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ヴァリエンテ領・大規模氾濫掃討戦編~街(前哨基地)建設~
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~街(前哨基地)建設地近くの空きスペース~
「「「「焼き菓子?(生産職・お手伝いの皆さん)」」」」
「そ。
だけどスッペの実やアマズの実、粗挽きの穀物なんかを入れているので、自動的にスタミナ回復や満腹度等の食事効果が付くハズです。」
「「「ふむふむ。」」」φ(..)φ(..)φ(..)
食料品店で大量に小麦粉やら食材類を買い込んだノアは建設地に戻り、集められた生産職(その中でも【料理】)やお手伝いの方々を集めて何やら教えていた。
これはオードゥス編で作っていた携行食で、子供達が後に持ってくる木の実類を一緒くたに混ぜ込んで焼くだけなので、大人の付き添いがあれば子供でも作れる代物になっている。
「で、完成形がコレです。」
「「「「あ、どうも。」」」」
ザクッ!バリッ!ザクザク!モグモグ!
「あ、程好く甘くて美味しい。」
「ホントに食事効果付いてる…それも3つ…」
「歯応えあるから1本食べ終える頃には割と満足しそうね。」
最後に実物を渡して試食して貰い、後で実際に子供達と一緒に作って貰う手筈となっている。
《あ、おいひぃのだわさ。》
カリッコリッ。
「でしょ?」
生産職とお手伝いの皆さんに紹介した後ステラから催促されたノアは、爪程のサイズに砕いた携行食を与えてあげた。
それを頬袋を膨らませて美味しそうにカリカリ食べる姿に愛らしさを感じていた。
《私達が暮らしてる所に小麦粉は無いけど、果物や木の実は生ってるから真似て作ってみようかしら。》コリコリ…
(ん?あの山の上に木の実が…?
ますますステラの住み処が気になるなぁ…)
(『案外雲の上は別世界が広がってたりしてな。』)
この時何気無く突っ込んだ鬼神だが、この後山の上を見た際にもう少し驚きの光景を目の当たりにするのだった。
「やっほー、ノア君。
依頼の品、持ってきたよー。(リヴァイア)」
「あ、リヴァイアさん。」
『『ザワザワ…』』
「お、おい、あれって海洋種って種族じゃないか…?」
「あ、あぁ、式典の記事で見たぞ…」
「え?という事は国のトップが直接やって来たのか…?」
「流石【鬼神】だ…人脈が凄ぇ…(兵士)」
周りに居た者達はノアへと手を振り近付いていく、色鮮やかな和装を纏った麗人を見て各々呟く。
約1月半前に獣人国と国交を結んだ新種族、海洋種の長リヴァイアその人であったからだ。
式典に参加せずとも話題性は十分である為、情報は多方向から入ってくる為、元奴隷の者達や元周辺地域の村の者、西の辺境ヴァリエンテ領の者達ですら既知なのであった。
「″貝殻″なんかは、ざっと数千年分は海底に堆積してるからね有効活用してくれて有り難いよ。
それで、何処に配置すれば良いかな?(リヴァイア)」
「どうでしょうモルドー(建設班のリーダー)さん。何処に仮置きしましょうか。」
「お、おぅ、案内するぜ。(モルドー)」
リヴァイアが持ち込んだのは大量の″貝殻″で、建設班が欲しがっていた″石灰″の原料となる。
本当であれば純正の石灰の方が良いのであろうが、時間的な問題で色々と省略させて貰い、大氾濫が終息した後にでも着手すれば良いだろう。
『『『ガラガラガラッ!』』』(大量の貝殻が出現する音。)
「「「おわーっ!」」」
「…分かっていた事ですが、【鬼神】の伝手は凄まじいな…(カルル)」
「一国の王だからな…
だが彼自身の強さと行いによって獲得した関係性だ。
あれ程とは言わんが、カルルも振る舞いに注意して良好な人間関係を築くのだぞ。(ルルイエ)」
遠目でノアとリヴァイアのやり取りを眺めていたルルイエとカルル。
行く先々で絶大な戦果や関係性を築くノアを教本代わりに、新領主としての教育を息子に施していた。
「私達最近まで北の方に居たから式典行けなかったけど、あれって新種族の海洋種だよね…すっげー…(ラハラメ)」
「ミダレの彼って凄く顔が広いのね。(ミダラ)」
「うん、あっちが会った時にはもう仲良かったみたいっちゃ。(ミダレ)」
同じく別の場所に居たサキュバス達もリヴァイアとそれに応対するノアとのやり取りを眺めていた。
「…にしてもノア君って見た目の割に大人びてるよねー。見せ掛けとかじゃなくて立ち振舞いとか性格的な所とか。
何か色々と達観してるっていうか。(アマエ)」
「ホント。
別に嫌味で言ってる訳じゃないけど、何であの子の事が好きになったの?(ラハラメ)」
「あの子、ずっと精気が感じ取れないのよ、ウチら(サキュバス)じゃ満足出来ないハズでしょ?(ミダラ)」
「その割に肌艶良いんだよね~ミダレちゃん。
え?別に男作ってるとか?(アマエ)」
「ち、違うっちゃ違うっちゃよ!
普段のノア君はとっても優しくて、あっちよりも年下なのに大人びてるけど、有事の際はとっても頼りになるし…その、ギラギラする所が好きっちゃよ…(ミダレ)」
(ガチ惚れじゃん…(ミダラ))
(ギラギラ…?あの少年がねぇ…(ラハラメ))
(ミダレちゃんって枯れ専だっけ…?(アマエ))
真のノアを知らないサキュバス3人組はミダレの言う事がイマイチ信じられないでいた。
だが、この後に起こる一件で彼女達はノアの本性(良い意味で)を知る事になるのだった。
「よし、それじゃあ御要望の品はしっかりお届けさせて頂きました。
また何か入り用であればいつでも申し付け下さいね。(リヴァイア)」
「急な頼み事に応えてくれて感謝します。
また何かあったらお願いします。」
注文の貝殻を届け終えたリヴァイアは早々に街(前哨基地)建設予定地を後にする様だ。
「″御届け物″は数日後に来ると思うから池の辺りに配置してくれると有り難いな。(リヴァイア)」
「はい、その様に…
『『『ザワッ!』』』(″何か″の気配。)
「来たね。(リヴァイア)」
「ん?」
(『お。』)
〈ありゃ?〉
「ん?何だ?(カルル)」
「…何だこの気配は…?(ルルイエ)」
「何かあったのかしら…?(ラハラメ)」
「皆山の方見てるわね。(ミダラ)」
「何か急に涼しくなって…
え?何あれ…″竜巻″?(アマエ)」
『『『ゴォオオオオオッ!』』』(山の方から渦を巻いた雲が迫り、辺りに突風が吹き荒れる。)
「た、竜巻だ!避難だ!避難!急いで戻れ!(兵士1)」
「突風に巻き込まれるぞ!森に近ければ木に抱き付け!(兵士2)」
突然の突風、上空には竜巻が発生し、建設予定地から約100メル先に到達しそうになっていた。
「ノア君、分かってると思うけど、あの中に″居る″からね?
しかも気配からして″亜龍″だ。
どうする?場合によっては″処す″?(リヴァイア)」
「いや…」
〈にゃ!?ダ、ダメなのだわさ!〉
「やぁ猫ちゃん。やっと喋ってくれたね。(リヴァイア)」
〈え!?き、気付いてたのだわさ…?
い、いやいやそれよりも何で″リューさん″来ちゃったのだわさ…?〉
リヴァイア曰く竜巻の中から″亜龍″の気配がするとの事。
ステラはその気配の正体を″リューさん″と呼び、何故ここにやって来たのか理解が及んでいない様子であったが
『『ゴォオオオオオッ!』』
《str…(ステラ…)
『『『バヒュォオッ!』』』
″sgnmdr″tittitdaru!nnjknhttkaritorndmttk!(″直ぐに戻る″と言ってたであろう!何時間ほっつき歩いておるのだ全く!)》
「氷の…龍だね…」
《あ、んにゃー…》
竜巻が霧散し、氷で出来た6枚の翼と石英の様な体をした翼長30メル程の亜龍がその姿を現したのだった。
「「「「焼き菓子?(生産職・お手伝いの皆さん)」」」」
「そ。
だけどスッペの実やアマズの実、粗挽きの穀物なんかを入れているので、自動的にスタミナ回復や満腹度等の食事効果が付くハズです。」
「「「ふむふむ。」」」φ(..)φ(..)φ(..)
食料品店で大量に小麦粉やら食材類を買い込んだノアは建設地に戻り、集められた生産職(その中でも【料理】)やお手伝いの方々を集めて何やら教えていた。
これはオードゥス編で作っていた携行食で、子供達が後に持ってくる木の実類を一緒くたに混ぜ込んで焼くだけなので、大人の付き添いがあれば子供でも作れる代物になっている。
「で、完成形がコレです。」
「「「「あ、どうも。」」」」
ザクッ!バリッ!ザクザク!モグモグ!
「あ、程好く甘くて美味しい。」
「ホントに食事効果付いてる…それも3つ…」
「歯応えあるから1本食べ終える頃には割と満足しそうね。」
最後に実物を渡して試食して貰い、後で実際に子供達と一緒に作って貰う手筈となっている。
《あ、おいひぃのだわさ。》
カリッコリッ。
「でしょ?」
生産職とお手伝いの皆さんに紹介した後ステラから催促されたノアは、爪程のサイズに砕いた携行食を与えてあげた。
それを頬袋を膨らませて美味しそうにカリカリ食べる姿に愛らしさを感じていた。
《私達が暮らしてる所に小麦粉は無いけど、果物や木の実は生ってるから真似て作ってみようかしら。》コリコリ…
(ん?あの山の上に木の実が…?
ますますステラの住み処が気になるなぁ…)
(『案外雲の上は別世界が広がってたりしてな。』)
この時何気無く突っ込んだ鬼神だが、この後山の上を見た際にもう少し驚きの光景を目の当たりにするのだった。
「やっほー、ノア君。
依頼の品、持ってきたよー。(リヴァイア)」
「あ、リヴァイアさん。」
『『ザワザワ…』』
「お、おい、あれって海洋種って種族じゃないか…?」
「あ、あぁ、式典の記事で見たぞ…」
「え?という事は国のトップが直接やって来たのか…?」
「流石【鬼神】だ…人脈が凄ぇ…(兵士)」
周りに居た者達はノアへと手を振り近付いていく、色鮮やかな和装を纏った麗人を見て各々呟く。
約1月半前に獣人国と国交を結んだ新種族、海洋種の長リヴァイアその人であったからだ。
式典に参加せずとも話題性は十分である為、情報は多方向から入ってくる為、元奴隷の者達や元周辺地域の村の者、西の辺境ヴァリエンテ領の者達ですら既知なのであった。
「″貝殻″なんかは、ざっと数千年分は海底に堆積してるからね有効活用してくれて有り難いよ。
それで、何処に配置すれば良いかな?(リヴァイア)」
「どうでしょうモルドー(建設班のリーダー)さん。何処に仮置きしましょうか。」
「お、おぅ、案内するぜ。(モルドー)」
リヴァイアが持ち込んだのは大量の″貝殻″で、建設班が欲しがっていた″石灰″の原料となる。
本当であれば純正の石灰の方が良いのであろうが、時間的な問題で色々と省略させて貰い、大氾濫が終息した後にでも着手すれば良いだろう。
『『『ガラガラガラッ!』』』(大量の貝殻が出現する音。)
「「「おわーっ!」」」
「…分かっていた事ですが、【鬼神】の伝手は凄まじいな…(カルル)」
「一国の王だからな…
だが彼自身の強さと行いによって獲得した関係性だ。
あれ程とは言わんが、カルルも振る舞いに注意して良好な人間関係を築くのだぞ。(ルルイエ)」
遠目でノアとリヴァイアのやり取りを眺めていたルルイエとカルル。
行く先々で絶大な戦果や関係性を築くノアを教本代わりに、新領主としての教育を息子に施していた。
「私達最近まで北の方に居たから式典行けなかったけど、あれって新種族の海洋種だよね…すっげー…(ラハラメ)」
「ミダレの彼って凄く顔が広いのね。(ミダラ)」
「うん、あっちが会った時にはもう仲良かったみたいっちゃ。(ミダレ)」
同じく別の場所に居たサキュバス達もリヴァイアとそれに応対するノアとのやり取りを眺めていた。
「…にしてもノア君って見た目の割に大人びてるよねー。見せ掛けとかじゃなくて立ち振舞いとか性格的な所とか。
何か色々と達観してるっていうか。(アマエ)」
「ホント。
別に嫌味で言ってる訳じゃないけど、何であの子の事が好きになったの?(ラハラメ)」
「あの子、ずっと精気が感じ取れないのよ、ウチら(サキュバス)じゃ満足出来ないハズでしょ?(ミダラ)」
「その割に肌艶良いんだよね~ミダレちゃん。
え?別に男作ってるとか?(アマエ)」
「ち、違うっちゃ違うっちゃよ!
普段のノア君はとっても優しくて、あっちよりも年下なのに大人びてるけど、有事の際はとっても頼りになるし…その、ギラギラする所が好きっちゃよ…(ミダレ)」
(ガチ惚れじゃん…(ミダラ))
(ギラギラ…?あの少年がねぇ…(ラハラメ))
(ミダレちゃんって枯れ専だっけ…?(アマエ))
真のノアを知らないサキュバス3人組はミダレの言う事がイマイチ信じられないでいた。
だが、この後に起こる一件で彼女達はノアの本性(良い意味で)を知る事になるのだった。
「よし、それじゃあ御要望の品はしっかりお届けさせて頂きました。
また何か入り用であればいつでも申し付け下さいね。(リヴァイア)」
「急な頼み事に応えてくれて感謝します。
また何かあったらお願いします。」
注文の貝殻を届け終えたリヴァイアは早々に街(前哨基地)建設予定地を後にする様だ。
「″御届け物″は数日後に来ると思うから池の辺りに配置してくれると有り難いな。(リヴァイア)」
「はい、その様に…
『『『ザワッ!』』』(″何か″の気配。)
「来たね。(リヴァイア)」
「ん?」
(『お。』)
〈ありゃ?〉
「ん?何だ?(カルル)」
「…何だこの気配は…?(ルルイエ)」
「何かあったのかしら…?(ラハラメ)」
「皆山の方見てるわね。(ミダラ)」
「何か急に涼しくなって…
え?何あれ…″竜巻″?(アマエ)」
『『『ゴォオオオオオッ!』』』(山の方から渦を巻いた雲が迫り、辺りに突風が吹き荒れる。)
「た、竜巻だ!避難だ!避難!急いで戻れ!(兵士1)」
「突風に巻き込まれるぞ!森に近ければ木に抱き付け!(兵士2)」
突然の突風、上空には竜巻が発生し、建設予定地から約100メル先に到達しそうになっていた。
「ノア君、分かってると思うけど、あの中に″居る″からね?
しかも気配からして″亜龍″だ。
どうする?場合によっては″処す″?(リヴァイア)」
「いや…」
〈にゃ!?ダ、ダメなのだわさ!〉
「やぁ猫ちゃん。やっと喋ってくれたね。(リヴァイア)」
〈え!?き、気付いてたのだわさ…?
い、いやいやそれよりも何で″リューさん″来ちゃったのだわさ…?〉
リヴァイア曰く竜巻の中から″亜龍″の気配がするとの事。
ステラはその気配の正体を″リューさん″と呼び、何故ここにやって来たのか理解が及んでいない様子であったが
『『ゴォオオオオオッ!』』
《str…(ステラ…)
『『『バヒュォオッ!』』』
″sgnmdr″tittitdaru!nnjknhttkaritorndmttk!(″直ぐに戻る″と言ってたであろう!何時間ほっつき歩いておるのだ全く!)》
「氷の…龍だね…」
《あ、んにゃー…》
竜巻が霧散し、氷で出来た6枚の翼と石英の様な体をした翼長30メル程の亜龍がその姿を現したのだった。
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