純粋な初恋(シリーズあり)

橋本衣

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なんか、身内の恋愛事情は出来るだけ聞きたくないかな

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「んで、何?兄1、姉、兄2、叔父2」

「「「「さく、機嫌が悪い???」」」」

「こちとら睡眠不足じゃ」

休日にいつになく機嫌の悪かった羅人あみひとを見ていた為、碌に眠れないままの呼び出しにはある程度怒りを覚える。
それが兄達なのであれば尚更、扱いは粗くなるものだ。

「それで、兄さん達は何の用で?良晴よしはる叔父さんまで」

琴世ことせ叔父さんはそろそろ出産予定日なので今は安静にしてます。
俺の質問に、咲夜さきや兄さんが口を開く。

「いや、その、、、、朔が恋愛相談所を開いたって聞いて」

「、、、、、、、、何処の誰だ???、そんな事言った奴」

「、、、、いと正久まさひさに言っていたのを正久から聞いた」

「後で糸を絞めとくか」

良晴おじさんからの追加情報に俺はそう静かに決意をした。

「正久にするんじゃなくて糸にするのが流石朔って感じよね」

「姉さん、、、、まぁ、正久には優しいから」

「んで、相談内容って???」

「俺は、、、、、、、、アイツらが下の双子に構ってて、俺に、、、、構ってくれないのが、、、、嫌、と言うか」

「ほぉほぉ、嫉妬と言う事ね」

「違っ、、いや、違うくはないか」

「うわぁ、兄さんが認めた。初めて見た笑」

雅陽みやび姉さん、笑わないの。思い詰めているんだから」

まさか、兄さんも俺と同じような悩みを持っていたとは、少し親近感を覚える。
まぁ、兄さんもツンデレだけどある程度は甘えたいタイプだからなぁ。
それに素早く揶揄う姉さんは相変わらずだな、本当に。

「双子達をおじいちゃん達とかに預けて3人でデートしたら?俺もそうなった時フユさんとデートしたし」

「えぇ、今更デートとか小っ恥ずかしいし/////」

「そんな事言ってたら、何も出来ないままでしょ、兄さんは」

「うぅ、、、、今日の朔は強引だぁ」

「まぁそれが朔なんだよ、咲夜君」

「あっと、それはどう言う事かな、良晴叔父さん」

強引がナンボのもんじゃ。こちとら、寝不足なんじゃよ。
多少の強引さは許せ、と思いながらジュースを飲む。

「、、、、分かった。一応、一応な、提案してみる」

「そうして。はい、次」

「じゃあ私ね~、、、、実は、麻央まおにもう少し優しくした方が良いかなって思っててさ」

「「「「、、、、、、、、雅陽/雅陽ちゃん/雅陽姉さん、風邪引いた???」」」」

「お前ら揃いも揃ってどう言う意味よ」

姉さんの言葉に俺達は目を合わせてから言う。
まさか姉さんがこんな事を言うなんて想像も付かなかったからだ。
意外過ぎて部屋の温度が低くなった気がする。

「いやいや、なんで急にそんな事思うのさ」

「いや、その私自分でも自覚はしているけど結構態度悪いところあると」

「「「「ちゃんとしてたのね」」」」

「お前らさっきから何なのさ」

「続けて」

「アイツは無駄に優しいし、無理するし本当は私のこう言う性格嫌いなんじゃないかな、って思う事があるんだよ。それで傷つけているなら尚更、、、、」

「「「「、、、、」」」」

深刻そうな顔で言う姉さんに俺達は何も言えなかった。
まさか、姉さんがここまで考え詰めていたとは、、、、そう言えばフユさんもこんな事考えてたなぁぁ、、、、懐かしいな。

「、、、、麻央君が今更姉さんの性格を許容出来ない程心が狭いとでも?それに、麻央君は姉さんの性格込みで好きになったんだよ」

「そうでも」

「確かに、麻央言ってたよ。「雅陽さんはちょっと態度が悪いところがあるけど、本当に優しいし、、、、俺はそんな雅陽さんの番になれて幸せだ」って言ってたよ」

雅之まさゆき、、、、」

「雅陽は変に心配する所があるが、お前の性格を好きだって言う奴は居るし、、お前なら大丈夫だ」

「兄さん」

「側から見たら、2人ともイチャイチャしてるしラブラブだと思うけどな」

「だよね、良晴叔父さん」

「、、、、、、、、ハァァ、本当、私の兄、弟、叔父最高。ありがとう、、ちょっと不安がなくなった」

「それは良かった。よし、次だ、次」

「「「「朔、本当にブレないね」」」」

「ブレるとでも???」

と、いつも通りの空気感に戻ったので良かった、良かった、と思う。
変な空気は気まずいし、俺達には不必要なものだしな。

「次は俺かな。その、玲子れいこに浮気を疑われておりまして」

「「「「、、、、信じてたのに」」」」

「何で兄さん達も疑うスタンスなのさ!!!!!!」

「いや、あの玲子さんが疑うならって」

「玲子ちゃんが疑ってたらな」

「あの玲子が疑うんだったら」

「以下同文」

「俺への信頼は!!?」

と、ここまでがいつものイジリで。
次からは本題に入る。

「玲子の誕生日プレゼントを選ぶ為にってたまたま会社の後輩に相談したら一緒に買いに行こうってなったんだ」

「そのまま交際に発展?」

「違うから、!、その後輩には恋人も居るし。ただ、たまたま一緒に居る所を見られて、、、、それで」

「玲子さんがこう言う系に誤解するタイプだったとは意外かも」

「確かに。雅之はどうしたいんだ?」

「そりゃあ、誤解を解きたいに決まっているでしょ、兄さん」

「雅之君はモテるから余計に心配、とかあるんじゃない?」

「確かにね。だったら、、、、抱きしめたら?」

「「「「抱きしめる??」」」」

「うん、兄さんの場合はいつも愛を伝えているでしょ?なら、いつも通りに過ごしてから抱きしめたり帰ってから抱きしめたりしたら?そして玲子さんの好きなスイーツとか物買いな」

