純粋な初恋(シリーズあり)

橋本衣

文字の大きさ
122 / 247

義母との対面、、、、あるし日の母の面影、、、、

しおりを挟む
「あの、荷物俺持ちますよ」

「ありがとう、朔羅さくら君。でもからぐらいなら平気だから」

拝啓、天国のママ、パパ、咲夜さきや兄さん、雅陽みやび姉さん夫婦、雅之まさゆき兄さん夫婦、お元気ですか?俺は元気ではありますが、絶賛ピンチです。

休日で朝からの仕事も終えてフユさんは出版社で打ち合わせがあり、夏人なつとさん休日出勤、日和ひよりさんは高校時代の同級生さん達と遊びに行った。で、家にゆっくりして居たら、まさかのまさかの、、、、

「こうやって義理の息子と出掛けるの夢だったんだ、僕」

「!、俺もです。お義母さんと出掛けるのって楽しみでしたし」

「ふふっ、でも一応僕姑だよ、何か嫌な事言うかもだよ」

「あの4人を育てた人ですよ、、それに冬人ふゆとさんが言ってましたけど「悪口は言えない人」なんですよね」

「ぅ、、、、言い慣れてないって言って欲しいなぁ笑」

義母でありフユさんの実母・村瀬四季むらせしきさんが家まで来て現在服屋さんで服を買って店を出て来た所である。だから俺は緊張をしながらも話を続ける。

「そうだ、冬人なんか嫌な事とかしてない??、あの子変な所で空回っちゃうから」

「ぁー、たまにありますね。でも嫌って思った事はないですよ。俺の為にしてるってのが分かるから」

「そっか、良かった。じゃ次は靴を買いに行こう~」

「はい、お義母さん」

そう言いながらタクシーに乗って俺達は次のお店に向かう。姑とか義母って世間的なイメージだと嫌味な感じなんだけど俺は全然そう感じない。寧ろ俺の両親を知っているからこそか、子供扱いされている気がする。

着いた靴屋では、、、、

「朔羅君はやっぱり、こっちかなぁ。ぁ、でもこのスニーカーも似合いそう」

「あの、さっきも違う靴買って貰いましたし、こんなにも、」

「良いの良いの。高校生の子供を碌に育てれてなかったからさ、こうやってまさか義理の息子で現役高校生に貢げるなんて機会中々ないから」

「凄い迫力、執念が凄い、凄過ぎるから断りきれない」

「断らないで、今日は春人はるとさんからお金沢山貰ったから」

「、、、、やっぱりこの人も村瀬の人間なのかぁ(そりゃあそうだ、あのフユさんを育てた人だもん)」

俺はニコニコしながら俺を見つめるお義母さんの圧に耐えれずに買って貰ってしまった。でも、こう言う母親に逆らえない所は実の母親、って感じなのかな。
それに少しだけママの面影を思い出してしまった。

「パクッ、、、んっ、美味っ、、この春巻きとっても美味しいです」

「良かったぁ、僕も昔春人さんに連れて来て貰って、子供達も連れて来てたなぁ」

「へぇ、、、なんかこう言うザ高級中華屋って来た事ないから、緊張します」

「僕だってそんなに来慣れてないからね笑、、ぁフカヒレ食べる?」

「いやいや、高ッ、(いや、この人なら普通に安いって感じるのか)、、よろしくお願いします」

「そうそう、そうしてくれた方が僕は嬉しいから」

俺が美味しくご飯を食べているとそれを嬉しそうに見てくるお義母さんの表情は、ママ、母が俺に向けて居た顔に似て居た。
お義母さんを通してママの面影を思い浮かべてしまう俺が居る。

「ハァ、ほんと僕さ中学時代結構寂しかったんだよねぇ」

「え?そうだったんですか?」

「うん、ほら昔はΩの数は少なかったから、同級生にΩが1人とか2人しか居ないのに同じクラスじゃなかったから、周りに馴染めなくてさ」

「ぁー、そう言えば聞いた事がある。今はそれなりにΩの数が固まってクラスに集まったりしますものね」

「そうなの!それに男のΩって言ったらもっと少ないからさ、産婦人科で僕と同じ男のΩが居た時は泣いたね」

「俺は小さい頃から同じ男性でΩが周りに居たけど、昔ってそう言うのがあるんだったんだ、って少し驚きです」

そう言えば咲夜兄さんの時代も多い方ではなかった~、とか同年代で居ても同級生だと少ないって言ってたなぁ~、と思い出しながら俺はシュウマイを食べる。

「そうなの、、昔なんてΩは子供を産むのが仕事なんて言われてたから、俺それがとっても嫌だったなぁ」

「今そんな事言ったら炎上不可避ですよ。Ωだからとかαだからとか今更関係ないし、、Ωだから好きになった、とか言われるとはっ倒したくなる」

「朔羅君って意外と武闘派だよね。僕ビックリししちゃう」

「良く言われます。、、、、なんかお義母さんの前だと緊張よりも完全に素が出ちゃいます」

「そうしてくれると嬉しいよ笑、僕今後たった1人のお嫁さんは大事にしたいからね」

「決定事項にするのは可哀想な気g (いや、待てよ現在俺の事が好きだから、次の恋に行くのも、、、、なんも言えん)」

俺は心の中でそう思いながら、エビチリを口の中に詰め込む。























「あの次、スーパー行っても良いですか?、、猫達にオヤツ飼いたくて」

「良いよ~、僕に付き合ってくれたし、僕の家に居る猫と犬のオヤツも買おうかな~」

ご飯を食べ終わってから俺とお義母さんは近くのスーパーに向かった。お互いに荷物を持ちながら最初に会ってからよりも少し仲良くな!たと思える。

中に入ってからオヤツ見ながら、家に居るみたらし達に会うのが楽しみになってくる。

「ササミ、にぼし、、、そしてチュール、うーんどれが良いかなぁ。お義母さん、は、、」

「ジャーキーあの子達好きなんだよね、沢山買っちゃう」

「流石、凄い。お義母さんが居るから全部買っても良いんじゃないかと思えちゃいますよ」

「全部買ったら良いんだよ、美味しい物食べさせてあげたいでしょ、朔羅君」

「、、、、お義母さんのそう言う所俺尊敬出来ます、マジで」

何て会話をしながら、こう言う所がフユさんのあぁ言う性格を作り上げたんだろうな、と思う。寧ろこう言うお金を沢山使う所はこの人譲りなんだと理解しちゃった。

オヤツを買い終わって次に行く所はと言うとまさかの、、、、

「かき氷屋さん、俺殆ど初めてだけど、楽しみです」

「僕も初めてだから同じだよ笑、此処有名なお店らしいから、朔羅君と来てみたくてさ」

「そう言って貰えると嬉しいです。俺はやっぱり、苺練乳にアイスが乗ってるのにしようかな」

「絶対美味しいの確定してるのだよ、それ。なら僕は宇治金時にアイスを乗せたかき氷にしようかな」

お互いにそう言いながら注文をしてから届いて食べていると、お義母さんが微笑みながら俺の事を見て居た。俺はキョトンとしながらスプーンを口に入れながらお義母さんの方を見る。

「ん?なんですか?」

「いや、、、、朔羅君が本当に衣羽羅いばらさんそっくりだなぁ、って思ってさ」

「ぇ、、そうですかね」

俺はお義母さんの言葉に少しビックリした。だって両親の事を知っている人達からは初見では必ず、父親、パパ似と言われる。と言っても良く見ればママ似とも言われるけど、、
でも、こうやって言われるのは滅多にないから動揺が隠せなかった。

「うん、笑顔とか仕草とか本当に似てる。懐かしいと思える」

「、、、、あの、入院して居た時の母、ってどんな感じでしたか?」

「誰に対しても優しくて、僕にだって同い年の子供が居る同士で色々話したりしてて、まさかその息子と朔羅君が結婚する、何て夢にも思わなかったよ」
「それに、、僕は衣羽羅さんの様な人になりたいって思えたぐらい素敵な人だった。子供達の事を本当に想ってて、特に朔羅君の事を話してる衣羽羅さんは楽しそうだったのは特に覚えてる」

「、、そう言って貰えると嬉しいです。お義母さんからママの面影を思い浮かべてて、、、あのその、俺が出来なかった両親の親孝行、お義母さんとお義父さんでしても良いですか?」

「勿論!朔羅君はもうとっくに僕と春人さんの自慢の息子だよ!寧ろ、僕の息子になってくれてありがとう!」

「、、、、はい、!ポロポロッ(泣)」

俺は思わず店内で泣いてしまった。あの日言ってしまった事は取り返しのつかない事、だけどそれを直接謝る事何て出来ない。なら、もう1人の母と父に沢山の想いを伝えていこう。

「ぁ、でも目元とかは優朔ゆうさくさんに似てるって春人さんと話したりしたなぁ」

「それ良く言われます。髪色とか目の色は母譲りなんですけどね。冬人さんはお義父さん似ですよね」

「そうなんだよ。夏人が僕似で昔は本当は特に似てたなぁ、、、朔羅君と冬人の子はどっち似なんだろうね」

「ングッ ///////// どっち似にても嬉しいかもですかね、、俺は」

「そうだね、、僕達もとっても楽しみだよ」

俺達はそんな会話をしながらかき氷を食べる。この人が母、ママに似てるな、って思えた1番の要因はこう言う明るくて優しくて、それで居て優しく包み込む様な所なんだと思う。
























































しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

優等生αは不良Ωに恋をする

雪兎
BL
学年トップの優等生α・如月理央は、真面目で冷静、誰からも一目置かれる完璧な存在。 そんな彼が、ある日ふとしたきっかけで出会ったのは、喧嘩っ早くて素行不良、クラスでも浮いた存在のΩ・真柴隼人だった。 「うっせーよ。俺に構うな」 冷たくあしらわれても、理央の心はなぜか揺れ続ける。 自分とは正反対の不良Ω——その目の奥に潜む孤独と痛みに、気づいてしまったから。 番なんて信じない。誰かに縛られるつもりもない。 それでも、君が苦しんでいるなら、助けたいと思った。 王道オメガバース×すれ違い×甘酸っぱさ全開! 優等生αと不良Ωが織りなす、じれじれピュアな恋物語。

逃げた先に、運命

夢鴉
BL
周囲の過度な期待に耐えられなくなったアルファーー暁月凛(あかつき りん)は、知らない電車に乗り込み、逃避行を計った。 見知らぬ風景。 見知らぬ土地。 見知らぬ海で出会ったのは、宵月蜜希(よいつき みつき)――番持ちの、オメガだった。 「あははは、暁月くんは面白いなぁ」 「ありがとうね、暁月くん」 「生意気だなぁ」 オメガとは思えないほど真っすぐ立つ蜜希。 大人としての余裕を持つ彼に、凛は自分がアルファであることを忘れるほど、穏やかな気持ちで日々を過ごしていく。 しかし、蜜希の初めての発情期を見た凛は、全身を駆け巡る欲に自分がアルファであることを思い出す。 蜜希と自分が”運命の番”だと知った凛は、恋を自覚した瞬間失恋していたことを知る。 「あの人の番は、どんな人なんだろう」 愛された蜜希は、きっと甘くて可愛らしい。 凛は蜜希への秘めた想いを抱えながら、蜜希を支えることを決意する。 しかし、蜜希の番が訳ありだと知った凛は、怒り、震え――同時に、自分がアルファである事を現実は無情にも突き付けて来る。 「凛さん。遊びは終わりです。帰りますよ」 強引に蜜希と引き剥がされる凛。 その凛の姿と、彼の想いを聞いていた蜜希の心は揺れ――。 オメガバースの世界で生きる、運命の二人の逃避行。 ※お気に入り10突破、ありがとうございます!すごく励みになります…!!

たしかなこと

大波小波
BL
 白洲 沙穂(しらす さほ)は、カフェでアルバイトをする平凡なオメガだ。  ある日カフェに現れたアルファ男性・源 真輝(みなもと まさき)が体調不良を訴えた。  彼を介抱し見送った沙穂だったが、再び現れた真輝が大富豪だと知る。  そんな彼が言うことには。 「すでに私たちは、恋人同士なのだから」  僕なんかすぐに飽きるよね、と考えていた沙穂だったが、やがて二人は深い愛情で結ばれてゆく……。

恵方巻を食べてオメガになるはずが、氷の騎士団長様に胃袋を掴まれ溺愛されています

水凪しおん
BL
「俺はベータだ。けれど、クラウス様の隣に立ちたい」 王城の厨房で働く地味な料理人ルエンは、近衛騎士団長のクラウスに叶わぬ恋をしていた。身分も属性も違う自分には、彼との未来などない。そう諦めかけていたある日、ルエンは「伝説の恵方巻を食べればオメガになれる」という噂を耳にする。 一縷の望みをかけ、ルエンは危険な食材探しの旅へ! しかし、なぜかその旅先にはいつもクラウスの姿があって……? 勘違いから始まる、ベータ料理人×氷の騎士団長の胃袋攻略ラブファンタジー!

運命の番ってそんなに溺愛するもんなのぉーーー

白井由紀
BL
【BL作品】(20時30分毎日投稿) 金持ち‪社長・溺愛&執着 α‬ × 貧乏・平凡&不細工だと思い込んでいる、美形Ω 幼い頃から運命の番に憧れてきたΩのゆき。自覚はしていないが小柄で美形。 ある日、ゆきは夜の街を歩いていたら、ヤンキーに絡まれてしまう。だが、偶然通りかかった運命の番、怜央が助ける。 発情期中の怜央の優しさと溺愛で恋に落ちてしまうが、自己肯定感の低いゆきには、例え、運命の番でも身分差が大きすぎると離れてしまう 離れたあと、ゆきも怜央もお互いを思う気持ちは止められない……。 すれ違っていく2人は結ばれることができるのか…… 思い込みが激しいΩとΩを自分に依存させたいα‬の溺愛、身分差ストーリー ★ハッピーエンド作品です ※この作品は、BL作品です。苦手な方はそっと回れ右してください🙏 ※これは創作物です、都合がいいように解釈させていただくことがありますのでご了承くださいm(_ _)m ※フィクション作品です ※誤字脱字は見つけ次第訂正しますが、脳内変換、受け流してくれると幸いです

ただ愛されたいと願う

藤雪たすく
BL
自分の居場所を求めながら、劣等感に苛まれているオメガの清末 海里。 やっと側にいたいと思える人を見つけたけれど、その人は……

奇跡に祝福を

善奈美
BL
 家族に爪弾きにされていた僕。高等部三学年に進級してすぐ、四神の一つ、西條家の後継者である彼が記憶喪失になった。運命であると僕は知っていたけど、ずっと避けていた。でも、記憶がなくなったことで僕は彼と過ごすことになった。でも、記憶が戻ったら終わり、そんな関係だった。 ※不定期更新になります。

副会長の青春は、恋とポンコツで出来ている。

さんから
BL
この高校の生徒会副会長を務める僕・東山 優真は、普段の仕事ぶりから次期生徒会長の最有力候補と言われている。……んだけど、実際は詰めの甘さやうっかりミスを根性論でカバーしてきたポンコツだ。 こんなに頑張れているのは、密かに思いを寄せている安西生徒会長のため。 ある日、なんの奇跡か会長に告白され晴れて恋人同士となった僕は、大好きな人に幻滅されないためにポンコツを隠し通すと決めたけど……!?(内容は他サイト版と同じですが、こちらの方がちょっと読みやすいはずです)

処理中です...