがら魔物の強襲から脱したセージは、この力を駆使して成り上がっていく事を決意する。
そして命の危機に瀕していた少女リンカニアと出会い、絆を深めていくうちに自分のスキルを共有できる事に気が付いた。
――これは、世界で類を見ない最強に成り上がっていく主人公と、彼の元へ集まってくる仲間達との物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる