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42 決着の朝①
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「おはよう。有馬」
「……おはようっ」
校舎について眠い目を擦りながら、教室に向かっていると、鷹羽くんに後ろから声をかけられて私はビクッと体を震わせた。
「え? 何かあった?」
鷹羽くんは過剰な反応をした私に驚いているようだった。私もそこまでになるなんて、思ってもみなかった。
「なっ……何もないよっ」
うまく喋れなくて、鷹羽くんのことを、好きになっているんだとそう思った。
「そう? ごめん。授業始まる前に、少し話せる?」
鷹羽くんは時計を確認して、私に言った。つられて私も時計を見れば、全然余裕ある時間。私も彼と話したいと思っていたので、渡りに船だった。
「あ……うん!」
「ごめん。告白してから、全然うまくいかなくて……俺のせいなんだけど」
鷹羽くんは一度後者を出ようと指で示したので、私もそれに頷いた。ひと目につかない校舎裏に行くんだと思う。
「鷹羽くんのせい、なんかじゃ……ないよ」
彼が魅力的過ぎるせいで起こった事態だけど、それが鷹羽くんのせいなのかと言うと、そうでもないと思う。
外見が格好良い人だって、皆に羨ましいと思われるだろうけど、そういうこともあるもんね。良いか悪いかは良くわからない。
「……うん。あの……有馬。俺。夕凪に脅されていること、今日、部活の皆に言おうと思うんだ」
廊下でひと目を気にしつつ鷹羽くんがそう言ったので、私は驚いた。彼はそうしたくないからこそ、悩んでいたはずなのに。
「え? けど……」
「うん。今更って感じだと思うけど……俺も、そろそろ精神的に参っている。俺だって頑張っている部活で、一緒に居る皆のことを盾に取られて脅されるって、気分良くないよ。正直。後輩にあれの真偽を含め確認して、先輩にも何があったか、ちゃんと言う。わかってくれると思うし」
鷹羽くんの言いたいことはわかる。彼だって本当はしたいことを彼女のせいで出来なくて、すっごくイライラしたと思うし、嫌だったと思う。
けど、そうしてしまえば、バスケ部全員から夕凪さんは嫌われるだろうし、彼らを通じて、全校生徒に明かされてしまうだろう。
「そっか……あの、それ少しだけ待って貰えるかな。私。少し考えている事があって」
「考えている事?」
鷹羽くんは私を振り返って、不思議そうな表情をした。すっごく格好良いし、優しい人だと思う。たくさんの女生徒が好きになっても、仕方ないくらい。
「うん。それだと、夕凪さん……全校生徒に嫌われることになるから。私と鷹羽くん付き合っても、いろんな人から色々言われるようになって、あまり良くないと思うし……」
私は昨日から考えていたことをそのまま言ったんだけど、鷹羽くんの顔は真っ赤になっていた。
え? ……変なこと言ってないよね?
「私……何か、変なこと言った?」
私は恐る恐る聞いた。そんなにおかしい事言ったつもりなかったから。
「いや、えっと……俺と付き合ったらって言ったから。良いの?」
あ。そうか……私、鷹羽くんにまだ好きになったこと、言っていなかったかもしれない。
「うん。告白されてから鷹羽くんのこと、すごく気になってしまって……けど、あれから鷹羽くん大変な立場になってるって知って、部活の皆のために我慢しているとこも……好き」
そうなんだ。私は私の事が好きなら、それだけで良いって人ではなくて、鷹羽くんみたいな人が好き。それって、好みの問題で、私はそう言う人が好きだってだけで……。
「嬉しい……俺も有馬のこと、好きだから」
私たちが見つめ合ったところで、キンキン高い声が聞こえた。
「ちょっと! 鷹羽くん! こっちに来てよ!」
「……おはようっ」
校舎について眠い目を擦りながら、教室に向かっていると、鷹羽くんに後ろから声をかけられて私はビクッと体を震わせた。
「え? 何かあった?」
鷹羽くんは過剰な反応をした私に驚いているようだった。私もそこまでになるなんて、思ってもみなかった。
「なっ……何もないよっ」
うまく喋れなくて、鷹羽くんのことを、好きになっているんだとそう思った。
「そう? ごめん。授業始まる前に、少し話せる?」
鷹羽くんは時計を確認して、私に言った。つられて私も時計を見れば、全然余裕ある時間。私も彼と話したいと思っていたので、渡りに船だった。
「あ……うん!」
「ごめん。告白してから、全然うまくいかなくて……俺のせいなんだけど」
鷹羽くんは一度後者を出ようと指で示したので、私もそれに頷いた。ひと目につかない校舎裏に行くんだと思う。
「鷹羽くんのせい、なんかじゃ……ないよ」
彼が魅力的過ぎるせいで起こった事態だけど、それが鷹羽くんのせいなのかと言うと、そうでもないと思う。
外見が格好良い人だって、皆に羨ましいと思われるだろうけど、そういうこともあるもんね。良いか悪いかは良くわからない。
「……うん。あの……有馬。俺。夕凪に脅されていること、今日、部活の皆に言おうと思うんだ」
廊下でひと目を気にしつつ鷹羽くんがそう言ったので、私は驚いた。彼はそうしたくないからこそ、悩んでいたはずなのに。
「え? けど……」
「うん。今更って感じだと思うけど……俺も、そろそろ精神的に参っている。俺だって頑張っている部活で、一緒に居る皆のことを盾に取られて脅されるって、気分良くないよ。正直。後輩にあれの真偽を含め確認して、先輩にも何があったか、ちゃんと言う。わかってくれると思うし」
鷹羽くんの言いたいことはわかる。彼だって本当はしたいことを彼女のせいで出来なくて、すっごくイライラしたと思うし、嫌だったと思う。
けど、そうしてしまえば、バスケ部全員から夕凪さんは嫌われるだろうし、彼らを通じて、全校生徒に明かされてしまうだろう。
「そっか……あの、それ少しだけ待って貰えるかな。私。少し考えている事があって」
「考えている事?」
鷹羽くんは私を振り返って、不思議そうな表情をした。すっごく格好良いし、優しい人だと思う。たくさんの女生徒が好きになっても、仕方ないくらい。
「うん。それだと、夕凪さん……全校生徒に嫌われることになるから。私と鷹羽くん付き合っても、いろんな人から色々言われるようになって、あまり良くないと思うし……」
私は昨日から考えていたことをそのまま言ったんだけど、鷹羽くんの顔は真っ赤になっていた。
え? ……変なこと言ってないよね?
「私……何か、変なこと言った?」
私は恐る恐る聞いた。そんなにおかしい事言ったつもりなかったから。
「いや、えっと……俺と付き合ったらって言ったから。良いの?」
あ。そうか……私、鷹羽くんにまだ好きになったこと、言っていなかったかもしれない。
「うん。告白されてから鷹羽くんのこと、すごく気になってしまって……けど、あれから鷹羽くん大変な立場になってるって知って、部活の皆のために我慢しているとこも……好き」
そうなんだ。私は私の事が好きなら、それだけで良いって人ではなくて、鷹羽くんみたいな人が好き。それって、好みの問題で、私はそう言う人が好きだってだけで……。
「嬉しい……俺も有馬のこと、好きだから」
私たちが見つめ合ったところで、キンキン高い声が聞こえた。
「ちょっと! 鷹羽くん! こっちに来てよ!」
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