「それ浮気したのを隠す行為みたいに見えるんだけど」

「大丈夫でしょ、露骨な程にしてないんだなって分かるから兄さんは」

「、、、、朔、今のは褒めてる?貶してる???」

「今はそれじゃないでしょ」

「朔って本当に相談に乗るの上手いよなぁ」

「ねぇ~。アレで恋愛相談所って呼ばれるの嫌がるとか意味分かんない」

「咲夜君とか雅陽ちゃんのせいもあるからね、嫌がるの」

「そこ3人聞こえてる」

俺だって好きで相談に乗ってるんじゃないっての。まぁ兄さん達の相談だからってのも、あるけどね。

「、、、、分かった。そうしてみる、朔、ありがとう」

「良いよ、全然。はい、次良晴叔父さん」

「朔、もう飽きてるね?」

「と言うより、めんどくさいが勝ってる」

「じゃあ、すぐに終わらせる。その、、、、娘に恋人が出来たみたいなんだよ」

「ズルッ、、そ、そっち?」

まさかの従妹の話で俺は思わずガクッとなる。
そういや、良晴叔父さんって夫婦仲での悩みとかないタイプの人だった。

「俺にとったら深刻な話だ。まだ6歳なのに、」

「まぁ早いとは思うけど、良いんじゃない?そのまま続いたら純情、別れる可能性だってあるし」

「続かせようなんて思ってる訳ないだろ、」

「うわっ、、、、あの目父さんそっくり」

「ぁー、私が彼氏出来た時にやってた笑」

「姉さん笑い事じゃない。アレ大変だったんだから」

「そんな事言ってたら反抗期の時に後悔するよ」

「そんなの分かってるんだよぉ。ハァァ、、、、正久にも結婚して欲しくない」

「本当に息子と娘への愛が大きいんだけど」

「失礼な、妻への愛だって大きいんだから!」

「「「「んな事言ってるんじゃないんだよ」」」」

「もう、相談、終わりじゃ」

良晴叔父さんって多分おじいちゃんの家族愛の強さを引き継いだな。
それを嫌がらないまー君が凄いと今心の中で感心する。それにしても、、、、俺相談する事が仕事みたいになってきてないか?
と、ちょっと疲れてしまう。





































「マスタ~、清正きよまささーん。俺疲れた~」

「どうしたの?朔君」

「珍しいな、朔が疲れるなんて」

あの後、マスターが居る喫茶店に行って俺はマスターと大先輩である清正さんに甘えるように話しかける。
久しぶりだからケーキを頼んでね。

「至る所で恋愛相談所って言う噂が広まって本当に疲れたんだよ~」

「恋愛相談所、、、、あぁ、俺も聞いたな。嫌なのか?」

「清正さんの所まで噂届いてるのかよ。嫌って言うか、人の悩みとかを聞くのだけでも大変なのに、なんでよりにもよって俺自身がちゃんとしているかも分からない恋愛相談なのか、と」

「確かにそれ分かるかも。お客さんの中にはそう言う相談してくる人居るから、対応に困る時ってあるよね」

「ですよね~!!」

「相談されるって事は相談しやすいって事なんじゃないか?」

「それはそれで嬉しいんですけどね~。でも、、、、うーん、て感じです」

「朔君は頼りにされるのは嬉しいけど、自分で解決して欲しい、とも思ってる感じ?」

「ぁー、そう言う感じです。俺に一々相談とかしなくても自分で解決出来るぐらいの力量はあるとは思ってますし」

俺はそう言いながらココアを飲む。
頼られるのは正直嬉しいけど、頼られ過ぎるのも違うと思うんだよな。

「朔みたいなタイプは誰からも信用されて頼られる感じだな。困ったら俺に言うんだ、いつでも相談に乗る」

「ありがとうございます、清正さん。2人に聞いて貰って結構、安心しました」

「それなら良かった。いつでも色々聞くからね」

「マスターにそう言われると甘えたくなるぅ~」

「声が優しいから、余計にだな」

今日は2人の所に来て良かった、と俺は自分にグッジョブをする。















拝啓、天国のママ、パパ。

意外と、意外とだけど恋愛相談も悪くないかな、って思える。

「ねぇ、フユさん、フユさんが恋愛相談とかされたらどう思う?」

「まぁ適切な答えは出せないと思うが、、、、そもそも俺に相談する人間が居ると思うか?」

「、、、、居なかったや」

「そうだろうな。次は朔羅が相談するんじゃないか?」

「俺が~?えー、想像出来ない」

まっ、相談されるのは暫く良いかなぁ~。されるのは結構疲れるし。
それに俺が相談とか本当に想像出来ないや。まっ、いつかするかもしれないけど。いつかね。
それはそれとして、

「そろそろバックハグ辞めてもろて」

「癒されているんだ、良いだろう」

「暑苦しい」

「今の季節なら丁度良いだろ?」

「恥ずかしい」

「嬉しいくせに」

「この減らず口が」

「どの口が言う」













































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