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ヴァリエンテ領・大規模氾濫掃討戦編~街(前哨基地)建設~
割と重要な話だったりする
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~10年前・スパルディアまで5ケメル・上空1000メル地点~
《くそっ!何だったのだあの輩は!
好き勝手暴れた挙げ句用済みだと言って姿を消しおった!》
《さ、探セ!マダ近クに居ルハズだ!》
《ゴァッ!飛、落?》
《イイカラ探すノダ!》
ある闇夜、遥か高高度上空でとある亜龍が腹立たしげに声を荒げ、周りの竜が翼を羽ばたかせて暗い空を駆け回り、何かを捜索していた。
《こんな屈辱的な事は初めてだ!
ああっ!時が戻せるのなら″あの時″に戻り、復讐してやると言うに!》
ここで何があったか分からないが、怒りで全身を震わせ、怒気を孕んだ言葉を放っていた。
と
ピタッ!
『良いよ、君の願いを叶えてあげよう。
勿論それなりに″代償″が必要な願いではあるが今回は特別だ。』
《む!?何だ貴様!何処から現れた!》
不意に亜龍に声が掛かる。
声のした方を見ると、手を後ろに組んだ老若どちらとも取れる1人の男性が空中に静止していた。
『四季龍インヴェルノ、君は″暦″と面識があるだろう?
謂わば私は上司みたいなモノだ、よろしく。』
《突然現れて″私は神″と抜かすか!
先程突然現れ、我らを愚弄した輩が居ったでな!直ぐには信じられんわ!》
チョイチョイ。(周りを見ろ、と指示。)
《ぬ!?む…!?》
この亜龍、四季龍インヴェルノと言い、季節を運んでいた最中で、この時から″暦″とは面識があったらしい。
だが余程頭に血が上っていたのか、四季龍インヴェルノは語気強めに目の前の男性を威嚇。
『周りを見ろ』との指示に視線を動かすと、周囲に居た他の竜が翼を羽ばたかせた状態で時間が停止。
インヴェルノと男性以外の時が止まっていたのだった。
《…本当に″神″であったか…
いや、気付かなかったとはいえ申し訳無く…》
『まぁまぁそれはもう良いさ。
それよりもさっき君が言っていた願いを特別に叶えてあげようと思うのだが?』
《…は?》
『それじゃあ、この事は『″暦″にも他言無用』である事と『″約束の件″』よろしく頼んだよ~。』
《…なぁ″神″よ。″約束の件″承知したが、あんな″漠然″としたモノで良かったのか?
何かもっとこうあるだろう、具体的な…》
『良いの良いの。
私から伝えた事でちゃんと″達成″されるのだから、君は君のなすべき事をすれば良い。』
《は、はぁ…》
″神″なる者から″約束の件″とやらを伝えられた四季龍インヴェルノだが、あまりに″漠然″とした内容だったらしく、逆に心配している様子。
『はい、じゃあ行ってらっしゃい。』
《あ、ちょ『シュン。』
まだ何か言いたげであった四季龍インヴェルノを周囲に居た仲間達と共に問答無用で″戻し″、″神″は一息吐く。
『…例え事実を知ったとて君の思い描く結果にはならず、再び敗れて″今″に戻るだろう。
2度の敗戦は君を亜龍として大きく成長させ、彼もこの世界をより良い状態へともって行く事が出来る。
静かに見守るのが私としての義務だろうが、見守るならもう少し良い世界が良い。』
誰も居なくなった虚空に向かって話す″神″は
『さて、願いを″叶えられなかった″彼の下に向かうとするか。』
シュン。(″神″の姿が霧散。)
~現在~
″『″いずれ君が腰を据える山の麓で人族の少年と出会すだろう。
その者と友人を引き合わせて欲しい。
多少強引なやり方でも上手くいく事だろうし、友人達がその時に抱えている″問題″も上手い事解消されるだろう。』″
(《あの時の言葉、あれが″神託″と言われるモノだったのだろうな。
当時2度の敗北を喫し、忌々しい思い出とあの時の言葉ごと記憶から抹消したから終ぞ忘れていたなぁ…》)
