975 / 1,124
ヴァリエンテ領・大規模氾濫掃討戦編~街(前哨基地)建設~
謂わばダンジョン
しおりを挟む
~2時間後~
『『『チリチリ…プスプス…(焼け落ちた家屋からの音)』』』
「…これは…酷いですな…(クリストフ)」
「あそこは元々村…だったのかな…?(ラインハード)」
「恐らくね。
それよりもミリアちゃん、ラインハードさん、2人共影の中に入った方が良いかも。」
「「え?」」
「焼け落ちた家屋の中に″人以外″の反応が多数ある。それも20~30…いやそれ以上だ。」
アンデット系モンスターとの初遭遇から約2時間後、街道の左手に【勇者】軍によって被害を受け、焼け落ちた集落が見えてきた。
そこから漂ってくる煙で辺りは白み、息をすれば少し噎せてしまう。
無人となり、シンと静まり返った雰囲気も相まって何とも不気味な空気が漂っていた。
そんな中、焼け落ちた集落から″人以外″の反応を感知するノア。
ここで″人以外″と言っているのは、先程遭遇したゾンビやキャリオンとはまた別の存在である事を意味していた。
「ライリさん、この反応何だか分かりますか?」
「この反応は『スケルトン』ね…
ただ数が多いから、もしかしたら『サモン・スケルトン』も居るかもしれないわ。(ライリ)」
「『スケルトン』…これがか…
″サモン″って事は『スケルトン』を召喚する事が出来るの個体が居るのか…」
『『ガラガラ…』』(焼け落ちた家屋から出現。)
『『バキバキ…』』(林から出現。)
『『モコモコ…』』(地面の下から出現。)
『『『『『『カカカカカカカッ!』』』』』』(スケルトンの鳴き声(?))
「え、円陣防御!
全員抜刀して防御の構え!
『サモン・スケルトン』を見付けたら直ぐに報告せよ!(ライリ)」
「「「「「おおおおおっ!」」」」」
白んだ視界の奥からヨロヨロと覚束無い足取りで全身骨で形成された人型が集まってくる。
その見た目通り『スケルトン』と呼称し、無手の者も居れば、手に別の個体の骨を手にした『スケルトン』が一行を目指して歩を進めていた。
『スケルトン』…全身が骨で形成されたモンスター。人間タイプが主流だが、動物タイプのモノも総じて『スケルトン』と呼んでいる。
物理耐性があり、魔法に弱い。
動きも緩慢で鈍足な為、比較的対処は容易。
だが痛覚は無く、数で攻めてくる場合が殆どなので押し切られない様に注意するべし。
墓や骨が野晒しとなった場所で出現し易いが、上位種である『サモン・スケルトン』が召喚させてくる場合もある。
『『『『ジャキッ!』』』』(荒鬼神ノ化身抜刀。)
『【鬼哭死重奏・穢払ノ癒火】っ!
皆さんは防御を固めて!対処は俺の方で!』
「ま、魔剣!?
あ、待ってノア君!『スケルトン』は魔法に弱いけど炎には耐性があって…(ライリ)」
『『ガシャシャッ!』』(『スケルトン』2体を脳天から一刀両断。)
『『バシュォオッ!』』(凄まじい勢いで炎上。)
「あ、あれ…?燃えてる…?(ライリ)」
「…と言うか2体纏めて一刀両断とか…一応堅いんだけどなぁ…『スケルトン』って…(隊員)」
幾ら物理耐性があるとは言え、耐性を上回る物理特化が相手では『スケルトン』は枯れ枝同然。
【鬼哭死重奏・穢払ノ癒火】状態の刀身でパッキリと叩っ斬られ、浄化の炎で即座に炎上。
一撃で2体纏めて屠れ、4本腕である為一瞬の内に8体の『スケルトン』が姿を消す。
ズザザッ!『『ボシュッ!』』(縦横無尽に駆け巡り、次々に『スケルトン』を撃破。)
持ち前の身体能力を活かして円陣防御の構えをしているライリ達の下に居る『スケルトン』共を屠る。
だが
『『ガタガタ…』』(焼け落ちた家屋から出現。)
『『ガサガサ…』』(林から出現。)
『『ボコボコ…』』(地面の下から出現。)
「ノア君!やはり『サモン・スケルトン』が居ると思われます!
何も無い地面から突然出てきますので!(ライリ)」
『でしたら全員今直ぐ耳を塞いで下さい!』
『『『『バッ!』』』』(全員耳を塞ぐ。)
斬っても浄化しても際限無く現れ続ける『スケルトン』に、『サモン・スケルトン』の存在を予感させた。
ノアの<気配感知>内にはそれらしき反応が無かったので別の手段で探す事に。
その第一歩として、周囲に居る者達に耳を塞いで貰った。
″『ッラァッ!(<猿叫>を乗せた大声。)』″
(<反響定位(エコーロケーション)>・<聞き耳>発動。)
『『『『ギュィイイイン…』』』』(周囲に伝播した声が反響して脳内に地形・物の位置が表示される。)
『木木木、岩家屋家屋木木木木岩″浮遊物″…』
(『<集中>・<渾身>・<投擲術>発動。』)
『『バボッ!』』(荒鬼神ノ化身2本″浮遊物″に投擲。)
『『『『バギバギドガガガガガガッ!バガァッ!』』』』(木々、焼け落ちた家屋を破壊しながら″浮遊物″に向かって直進。)
『サモン・スケルトン』らしき反応を感知したノアは白熱化した刀身を恐ろしい速度で発射、破砕音を響かせながら林の奥へと向かい
『『『『『『カカカカカ『『『ボシュゥウッ!』』』(迫っていた『スケルトン』が突然霧散。)
『っし!どうやら上手く行った様だな!』
ぶん投げた荒鬼神ノ化身が『サモン・スケルトン』を絶命させた様で、迫っていた『スケルトン』が骨となって霧散した。
だが
「ノア君!こっちの『スケルトン』は健在です!(ライリ)」
『っ!
って事は『サモン・スケルトン』はもう1体居ると言う事か!』
街道の左手にノア、右手にライリや隊員達が陣取っていたのだが、左手側の『スケルトン』は全て霧散したが、右手側の『スケルトン』は未だ健在。
その上
『『ボゴンッ!ボゴボゴッ!』』(地面が大きく隆起。)
ガガガガガガガッ!(長大な大蛇のスケルトン『マンダ・スケルトン』が地面から出現。)
「ノア君!新手です!(ライリ)」
『こりゃ一種の″ダンジョン″だな、まるで…』
片方の『サモン・スケルトン』が祓われたからか、もう一方の『サモン・スケルトン』が強力なスケルトンを召喚。
全長15メルにもなる『マンダ・スケルトン』か鳴き声を上げながら出現した。
『グリード!そいつ食っちゃえ!
クリストフ!もう1体の『サモン・スケルトン』をここに連れてこい!』
『『ドゴォ『グルォオオオオオオオッ!』』』
「「「「うひぃいいっ!?(ライリ達)」」」」
「畏まり。(クリストフ)」ダッシュ。
だがノアは即座に地面の下に居るグリードと、待機していたクリストフに指示を出し、『マンダ・スケルトン』を食い殺しつつ『サモン・スケルトン』を捕獲するのだった。
連携を取れば特に問題無く対処出来るのだが、先程ノアが言った様に周辺地域そのものが″ダンジョン″の如く変貌してきており、ノア1人では手が回らなくなってきていた。
『『『チリチリ…プスプス…(焼け落ちた家屋からの音)』』』
「…これは…酷いですな…(クリストフ)」
「あそこは元々村…だったのかな…?(ラインハード)」
「恐らくね。
それよりもミリアちゃん、ラインハードさん、2人共影の中に入った方が良いかも。」
「「え?」」
「焼け落ちた家屋の中に″人以外″の反応が多数ある。それも20~30…いやそれ以上だ。」
アンデット系モンスターとの初遭遇から約2時間後、街道の左手に【勇者】軍によって被害を受け、焼け落ちた集落が見えてきた。
そこから漂ってくる煙で辺りは白み、息をすれば少し噎せてしまう。
無人となり、シンと静まり返った雰囲気も相まって何とも不気味な空気が漂っていた。
そんな中、焼け落ちた集落から″人以外″の反応を感知するノア。
ここで″人以外″と言っているのは、先程遭遇したゾンビやキャリオンとはまた別の存在である事を意味していた。
「ライリさん、この反応何だか分かりますか?」
「この反応は『スケルトン』ね…
ただ数が多いから、もしかしたら『サモン・スケルトン』も居るかもしれないわ。(ライリ)」
「『スケルトン』…これがか…
″サモン″って事は『スケルトン』を召喚する事が出来るの個体が居るのか…」
『『ガラガラ…』』(焼け落ちた家屋から出現。)
『『バキバキ…』』(林から出現。)
『『モコモコ…』』(地面の下から出現。)
『『『『『『カカカカカカカッ!』』』』』』(スケルトンの鳴き声(?))
「え、円陣防御!
全員抜刀して防御の構え!
『サモン・スケルトン』を見付けたら直ぐに報告せよ!(ライリ)」
「「「「「おおおおおっ!」」」」」
白んだ視界の奥からヨロヨロと覚束無い足取りで全身骨で形成された人型が集まってくる。
その見た目通り『スケルトン』と呼称し、無手の者も居れば、手に別の個体の骨を手にした『スケルトン』が一行を目指して歩を進めていた。
『スケルトン』…全身が骨で形成されたモンスター。人間タイプが主流だが、動物タイプのモノも総じて『スケルトン』と呼んでいる。
物理耐性があり、魔法に弱い。
動きも緩慢で鈍足な為、比較的対処は容易。
だが痛覚は無く、数で攻めてくる場合が殆どなので押し切られない様に注意するべし。
墓や骨が野晒しとなった場所で出現し易いが、上位種である『サモン・スケルトン』が召喚させてくる場合もある。
『『『『ジャキッ!』』』』(荒鬼神ノ化身抜刀。)
『【鬼哭死重奏・穢払ノ癒火】っ!
皆さんは防御を固めて!対処は俺の方で!』
「ま、魔剣!?
あ、待ってノア君!『スケルトン』は魔法に弱いけど炎には耐性があって…(ライリ)」
『『ガシャシャッ!』』(『スケルトン』2体を脳天から一刀両断。)
『『バシュォオッ!』』(凄まじい勢いで炎上。)
「あ、あれ…?燃えてる…?(ライリ)」
「…と言うか2体纏めて一刀両断とか…一応堅いんだけどなぁ…『スケルトン』って…(隊員)」
幾ら物理耐性があるとは言え、耐性を上回る物理特化が相手では『スケルトン』は枯れ枝同然。
【鬼哭死重奏・穢払ノ癒火】状態の刀身でパッキリと叩っ斬られ、浄化の炎で即座に炎上。
一撃で2体纏めて屠れ、4本腕である為一瞬の内に8体の『スケルトン』が姿を消す。
ズザザッ!『『ボシュッ!』』(縦横無尽に駆け巡り、次々に『スケルトン』を撃破。)
持ち前の身体能力を活かして円陣防御の構えをしているライリ達の下に居る『スケルトン』共を屠る。
だが
『『ガタガタ…』』(焼け落ちた家屋から出現。)
『『ガサガサ…』』(林から出現。)
『『ボコボコ…』』(地面の下から出現。)
「ノア君!やはり『サモン・スケルトン』が居ると思われます!
何も無い地面から突然出てきますので!(ライリ)」
『でしたら全員今直ぐ耳を塞いで下さい!』
『『『『バッ!』』』』(全員耳を塞ぐ。)
斬っても浄化しても際限無く現れ続ける『スケルトン』に、『サモン・スケルトン』の存在を予感させた。
ノアの<気配感知>内にはそれらしき反応が無かったので別の手段で探す事に。
その第一歩として、周囲に居る者達に耳を塞いで貰った。
″『ッラァッ!(<猿叫>を乗せた大声。)』″
(<反響定位(エコーロケーション)>・<聞き耳>発動。)
『『『『ギュィイイイン…』』』』(周囲に伝播した声が反響して脳内に地形・物の位置が表示される。)
『木木木、岩家屋家屋木木木木岩″浮遊物″…』
(『<集中>・<渾身>・<投擲術>発動。』)
『『バボッ!』』(荒鬼神ノ化身2本″浮遊物″に投擲。)
『『『『バギバギドガガガガガガッ!バガァッ!』』』』(木々、焼け落ちた家屋を破壊しながら″浮遊物″に向かって直進。)
『サモン・スケルトン』らしき反応を感知したノアは白熱化した刀身を恐ろしい速度で発射、破砕音を響かせながら林の奥へと向かい
『『『『『『カカカカカ『『『ボシュゥウッ!』』』(迫っていた『スケルトン』が突然霧散。)
『っし!どうやら上手く行った様だな!』
ぶん投げた荒鬼神ノ化身が『サモン・スケルトン』を絶命させた様で、迫っていた『スケルトン』が骨となって霧散した。
だが
「ノア君!こっちの『スケルトン』は健在です!(ライリ)」
『っ!
って事は『サモン・スケルトン』はもう1体居ると言う事か!』
街道の左手にノア、右手にライリや隊員達が陣取っていたのだが、左手側の『スケルトン』は全て霧散したが、右手側の『スケルトン』は未だ健在。
その上
『『ボゴンッ!ボゴボゴッ!』』(地面が大きく隆起。)
ガガガガガガガッ!(長大な大蛇のスケルトン『マンダ・スケルトン』が地面から出現。)
「ノア君!新手です!(ライリ)」
『こりゃ一種の″ダンジョン″だな、まるで…』
片方の『サモン・スケルトン』が祓われたからか、もう一方の『サモン・スケルトン』が強力なスケルトンを召喚。
全長15メルにもなる『マンダ・スケルトン』か鳴き声を上げながら出現した。
『グリード!そいつ食っちゃえ!
クリストフ!もう1体の『サモン・スケルトン』をここに連れてこい!』
『『ドゴォ『グルォオオオオオオオッ!』』』
「「「「うひぃいいっ!?(ライリ達)」」」」
「畏まり。(クリストフ)」ダッシュ。
だがノアは即座に地面の下に居るグリードと、待機していたクリストフに指示を出し、『マンダ・スケルトン』を食い殺しつつ『サモン・スケルトン』を捕獲するのだった。
連携を取れば特に問題無く対処出来るのだが、先程ノアが言った様に周辺地域そのものが″ダンジョン″の如く変貌してきており、ノア1人では手が回らなくなってきていた。
43
あなたにおすすめの小説
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜
日々埋没。
ファンタジー
「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」
かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。
その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。
レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。
地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。
「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」
新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。
一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。
やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。
レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
妹が聖女の再来と呼ばれているようです
田尾風香
ファンタジー
ダンジョンのある辺境の地で回復術士として働いていたけど、父に呼び戻されてモンテリーノ学校に入学した。そこには、私の婚約者であるファルター殿下と、腹違いの妹であるピーアがいたんだけど。
「マレン・メクレンブルク! 貴様とは婚約破棄する!」
どうやらファルター殿下は、"低能"と呼ばれている私じゃなく、"聖女の再来"とまで呼ばれるくらいに成績の良い妹と婚約したいらしい。
それは別に構わない。国王陛下の裁定で無事に婚約破棄が成った直後、私に婚約を申し込んできたのは、辺境の地で一緒だったハインリヒ様だった。
戸惑う日々を送る私を余所に、事件が起こる。――学校に、ダンジョンが出現したのだった。
更新は不定期です。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
レベル1の時から育ててきたパーティメンバーに裏切られて捨てられたが、俺はソロの方が本気出せるので問題はない
あつ犬
ファンタジー
王国最強のパーティメンバーを鍛え上げた、アサシンのアルマ・アルザラットはある日追放され、貯蓄もすべて奪われてしまう。 そんな折り、とある剣士の少女に助けを請われる。「パーティメンバーを助けてくれ」! 彼の人生が、動き出す。
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる