1,096 / 1,124
天空大陸~終わりの始まり
ノア君1人では到達困難な場所。
しおりを挟む
《さぁ向かおうぞ。》
【いや、向かうって行ったって足場になりそうな物無いじゃん…
見渡す限り雲しか無いし…】
地上から真っ直ぐ雲の上までやって来て、ハーピー族2人と四季龍インヴェルノが出迎えてくれた。
視界には横に長い菱形の島が見えているが、空の上なので勿論道は無い。
あるのはただひたすらに雲だけである。
ノアは勿論、ずんぐりとした体型に変化したステラも島まで向かえるとはとても思えない。
すると
〔信じられないでしょうけど、この雲歩けるんですよ。『『バサバサッ!』』
ほら、この通り。(ハーピー1)〕
「「【えーっ!?】」」
空に浮かぶ雲が歩けると言うハーピー族の1人が翼を止め、鉤爪の生えた脚で雲の上に降り立つと、僅かに沈みはしたものの、突き抜ける事は無かった。
信じられない光景に思わずルルイエ親子とノアは声を上げてしまった。
ソロリ、ソロリ…『『ボフン。』』(雲に着地。)
「お、おぉ…本当に雲の上を歩ける…(カルル)」
「長い事生きているが、この様な経験は初めてだ…(ルルイエ)」
《足下が薄らと透けているのに、地面と同じ感覚で歩けるのは何とも違和感がありますね。》
【へー、良いな良いなぁ。】
〈ほら坊やも来るのだわさ。〉
ステラ、グリード、ルルイエ、カルルの順で陣から雲の上に降り立ち、各々足下の感覚を確かめる。
残るはノアだけなので、ステラが手招きして誘う。
〈この辺りには<雲渡りの″加護″>が展開されてるから安心して良いのだわさ。〉
『『『ビタッ!』』』(片足を上げた状態でフリーズ)
【…<雲渡りの…″加護″>…?】
〈そうなのだ…あ。〉
「……。(カルル)」
「……。(ルルイエ)」
《……。》
〔〔……。(ハーピー族)〕〕
《……。(インヴェルノ)》
【……。】
スカッ…スカッ…(空を切る足)
【……く…(泣)】
〈だ、大丈夫なのだわさ!
皆さん!坊やを持ってあげなさい!〉
〔い、良いのですか!?私達脚鉤爪ですが…!?(ハーピー2)〕
《じ、じゃあ儂の背中に…》
〔凍傷してしまいますって!(ハーピー1)〕
雲の上を歩けるのは<雲渡りの″加護″>があるからであって″加護(支援魔法)″の類が効かないノアには意味が無い。
そんなノアを連れて島まで向かおうとするが、ハーピー族に連れていって貰おうとすれば鉤爪剥き出しの脚で掴まねばならない。
龍鱗で守られているから別に良いんじゃない?と思うかも知れないが、確かにノアにダメージは無いが見てくれが最悪である。
想像して欲しい、ハーピー族がノアの両肩を掴んで運ぶ姿を。捕食者と餌である。
一応ノアは大火傷の治療で訪れてはいるが、友好関係を結ぶ為に赴いたお客さんであるので、そんな姿で運ぶ事は出来ない。
かと言って四季龍インヴェルノの背に乗せるのも憚れる。
彼は極低温の氷属性持ちの亜龍である為背に乗せてしまえばカチンコチンに凍ってしまう。
これまた龍鱗に守られているので大凍傷になる事は無いだろうが、外側が凍って氷像の様になるのでこれも却下である。
…で、結果
〈うふふ、坊やって意外と軽いのだわさねぇ。
ちゃーんと食べないとダメなのだわさ。〉
【この姿でステラさんにお姫様抱っこって…】
(『締まんねぇな…』)
某テーマパークよろしく、ずんぐりとした大きさのステラにお姫様抱っこをして貰い運んで貰うノア15才児(龍人状態)。
だがステラが更なる問題に気付く。
〈…あ、そういえばどうしましょ…〉
〔あ、そうだ、最後にあそこを通らないと…(ハーピー族)〕
【え?】
《外敵排除用として島の全周に『雷雲の障壁』が展開されている。
島に暮らすハーピー族やケット・シー、他の種族には<雷避けの″加護″>があるから何事も無く通れるのだが…》
【……ふ…(諦)】
~『雷雲の障壁』内部~
『『『『『バヂバヂバチ…』』』』』(稲光)
『『『ビシャァアアッ!』』』(落雷)
『『『バリバリバ『『ゴックン。』』
【ごめんねグリード、僕がこんな【適正】だから…】
《今に始まった事じゃないですよ主様。》
〔〔く、口で雷を…〕〕
「凄ぇ…(カルル)」
〈と言うか飲み込んじゃったのだわさ…〉
《彼女は正真正銘龍種であるからな、並の雷では脅威にならんさ。》
「いやはや、流石ノア殿の相棒だな…(ルルイエ)」
ステラに代わってグリード(<人化>形態)にお姫様抱っこされて運ばれるノア。
そこ目掛けてバンバン落雷が落ち、常に危険に晒されるが、ノアを抱いているグリードが食らい付き、次々に吸収していく。
ノア以外の者達には<雷避けの″加護″>が機能している為、涼やかな風が吹く快適な空の道程なのだが、その後ろでは落雷の嵐なのでステラや四季龍インヴェルノ、ハーピー族達は時折居たたまれない表情をしていた。
『『『『ゴロゴロゴロゴロ…』』』』(雷鳴)
【…はぁ…空の旅って大変なんだなぁ…】
〈う、うーん…
坊や専用のアミュレット(御守り)を作って貰う様にハーピークイーンに頼んでみるのだわさ。〉
加護の類が一切効かないノアにとって天空大陸への訪問はかなりの困難を極める事が分かった。
こんな事ならラインハードが作り出したランドールのエルとアールを一緒に連れてくれば良かったと少し後悔するノアであった。
『『バッサバッサッ!』』(大きな羽ばたき)
〔ようこそお越し下さいました。
以前お会いした事もあるでしょうが…って…え?(ハーピークイーン)〕
【あ、どうも…こんな体勢ですいません…】
島の方からハーピー族、それも通常よりも大きな個体であるハーピークイーンが飛来。
『フロンテイラ』の若き領主カルルと、その父であるヴァリエンテ領領主ルルイエの姿を目視した所で笑みを浮かべつつ挨拶しだしたが、<人化>形態のグリードに抱き上げられているノアに思わず呆気に取られてしまった様だ。
〈いやぁね、クイーン。実はかくかくしかじかで…〉
〔え?″加護″が働かない…?
何とそんな事が…(ハーピークイーン)〕
恐らくハーピークイーンにとっても島の周囲に展開されていた各種加護が機能しないなんて聞いた事が無かった様で、どうしたら良いものかと悩ませていた。
〔ならば早速入島して貰った方が良いでしょう。
安心して下さい、中にはちゃんと地面がありますので″加護″が無くとも地上と同じ様に歩けますよ。(ハーピークイーン)〕
【そ、それは良かった…】
という事で、漸く地に足着けて歩く事が出来るノアであった。
【いや、向かうって行ったって足場になりそうな物無いじゃん…
見渡す限り雲しか無いし…】
地上から真っ直ぐ雲の上までやって来て、ハーピー族2人と四季龍インヴェルノが出迎えてくれた。
視界には横に長い菱形の島が見えているが、空の上なので勿論道は無い。
あるのはただひたすらに雲だけである。
ノアは勿論、ずんぐりとした体型に変化したステラも島まで向かえるとはとても思えない。
すると
〔信じられないでしょうけど、この雲歩けるんですよ。『『バサバサッ!』』
ほら、この通り。(ハーピー1)〕
「「【えーっ!?】」」
空に浮かぶ雲が歩けると言うハーピー族の1人が翼を止め、鉤爪の生えた脚で雲の上に降り立つと、僅かに沈みはしたものの、突き抜ける事は無かった。
信じられない光景に思わずルルイエ親子とノアは声を上げてしまった。
ソロリ、ソロリ…『『ボフン。』』(雲に着地。)
「お、おぉ…本当に雲の上を歩ける…(カルル)」
「長い事生きているが、この様な経験は初めてだ…(ルルイエ)」
《足下が薄らと透けているのに、地面と同じ感覚で歩けるのは何とも違和感がありますね。》
【へー、良いな良いなぁ。】
〈ほら坊やも来るのだわさ。〉
ステラ、グリード、ルルイエ、カルルの順で陣から雲の上に降り立ち、各々足下の感覚を確かめる。
残るはノアだけなので、ステラが手招きして誘う。
〈この辺りには<雲渡りの″加護″>が展開されてるから安心して良いのだわさ。〉
