3,117 / 3,215
《オペレーション・ラストソング》 Ⅸ
しおりを挟む
《青い剣士》は虎蘭と虎白さんたちが次々に撃破していった。
「紅六花」の六花や同行している亜紀ちゃんも何体か斃している。
油断できる相手では無かったが、まだ数体相手であれば、俺たちが勝てる。
だから、今後はもっと多くの数で圧して来るだろう。
今それをしない理由は分からない。
「業」が俺たちの戦力を測っているのか、そもそもが数体ずつが限界なのか。
分からないことを考えても仕方がないが、俺の勘が応えていた。
あらゆる可能性を受け止めながら、今は全力で立ち向かうしかねぇ。
俺には予感があった。
「業」の持つ強力な妖魔は、単体では俺たちの最大戦力には劣っている。
「業」の優勢はその「数」にあるのだ。
《刃》は桁違いであったが、「魔法陣」によって俺たちは優位に立つことが出来た。
「神」は俺が対応出来る。
だから「業」は数で圧して来る。
《青い剣士》についても、そういうことなのではないか。
その時の俺はそう思っていた。
今の段階では、《青い剣士》が数百も出れば俺たちの中で対抗出来る者は僅かだ。
恐らくは俺と聖、そして怒貪虎さんだけだろう。
「業」はこの戦闘の中で、どれほどの数を揃えれば良いかを推し量っているのかもしれない。
「紅六花」は救助者のいる場所へ次々と到達し、任務を遂行していた。
徐々に西方向へ移動している。
既に今はロシア中部のアリンスコエに向かっていた。
平野部の生存者は少なかったのだが、石神家の剣聖が出張って来たので、六花たちは予想以上のスピードで進んでくれている。
それでも戦闘をこなしながらなので、どれほど頑張っていることか俺には分かっていた。
その「紅六花」から通信が入った。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「総長! 柏木さんから通信です!」
「すぐに寄越せ!」
アリンスコエが近付いた時点で、柏木さんが何かを感じたようだった。
タケが通信機を私に持って来る。
「柏木さん!」
「六花さん! 何か感じます! 大きな拠点がある! でもそこに何かを感じます!」
「分かりました! 注意して接近します。柏木さんは後方で待機していて下さい!」
「ブレイド・ハート」の情報では、この近辺に敵の拠点は発見されていない。
巧妙に隠されたものなのだろうか。
柏木さんの霊能は非常に高い。
どんな優秀な観測機でも発見できないものでも、柏木さんであるならばあり得る。
それに柏木さんはただ拠点の場所を言っているのではないようだ。
「何かを感じる」と言っていた、
それは、そこに重要な何かがあるということだ。
それが何なのかは分からないが、とにかく進むしかない。
私は全員に注意するように命じた。
20分後、突然大規模な攻勢が始まった。
北京の大空洞のように、巧妙に隠された空洞から膨大な妖魔が噴出した。
私はタケにトラを呼ぶように命じ、《クリムゾン・ヘル》を連射した。
《レイ》が妖魔の数が2垓以上と解析した。
どうやらロシア国内の中でも有数の拠点であったようだ。
しかも巧妙に隠されていた。
本来は《オペレーション・ゴルディアス》での攻撃対象になるべきであったが、ここで会敵してしまったからには後には退けない。
この数が地上に噴出すれば、大変な事態になる。
「ゲート」による最大級の《百鬼夜行》が世界中で同時多発的に発生してしまう。
20京の《百鬼夜行》が500か所だ。
甚大な被害になる。
だから、何としてもここで食い止めるしかない。
トラが来てくれれば何とかなる。
それまでに私たちで少しでも噴出を止めるしかない。
「タイガー! 2分後に来ます!」
「分かった!」
やはりトラは間髪入れずに来てくれるようだった。
事態を確実に把握してくれている。
「マンロウ! 柏木さんを退避!」
まだ柏木さんは「バビロン」に残っていた。
マンロウと御坂は何をしているのか!
「六花さん! 穴の底だ!」
柏木さんが通信に割り込んで来た。
なんだ!
