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番外編:「石神くんスキスキ乙女会議」in丹沢 Ⅱ
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ハーと栞は山を二つ越えた。
時速50キロで疾走している。
「栞ちゃん、飛ぶよ!」
ハーが山頂から谷間に向けて飛翔した。
栞もその後ろを着いて行く。
時速300キロ。
たちまち、目的地に着き、栞が地上に降りる前に熊の心臓に蹴りを入れた。
「ナイス! 栞ちゃん!」
轟音をたてて熊が吹っ飛んで動かなくなった。
二頭の子熊がいた。
「カワイイ!」
栞が叫んだ瞬間、ハーが頭蓋骨を破砕した。
「は、ハーちゃん!」
「栞ちゃん、サバイバルは喰うか喰われるかなんだよ」
「エーン」
栞は親熊を、ハーは二頭の子熊を担いでベースキャンプに戻った。
「ヌグァァァァーー!」
一江が驚く。
「ハー! 凄いじゃん!」
「エヘヘヘヘ」
大森とレイは呆然としている。
六花はふつー。
双子、栞、六花で毛皮の服を作り、一江、大森、レイで料理を進めた。
日が暮れて7時頃にすべての作業が終わる。
大柄な大森が親熊。
一江、栞、六花、レイがイノシシ。
双子が子熊の毛皮を着ている。
タヌキとアナグマの毛皮でパンツと乳袋を作った。
双子は不要だと言った。
イノシシの毛は硬かったので、火で焼いた。
テーブルの近くで大きな火を焚き、その光と熱でみんな喜んだ。
スープが配られ、様々な肉が鉄板で焼かれた。
酒が配られ、双子は小川で冷やしたメロンソーダを飲んだ。
みんなで笑いながら食べた。
味噌でボタン鍋を作り、好評だった。
「イノシシなんて、今じゃ結構高級食材よね」
栞。
「「「「初めて食べた!」」」」
一江、大森、六花、レイ。
「レイ、たのしい?」
「はい!」
ハーに聞かれ、レイは笑顔で応えた。
「あなたたちは、こうやって生き延びたのね」
「そうだよ。まあ、もっとハードモードだったけどね!」
「ウフフフフ」
静江が喜びそうな話が増えた。
食事が一段落し、喰い散らかした食材を片付けることになった。
結構臭うことに気付いた。
「あたしがやるよ。今日はあんまし手伝ってないから」
「あたしも」
大森と一江がやると言う。
「じゃあ、私たちは、ちょっと駆けようか!」
ルー、ハー、栞、六花、レイ。
五人で闇の山の中へ消えた。
遠くに灯が見えた。
ハーが四人を導く。
誰かがテントを張っていた。
「あ、イヤラシー声が聞こえるよ」
五人は顔を見合わせる。
そっとテントに近づき、入り口のファスナーを上げた。
若い男女が最中だった。
「「「「「ギャハハハハハハ!」」」」」
「キャァァァァァーーー」
「ウワァァァァァーーー」
突然現われた五人の獣人に男女は驚愕する。
次の瞬間、消えていた。
二人は抱き合って震え、朝を待った。
山を雄叫びを上げながら疾走していくうちに、五人はハイテンションになって行く。
自分が一匹の獣になっていく。
「轟雷」を山上に連射し、レイは覚えた「螺旋花」で岩や木々を粉砕していく。
2時間も走り回った。
ベースキャンプでは、片づけを終わった大森と一江が楽しそうに飲んでいた。
「あ、おかえり!」
「「「「「ただいまー」」」」」
双子が風呂の用意をする。
湧き水が入らないように板を立て、溜まった水を「電子レンジ」で温めていく。
見ていた栞と六花も手伝う。
10分ほどで、いい感じの湯温になった。
タオルを浸して身体を拭い、みんなで風呂に入った。
「うわぉー、きもっちいいー!」
大森が叫んだ。
みんなで星空を眺めた。
