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蓮花研究所 防衛戦 エピローグ
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「ジェシカ! 急いで!」
「はい!」
虎蘭さんが運ばれて来た。
重傷なのは分かっていた。
《ロータス》は私に「絶対防衛施設」に入ることを勧めて来たが、私は負傷者が出ることを予期して、私とジェシカで医療施設で待機していた。
石神家のみなさんは、必ず私たちを守って下さる。
そう信じていた。
それに、ブランたち、デュールゲリエたちも絶対に負けない。
医療施設には医療技能のあるデュールゲリエも揃えている。
デュールゲリエによってストレッチャーで運ばれて来た虎蘭さんは、やはり深刻な状態だった。
既に意識はなく、全身に多くの裂傷を負っている。
特に胸から下が深刻な状態だった。
随分と深いものもあり、傷口が開いているものもある。
すぐに全身麻酔をかける。
「O型の輸血の準備!」
「はい!」
虎蘭さんの肌の色は白くなっている。
失血が多く危険な状態だ。
デュールゲリエたちが薬品と医療機器の準備をし、私と一緒に縫合していく。
内臓に達した傷もあり、縫合の優先順序が重要だった。
ジェシカは鼻からチューブを挿し込んで、胃に直接「エグリゴリΩ」と「オロチ」の溶液を流し込んだ。
バイタルが上昇する。
頼もしい「エグリゴリΩ」と「オロチ」の効果だ。
「蓮花さん!」
「ジェシカ! シリンジにロクロニウム(筋弛緩剤の一種)!」
「はい!」
「ラボナール3ミリを左太腿に! 裂傷が酷いわ!」
「はい!」
全身麻酔で眠っている虎蘭さんは、非常に美しい顔をしている。
石神家の方々はみんなそうだが、特に虎蘭さんは石神様に似ていて一層美しい。
鍛え上げられたお身体もそうだ。
しかし、その綺麗なお顔にも、そして全身に恐ろしいほどの傷を負ってしまわれた。
お身体の方は仕方がないが、絶対にこのお顔は何とかしたい。
こんな綺麗な女性が。
でも、多分虎蘭さんはお気になさらないのだろう。
戦い、傷つくことは何とも思っていない。
それは悲しいことだ。
だから私が何とかしなければ。
虎蘭さんのオペが終わると、戦闘は我々が優勢だった。
最大の《地獄の悪魔》を、石神家の剣聖の方々が斃したのだ。
私は《ロータス》から状況を常に聞いていた。
石神家の剣士の方が3人亡くなった。
戦場を観測していた《ロータス》から、ブランたちを守るために犠牲になったことを聞いている。
本当にご立派な方々だった。
ブランのミユキも大黒も傷を負ったが、大丈夫だ。
負傷者はどんどん運ばれてくるが、虎蘭さんほど深刻な負傷は無かった。
デュールゲリエたちが対応している。
新たなゲートの出現にまだ備えているが、恐らくもう終わりだろう。
一つの《ハイヴ》の全ての戦力が投入されたことが分かっている。
その総数が送り込まれたことも、《ロータス》が分析して分かっている。
だからもう今回の戦闘は終結するだろう。
私は虎蘭さんのベッドの脇にいた。
容態は安定している。
オペは全て上手く行った。
右の頬についた大きな傷跡。
なんとか縫合したが、完全には消えない傷。
誰も、本人でさえも気に掛けないその傷のことが、私には堪らなく悲しかった。
きっと余計なお世話なのかもしれないが。
虎蘭さんたちは、戦うために生きているのだ。
私には、やはりそのことが悲しい。
ベッドを離れ、幾つかの仕事をこなして夜の9時にまた虎蘭さんの病室に寄った。
異常が無いことは《ロータス》が看ているので分かっている。
私が病室に入ると、虎蘭さんは目を覚まされていた。
「蓮花さん」
「虎蘭さん、お加減はいかがですか?」
「はい、問題ありません」
無いわけはなかった。
体温が39度になっている。
縫合した幾つもの傷が炎症を起こしているのだ。
敗血症の心配はなかったが、お身体は随分と辛いはずだった。
私はベッド脇に腰かけて脈をとった。
「蓮花さんが治療して下さったんですね」
「ええ、どなたからか聞かれたんですか?」
「いえ、ちょっと」
「なんでしょうか?」
「あの、こんな話は信じられないかもしれませんが」
「なんでもお話しして? 何か重要なことかもしれないから」
「いえ、そんなものではないのですが。実は自分には手術中の記憶があるのです」
「手術中の?」
「はい、私、自分の手術を見てました」
「え?」
「手術台の脇に立って。自分で「あー、酷い傷だなぁ」って思ってました」
「……」
幽体離脱をしていたというのか。
でも、話には聞いたことはある。
「蓮花さんは、この頬の傷を随分と熱心に縫合して下さってましたね」
私は、虎蘭さんが幽体離脱をしていたということを、事実として信じた。
もしかしたら、虎蘭さんの怪我は死に掛けるほどのものだったのかもしれない。
臨死体験の一つなのだろうか。
「ええ、虎蘭さんの美しいお顔に傷を遺したく無くて」
「ありがとうございます」
虎蘭さんがお辛い身体で頭を深く下げられた。
もう少し聞いてみたかったのだが、その時、大勢の人間がやって来た。
「おい、ちゃんと生きてるぜ!」
「なんだ、良かったな!」
石神家の皆さんだった。
20人ほどがやって来た。
「虎月、良かったな」
「ああ、安心した。虎蘭なら大丈夫とは思ったが」
「なんだよ、気がちいせぇな!」
みんなが笑っていた。
「虎月さん、みなさん」
「おう、元気そうじゃねぇが、生きてるな」
「はい!」
「結構ひでぇ傷だったからよ。もしかしたらとは思ったんだ」
「え、でもみなさんもう飲んでますよね」
「当たり前だぁ! 酒飲むのは生きてる奴の権利だからなぁ!」
「もう! 全然心配してないじゃないですか!」
みなさんが笑っている。
でも、安心していることが私にも伝わって来た。
「まあよ、飲み始めたら虎月が暗くってよ」
「おい!」
「しょうがねぇから、見に行くかってなぁ」
「生きてますよ」
「そうだよな!」
もちろん、私から皆さんに虎蘭さんがご無事なことはお伝えしている。
それでも顔を見に来られたのだ。
そろそろ目を覚ました頃をと思ってこの時間に来られたのだろう。
廊下では一言も話されていなかった。
もし虎蘭さんが眠っていれば起こさないようにと考えられて来たことが分かる。
そういう方々なのだ。
豪放磊落なようでいて、非常に繊細な方々。
石神様と同じだ。
「虎蘭、お前も飲むか?」
「いいですよ! 今はそんなんじゃないですから!」
「なんだよ、付き合えよ」
「いい加減にして下さい!」
虎水さんが虎蘭さんの傍に来た。
「あんた、無茶して」
「誰かがやらなきゃ。だったら私がやるよ」
「次はあたしがやるからね」
「アハハハハハハ!」
虎蘭さんは大笑いして、傷がひきつって顔を歪ませた。
「蓮花さん、こいつを助けてくれてありがとう」
虎白さんが頭を下げてきた。
「石神様のために、そしてこの研究所のために戦って下さる方々です。全力を尽くします」
「そうか、ありがとう」
虎蘭さんの様子を見て安心し、みなさんは出て行かれた。
「素晴らしい方々ですね」
「ええ。自慢の人たちです」
「本当に」
石神様は最後までいらっしゃらなかった。
みなさんを信頼していらっしゃったのだろう。
それに、多分石神様がいらっしゃれば、虎白様たちがお心を挫かれると思われたのだろう。
御心配はしていらっしゃったが、ついにいらっしゃることは無かった。
防壁が出来るまでしばらくかかりそうだ。
だけど、石神家の方々がいらっしゃれば、何の不安も無い。
何度敵が襲ってこようとも、必ず護って下さる。
私は虎蘭さんにお休みになるように言い、私も部屋を出た。
シャドウさんが廊下で待っていてくれた。
きっと虎白さんたちと一緒に来たのだろう。
シャドウさんも、虎蘭さんのことが心配だったのだ。
「一緒に中へいらっしゃれば良かったのに」
「いいえ、ネズミの私など鬱陶しいばかりでしょうから」
「もう! 虎蘭さん! シャドウさんがおやすみを言いたいと!」
「蓮花さん!」
シャドウさんが慌てたが、部屋から虎蘭さんの明るい声が聞こえた。
「シャドウさん、おやすみなさい! また明日!」
「はい! 虎蘭さん、おやすみなさい! お大事に!」
「ありがとうございます!」
シャドウさんが嬉しそうに私を抱き上げた。
「さあ、蓮花さんも急いでお休みにならないと」
「ええ、走ってください、シャドウさん!」
「はい!」
シャドウさんが揺らさないように走ってくれた。
私はその腕の中で大笑いした。
「はい!」
虎蘭さんが運ばれて来た。
重傷なのは分かっていた。
《ロータス》は私に「絶対防衛施設」に入ることを勧めて来たが、私は負傷者が出ることを予期して、私とジェシカで医療施設で待機していた。
石神家のみなさんは、必ず私たちを守って下さる。
そう信じていた。
それに、ブランたち、デュールゲリエたちも絶対に負けない。
医療施設には医療技能のあるデュールゲリエも揃えている。
デュールゲリエによってストレッチャーで運ばれて来た虎蘭さんは、やはり深刻な状態だった。
既に意識はなく、全身に多くの裂傷を負っている。
特に胸から下が深刻な状態だった。
随分と深いものもあり、傷口が開いているものもある。
すぐに全身麻酔をかける。
「O型の輸血の準備!」
「はい!」
虎蘭さんの肌の色は白くなっている。
失血が多く危険な状態だ。
デュールゲリエたちが薬品と医療機器の準備をし、私と一緒に縫合していく。
内臓に達した傷もあり、縫合の優先順序が重要だった。
ジェシカは鼻からチューブを挿し込んで、胃に直接「エグリゴリΩ」と「オロチ」の溶液を流し込んだ。
バイタルが上昇する。
頼もしい「エグリゴリΩ」と「オロチ」の効果だ。
「蓮花さん!」
「ジェシカ! シリンジにロクロニウム(筋弛緩剤の一種)!」
「はい!」
「ラボナール3ミリを左太腿に! 裂傷が酷いわ!」
「はい!」
全身麻酔で眠っている虎蘭さんは、非常に美しい顔をしている。
石神家の方々はみんなそうだが、特に虎蘭さんは石神様に似ていて一層美しい。
鍛え上げられたお身体もそうだ。
しかし、その綺麗なお顔にも、そして全身に恐ろしいほどの傷を負ってしまわれた。
お身体の方は仕方がないが、絶対にこのお顔は何とかしたい。
こんな綺麗な女性が。
でも、多分虎蘭さんはお気になさらないのだろう。
戦い、傷つくことは何とも思っていない。
それは悲しいことだ。
だから私が何とかしなければ。
虎蘭さんのオペが終わると、戦闘は我々が優勢だった。
最大の《地獄の悪魔》を、石神家の剣聖の方々が斃したのだ。
私は《ロータス》から状況を常に聞いていた。
石神家の剣士の方が3人亡くなった。
戦場を観測していた《ロータス》から、ブランたちを守るために犠牲になったことを聞いている。
本当にご立派な方々だった。
ブランのミユキも大黒も傷を負ったが、大丈夫だ。
負傷者はどんどん運ばれてくるが、虎蘭さんほど深刻な負傷は無かった。
デュールゲリエたちが対応している。
新たなゲートの出現にまだ備えているが、恐らくもう終わりだろう。
一つの《ハイヴ》の全ての戦力が投入されたことが分かっている。
その総数が送り込まれたことも、《ロータス》が分析して分かっている。
だからもう今回の戦闘は終結するだろう。
私は虎蘭さんのベッドの脇にいた。
容態は安定している。
オペは全て上手く行った。
右の頬についた大きな傷跡。
なんとか縫合したが、完全には消えない傷。
誰も、本人でさえも気に掛けないその傷のことが、私には堪らなく悲しかった。
きっと余計なお世話なのかもしれないが。
虎蘭さんたちは、戦うために生きているのだ。
私には、やはりそのことが悲しい。
ベッドを離れ、幾つかの仕事をこなして夜の9時にまた虎蘭さんの病室に寄った。
異常が無いことは《ロータス》が看ているので分かっている。
私が病室に入ると、虎蘭さんは目を覚まされていた。
「蓮花さん」
「虎蘭さん、お加減はいかがですか?」
「はい、問題ありません」
無いわけはなかった。
体温が39度になっている。
縫合した幾つもの傷が炎症を起こしているのだ。
敗血症の心配はなかったが、お身体は随分と辛いはずだった。
私はベッド脇に腰かけて脈をとった。
「蓮花さんが治療して下さったんですね」
「ええ、どなたからか聞かれたんですか?」
「いえ、ちょっと」
「なんでしょうか?」
「あの、こんな話は信じられないかもしれませんが」
「なんでもお話しして? 何か重要なことかもしれないから」
「いえ、そんなものではないのですが。実は自分には手術中の記憶があるのです」
「手術中の?」
「はい、私、自分の手術を見てました」
「え?」
「手術台の脇に立って。自分で「あー、酷い傷だなぁ」って思ってました」
「……」
幽体離脱をしていたというのか。
でも、話には聞いたことはある。
「蓮花さんは、この頬の傷を随分と熱心に縫合して下さってましたね」
私は、虎蘭さんが幽体離脱をしていたということを、事実として信じた。
もしかしたら、虎蘭さんの怪我は死に掛けるほどのものだったのかもしれない。
臨死体験の一つなのだろうか。
「ええ、虎蘭さんの美しいお顔に傷を遺したく無くて」
「ありがとうございます」
虎蘭さんがお辛い身体で頭を深く下げられた。
もう少し聞いてみたかったのだが、その時、大勢の人間がやって来た。
「おい、ちゃんと生きてるぜ!」
「なんだ、良かったな!」
石神家の皆さんだった。
20人ほどがやって来た。
「虎月、良かったな」
「ああ、安心した。虎蘭なら大丈夫とは思ったが」
「なんだよ、気がちいせぇな!」
みんなが笑っていた。
「虎月さん、みなさん」
「おう、元気そうじゃねぇが、生きてるな」
「はい!」
「結構ひでぇ傷だったからよ。もしかしたらとは思ったんだ」
「え、でもみなさんもう飲んでますよね」
「当たり前だぁ! 酒飲むのは生きてる奴の権利だからなぁ!」
「もう! 全然心配してないじゃないですか!」
みなさんが笑っている。
でも、安心していることが私にも伝わって来た。
「まあよ、飲み始めたら虎月が暗くってよ」
「おい!」
「しょうがねぇから、見に行くかってなぁ」
「生きてますよ」
「そうだよな!」
もちろん、私から皆さんに虎蘭さんがご無事なことはお伝えしている。
それでも顔を見に来られたのだ。
そろそろ目を覚ました頃をと思ってこの時間に来られたのだろう。
廊下では一言も話されていなかった。
もし虎蘭さんが眠っていれば起こさないようにと考えられて来たことが分かる。
そういう方々なのだ。
豪放磊落なようでいて、非常に繊細な方々。
石神様と同じだ。
「虎蘭、お前も飲むか?」
「いいですよ! 今はそんなんじゃないですから!」
「なんだよ、付き合えよ」
「いい加減にして下さい!」
虎水さんが虎蘭さんの傍に来た。
「あんた、無茶して」
「誰かがやらなきゃ。だったら私がやるよ」
「次はあたしがやるからね」
「アハハハハハハ!」
虎蘭さんは大笑いして、傷がひきつって顔を歪ませた。
「蓮花さん、こいつを助けてくれてありがとう」
虎白さんが頭を下げてきた。
「石神様のために、そしてこの研究所のために戦って下さる方々です。全力を尽くします」
「そうか、ありがとう」
虎蘭さんの様子を見て安心し、みなさんは出て行かれた。
「素晴らしい方々ですね」
「ええ。自慢の人たちです」
「本当に」
石神様は最後までいらっしゃらなかった。
みなさんを信頼していらっしゃったのだろう。
それに、多分石神様がいらっしゃれば、虎白様たちがお心を挫かれると思われたのだろう。
御心配はしていらっしゃったが、ついにいらっしゃることは無かった。
防壁が出来るまでしばらくかかりそうだ。
だけど、石神家の方々がいらっしゃれば、何の不安も無い。
何度敵が襲ってこようとも、必ず護って下さる。
私は虎蘭さんにお休みになるように言い、私も部屋を出た。
シャドウさんが廊下で待っていてくれた。
きっと虎白さんたちと一緒に来たのだろう。
シャドウさんも、虎蘭さんのことが心配だったのだ。
「一緒に中へいらっしゃれば良かったのに」
「いいえ、ネズミの私など鬱陶しいばかりでしょうから」
「もう! 虎蘭さん! シャドウさんがおやすみを言いたいと!」
「蓮花さん!」
シャドウさんが慌てたが、部屋から虎蘭さんの明るい声が聞こえた。
「シャドウさん、おやすみなさい! また明日!」
「はい! 虎蘭さん、おやすみなさい! お大事に!」
「ありがとうございます!」
シャドウさんが嬉しそうに私を抱き上げた。
「さあ、蓮花さんも急いでお休みにならないと」
「ええ、走ってください、シャドウさん!」
「はい!」
シャドウさんが揺らさないように走ってくれた。
私はその腕の中で大笑いした。
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