ノアとこの場で初めて(10年振り)会い、当時の事を思い出した事で引き合わせる事を思い付いた四季龍インヴェルノ。
″神″の言う通り多少強引なやり方ではあったが、何とか人族と彼の友人(ケット・シーのステラ、ハーピー族)を引き合わせる事が達成されたのだった。
(《…にしても…
あの時の輩が″この少年″だったとは…
気配で気付いたとはいえ、当時の性格と比べてまるっきり別人ではないか…
一体何があってあの場に現れ、そして我々を″利用″する事になったのだ…
…当人は″まだ″知らない以上、こちらから聞いてもサッパリ分からんだろう…何れ知る事が出来れば良いが…》)
チラリとノアの方を見て当時遭遇した輩と比較し、その上で性格の変貌っ振りに驚いている様子。
当時がどの様だったかは描写していないが、それ程までに別人だったのだろう。
真実を知りたい様子のインヴェルノだが、ノアが″まだ″知らない以上、追求を諦め、再び友人らとの交流を静観するのだった。
〔お主達、人族の少年が許してくれたとは言え、形式上禊は受けて貰う。
島に戻ったら最低6万字の始末書と2日間の飯抜きは覚悟しておれよ?(ハーピークイーン)〕
〔〔〔〔〔うわーん、ごめんなさーい!〕〕〕〕〕
新領主のカルルと話を終えたハーピークイーンは、ニッコリ笑顔のまま5人の下へと戻り、ノア以外の人族には通じない言葉で罰を降していた。
始末書6万字も中々の罰で、脳筋組のヤンチャラットとシッチャカには相当堪えるモノで、飯抜き2日間はゴチにとっては死活問題だったらしく
〔うわーん、飯抜きはやだよー!
今でさえお腹空いてるのにぃー!(ゴチ)〕ジタバタ…
(まるででっかい子供だな…)
「まるででっかい子供ですな。(クリストフ)」
「っおい!人が心の内で止めてたのに!」
罰を言い渡されたゴチは、地面に転がり子供顔負けのジタバタを披露していた。
そんな事をすれば余計に腹が空くだろうに…と思うノア。
そんなノアは、こういった場面を目撃するとどうしても面倒をみてあげたくなる質である為
「全く、仕方無いなぁ…『ゴソゴソ…』
はい、これ。」
〔『ガボッ。』もが。(ゴチ)〕
仰向けでジタバタするゴチの口の中に、ある食べ物を突っ込むノア。
〔……。(ゴチ)〕ザクザクバリボリバリ…
「……。」
〔……。(ゴチ)〕ゴクン。
「……。」
〔……。(ゴチ)〕パカッ。(口再オープン。)
「……。」
〔『ズボッ。』もが。(ゴチ)〕
(お気に召した様だ。)
(『無言の追加要求かよ。』)
ゴチの口の中にある食べ物を差し込むと一瞬の内に食い尽くし、再び口を開いたのでまた差し込んでやった。
この流れを追加でもう1回行った所でゴチがムクリと起き上がったのだった。
ガバッ!
〔ん~、食べ応えあってサクサクいけるのに意外とどっしりしててとても満足でした。(ゴチ)〕
「そりゃどうも。」
(『食レポしっかりしてんなぁ。』)
口の周りに付いた食べカスもしっかり舐め取ってニコニコ顔のゴチ。
〔これ何て食べ物なの~?
香ばしくて歯応えあって仄かに甘じょっぱいの。(ゴチ)〕
ピクッ。(遠くでハーピークイーンが反応。)
(『何かも分からず食ってたんかい。』)
「これは昨日子供達が作ってくれた″携行食…焼き菓子″みたいなモノさ。」
〔おー、焼き菓子。
それは中々な美味『ガシッ。』ひぇっ…(ゴチ)〕
先程ムシャった食べ物を聞いて満足げに感想を言うゴチの頭が不意にガシッと掴まれた。
手の中にスッポリ収まったゴチは小さく悲鳴を漏らし、掴んだ本人はゴチに詰め寄る。
〔ゴチ、今何と仰いました?(ハーピークイーン)〕
〔ご、ごごご、ごめんなさい…(ゴチ)〕
〔いや、そうでは無くて味の感想の部分ですよ。(ハーピークイーン)〕
「香ばしくて歯応えあって仄かに甘じょっぱい、と言ってましたよ?」
〔それです。(ハーピークイーン)〕
「え?…どれ?」
《くそっ!何だったのだあの輩は!
好き勝手暴れた挙げ句用済みだと言って姿を消しおった!》
《さ、探セ!マダ近クに居ルハズだ!》
《ゴァッ!飛、落?》
《イイカラ探すノダ!》
ある闇夜、遥か高高度上空でとある亜龍が腹立たしげに声を荒げ、周りの竜が翼を羽ばたかせて暗い空を駆け回り、何かを捜索していた。
《こんな屈辱的な事は初めてだ!
ああっ!時が戻せるのなら″あの時″に戻り、復讐してやると言うに!》
ここで何があったか分からないが、怒りで全身を震わせ、怒気を孕んだ言葉を放っていた。
と
ピタッ!
『良いよ、君の願いを叶えてあげよう。
勿論それなりに″代償″が必要な願いではあるが今回は特別だ。』
《む!?何だ貴様!何処から現れた!》
不意に亜龍に声が掛かる。
声のした方を見ると、手を後ろに組んだ老若どちらとも取れる1人の男性が空中に静止していた。
『四季龍インヴェルノ、君は″暦″と面識があるだろう?
謂わば私は上司みたいなモノだ、よろしく。』
《突然現れて″私は神″と抜かすか!
先程突然現れ、我らを愚弄した輩が居ったでな!直ぐには信じられんわ!》
チョイチョイ。(周りを見ろ、と指示。)
《ぬ!?む…!?》
この亜龍、四季龍インヴェルノと言い、季節を運んでいた最中で、この時から″暦″とは面識があったらしい。
だが余程頭に血が上っていたのか、四季龍インヴェルノは語気強めに目の前の男性を威嚇。
『周りを見ろ』との指示に視線を動かすと、周囲に居た他の竜が翼を羽ばたかせた状態で時間が停止。
インヴェルノと男性以外の時が止まっていたのだった。
《…本当に″神″であったか…
いや、気付かなかったとはいえ申し訳無く…》
『まぁまぁそれはもう良いさ。
それよりもさっき君が言っていた願いを特別に叶えてあげようと思うのだが?』
《…は?》
『それじゃあ、この事は『″暦″にも他言無用』である事と『″約束の件″』よろしく頼んだよ~。』
《…なぁ″神″よ。″約束の件″承知したが、あんな″漠然″としたモノで良かったのか?
何かもっとこうあるだろう、具体的な…》
『良いの良いの。
私から伝えた事でちゃんと″達成″されるのだから、君は君のなすべき事をすれば良い。』
《は、はぁ…》
″神″なる者から″約束の件″とやらを伝えられた四季龍インヴェルノだが、あまりに″漠然″とした内容だったらしく、逆に心配している様子。
『はい、じゃあ行ってらっしゃい。』
《あ、ちょ『シュン。』
まだ何か言いたげであった四季龍インヴェルノを周囲に居た仲間達と共に問答無用で″戻し″、″神″は一息吐く。
『…例え事実を知ったとて君の思い描く結果にはならず、再び敗れて″今″に戻るだろう。
2度の敗戦は君を亜龍として大きく成長させ、彼もこの世界をより良い状態へともって行く事が出来る。
静かに見守るのが私としての義務だろうが、見守るならもう少し良い世界が良い。』
誰も居なくなった虚空に向かって話す″神″は
『さて、願いを″叶えられなかった″彼の下に向かうとするか。』
シュン。(″神″の姿が霧散。)
~現在~
″『″いずれ君が腰を据える山の麓で人族の少年と出会すだろう。
その者と友人を引き合わせて欲しい。
多少強引なやり方でも上手くいく事だろうし、友人達がその時に抱えている″問題″も上手い事解消されるだろう。』″
(《あの時の言葉、あれが″神託″と言われるモノだったのだろうな。
当時2度の敗北を喫し、忌々しい思い出とあの時の言葉ごと記憶から抹消したから終ぞ忘れていたなぁ…》)
ノアとこの場で初めて(10年振り)会い、当時の事を思い出した事で引き合わせる事を思い付いた四季龍インヴェルノ。
″神″の言う通り多少強引なやり方ではあったが、何とか人族と彼の友人(ケット・シーのステラ、ハーピー族)を引き合わせる事が達成されたのだった。
