ソロ冒険者のぶらり旅~悠々自適とは無縁な日々~

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ヴァリエンテ領・大規模氾濫掃討戦編~万死一生~

第3波出現

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『『『ゴォオオオオオオオオオオオオオッ!』』』


〔巨大な繭には近付くな!
モンスター群の出現を誘発してしまうかも知れん!(ハーピー1)〕

〔巨大な繭の前方に強力な熱源を感知!
左右に展開し、各個撃破並びに確保に向かえ!(ハーピー2)〕

〔ちょ…あそこ!2人で戦ってる所が!
加勢に〕


″『『『カッ!』』』″ 

『『『『ドゴゴゴゴゴゴゴッ!』』』』(強烈な閃光・大爆発)


〔〔〔〔〔……………。〕〕〕〕〕

〔か、彼等はステラ様とインヴェルノ殿が仰られていた″最前線組″だ!確か、龍の方がグリード、赤黒い少年がノアと言うらしい!
迂闊に近付くんじゃないぞ!(ハーピー4)〕

〔〔〔〔〔近付けませんっ!!〕〕〕〕〕


高高度から大挙して押し寄せてきたハーピー族達は、眼下に広がる光景に息を飲む。

巨大な繭の動向は天空大陸でも観測されていたが、大地を埋め尽くすのではと思う程、予想を遥かに越える大氾濫の規模。

圧倒的数の暴力で今にも街が飲み込まれると思われる中、最前線所かモンスター群のど真ん中で戦う2つの影を視認。

一見すると絶望的な状況だが、1つの大きな影がモンスター群に突っ込みポツポツとモンスターの姿が消え、直後に光の帯が走ったかと思うと広範囲が消し飛び、空白地帯が生まれる。

その空白地帯にはもう1つの小さな影が居り、片っ端から蹴散らしているといった感じである。



~モンスター群・ど真ん中~


『『『バギバギバギバギッ!』』』『『『グジャッ!!』』』(スレイブ・ローカストの群れを捕食)

『『グジャッ!』』『『ムシャッ!』』『『モリモリッ!』』(咀嚼)

《ケプッ。》


スレイブ・ローカスト特有の薄茶色の体色で埋め尽くされた大地にグリードの長く大きな影が通過するとその場に居たモンスターの姿が消える。

轢死したとか蹴散らされたとかでは無く、動線上に居たスレイブ・ローカストは全てグリードの無尽蔵の胃に収まっているのである。


『『『『バギュゥウウンッ!』』』』(最大出力プラズマレーザー発射)

『『『『『ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!』』』』』(スレイブ・ローカスト群蒸発)


毎分放たれるプラズマレーザーにより数で迫るスレイブ・ローカストは片っ端から蒸発。

グリード自身の食欲も相まって恐ろしい殲滅速度を誇っていた。


『『『『ゴォオオオオオオオ…』』』』(爆煙)

バフォッ!

『っらぁああっ!』

ザザンッ!ゾッ!ゾリッ!ズバッ!ザシュッ!ズババッ!ザバッ!


グリード程では無いが、迫る大群を相手に次々と撃破していくノア。

たった今放たれた最大出力プラズマレーザーによる爆発をものともせず、爆煙から姿を現しては次々にスレイブ・ローカストを斬り伏せている。

更に


『【召喚獣:一刀】『貪欲(グリーディ)』!
1番近いヤツから片っ端から撃っていけ!』

『キュルルル♪』

『『『『『パヒュッ!』』』』』(豆粒大プラズマレーザー5発発射)


プ『ジュッ!』ギッ!
ゲゲ『ジュッ!』ッ!
ガ『ジュッ!』ギャ!
ピギ『ジュッ!』ッ!
グ『ジュッ!』ギャッ!


グリードが毎分プラズマレーザーを放つ中、その際に生じた魔力の奔流を荒鬼神ノ化身の持つ能力【荒鬼神ノ化身専用戦技:起点技】『大喰(オオグライ)』で吸収。

例え余波であってもかなりの魔力が回収できる為、ノアも毎分【召喚獣:一刀】『貪欲(グリーディ)』を召喚してスレイブ・ローカストの群れを殲滅している。

豆粒大のプラズマレーザーを5発しか放てないが、貫通力がある為、密集している事も相まって6~7倍の数を纏めて屠っているのであった。

だがそんな中



~巨大な繭~


『『『ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…』』』(スレイブ・ローカスト出現数低下)

『『『ゴボンッ!』』』(巨人複数体出現)



~第3波主要モンスター~

パラサイトタイタン×20



《主様!新手です!》

ピョンピョン。(ジャンプ)

『何!?今度は何っ!?』


夥しい数のスレイブ・ローカストの出現数が低下したかと思えば、突然巨大な繭から膝を抱えた様な体勢の巨人(体長30メル)が出現。

体を伸ばしてその姿を視認したグリードがノアへ報告。
ノアはピョンピョンと跳ねて確認するも大群で見えない様子。





ザッ。(グリードの上に移動)

『虫要素は何処だ!?』

《…外見は巨人ですが、中の気配が妙ですね…
私が行って確認を…》

『いや、グリードはここで引き続きバッタ(スレイブ・ローカスト)の処理を頼む!
俺が行って処理してこよう!』

《畏まりました。》

『中が何であれ、人の形を成してる以上、筋(アキレス腱)を断ち切ってしまえば動きを止めるハズだからな!』

ダンッ!


巨人(パラサイトタイタン)の姿を視認したノアはグリードにスレイブ・ローカストの処理を任せて駆け出していった。



ダダダダダダダッ!

『お、ハーピー族の皆さんがあんなに…!
これは心強いな。』

(『虫が好物って言ってたしな。』)


途中、冒頭に大挙して押し寄せてきたハーピー族300人の姿を確認し、勢い付くノア。

これだけの援軍が居れば大氾濫は直ぐにケリが付く、とこの時ばかりは思っていた。



ダダダダダダダッ!

ズシンッ!ズズンッ!(パラサイトタイタンの足音)


『で、でかい…』

(『本当に虫要素何処なんだ…?
…まぁそんな事倒してからで良いか。』)


のっそりと歩を進めるパラサイトタイタンの直ぐ近くまで接近してみるが、当たり前だが中々の巨体で、これだけでも質量で押し切られるのが目に見えていた。


『狙うは足首の筋(アキレス腱)!』

(『一先ず動きを止める程度で良い。
トドメを刺すのは後だ。』)

『言わずもがな!
おぉおおおおおぁ、らぁああああっ!』

ゾリンッ!(アキレス腱)


見上げる程大きなパラサイトタイタンの体躯に驚きつつも、鈍重な動きで歩を進める1番近い個体の足首を狙い荒鬼神ノ化身を振るう。

これだけの巨体なら相当な堅さであると思い、かなり力を込めて斬り掛かったが、思いの外…
というよりか思った以上に柔らかく、あっさりと断ち斬ってしまうのだった。

が 


『『『ブジュアッ!』』』(切り口から血液以外の体液)

『うぉっ!?』ンザッ!(回避)

『『『ジュァアアアアアアアッ!』』』(地面がドロドロに溶ける。)


切り口から人間のモノとは違う緑色の体液が噴き出し、咄嗟に避けたノアの足下では白煙と共に地面が溶解するのだった。


『な、何…ん?
ぎゃぁあ!中にギッシリ虫が詰まってるぅっ!?』

『『『『グヂュグヂュ…』』』』

 
斬り裂いた足首の中を見てみると、無数のムカデが蠢いていた。
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