『『『ビタッ!』』』(片足を上げた状態でフリーズ)
【…<雲渡りの…″加護″>…?】
〈そうなのだ…あ。〉
「……。(カルル)」
「……。(ルルイエ)」
《……。》
〔〔……。(ハーピー族)〕〕
《……。(インヴェルノ)》
【……。】
スカッ…スカッ…(空を切る足)
【……く…(泣)】
〈だ、大丈夫なのだわさ!
皆さん!坊やを持ってあげなさい!〉
〔い、良いのですか!?私達脚鉤爪ですが…!?(ハーピー2)〕
《じ、じゃあ儂の背中に…》
〔凍傷してしまいますって!(ハーピー1)〕
雲の上を歩けるのは<雲渡りの″加護″>があるからであって″加護(支援魔法)″の類が効かないノアには意味が無い。
そんなノアを連れて島まで向かおうとするが、ハーピー族に連れていって貰おうとすれば鉤爪剥き出しの脚で掴まねばならない。
龍鱗で守られているから別に良いんじゃない?と思うかも知れないが、確かにノアにダメージは無いが見てくれが最悪である。
想像して欲しい、ハーピー族がノアの両肩を掴んで運ぶ姿を。捕食者と餌である。
一応ノアは大火傷の治療で訪れてはいるが、友好関係を結ぶ為に赴いたお客さんであるので、そんな姿で運ぶ事は出来ない。
かと言って四季龍インヴェルノの背に乗せるのも憚れる。
彼は極低温の氷属性持ちの亜龍である為背に乗せてしまえばカチンコチンに凍ってしまう。
これまた龍鱗に守られているので大凍傷になる事は無いだろうが、外側が凍って氷像の様になるのでこれも却下である。
…で、結果
〈うふふ、坊やって意外と軽いのだわさねぇ。
ちゃーんと食べないとダメなのだわさ。〉
【この姿でステラさんにお姫様抱っこって…】
(『締まんねぇな…』)
某テーマパークよろしく、ずんぐりとした大きさのステラにお姫様抱っこをして貰い運んで貰うノア15才児(龍人状態)。
だがステラが更なる問題に気付く。
〈…あ、そういえばどうしましょ…〉
〔あ、そうだ、最後にあそこを通らないと…(ハーピー族)〕
【え?】
《外敵排除用として島の全周に『雷雲の障壁』が展開されている。
島に暮らすハーピー族やケット・シー、他の種族には<雷避けの″加護″>があるから何事も無く通れるのだが…》
【……ふ…(諦)】
~『雷雲の障壁』内部~
『『『『『バヂバヂバチ…』』』』』(稲光)
『『『ビシャァアアッ!』』』(落雷)
『『『バリバリバ『『ゴックン。』』
【ごめんねグリード、僕がこんな【適正】だから…】
《今に始まった事じゃないですよ主様。》
〔〔く、口で雷を…〕〕
「凄ぇ…(カルル)」
〈と言うか飲み込んじゃったのだわさ…〉
《彼女は正真正銘龍種であるからな、並の雷では脅威にならんさ。》
「いやはや、流石ノア殿の相棒だな…(ルルイエ)」
ステラに代わってグリード(<人化>形態)にお姫様抱っこされて運ばれるノア。
そこ目掛けてバンバン落雷が落ち、常に危険に晒されるが、ノアを抱いているグリードが食らい付き、次々に吸収していく。
ノア以外の者達には<雷避けの″加護″>が機能している為、涼やかな風が吹く快適な空の道程なのだが、その後ろでは落雷の嵐なのでステラや四季龍インヴェルノ、ハーピー族達は時折居たたまれない表情をしていた。
『『『『ゴロゴロゴロゴロ…』』』』(雷鳴)
【…はぁ…空の旅って大変なんだなぁ…】
〈う、うーん…
坊や専用のアミュレット(御守り)を作って貰う様にハーピークイーンに頼んでみるのだわさ。〉
加護の類が一切効かないノアにとって天空大陸への訪問はかなりの困難を極める事が分かった。
こんな事ならラインハードが作り出したランドールのエルとアールを一緒に連れてくれば良かったと少し後悔するノアであった。
『『バッサバッサッ!』』(大きな羽ばたき)
〔ようこそお越し下さいました。
以前お会いした事もあるでしょうが…って…え?(ハーピークイーン)〕
【あ、どうも…こんな体勢ですいません…】