「レイ、来て良かった?」
「はい! 最高でした!」
「六花ちゃん、お肉美味しかった?」
「はい!」
六花は幸せそうに笑った。
「一江さんと大森さんは?」
「まあ、最初は驚いたけど、こういうのもいいよね」
「そうだそうだ。自然っていいよなぁ」
双子は満足そうに笑った。
「栞ちゃんはもちろんだよね」
「うん!」
みんなで笑った。
「柳ちゃんはともかく、どうして亜紀ちゃんは来ないんだろう?」
栞が不思議そうに言った。
「本気で誘えば来るかもだけど、でも亜紀ちゃんってやり過ぎるからなー」
ルーが言う。
「私たちなら木を折ったり岩を砕く程度だけど、亜紀ちゃんがハイテンションになったら、山ごと消えちゃうよ?」
ハー。
「「「「「なるほどー」」」」」
「タカさんがいれば抑えられるけど、タカさんは絶対に来ないし」
「私たちじゃ抑えるのは無理」
全員、亜紀の破壊力の凄まじさを知っている。
風呂から上がり、ログハウスで寝ることにした。
全員裸だったが、互いの体温で温かい。
ぐっすりと寝た。
翌朝。
残りの食材で朝食を作った。
雉が残されていたので、野菜と一緒に炒めた。
大森が鍋で米を炊こうとして失敗し、水を増しておかゆになった。
「面目ない」
それでもみんなで笑いながら楽しく食べた。
石神が迎えに来るのは午後三時だ。
ゆったりと話をしたり、散策をして過ごした。
また昼食後に風呂に入る。
獲物は全部埋めている。
あとは何もすることはないはずだった。
「さあ、下山するよ!」
ルーが言った。
「え、でも幾ら何でも早すぎない?」
「栞ちゃん、この格好だとまた置いてかれるじゃん」
「あー」
「下に着替えがあるから」
全員獣の皮を纏っていた。
双子に先導され、また山を下りる。
道路を挟んだ一軒家に入った。
「ルーちゃん、ここって!」
「大丈夫。あたしたちが買った家だから」
「へ?」
鍵を開けて中に入り、交代でシャワーを浴びた。
ちゃんと、シャンプーも石鹸もある。
来た時と同じジャージがあり、それに着替えた。
ハーがインスタントのコーヒーを持って来る。
家の中には、幾つかの食器と調理器具や掃除用具以外、何もない。
「なんかスゴイね?」
栞が言うと、双子が笑った。
時間になり、戸締りをして石神を待った。
時間通りに迎えに来てくれた。
「おい、今回はまともじゃねぇか!」
「「うん!」」
「さあ、乗れ乗れ! 早く帰ろう」
全員が乗り込んだ。
栞が助手席。
レイと六花が後ろ。
その後ろに一江と大森。
双子は最後部のベンチシートに座った。
「どうだ、楽しかったか?」
「うん! いい夜だったよ!」
栞が言う。
「レイは疲れたんじゃねぇのか?」
「大丈夫ですよ。楽しかったです」
「そりゃ良かった」
石神が笑っているので、双子も安心した。
「今回は恐ろしい格好じゃねぇし、臭くもねぇな」
「タカさーん、みんな乙女なんだよ!」
「そうだそうだぁー!」
後ろで双子が言った。
「そうかよ」
みんなで笑った。
「ところでよ。昼に警察から連絡があってよ」
「え?」
栞が驚く。
「丹沢でキャンプしてた若い男女が、獣の格好した奴らに襲われたんだと」
「「「「「!」」」」」
「俺がその辺の持ち主だし、気を付けろって言われたよ」
双子たちが震えていた。
「あのさ、俺は気を付けなくて大丈夫だろ?」
「も、もちろんだよ! 私たちが石神くんに何かするわけないじゃない」
「「栞ちゃん!」」
「てめぇらなぁ! あそこは俺が他人様に迷惑を掛けないように高い金を出して買ったんだぁ!」
「「「「「「「はい!」」」」」」」
「それを何なんだぁ!」
「「「「「「「すみませんでしたぁ!」」」」」」」
「これから「佐藤さん」ちで追加キャンプを行なう」
「「ぎゃぁーーーー!」」
双子が気絶した。
七人は佐藤さんの家を一周し、全員が泡を吹いて倒れた。
時速50キロで疾走している。
「栞ちゃん、飛ぶよ!」
ハーが山頂から谷間に向けて飛翔した。
栞もその後ろを着いて行く。
時速300キロ。
たちまち、目的地に着き、栞が地上に降りる前に熊の心臓に蹴りを入れた。
「ナイス! 栞ちゃん!」
轟音をたてて熊が吹っ飛んで動かなくなった。
二頭の子熊がいた。
「カワイイ!」
栞が叫んだ瞬間、ハーが頭蓋骨を破砕した。
「は、ハーちゃん!」
「栞ちゃん、サバイバルは喰うか喰われるかなんだよ」
「エーン」
栞は親熊を、ハーは二頭の子熊を担いでベースキャンプに戻った。
「ヌグァァァァーー!」
一江が驚く。
「ハー! 凄いじゃん!」
「エヘヘヘヘ」
大森とレイは呆然としている。
六花はふつー。
双子、栞、六花で毛皮の服を作り、一江、大森、レイで料理を進めた。
日が暮れて7時頃にすべての作業が終わる。
大柄な大森が親熊。
一江、栞、六花、レイがイノシシ。
双子が子熊の毛皮を着ている。
タヌキとアナグマの毛皮でパンツと乳袋を作った。
双子は不要だと言った。
イノシシの毛は硬かったので、火で焼いた。
テーブルの近くで大きな火を焚き、その光と熱でみんな喜んだ。
スープが配られ、様々な肉が鉄板で焼かれた。
酒が配られ、双子は小川で冷やしたメロンソーダを飲んだ。
みんなで笑いながら食べた。
味噌でボタン鍋を作り、好評だった。
「イノシシなんて、今じゃ結構高級食材よね」
栞。
「「「「初めて食べた!」」」」
一江、大森、六花、レイ。
「レイ、たのしい?」
「はい!」
ハーに聞かれ、レイは笑顔で応えた。
「あなたたちは、こうやって生き延びたのね」
「そうだよ。まあ、もっとハードモードだったけどね!」
「ウフフフフ」
静江が喜びそうな話が増えた。
食事が一段落し、喰い散らかした食材を片付けることになった。
結構臭うことに気付いた。
「あたしがやるよ。今日はあんまし手伝ってないから」
「あたしも」
大森と一江がやると言う。
「じゃあ、私たちは、ちょっと駆けようか!」
ルー、ハー、栞、六花、レイ。
五人で闇の山の中へ消えた。
遠くに灯が見えた。
ハーが四人を導く。
誰かがテントを張っていた。
「あ、イヤラシー声が聞こえるよ」
五人は顔を見合わせる。
そっとテントに近づき、入り口のファスナーを上げた。
若い男女が最中だった。
「「「「「ギャハハハハハハ!」」」」」
「キャァァァァァーーー」
「ウワァァァァァーーー」
突然現われた五人の獣人に男女は驚愕する。
次の瞬間、消えていた。
二人は抱き合って震え、朝を待った。
山を雄叫びを上げながら疾走していくうちに、五人はハイテンションになって行く。
自分が一匹の獣になっていく。
「轟雷」を山上に連射し、レイは覚えた「螺旋花」で岩や木々を粉砕していく。
2時間も走り回った。
ベースキャンプでは、片づけを終わった大森と一江が楽しそうに飲んでいた。
「あ、おかえり!」
「「「「「ただいまー」」」」」
双子が風呂の用意をする。
湧き水が入らないように板を立て、溜まった水を「電子レンジ」で温めていく。
見ていた栞と六花も手伝う。
10分ほどで、いい感じの湯温になった。
タオルを浸して身体を拭い、みんなで風呂に入った。
「うわぉー、きもっちいいー!」
大森が叫んだ。
みんなで星空を眺めた。
「レイ、来て良かった?」
「はい! 最高でした!」
「六花ちゃん、お肉美味しかった?」
「はい!」
六花は幸せそうに笑った。
「一江さんと大森さんは?」
「まあ、最初は驚いたけど、こういうのもいいよね」
「そうだそうだ。自然っていいよなぁ」
双子は満足そうに笑った。
「栞ちゃんはもちろんだよね」
「うん!」
みんなで笑った。
「柳ちゃんはともかく、どうして亜紀ちゃんは来ないんだろう?」
栞が不思議そうに言った。
「本気で誘えば来るかもだけど、でも亜紀ちゃんってやり過ぎるからなー」
ルーが言う。
「私たちなら木を折ったり岩を砕く程度だけど、亜紀ちゃんがハイテンションになったら、山ごと消えちゃうよ?」
ハー。
「「「「「なるほどー」」」」」
「タカさんがいれば抑えられるけど、タカさんは絶対に来ないし」
「私たちじゃ抑えるのは無理」
全員、亜紀の破壊力の凄まじさを知っている。
風呂から上がり、ログハウスで寝ることにした。
全員裸だったが、互いの体温で温かい。
ぐっすりと寝た。
翌朝。
残りの食材で朝食を作った。
雉が残されていたので、野菜と一緒に炒めた。
大森が鍋で米を炊こうとして失敗し、水を増しておかゆになった。
「面目ない」
それでもみんなで笑いながら楽しく食べた。
石神が迎えに来るのは午後三時だ。
ゆったりと話をしたり、散策をして過ごした。
また昼食後に風呂に入る。
獲物は全部埋めている。
あとは何もすることはないはずだった。
「さあ、下山するよ!」
ルーが言った。
「え、でも幾ら何でも早すぎない?」
「栞ちゃん、この格好だとまた置いてかれるじゃん」
「あー」
「下に着替えがあるから」
全員獣の皮を纏っていた。
双子に先導され、また山を下りる。
道路を挟んだ一軒家に入った。
「ルーちゃん、ここって!」
「大丈夫。あたしたちが買った家だから」
「へ?」
鍵を開けて中に入り、交代でシャワーを浴びた。
ちゃんと、シャンプーも石鹸もある。
来た時と同じジャージがあり、それに着替えた。
ハーがインスタントのコーヒーを持って来る。
家の中には、幾つかの食器と調理器具や掃除用具以外、何もない。
「なんかスゴイね?」
栞が言うと、双子が笑った。
時間になり、戸締りをして石神を待った。
時間通りに迎えに来てくれた。
「おい、今回はまともじゃねぇか!」
「「うん!」」
「さあ、乗れ乗れ! 早く帰ろう」
全員が乗り込んだ。
栞が助手席。
レイと六花が後ろ。
その後ろに一江と大森。
双子は最後部のベンチシートに座った。
「どうだ、楽しかったか?」
「うん! いい夜だったよ!」
栞が言う。
「レイは疲れたんじゃねぇのか?」
「大丈夫ですよ。楽しかったです」
「そりゃ良かった」
石神が笑っているので、双子も安心した。
「今回は恐ろしい格好じゃねぇし、臭くもねぇな」
「タカさーん、みんな乙女なんだよ!」
「そうだそうだぁー!」
後ろで双子が言った。
「そうかよ」
みんなで笑った。
「ところでよ。昼に警察から連絡があってよ」
「え?」
栞が驚く。
「丹沢でキャンプしてた若い男女が、獣の格好した奴らに襲われたんだと」
「「「「「!」」」」」
「俺がその辺の持ち主だし、気を付けろって言われたよ」
双子たちが震えていた。
「あのさ、俺は気を付けなくて大丈夫だろ?」
「も、もちろんだよ! 私たちが石神くんに何かするわけないじゃない」
「「栞ちゃん!」」
「てめぇらなぁ! あそこは俺が他人様に迷惑を掛けないように高い金を出して買ったんだぁ!」
「「「「「「「はい!」」」」」」」
「それを何なんだぁ!」
「「「「「「「すみませんでしたぁ!」」」」」」」
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