最強のアラサー魔導師はかつての弟子達に迫られる~ただ冒険者を始めようとしただけなのに弟子達がそれを許してくれない~

おやっつ

文字の大きさ
7 / 62
第1章:帝国での暮らしを始める

第7話:魔術は使えないが魔術は使える

しおりを挟む
『4属性魔術を使えない!?』

俺が4属性魔術を使えないと聞いた途端、クラスの生徒達は全員驚いた様子で周りのヤツらと話していた。

「すみません、それはどういうことでしょうか?」

その中でもリオナだけは冷静に俺に質問を投げかけてきた。

「あぁ、まぁみんながわかるように簡単に言うと、4属性魔術は魔力を火、水、土、雷に“変換”して使っているんだ。ただ俺は無属性、つまりは魔力を“そのまま使っている”ということ。だけどなぜか俺は4属性魔術はどう頑張っても使えなくてな。」

………先生の話を聞いて、私は色々なことを考えていた。魔力をそのまま使うなんて、そんなことができるのしょうか?仮にそれができたとして、なぜ4大魔術は使えないのでしょう?………先生に対する疑問が増えていくばかりだ。

「ただ、そこは心配しなくていいぞ。俺が教えるのは基礎的な部分、4属性魔術が使えなくても教えられることだからな。色々質問はあるかもだが………まぁ、とりあえずこれからもよろしくな。」

───キーンコーンカーンコーン

授業の終わりを告げる鐘の音がクラスに響く。

「とりあえずこの時間はここまでだ。次の時間からは普通の授業を始める。あとサラとはとりあえず3ヶ月の契約をしているから、そのあとは残っているかもしれないし、居なくなっているかもしれない。それは覚えておいてくれ~。じゃ」

『なんかすごい先生が来たな。』

『だよね~、まさかこれまで公になっていなかった序列一位があの人だったなんて。』

『でもまぁ、サラ学院長のお師匠さんなら納得だよね~。』

『確かに笑。』

───一方シューファは

「はぁぁあぁぁ…ん~。」
「あれ、シファ先生どうしたんですか?」
「あぁ、サラ………学院長。」

「そんなかしこまらなくてもいつも通りでいいですよ。あなたは私の師匠なのですから。」

「そうか?まぁ今はなんていうか、初めて俺が序列一位ってことを公にしたから色々とこれからのことを考えたりとか、キツイものがあるんだよ。」

あの時怪しまれたらサラに迷惑をかけるかもしれないと思って生徒に俺が序列1位ということを明かしたが、今思えばもっといい考えもあるし悪手だったな。

「えぇ!?シファ先生そのこと生徒たちにいったんですか!?」

あの目立つことがあまり好きではないシファ先生が目立つようなことをするなんて、一体どんな理由が………!?

「あぁ、それはそのことを言わなければ俺とサラの関係をはぐらかすのが難しそうだったからな。」

「そういうことでしたか……。」

嘘はついていない………が、正直なところ俺を信用してないやつも何人かいたから、それを1番早く解決するのはあまり良くないが結局は力だ。だから理由としてはこれが1番大きいけど………さすがに純粋なサラにこんなことを言うのは気が引ける。

「………?私の顔になにかついていますか、」
「いや、何も無いぞ?」
「じゃあなんで笑っているのですか!?」
「あはは……。」

今日のサラはやけに表情がコロコロ変わる。まぁ、もうこれ以上からかうのはやめてあげるか。



・・・・・・・・・あとがき・・・・・・・・・
この作品を読んでいただきありがとうございます!
この作品がいいと思ったらブクマやWeb大賞の投票をしていただけると励みになります!
これからもこの作品をよろしくお願いします!
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜

桜井正宗
ファンタジー
 能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。  スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。  真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。

掘鑿王(くっさくおう)~ボクしか知らない隠しダンジョンでSSRアイテムばかり掘り出し大金持ち~

テツみン
ファンタジー
『掘削士』エリオットは、ダンジョンの鉱脈から鉱石を掘り出すのが仕事。 しかし、非戦闘職の彼は冒険者仲間から不遇な扱いを受けていた。 ある日、ダンジョンに入ると天災級モンスター、イフリートに遭遇。エリオットは仲間が逃げ出すための囮(おとり)にされてしまう。 「生きて帰るんだ――妹が待つ家へ!」 彼は岩の割れ目につるはしを打ち込み、崩落を誘発させ―― 目が覚めると未知の洞窟にいた。 貴重な鉱脈ばかりに興奮するエリオットだったが、特に不思議な形をしたクリスタルが気になり、それを掘り出す。 その中から現れたモノは…… 「えっ? 女の子???」 これは、不遇な扱いを受けていた少年が大陸一の大富豪へと成り上がっていく――そんな物語である。

Sランクパーティを追放されたヒーラーの俺、禁忌スキル【完全蘇生】に覚醒する。俺を捨てたパーティがボスに全滅させられ泣きついてきたが、もう遅い

夏見ナイ
ファンタジー
Sランクパーティ【熾天の剣】で《ヒール》しか使えないアレンは、「無能」と蔑まれ追放された。絶望の淵で彼が覚醒したのは、死者さえ完全に蘇らせる禁忌のユニークスキル【完全蘇生】だった。 故郷の辺境で、心に傷を負ったエルフの少女や元女騎士といった“真の仲間”と出会ったアレンは、新パーティ【黎明の翼】を結成。回復魔法の常識を覆す戦術で「死なないパーティ」として名を馳せていく。 一方、アレンを失った元パーティは急速に凋落し、高難易度ダンジョンで全滅。泣きながら戻ってきてくれと懇願する彼らに、アレンは冷たく言い放つ。 「もう遅い」と。 これは、無能と蔑まれたヒーラーが最強の英雄となる、痛快な逆転ファンタジー!

僻地に追放されたうつけ領主、鑑定スキルで最強の配下たちと共に超大国を創る

瀬戸夏樹
ファンタジー
時は乱世。 ユーベル大公国領主フリードには4人の息子がいた。 長男アルベルトは武勇に優れ、次男イアンは学識豊か、3男ルドルフは才覚持ち。 4男ノアのみ何の取り柄もなく奇矯な行動ばかり起こす「うつけ」として名が通っていた。 3人の優秀な息子達はそれぞれその評判に見合う当たりギフトを授かるが、ノアはギフト判定においてもハズレギフト【鑑定士】を授かってしまう。 「このうつけが!」 そう言ってノアに失望した大公は、ノアを僻地へと追放する。 しかし、人々は知らない。 ノアがうつけではなく王の器であることを。 ノアには自身の戦闘能力は無くとも、鑑定スキルによって他者の才を見出し活かす力があったのである。 ノアは女騎士オフィーリアをはじめ、大公領で埋もれていた才や僻地に眠る才を掘り起こし富国強兵の道を歩む。 有能な武将達を率いる彼は、やがて大陸を席巻する超大国を創り出す。 旧タイトル「僻地に追放されたうつけ領主、鑑定スキルで最強武将と共に超大国を創る」 なろう、カクヨムにも掲載中。

唯一無二のマスタースキルで攻略する異世界譚~17歳に若返った俺が辿るもう一つの人生~

専攻有理
ファンタジー
31歳の事務員、椿井翼はある日信号無視の車に轢かれ、目が覚めると17歳の頃の肉体に戻った状態で異世界にいた。 ただ、導いてくれる女神などは現れず、なぜ自分が異世界にいるのかその理由もわからぬまま椿井はツヴァイという名前で異世界で出会った少女達と共にモンスター退治を始めることになった。

勇者パーティーに追放された支援術士、実はとんでもない回復能力を持っていた~極めて幅広い回復術を生かしてなんでも屋で成り上がる~

名無し
ファンタジー
 突如、幼馴染の【勇者】から追放処分を言い渡される【支援術士】のグレイス。確かになんでもできるが、中途半端で物足りないという理不尽な理由だった。  自分はパーティーの要として頑張ってきたから納得できないと食い下がるグレイスに対し、【勇者】はその代わりに【治癒術士】と【補助術士】を入れたのでもうお前は一切必要ないと宣言する。  もう一人の幼馴染である【魔術士】の少女を頼むと言い残し、グレイスはパーティーから立ち去ることに。  だが、グレイスの【支援術士】としての腕は【勇者】の想像を遥かに超えるものであり、ありとあらゆるものを回復する能力を秘めていた。  グレイスがその卓越した技術を生かし、【なんでも屋】で生計を立てて評判を高めていく一方、勇者パーティーはグレイスが去った影響で歯車が狂い始め、何をやっても上手くいかなくなる。  人脈を広げていったグレイスの周りにはいつしか賞賛する人々で溢れ、落ちぶれていく【勇者】とは対照的に地位や名声をどんどん高めていくのだった。

無能と追放された俺の【システム解析】スキル、実は神々すら知らない世界のバグを修正できる唯一のチートでした

夏見ナイ
ファンタジー
ブラック企業SEの相馬海斗は、勇者として異世界に召喚された。だが、授かったのは地味な【システム解析】スキル。役立たずと罵られ、無一文でパーティーから追放されてしまう。 死の淵で覚醒したその能力は、世界の法則(システム)の欠陥(バグ)を読み解き、修正(デバッグ)できる唯一無二の神技だった! 呪われたエルフを救い、不遇な獣人剣士の才能を開花させ、心強い仲間と成り上がるカイト。そんな彼の元に、今さら「戻ってこい」と元パーティーが現れるが――。 「もう手遅れだ」 これは、理不尽に追放された男が、神の領域の力で全てを覆す、痛快無双の逆転譚!

ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした

夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。 しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。 彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。 一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!

処理中です...