島の方からハーピー族、それも通常よりも大きな個体であるハーピークイーンが飛来。
『フロンテイラ』の若き領主カルルと、その父であるヴァリエンテ領領主ルルイエの姿を目視した所で笑みを浮かべつつ挨拶しだしたが、<人化>形態のグリードに抱き上げられているノアに思わず呆気に取られてしまった様だ。
〈いやぁね、クイーン。実はかくかくしかじかで…〉
〔え?″加護″が働かない…?
何とそんな事が…(ハーピークイーン)〕
恐らくハーピークイーンにとっても島の周囲に展開されていた各種加護が機能しないなんて聞いた事が無かった様で、どうしたら良いものかと悩ませていた。
〔ならば早速入島して貰った方が良いでしょう。
安心して下さい、中にはちゃんと地面がありますので″加護″が無くとも地上と同じ様に歩けますよ。(ハーピークイーン)〕
【そ、それは良かった…】
という事で、漸く地に足着けて歩く事が出来るノアであった。
63
あなたにおすすめの小説
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜
日々埋没。
ファンタジー
「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」
かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。
その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。
レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。
地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。
「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」
新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。
一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。
やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。
レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
妹が聖女の再来と呼ばれているようです
田尾風香
ファンタジー
ダンジョンのある辺境の地で回復術士として働いていたけど、父に呼び戻されてモンテリーノ学校に入学した。そこには、私の婚約者であるファルター殿下と、腹違いの妹であるピーアがいたんだけど。
「マレン・メクレンブルク! 貴様とは婚約破棄する!」
どうやらファルター殿下は、"低能"と呼ばれている私じゃなく、"聖女の再来"とまで呼ばれるくらいに成績の良い妹と婚約したいらしい。
それは別に構わない。国王陛下の裁定で無事に婚約破棄が成った直後、私に婚約を申し込んできたのは、辺境の地で一緒だったハインリヒ様だった。
戸惑う日々を送る私を余所に、事件が起こる。――学校に、ダンジョンが出現したのだった。
更新は不定期です。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
レベル1の時から育ててきたパーティメンバーに裏切られて捨てられたが、俺はソロの方が本気出せるので問題はない
あつ犬
ファンタジー
王国最強のパーティメンバーを鍛え上げた、アサシンのアルマ・アルザラットはある日追放され、貯蓄もすべて奪われてしまう。 そんな折り、とある剣士の少女に助けを請われる。「パーティメンバーを助けてくれ」! 彼の人生が、動き出す。
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる