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28 夜の電話①
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その夜、私は遅い夕食をす食べてからお風呂に入り、寝る準備を万端にしてから寧々ちゃんに電話をかけた。
「寧々ちゃ……」
「どうだった!? 鷹羽くんと話せた?」
寧々ちゃんは勢い込んで尋ねてきた。寧々ちゃんには何も言わなくても、私のすることは分かっているみたい。
「うん。話せた。色々聞いたんだけど、寧々ちゃんには話せることと話せないことがある」
私はなんだか少し緊張しながら言ったんだけど、寧々ちゃんはあっけらかんとして言った。
「なんとなくわかっているいるから良いよ。どうせ夕凪が鷹羽くん脅しているとか、その辺でしょ」
寧々ちゃんはわかっているみたい。言葉に詰まりそうになって、でも、何があったか言えないのに、ここで同意するのもおかしいな、なんて思いながら話題を変えた。
「えっと、それとね。行高との付き合う振りなんだけど……」
「え? もしかして、澪……鷹羽くんともう付き合うことにしたの?」
寧々ちゃんはすごくセンシティブな話を、あっさりと聞いてきた。
もちろん。そういう訳ではないんだけど……鷹羽くんと一緒の帰り道、彼と話したことが思い出されてしまって顔が熱くなる。
「その、もうそ目的は果たしたと思うから、付き合うふりはやめようと思うんだけど」
「そうなの? つまんな……あ、それ行高には話した?」
寧々ちゃんの本音が漏れていて、私は苦笑して言った。
「今、何か言いかけたよね……? まだだよ。そういえば今日私が鷹羽くんと話している時に、何故か一緒に居たの。部活終わりに偶然会って」
寧々ちゃんはふーんと言うと私の言葉に被せるように言った。
「とりあえず、鷹羽くんの問題片付くまでは、行高と付き合っているふりをしておいた方が良いと思う」
「え? どうして?」
「どうしてって。向こうは脅してくるような相手だよ? 澪だって何されるかわからないし、男手はあった方が良いんじゃない?」
「でも……」
付き合う振りをしているってだけで利用しているみたいだし、そもそも行高は完全に無関係なのに。
「夕凪って、あんまり良い噂聞かないよ。他校のガラの悪い男子と仲良くしてるって噂だし、鷹羽くんだけじゃ足りないところを、行高にカバーしてもらったら良いんじゃない?」
「けど、本当に付き合っている訳じゃないのに、悪いよ」
そう、行高だって、私と付き合った振りをしている間に他の可愛い女の子と付き合ったりした方が良いんじゃないだろうか?
それこそ、有意義で有用な時間の使い方だとも言える。
「寧々ちゃ……」
「どうだった!? 鷹羽くんと話せた?」
寧々ちゃんは勢い込んで尋ねてきた。寧々ちゃんには何も言わなくても、私のすることは分かっているみたい。
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私はなんだか少し緊張しながら言ったんだけど、寧々ちゃんはあっけらかんとして言った。
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もちろん。そういう訳ではないんだけど……鷹羽くんと一緒の帰り道、彼と話したことが思い出されてしまって顔が熱くなる。
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「でも……」
付き合う振りをしているってだけで利用しているみたいだし、そもそも行高は完全に無関係なのに。
「夕凪って、あんまり良い噂聞かないよ。他校のガラの悪い男子と仲良くしてるって噂だし、鷹羽くんだけじゃ足りないところを、行高にカバーしてもらったら良いんじゃない?」
「けど、本当に付き合っている訳じゃないのに、悪いよ」
そう、行高だって、私と付き合った振りをしている間に他の可愛い女の子と付き合ったりした方が良いんじゃないだろうか?
それこそ、有意義で有用な時間の使い方だとも言える。
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