その時、トラが到着してくれた。
すぐに大技を撃つはずだった。
「待って、トラ! 柏木さんが穴の底に何かがあると言っている!」
トラが私の隣に降りた。
「どういうことだ!」
「分からない! でも、ここに来る前にも何かがあると言ってた!」
「ちくしょう!」
トラは私たちに戦闘を任せ、一旦「バビロン」に飛んだ。
「お前らぁ! 気合を入れろ! 紅を見せろ!」
『オォォォォーーーーウ!!』
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
石神たちが「業」様の領土を好き勝手に移動していた。
以前から上空を幾度も飛び回っていたのは知っていたが、何をしてももう無駄なので放置していた。
何しろ超高速で逃げる連中なので、何度か地上に降りた時には攻撃もしたが、いつも逃げられた。
それほど強い連中には見えなかったが、逃げ足は速い。
こちらの情報を得ようとしているのは分かっていたが、あの程度で何が分かるわけではないと「業」様も考えておられた。
《リェーズヴィエ(青い剣士)》の次元を離す技で重要なものは隠すことが出来たし、大体にして、もう「業」様のなさることはほぼ終えていたのだ。
妖魔を蓄えた場所は幾つも出来、《ニルヴァーナ》の生産拠点も複数出来ている。
ミハイルの方は幾分遅れてはいるが、もう十分な準備は終えたと言っても良い。
それに今回石神たちがやっているのは、ロシアに生き残った人間の救出らしい。
あやつらしい、無駄なことをしている。
「宇羅、あの女だけの軍団が来ているようだな」
「はい、目障りではあります」
「そうだ、この機会に潰しておけ。《リェーズヴィエ》を送り込む。お前も妖魔の手配をしろ」
「かしこまりました!」
《リェーズヴィエ》はまだ発展途上ではあったが、十分に石神の兵士を虐殺できる。
前《リェーズヴィエ》とほぼ同等の力を持ち、石神と何人かの強い連中には通じないかもしれないが、あの女だけの軍団ならば一蹴だろう。
「念のため3体を出す」
「え、一度にですか!」
「宇羅、石神を甘く見るな。あいつは常に我々の予想外のことをする。あの女たちにも何かがあるかもしれん」
「はい、申し訳ありません!」
「業」様の背後から、若干の黒い霧が噴出していた。
「業」様には決して逆らってはいけない。
自分の迂闊さを反省した。
「業」様の予想通り、女だけの軍団の指揮官は《リェーズヴィエ》を撃破した。
私は自分の甘さを更に反省した。
石神家の女も来て、簡単に《リェーズヴィエ》を潰した。
あり得ない。
《リェーズヴィエ》はもっと石神たちを苦しめるはずだった。
「宇羅、見よ。石神はやはり強い」
「いいえ、《リェーズヴィエ》は今後も発展していく素体です。このままのはずもありません」
「まあ、その通りだがな。でも今の時点では石神はおろか、その部下たちにも通じない」
「はい……」
「業」様は今回はあまり気にしてはいないようだった。
私は密かに安心した。
「業」様はどこまでもお強くなられる。
《リェーズヴィエ》もそうだ。
その時、「タイニー・タイド」から連絡が入った。
敵が「タイニー・タイド」のいるアリンスコエに向かっているとのことだった。
まだ離れた場所で生存者を探しているが、必ず来ると言う。
「タイニー・タイド」の《予言》だ。
「分かった。それでは罠を張ろう」
「はい!」
「業」様は以前から「タイニー・タイド」や私たちの拠点の近くに、妖魔を蓄積した空洞をご用意して下さっていた。
万一襲われた際にはその空洞へ通じた通路へ逃げ、「業」様が「ゲート」を開いて逃がして下さる。
「タイニー・タイド」も移動を始めているはずだった。
そして「業」様は「ゲート」から《リェーズヴィエ》を200体も送られる準備をされた。
今揃っている数の半分にもあたるが、必ずや石神たちを撃退するだろう。
まだ未完成とはいえ、《リェーズヴィエ》は強靭だ。
監視の妖魔たちから女の軍団がアリンスコエに進路を取ったことを報せて来た。
女の軍団は全員が引き裂かれて死ぬだろう。
「業」様も嬉しそうに笑っておられた。
「紅六花」の六花や同行している亜紀ちゃんも何体か斃している。
油断できる相手では無かったが、まだ数体相手であれば、俺たちが勝てる。
だから、今後はもっと多くの数で圧して来るだろう。
今それをしない理由は分からない。
「業」が俺たちの戦力を測っているのか、そもそもが数体ずつが限界なのか。
分からないことを考えても仕方がないが、俺の勘が応えていた。
あらゆる可能性を受け止めながら、今は全力で立ち向かうしかねぇ。
俺には予感があった。
「業」の持つ強力な妖魔は、単体では俺たちの最大戦力には劣っている。
「業」の優勢はその「数」にあるのだ。
《刃》は桁違いであったが、「魔法陣」によって俺たちは優位に立つことが出来た。
「神」は俺が対応出来る。
だから「業」は数で圧して来る。
《青い剣士》についても、そういうことなのではないか。
その時の俺はそう思っていた。
今の段階では、《青い剣士》が数百も出れば俺たちの中で対抗出来る者は僅かだ。
恐らくは俺と聖、そして怒貪虎さんだけだろう。
「業」はこの戦闘の中で、どれほどの数を揃えれば良いかを推し量っているのかもしれない。
「紅六花」は救助者のいる場所へ次々と到達し、任務を遂行していた。
徐々に西方向へ移動している。
既に今はロシア中部のアリンスコエに向かっていた。
平野部の生存者は少なかったのだが、石神家の剣聖が出張って来たので、六花たちは予想以上のスピードで進んでくれている。
それでも戦闘をこなしながらなので、どれほど頑張っていることか俺には分かっていた。
その「紅六花」から通信が入った。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「総長! 柏木さんから通信です!」
「すぐに寄越せ!」
アリンスコエが近付いた時点で、柏木さんが何かを感じたようだった。
タケが通信機を私に持って来る。
「柏木さん!」
「六花さん! 何か感じます! 大きな拠点がある! でもそこに何かを感じます!」
「分かりました! 注意して接近します。柏木さんは後方で待機していて下さい!」
「ブレイド・ハート」の情報では、この近辺に敵の拠点は発見されていない。
巧妙に隠されたものなのだろうか。
柏木さんの霊能は非常に高い。
どんな優秀な観測機でも発見できないものでも、柏木さんであるならばあり得る。
それに柏木さんはただ拠点の場所を言っているのではないようだ。
「何かを感じる」と言っていた、
それは、そこに重要な何かがあるということだ。
それが何なのかは分からないが、とにかく進むしかない。
私は全員に注意するように命じた。
20分後、突然大規模な攻勢が始まった。
北京の大空洞のように、巧妙に隠された空洞から膨大な妖魔が噴出した。
私はタケにトラを呼ぶように命じ、《クリムゾン・ヘル》を連射した。
《レイ》が妖魔の数が2垓以上と解析した。
どうやらロシア国内の中でも有数の拠点であったようだ。
しかも巧妙に隠されていた。
本来は《オペレーション・ゴルディアス》での攻撃対象になるべきであったが、ここで会敵してしまったからには後には退けない。
この数が地上に噴出すれば、大変な事態になる。
「ゲート」による最大級の《百鬼夜行》が世界中で同時多発的に発生してしまう。
20京の《百鬼夜行》が500か所だ。
甚大な被害になる。
だから、何としてもここで食い止めるしかない。
トラが来てくれれば何とかなる。
それまでに私たちで少しでも噴出を止めるしかない。
「タイガー! 2分後に来ます!」
「分かった!」
やはりトラは間髪入れずに来てくれるようだった。
事態を確実に把握してくれている。
「マンロウ! 柏木さんを退避!」
まだ柏木さんは「バビロン」に残っていた。
マンロウと御坂は何をしているのか!
「六花さん! 穴の底だ!」
柏木さんが通信に割り込んで来た。
なんだ!
その時、トラが到着してくれた。
すぐに大技を撃つはずだった。
「待って、トラ! 柏木さんが穴の底に何かがあると言っている!」
トラが私の隣に降りた。
「どういうことだ!」
「分からない! でも、ここに来る前にも何かがあると言ってた!」
「ちくしょう!」
トラは私たちに戦闘を任せ、一旦「バビロン」に飛んだ。
「お前らぁ! 気合を入れろ! 紅を見せろ!」
『オォォォォーーーーウ!!』
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
石神たちが「業」様の領土を好き勝手に移動していた。
以前から上空を幾度も飛び回っていたのは知っていたが、何をしてももう無駄なので放置していた。
何しろ超高速で逃げる連中なので、何度か地上に降りた時には攻撃もしたが、いつも逃げられた。
それほど強い連中には見えなかったが、逃げ足は速い。
こちらの情報を得ようとしているのは分かっていたが、あの程度で何が分かるわけではないと「業」様も考えておられた。
《リェーズヴィエ(青い剣士)》の次元を離す技で重要なものは隠すことが出来たし、大体にして、もう「業」様のなさることはほぼ終えていたのだ。
妖魔を蓄えた場所は幾つも出来、《ニルヴァーナ》の生産拠点も複数出来ている。
ミハイルの方は幾分遅れてはいるが、もう十分な準備は終えたと言っても良い。
それに今回石神たちがやっているのは、ロシアに生き残った人間の救出らしい。
あやつらしい、無駄なことをしている。
「宇羅、あの女だけの軍団が来ているようだな」
「はい、目障りではあります」
「そうだ、この機会に潰しておけ。《リェーズヴィエ》を送り込む。お前も妖魔の手配をしろ」
「かしこまりました!」
《リェーズヴィエ》はまだ発展途上ではあったが、十分に石神の兵士を虐殺できる。
前《リェーズヴィエ》とほぼ同等の力を持ち、石神と何人かの強い連中には通じないかもしれないが、あの女だけの軍団ならば一蹴だろう。
「念のため3体を出す」
「え、一度にですか!」
「宇羅、石神を甘く見るな。あいつは常に我々の予想外のことをする。あの女たちにも何かがあるかもしれん」
「はい、申し訳ありません!」
「業」様の背後から、若干の黒い霧が噴出していた。
「業」様には決して逆らってはいけない。
自分の迂闊さを反省した。
「業」様の予想通り、女だけの軍団の指揮官は《リェーズヴィエ》を撃破した。
私は自分の甘さを更に反省した。
石神家の女も来て、簡単に《リェーズヴィエ》を潰した。
あり得ない。
《リェーズヴィエ》はもっと石神たちを苦しめるはずだった。
「宇羅、見よ。石神はやはり強い」
「いいえ、《リェーズヴィエ》は今後も発展していく素体です。このままのはずもありません」
「まあ、その通りだがな。でも今の時点では石神はおろか、その部下たちにも通じない」
「はい……」
「業」様は今回はあまり気にしてはいないようだった。
私は密かに安心した。
「業」様はどこまでもお強くなられる。
《リェーズヴィエ》もそうだ。
その時、「タイニー・タイド」から連絡が入った。
敵が「タイニー・タイド」のいるアリンスコエに向かっているとのことだった。
まだ離れた場所で生存者を探しているが、必ず来ると言う。
「タイニー・タイド」の《予言》だ。
「分かった。それでは罠を張ろう」
「はい!」
「業」様は以前から「タイニー・タイド」や私たちの拠点の近くに、妖魔を蓄積した空洞をご用意して下さっていた。
万一襲われた際にはその空洞へ通じた通路へ逃げ、「業」様が「ゲート」を開いて逃がして下さる。
「タイニー・タイド」も移動を始めているはずだった。
そして「業」様は「ゲート」から《リェーズヴィエ》を200体も送られる準備をされた。
今揃っている数の半分にもあたるが、必ずや石神たちを撃退するだろう。
まだ未完成とはいえ、《リェーズヴィエ》は強靭だ。
監視の妖魔たちから女の軍団がアリンスコエに進路を取ったことを報せて来た。
女の軍団は全員が引き裂かれて死ぬだろう。
「業」様も嬉しそうに笑っておられた。
2
あなたにおすすめの小説
付喪神狩
やまだごんた
キャラ文芸
古い道具には年月と共に人の情念が蓄積され、それが意思を持ったものが付喪神と呼ばれる。
容姿端麗だが口も性格も女癖も悪い大和御門は日本で唯一の付喪神狩として、付喪神を祓う能力者。
自分に取り憑いた大口真神を引き連れ、同居中の相方・棚橋亨と繰り広げる現代異能バトル
裏切りの代償
中岡 始
キャラ文芸
かつて夫と共に立ち上げたベンチャー企業「ネクサスラボ」。奏は結婚を機に経営の第一線を退き、専業主婦として家庭を支えてきた。しかし、平穏だった生活は夫・尚紀の裏切りによって一変する。彼の部下であり不倫相手の優美が、会社を混乱に陥れつつあったのだ。
尚紀の冷たい態度と優美の挑発に苦しむ中、奏は再び経営者としての力を取り戻す決意をする。裏切りの証拠を集め、かつての仲間や信頼できる協力者たちと連携しながら、会社を立て直すための計画を進める奏。だが、それは尚紀と優美の野望を徹底的に打ち砕く覚悟でもあった。
取締役会での対決、揺れる社内外の信頼、そして壊れた夫婦の絆の果てに待つのは――。
自分の誇りと未来を取り戻すため、すべてを賭けて挑む奏の闘い。復讐の果てに見える新たな希望と、繊細な人間ドラマが交錯する物語がここに。
あやかし家族 〜五人の兄と愛され末妹〜
南 鈴紀
キャラ文芸
妖狩りにより両親を奪われ、囚われの身となった半妖の少女・鈴音は浄化の狐火を利用するだけの道具のように扱われていた。呪いにより成長は止まり、容姿も思考も幼いまま、感情が消え失せてもなおただ生かされるままに生きていた。
しかし妖保護部隊本部第一部隊との出会いにより、鈴音の止まっていた時間が動き出す。
掴みどころはないが頼れる氏神・雅仁、兄には厳しいが弟妹には優しい狼の妖・千里、人間嫌いだが人当たりの良い振りが得意な人間・遥杜、可愛いもの好きで元気いっぱいの猫又・鴇羽、大人しいが思いやりに溢れる猫又・瑠璃。
五人の兄と過ごす時間の中で、無いものだらけだった鈴音にもやがて大切なものが増えていく。
妖×家族の心温まる和風ファンタジー。
診察室の午後<菜の花の丘編>その1
スピカナ
恋愛
神的イケメン医師・北原春樹と、病弱で天才的なアーティストである妻・莉子。
そして二人を愛してしまったイケメン御曹司・浅田夏輝。
「菜の花クリニック」と「サテライトセンター」を舞台に、三人の愛と日常が描かれます。
時に泣けて、時に笑える――溺愛とBL要素を含む、ほのぼの愛の物語。
多くのスタッフの人生がここで楽しく花開いていきます。
この小説は「医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語」の1000話以降の続編です。
※医学描写はすべて架空です。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
Lucia(ルシア)変容者たち
おまつり
恋愛
人は、ときに自分の中に「もう一人の自分」を抱えて生きている。
それがもし、感情の揺らぎや、誰かとの触れ合いによって、男女の姿を入れ替える存在だったとしたら――。
カフェ『リベラ』を営むリアと、雑誌編集者の蓮。
二人は、特定の感情を抱くと性別が変わる「性別変容者」だった。
誰にも明かせない秘密を抱えながら生きてきた彼らは、互いの存在に出会い、初めて“同類”として心を通わせていく。
愛が深まるほど、境界は曖昧になる。
身体と心の輪郭は揺らぎ、「自分とは何者なのか」という問いが、静かに迫ってくる。
一方、過去に囚われ、自分自身を強く否定し続けてきたウェディングプランナー・景子と、まっすぐすぎるほど不器用な看護学生・ユウ。
彼らもまた、変容者として「変わること」と「失うこと」の狭間で、避けられない選択を迫られていく。
これは、誰の記憶にも残らないかもしれない“もう一人の自分”と共に生きながら、
それでも確かに残る愛を探し続けた人々の、静かなヒューマンドラマ。
※毎日20時に1章ずつ更新していく予定です。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる