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取り敢えず南へ編
報告はしっかりと。
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~下り坂の頂上付近~
バカラッ!バカラッ!バカラッ!
「でぇええええいっ!やっぱりマズイ事になってるぅううっ!(ゾネス)」
グイッ!ヒヒンッ!ズザザッ!(手綱を引いて馬を急制動。)
「とぅっ!」ンバッ!(急制動を利用して馬上から飛び立つ。)
~下り坂の中腹~
「え?今度は何?」
「む…あれはバルディック・ロスト伯の私設傭兵部隊のゾネス…?」
「何をあんなに急いで…?」
「待った待った待った!
解除っ!厳戒態勢は解除だ!それとその子は全く問題無い!(滑空中のゾネス)」
ズザザザザザッ!(ノア達の前に滑り込み。)
走らせていた馬から飛び出し、滑空しながら厳戒態勢解除の報を知らせつつ、両者の間に滑り込むバルディック・ロスト伯の私設傭兵部隊『ガルジオ』のリーダーゾネス。
「双方待たれよ!(ゾネス)」
「分かったから落ち着けゾネス。
あとその着地、膝悪くするぞ?(シンプソン)」
3人組とノア達の前に手を掲げ、膝立ちの姿勢で呼び掛けるゾネス。
ノアは元々仕掛けるつもりも無かったし、3人組は乱入者(ゾネス)の登場に落ち着きを取り戻し、周囲に浮遊していた剣も収めるのであった。
「それで、ゾネス。
厳戒態勢解除というのは間違いないのだな?(シンプソン)」
「あぁ、本当さ。昨日の深夜に【勇者】軍全員の制圧が完了したのさ。(ゾネス)」
「間違いないのか?情報では500人近く居たハズだぞ?」
「広域殲滅魔法でも放ったのか?
でないとこれ程の早さで終結する事等不可能だぞ?」
「あ、あの、終結したのは間違いないかと…
彼(ノア)の話では制圧が完了した後、各国の『賞金稼ぎ』が連行していったとか…(マグワイト)」
『アンテイカー』へ向かう道中、ノアから【勇者】軍の顛末を聞いたマグワイトは、ゾネスを擁護する様に補足する。
「ん?あなた見ない顔だね、道中で出会った人かい?
それとその子の事もよく知らないみたいだ。
話に上がってた【勇者】軍を蹴散らして制圧したってのが、その子(ノア)と後ろのキノコだよ。(ゾネス)」
「「「えっ!?」」」
「へ?(マグワイト)」←聞かされていなかった。
ゾネスがそう言うと、目の前の3人とマグワイトは声を上げて驚いていた。
あまりこういった戦果を吹聴しないノアは、何処か居心地悪そうにし、代わりにクリストフが「えっへん!」とでも言いたげに胸を張っていた。
「え?ええ?
君が…?【勇者】軍を…?え?そんな事道中じゃ一言も…(マグワイト)」
「だって、言ってませんでしたし。」
(『だって、言ってねぇもんなぁ。』)
「えぇ…(マグワイト)」
思わぬ事を突然知らされたマグワイトは、状況が飲み込めずに口をパクパクとさせていた。
ここへやって来た3人組も詳しい事を聞きたい様子ではある。
「…もうそろそろで夜になりますね。
まだ半信半疑ではありますが、【勇者】軍が制圧されたとの報を街に伝えなければなりません。
詳しい事は街へ行ってからにしましょう。
ゾネス、貴女を乗せてきた馬も一緒に街へと向かいましょう。
酷く疲れているみたいですからね。(シンプソン)」
「あぁそうするよ。(ゾネス)」
ふと空を見てみると、先程まで赤々としていた空が薄暗い空色となってきていた為、シンプソンと呼ばれていた男性が街へと誘ってきた。
それと下り坂の上を見てみると、ゾネスが乗ってきた馬が息を荒くしながらも、カポカポと蹄を鳴らしながら降りてきていた。
こうして一悶着あったものの、一先ず目的の『アンテイカー』へ向かう事が可能になったのであった。
カッポカッポ…
「先程は済まなかったな少年よ。
厳戒態勢が解除されていた事を知らなかったとは言え、いきなり武器を突き付けてしまって…(シンプソン)」
「あ、いえ。」
「新人冒険者も幾人か【勇者】軍に参列していたとの報告が会った故、君の姿を見た時斥候か何かではないかと勘違いしたのだ。」
今更であるが、シンプソン含めた3人組は、″カソック″と言う祭服(マト○ックスみたいな服)を纏い、腰に十字架を模したレイピアを装備している。
服装からして教会関係者である事が窺えるが、まさか敵陣に攻め入る一番槍的なポジションを担っているとは思わなかった。
「…それに、後ろの…キノコ…にしか見えないが、彼(?)の脅威度が分からなかったので我々がで張って来たのだよ。」
「ふむ…ここ最近私の見た目で何かしら誤解を受ける事がよくありますなぁ。
やはり人間社会に溶け込むとなれば、親しみ易い姿になった方が良いのでしょうな…(クリストフ)」
「うーん…やっぱ初見でクリストフを見るとなると、そういう風に思われるのは仕方の無い…」
と、ノアがクリストフの考えに同意しようとした瞬間、脳裏に前日のクリストフの姿(ムキムキ白ペ○シ)がフラッシュバックした。
そっ…(クリストフに寄り添う。)
「そんな事無いよ~。
そのまま、クリストフはそのままの姿が1番。
変に姿形を変えるのは、クリストフの個性が損なわれちゃうよぉ?」スリスリ…
「ノア殿にそこまで言われては、このままの姿で未来永劫過ごすしかないではありませぬか。あっはっはっはっは。(クリストフ)」
「あれは…何をしているのだ…?(シンプソン)」
「あ、あはは…昨日色々あったのでお気になさらず…(ヴァンディット)」
これからの旅路を、あんなムキムキ白ペ○シ姿で同行されたら堪ったモノでは無いので、クリストフに頬擦りしてまで止めに掛かるノアであった。
カッポカッポ…『ドッ!』ガッゴッゴッ!
「ここからは『軽石橋』を渡り下さい。
ここは窪地故、街までは半沼地化しておりますから。」
「「「「「はーい。」」」」」
下り坂を下り、女性陣が怖がっていた暗い森の中を進むと、石造りの真っ白い橋が網目状に張り巡らされていた。
何故ここに橋が?と思い眼下を見ると、木々と夜の暗さが相まって一層黒さが増した沼が広がっていた。
よくよく考えてみれば窪地なのだし、水捌けは相当に悪いだろう。
橋の巾は大体3メル位あるのでミダレの手を引き、2人並んで渡る位は余裕であった。
バシャッ…
「わっ!?何かあっちの方で何かが跳ねましたよ!(ミリア)」
「あぁ、この森には『沼馬(ヌマウマ)』が生息しているので恐らくそれでしょう。」
「『沼馬(ヌマウマ)』?(ミリア)」
「ほら、ゾネスが乗ってきた馬も『沼馬(ヌマウマ)』ですよ。
非常に脚力があるので、車輪を取られる程の泥濘に荷馬車が嵌まっても悠々と引いてくれるので、近年商人からの飼い付けが増加してるのですよ。(シンプソン)」
「へぇ~。(ミリア)」マジマジ。
見習いとは言え、彼女も商人の卵だ。
将来共に旅するパートナーの1つとして考えているのか、ミリアはゾネスの『沼馬(ヌマウマ)』をマジマジと観察していた。
「それにしても、『沼馬(ヌマウマ)』が疲弊する程の勢いで駆けて来たのは、何かまた別の危急の報せか何かがあって来たのですか…?(シンプソン)」
「い、いや、【勇者】軍が捕縛・連行されたから厳戒態勢解除して良いよ~、って村々に報告するのを忘れちゃって…(ゾネス)」
「うぉいっ!(シンプソン)」
バカラッ!バカラッ!バカラッ!
「でぇええええいっ!やっぱりマズイ事になってるぅううっ!(ゾネス)」
グイッ!ヒヒンッ!ズザザッ!(手綱を引いて馬を急制動。)
「とぅっ!」ンバッ!(急制動を利用して馬上から飛び立つ。)
~下り坂の中腹~
「え?今度は何?」
「む…あれはバルディック・ロスト伯の私設傭兵部隊のゾネス…?」
「何をあんなに急いで…?」
「待った待った待った!
解除っ!厳戒態勢は解除だ!それとその子は全く問題無い!(滑空中のゾネス)」
ズザザザザザッ!(ノア達の前に滑り込み。)
走らせていた馬から飛び出し、滑空しながら厳戒態勢解除の報を知らせつつ、両者の間に滑り込むバルディック・ロスト伯の私設傭兵部隊『ガルジオ』のリーダーゾネス。
「双方待たれよ!(ゾネス)」
「分かったから落ち着けゾネス。
あとその着地、膝悪くするぞ?(シンプソン)」
3人組とノア達の前に手を掲げ、膝立ちの姿勢で呼び掛けるゾネス。
ノアは元々仕掛けるつもりも無かったし、3人組は乱入者(ゾネス)の登場に落ち着きを取り戻し、周囲に浮遊していた剣も収めるのであった。
「それで、ゾネス。
厳戒態勢解除というのは間違いないのだな?(シンプソン)」
「あぁ、本当さ。昨日の深夜に【勇者】軍全員の制圧が完了したのさ。(ゾネス)」
「間違いないのか?情報では500人近く居たハズだぞ?」
「広域殲滅魔法でも放ったのか?
でないとこれ程の早さで終結する事等不可能だぞ?」
「あ、あの、終結したのは間違いないかと…
彼(ノア)の話では制圧が完了した後、各国の『賞金稼ぎ』が連行していったとか…(マグワイト)」
『アンテイカー』へ向かう道中、ノアから【勇者】軍の顛末を聞いたマグワイトは、ゾネスを擁護する様に補足する。
「ん?あなた見ない顔だね、道中で出会った人かい?
それとその子の事もよく知らないみたいだ。
話に上がってた【勇者】軍を蹴散らして制圧したってのが、その子(ノア)と後ろのキノコだよ。(ゾネス)」
「「「えっ!?」」」
「へ?(マグワイト)」←聞かされていなかった。
ゾネスがそう言うと、目の前の3人とマグワイトは声を上げて驚いていた。
あまりこういった戦果を吹聴しないノアは、何処か居心地悪そうにし、代わりにクリストフが「えっへん!」とでも言いたげに胸を張っていた。
「え?ええ?
君が…?【勇者】軍を…?え?そんな事道中じゃ一言も…(マグワイト)」
「だって、言ってませんでしたし。」
(『だって、言ってねぇもんなぁ。』)
「えぇ…(マグワイト)」
思わぬ事を突然知らされたマグワイトは、状況が飲み込めずに口をパクパクとさせていた。
ここへやって来た3人組も詳しい事を聞きたい様子ではある。
「…もうそろそろで夜になりますね。
まだ半信半疑ではありますが、【勇者】軍が制圧されたとの報を街に伝えなければなりません。
詳しい事は街へ行ってからにしましょう。
ゾネス、貴女を乗せてきた馬も一緒に街へと向かいましょう。
酷く疲れているみたいですからね。(シンプソン)」
「あぁそうするよ。(ゾネス)」
ふと空を見てみると、先程まで赤々としていた空が薄暗い空色となってきていた為、シンプソンと呼ばれていた男性が街へと誘ってきた。
それと下り坂の上を見てみると、ゾネスが乗ってきた馬が息を荒くしながらも、カポカポと蹄を鳴らしながら降りてきていた。
こうして一悶着あったものの、一先ず目的の『アンテイカー』へ向かう事が可能になったのであった。
カッポカッポ…
「先程は済まなかったな少年よ。
厳戒態勢が解除されていた事を知らなかったとは言え、いきなり武器を突き付けてしまって…(シンプソン)」
「あ、いえ。」
「新人冒険者も幾人か【勇者】軍に参列していたとの報告が会った故、君の姿を見た時斥候か何かではないかと勘違いしたのだ。」
今更であるが、シンプソン含めた3人組は、″カソック″と言う祭服(マト○ックスみたいな服)を纏い、腰に十字架を模したレイピアを装備している。
服装からして教会関係者である事が窺えるが、まさか敵陣に攻め入る一番槍的なポジションを担っているとは思わなかった。
「…それに、後ろの…キノコ…にしか見えないが、彼(?)の脅威度が分からなかったので我々がで張って来たのだよ。」
「ふむ…ここ最近私の見た目で何かしら誤解を受ける事がよくありますなぁ。
やはり人間社会に溶け込むとなれば、親しみ易い姿になった方が良いのでしょうな…(クリストフ)」
「うーん…やっぱ初見でクリストフを見るとなると、そういう風に思われるのは仕方の無い…」
と、ノアがクリストフの考えに同意しようとした瞬間、脳裏に前日のクリストフの姿(ムキムキ白ペ○シ)がフラッシュバックした。
そっ…(クリストフに寄り添う。)
「そんな事無いよ~。
そのまま、クリストフはそのままの姿が1番。
変に姿形を変えるのは、クリストフの個性が損なわれちゃうよぉ?」スリスリ…
「ノア殿にそこまで言われては、このままの姿で未来永劫過ごすしかないではありませぬか。あっはっはっはっは。(クリストフ)」
「あれは…何をしているのだ…?(シンプソン)」
「あ、あはは…昨日色々あったのでお気になさらず…(ヴァンディット)」
これからの旅路を、あんなムキムキ白ペ○シ姿で同行されたら堪ったモノでは無いので、クリストフに頬擦りしてまで止めに掛かるノアであった。
カッポカッポ…『ドッ!』ガッゴッゴッ!
「ここからは『軽石橋』を渡り下さい。
ここは窪地故、街までは半沼地化しておりますから。」
「「「「「はーい。」」」」」
下り坂を下り、女性陣が怖がっていた暗い森の中を進むと、石造りの真っ白い橋が網目状に張り巡らされていた。
何故ここに橋が?と思い眼下を見ると、木々と夜の暗さが相まって一層黒さが増した沼が広がっていた。
よくよく考えてみれば窪地なのだし、水捌けは相当に悪いだろう。
橋の巾は大体3メル位あるのでミダレの手を引き、2人並んで渡る位は余裕であった。
バシャッ…
「わっ!?何かあっちの方で何かが跳ねましたよ!(ミリア)」
「あぁ、この森には『沼馬(ヌマウマ)』が生息しているので恐らくそれでしょう。」
「『沼馬(ヌマウマ)』?(ミリア)」
「ほら、ゾネスが乗ってきた馬も『沼馬(ヌマウマ)』ですよ。
非常に脚力があるので、車輪を取られる程の泥濘に荷馬車が嵌まっても悠々と引いてくれるので、近年商人からの飼い付けが増加してるのですよ。(シンプソン)」
「へぇ~。(ミリア)」マジマジ。
見習いとは言え、彼女も商人の卵だ。
将来共に旅するパートナーの1つとして考えているのか、ミリアはゾネスの『沼馬(ヌマウマ)』をマジマジと観察していた。
「それにしても、『沼馬(ヌマウマ)』が疲弊する程の勢いで駆けて来たのは、何かまた別の危急の報せか何かがあって来たのですか…?(シンプソン)」
「い、いや、【勇者】軍が捕縛・連行されたから厳戒態勢解除して良いよ~、って村々に報告するのを忘れちゃって…(ゾネス)」
「うぉいっ!(シンプソン)」
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