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「紅六花」の観光事業
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「弱肉強食」の中は大騒ぎだった。
先ほどUFOと宇宙人を見たからだ。
俺や子どもたちに質問が多い。
でも、喰っているので子どもたちは一切反応しない。
必然的に俺が応えることになった。
「石神さん、あれは本物ですか!」
「ニセモノ作ってどうすんだよ!」
「どこから来たんですか!」
「うちから荷物を運んだんだよ」
「そうじゃなくて!」
「ああ、「大銀河連合」って言ってたな。俺もよく知らん」
「でも!」
「ロボが行ったことあるよ」
「ロボさん! どこですか!」
「にゃーにゃーにゃー」
「分かりません!」
「にゃ!」
聞いたキッチがロボキックを喰らった。
「とにかくだ! あいつらは舎弟だから気にするな!」
「そんな!」
「月の裏にマザーシップがいる。全長200キロくらいだ。こないだそれに乗った」
「ゲェー!」
「火星に行って来たんだぞ! すげぇだろう!」
「なんすか! それ!」
夢中で食べている亜紀ちゃんの頭を引っぱたき、スマホの画像を見せろと言った。
亜紀ちゃんが「虎チャーハン」を口に詰め込みながら、俺にスマホを渡した。
使い方がよくわからないので、タケにやらせた。
「ここが火星なんですか!」
「そうだよ」
「空が赤いですよ!」
「それが火星の空なんだよ」
「なんか、向こう側の地面が赤く溶けてませんか?」
「ああ、ルーとハーがな! 思い切り「花岡」をぶっ放した!」
『……』
亜紀ちゃんが話に加わりたくて、チャーハンの大皿を抱えて来た。
他の子どもたちも追いかけて群がって来る。
「私とタカさんは山脈をぶっ壊しましたよね!」
「ああ、スッキリしたよな!」
『!』
全員が驚いて退いた。
「また行きたいですね!」
「いつでも呼べば運んでくれるよ」
「金星とかもいいですよね!」
「暑い(500度)らしいけどなぁ」
「じゃあ、やですね」
「まあな」
「今度は生き物がいる星に行きたいな!」
「お前ら、狩か!」
「「うん!」」
「喰えるか分からんぞ?」
「そっか」
俺たちが楽しく話しているのを、「紅六花」のメンバーが呆然と聞いていた。
「今度は亜蘭ちゃんも行こ?」
「はい!」
亜蘭は無意味に楽しそうだった。
「石神先生! 私も!」
「お前は子どもを生んでからな」
「えぇー!」
「妊娠中に火星に行くのは良くないんだよ」
「そうなんですか!」
「ああ、フランスの有名な育児書『妊婦さんの旅行について』に書いてある」
「流石は東大卒!」
「まーなー」
六花が俺をキラキラした目で見た。
タケとよしこが俺にヘンな目を向けていた。
食事を終え、みんなでコーヒーを飲んだ。
「石神さんのお陰で、みんな安定した収入が得られるようになりました!」
「そうか。今後は「御堂帝国」と連携して、更にいろんな商売が出来るようになるからな」
「ありがとうございます!」
「紅六花」」のメンバーは様々な職種を担うようになった。
農業を中心に、自給自足が出来るように、一つの町で還元するように職種を配置した。
もちろん既存の商売や企業もそのまま活動しており、それらも「紅六花」と関わるようになっている。
経済の超天才「スナーク」が関わって構築した。
そのうちに、日本有数の商業都市になるかもしれない。
技術的には蓮花研究所のものも流れている。
例えば仮想遊園地「リッカランド」では、ブランたちを訓練している仮想現実空間が遊園地仕様で使われている。
「暁園」の子どもたちは体験済みだが、まだオープンはしていない。
これを目当てに全国から観光客が来るはずで、そのため御堂の総理大臣就任以降と決めていた。
「御堂帝国」と「紅六花財閥」との共同事業として発表するためだ。
「御堂エレクトロニクス社」が「紅六花財閥」の出資を受けて開発した、というストーリーだった。
他にも観光客を楽しませるものを用意している。
ここ「弱肉強食」では敷地を拡大し、随時屋台を出させる。
ちゃんと食事をしたい人間には「弱肉強食」を。
小腹を空かせたような人間には、ハンバーガーやたこ焼き、ケバブ、クレープ、りんご飴、それに土産物屋も併設した。
土産物屋にはここで開発した菓子類などの他、「リカチャン忍者グッズ」もある。
そのうちに、六花の動画でそれを告知することにしている。
目玉は双子が品種改良(手当だよー)した超美味いイチゴ「紅オイシーズ」だ。
リンゴほどの大きさで、糖度は18度もあり、酸度は0.5度で非常に甘い。
また皮が薄く柔らかく、日持ちもするという万能性だ。
ダートコース「紅バギー」。
俺の発案だが、広大な高低差を持つダートコースを作り、そこでバギー車が疾走する。
天井まで頑丈なガードパイプを回してあり、高出力エンジンで上下左右に転げ回りながら、コースを進む。
もちろん、ハーネスで身体を固定するし、ショックもアブソーバーで吸収するので、横転や前転を楽しみながらスリルを味わう仕掛けだ。
ジェッドコースターとは違った面白さがある。
コースは子ども用のものもあり、8歳から楽しめるようにした。
運転の上手い「紅六花」のメンバーがドライバーになっている。
ただ、泥だらけになるので、着替えとシャワー設備もある。
バー「虎酔花(こすいか)」。
六角形の200坪の広大な平屋のバーラウンジだ。
多くの壁面がガラス張りになっていて、天井もガラスだ。
ミカたちに、ここへ移ってもらった。
中央に六角形のカウンターがあり、カウンターも強化ガラスだった。
但し、底面に金属のプレートがあるので、足元は透けない。
地元の人間と、宿泊する観光客のためのものだ。
周囲はライトアップした幻想的な空間になっている。
お化け屋敷「佐藤家」。
3Dホログラムを使った本格的なものだ。
ただ、どうにも予定外の《映像》が混ざるので苦労した。
「おい、あんなとこで目鼻の無い花嫁なんて出ないぞ」
「おかしいですよね。なんか口が耳まで裂けて脅かすんですよ」
「バグとかじゃねぇよな?」
「はい」
「おい、なんでここでお経なんて流すんだ?」
「いえ、そんな設定は……」
「おい、足首なんか掴むなよ」
「私じゃありませんってぇ!」
めんどくさいので、放置することにした。
なんか、段々増えているらしい。
ホテルも多く建て、様々な催しも用意している。
現在進行中だが、アニメの企画がある。
六花と紫苑の物語がベースだが、有名な監督に依頼した。
二人が通った学校は俺たちの資金提供で非常にお洒落なものに様変わりしている。
千万組や元稲城会、神戸山王会や吉住連合の連中全員に見せるつもりなので、大ヒットは間違いない。
一定の観客動員数があれば他の人間もどんどん観るようになる。
おそらくこの町が「聖地」として多くのアニメファンに足を運んでもらえるだろう。
「もう、私らも毎日楽しく働いてますよ!」
「そうか。外からも人を入れているけど、観光客が入るようになったら、また忙しくなるぞ」
「はい! 楽しみです!」
俺は立ち上がって言った。
「よしこ! じゃあ、「暁園」に行こうか!」
「はい!」
俺たちは「暁園」に向かった。
先ほどUFOと宇宙人を見たからだ。
俺や子どもたちに質問が多い。
でも、喰っているので子どもたちは一切反応しない。
必然的に俺が応えることになった。
「石神さん、あれは本物ですか!」
「ニセモノ作ってどうすんだよ!」
「どこから来たんですか!」
「うちから荷物を運んだんだよ」
「そうじゃなくて!」
「ああ、「大銀河連合」って言ってたな。俺もよく知らん」
「でも!」
「ロボが行ったことあるよ」
「ロボさん! どこですか!」
「にゃーにゃーにゃー」
「分かりません!」
「にゃ!」
聞いたキッチがロボキックを喰らった。
「とにかくだ! あいつらは舎弟だから気にするな!」
「そんな!」
「月の裏にマザーシップがいる。全長200キロくらいだ。こないだそれに乗った」
「ゲェー!」
「火星に行って来たんだぞ! すげぇだろう!」
「なんすか! それ!」
夢中で食べている亜紀ちゃんの頭を引っぱたき、スマホの画像を見せろと言った。
亜紀ちゃんが「虎チャーハン」を口に詰め込みながら、俺にスマホを渡した。
使い方がよくわからないので、タケにやらせた。
「ここが火星なんですか!」
「そうだよ」
「空が赤いですよ!」
「それが火星の空なんだよ」
「なんか、向こう側の地面が赤く溶けてませんか?」
「ああ、ルーとハーがな! 思い切り「花岡」をぶっ放した!」
『……』
亜紀ちゃんが話に加わりたくて、チャーハンの大皿を抱えて来た。
他の子どもたちも追いかけて群がって来る。
「私とタカさんは山脈をぶっ壊しましたよね!」
「ああ、スッキリしたよな!」
『!』
全員が驚いて退いた。
「また行きたいですね!」
「いつでも呼べば運んでくれるよ」
「金星とかもいいですよね!」
「暑い(500度)らしいけどなぁ」
「じゃあ、やですね」
「まあな」
「今度は生き物がいる星に行きたいな!」
「お前ら、狩か!」
「「うん!」」
「喰えるか分からんぞ?」
「そっか」
俺たちが楽しく話しているのを、「紅六花」のメンバーが呆然と聞いていた。
「今度は亜蘭ちゃんも行こ?」
「はい!」
亜蘭は無意味に楽しそうだった。
「石神先生! 私も!」
「お前は子どもを生んでからな」
「えぇー!」
「妊娠中に火星に行くのは良くないんだよ」
「そうなんですか!」
「ああ、フランスの有名な育児書『妊婦さんの旅行について』に書いてある」
「流石は東大卒!」
「まーなー」
六花が俺をキラキラした目で見た。
タケとよしこが俺にヘンな目を向けていた。
食事を終え、みんなでコーヒーを飲んだ。
「石神さんのお陰で、みんな安定した収入が得られるようになりました!」
「そうか。今後は「御堂帝国」と連携して、更にいろんな商売が出来るようになるからな」
「ありがとうございます!」
「紅六花」」のメンバーは様々な職種を担うようになった。
農業を中心に、自給自足が出来るように、一つの町で還元するように職種を配置した。
もちろん既存の商売や企業もそのまま活動しており、それらも「紅六花」と関わるようになっている。
経済の超天才「スナーク」が関わって構築した。
そのうちに、日本有数の商業都市になるかもしれない。
技術的には蓮花研究所のものも流れている。
例えば仮想遊園地「リッカランド」では、ブランたちを訓練している仮想現実空間が遊園地仕様で使われている。
「暁園」の子どもたちは体験済みだが、まだオープンはしていない。
これを目当てに全国から観光客が来るはずで、そのため御堂の総理大臣就任以降と決めていた。
「御堂帝国」と「紅六花財閥」との共同事業として発表するためだ。
「御堂エレクトロニクス社」が「紅六花財閥」の出資を受けて開発した、というストーリーだった。
他にも観光客を楽しませるものを用意している。
ここ「弱肉強食」では敷地を拡大し、随時屋台を出させる。
ちゃんと食事をしたい人間には「弱肉強食」を。
小腹を空かせたような人間には、ハンバーガーやたこ焼き、ケバブ、クレープ、りんご飴、それに土産物屋も併設した。
土産物屋にはここで開発した菓子類などの他、「リカチャン忍者グッズ」もある。
そのうちに、六花の動画でそれを告知することにしている。
目玉は双子が品種改良(手当だよー)した超美味いイチゴ「紅オイシーズ」だ。
リンゴほどの大きさで、糖度は18度もあり、酸度は0.5度で非常に甘い。
また皮が薄く柔らかく、日持ちもするという万能性だ。
ダートコース「紅バギー」。
俺の発案だが、広大な高低差を持つダートコースを作り、そこでバギー車が疾走する。
天井まで頑丈なガードパイプを回してあり、高出力エンジンで上下左右に転げ回りながら、コースを進む。
もちろん、ハーネスで身体を固定するし、ショックもアブソーバーで吸収するので、横転や前転を楽しみながらスリルを味わう仕掛けだ。
ジェッドコースターとは違った面白さがある。
コースは子ども用のものもあり、8歳から楽しめるようにした。
運転の上手い「紅六花」のメンバーがドライバーになっている。
ただ、泥だらけになるので、着替えとシャワー設備もある。
バー「虎酔花(こすいか)」。
六角形の200坪の広大な平屋のバーラウンジだ。
多くの壁面がガラス張りになっていて、天井もガラスだ。
ミカたちに、ここへ移ってもらった。
中央に六角形のカウンターがあり、カウンターも強化ガラスだった。
但し、底面に金属のプレートがあるので、足元は透けない。
地元の人間と、宿泊する観光客のためのものだ。
周囲はライトアップした幻想的な空間になっている。
お化け屋敷「佐藤家」。
3Dホログラムを使った本格的なものだ。
ただ、どうにも予定外の《映像》が混ざるので苦労した。
「おい、あんなとこで目鼻の無い花嫁なんて出ないぞ」
「おかしいですよね。なんか口が耳まで裂けて脅かすんですよ」
「バグとかじゃねぇよな?」
「はい」
「おい、なんでここでお経なんて流すんだ?」
「いえ、そんな設定は……」
「おい、足首なんか掴むなよ」
「私じゃありませんってぇ!」
めんどくさいので、放置することにした。
なんか、段々増えているらしい。
ホテルも多く建て、様々な催しも用意している。
現在進行中だが、アニメの企画がある。
六花と紫苑の物語がベースだが、有名な監督に依頼した。
二人が通った学校は俺たちの資金提供で非常にお洒落なものに様変わりしている。
千万組や元稲城会、神戸山王会や吉住連合の連中全員に見せるつもりなので、大ヒットは間違いない。
一定の観客動員数があれば他の人間もどんどん観るようになる。
おそらくこの町が「聖地」として多くのアニメファンに足を運んでもらえるだろう。
「もう、私らも毎日楽しく働いてますよ!」
「そうか。外からも人を入れているけど、観光客が入るようになったら、また忙しくなるぞ」
「はい! 楽しみです!」
俺は立ち上がって言った。
「よしこ! じゃあ、「暁園」に行こうか!」
「はい!」
俺たちは「暁園」に向かった。
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