(《…にしても…
あの時の輩が″この少年″だったとは…
気配で気付いたとはいえ、当時の性格と比べてまるっきり別人ではないか…
一体何があってあの場に現れ、そして我々を″利用″する事になったのだ…
…当人は″まだ″知らない以上、こちらから聞いてもサッパリ分からんだろう…何れ知る事が出来れば良いが…》)
チラリとノアの方を見て当時遭遇した輩と比較し、その上で性格の変貌っ振りに驚いている様子。
当時がどの様だったかは描写していないが、それ程までに別人だったのだろう。
真実を知りたい様子のインヴェルノだが、ノアが″まだ″知らない以上、追求を諦め、再び友人らとの交流を静観するのだった。
〔お主達、人族の少年が許してくれたとは言え、形式上禊は受けて貰う。
島に戻ったら最低6万字の始末書と2日間の飯抜きは覚悟しておれよ?(ハーピークイーン)〕
〔〔〔〔〔うわーん、ごめんなさーい!〕〕〕〕〕
新領主のカルルと話を終えたハーピークイーンは、ニッコリ笑顔のまま5人の下へと戻り、ノア以外の人族には通じない言葉で罰を降していた。
始末書6万字も中々の罰で、脳筋組のヤンチャラットとシッチャカには相当堪えるモノで、飯抜き2日間はゴチにとっては死活問題だったらしく
〔うわーん、飯抜きはやだよー!
今でさえお腹空いてるのにぃー!(ゴチ)〕ジタバタ…
(まるででっかい子供だな…)
「まるででっかい子供ですな。(クリストフ)」
「っおい!人が心の内で止めてたのに!」
罰を言い渡されたゴチは、地面に転がり子供顔負けのジタバタを披露していた。
そんな事をすれば余計に腹が空くだろうに…と思うノア。
そんなノアは、こういった場面を目撃するとどうしても面倒をみてあげたくなる質である為
「全く、仕方無いなぁ…『ゴソゴソ…』
はい、これ。」
〔『ガボッ。』もが。(ゴチ)〕
仰向けでジタバタするゴチの口の中に、ある食べ物を突っ込むノア。
〔……。(ゴチ)〕ザクザクバリボリバリ…
「……。」
〔……。(ゴチ)〕ゴクン。
「……。」
〔……。(ゴチ)〕パカッ。(口再オープン。)
「……。」
〔『ズボッ。』もが。(ゴチ)〕
(お気に召した様だ。)
(『無言の追加要求かよ。』)
ゴチの口の中にある食べ物を差し込むと一瞬の内に食い尽くし、再び口を開いたのでまた差し込んでやった。
この流れを追加でもう1回行った所でゴチがムクリと起き上がったのだった。
ガバッ!
〔ん~、食べ応えあってサクサクいけるのに意外とどっしりしててとても満足でした。(ゴチ)〕
「そりゃどうも。」
(『食レポしっかりしてんなぁ。』)
口の周りに付いた食べカスもしっかり舐め取ってニコニコ顔のゴチ。
〔これ何て食べ物なの~?
香ばしくて歯応えあって仄かに甘じょっぱいの。(ゴチ)〕
ピクッ。(遠くでハーピークイーンが反応。)
(『何かも分からず食ってたんかい。』)
「これは昨日子供達が作ってくれた″携行食…焼き菓子″みたいなモノさ。」
〔おー、焼き菓子。
それは中々な美味『ガシッ。』ひぇっ…(ゴチ)〕
先程ムシャった食べ物を聞いて満足げに感想を言うゴチの頭が不意にガシッと掴まれた。
手の中にスッポリ収まったゴチは小さく悲鳴を漏らし、掴んだ本人はゴチに詰め寄る。
〔ゴチ、今何と仰いました?(ハーピークイーン)〕
〔ご、ごごご、ごめんなさい…(ゴチ)〕
〔いや、そうでは無くて味の感想の部分ですよ。(ハーピークイーン)〕
「香ばしくて歯応えあって仄かに甘じょっぱい、と言ってましたよ?」
〔それです。(ハーピークイーン)〕
「え?…どれ?」
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