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気持ち悪いって思うしマジで無理過ぎるんだけど
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「、、、、気持ち悪っ」
おっと、思わず本音が。
いや、だって、、、、今日投函されてた手紙に入ってた写真に、
「白い液体は、ダメだよ。触りたくねーよ、、、、触っちゃったよ」
全身寒気と鳥肌がするが、何とか平常心を保つ。保たなければ死ぬ。
「朝から嫌なもの見た」
俺は透明な袋のジッパーを開けて中身を入れて、閉じる。そして手をお尻拭きで念入りに除菌してゴミ袋に入れる。
そしてそのまま、学校に向かうのであった。本当は持って行きたくないけどね!!
「おはよ~」
「はよー、朔~、ハロウィンでなんか仮装しない?」
「え~、玲央、そうは言っても何処で??」
「街中で??」
「危機感がなーのかただのアホのどっちだ」
「まぁでも仮装したらメイクもするしバレないよね」
「糸も短絡的な考えだなぁ笑」
2人と話していると、嫌な気分が吹っ飛ぶ。なんか、やっぱり幼馴染だからなのかな。
そう考えながらリュックを机に置いて席に座る。
「良いじゃん、ハロウィンの仮装、楽しそうじゃん」
「千尋、そうは言っても俺達アイドルだし。君達も芸能人な訳」
「「「「「「「メイクすればバレない」」」」」」」
「みんなのその、メイクへの熱い信頼は何なんだよ」
全員の揃った声に思わず言ってしまった。いや、マジで。
此処で断ったら俺が悪役になりそうなんだけど、本当に。
「ハァ、分かったよ。やろっか、仮装」
「ヤッタ~、朔好き~」
「ちゃんと仮装する服は用意するんだよ」
「そこは事務所の衣装借りる」
「純、お前、、、、此処ぞとばかりに、事務所を使うなよ」
「だって、ほら事務所沢山衣装あるし」
「確かに、そうかもね。沢山衣装あるし、基本タレントは自由に使えるから」
「そこら辺は太っ腹だよな。基本タレントには甘いと言うか」
「まぁ、、、、俺が居るから」
「「「「「「「凄い説得力」」」」」」」
と、まぁそんな会話をする。それだけで結構楽しい。
その時間だけはストーカーの事を忘れられる。にしてもハロウィンかぁ。楽しみだな、本当。
すると、俺はある事に気づいて顔を上げる。
「修とか五十鈴は恥ずかしがりそうなのに」
「恥ずかしいに決まってるじゃん。でも、楽しいのは確定してるから」
「修が楽しそうにしているのを見たら、俺もつい」
「そう言う感じね。つか、司さっき先生探してたけど」
「え゛、マジ?」
「何?お前、何かしたの??ちょっと辞めろよな」
「何もしてねーって!千尋!多分、、、、ぁ、プリント出すの忘れてた」
「やってんじゃんか。その点俺は何もしてないし!」
「純は委員長に呼ばれてたけどね」
「、、、、終わったじゃん、俺」
「何かやった顔してんな、あの顔」
「いや、玲央アレは何かされた顔だよ。僕分かる」
「そう言えば、聞いた?柊月、今母性が出過ぎて、三都弥を甘やかしてるのが悩みって」
「修は何でそんな事知ってるの。そして、何その贅沢な悩み」
「三都弥も三都弥でそれが幸せだから、って連絡来た」
「あー、俺も来た。幸せそうな写真送られてきた俺の気持ちと千尋と築き上げると誓ったよな、俺」
「恥ずかしい事を言うなよ、司」
「待って、、、、俺そんな写真送られて来てない」
「純、また何かしたんだろ?三都弥に。純は無意識に人をイラつかせるの上手いし」
「玲央さん!酷いんですが!!?!?」
「まぁ、否定は出来ないでしょ。純は、ねぇ朔~」ギュッ
「糸は甘えるついでに俺に同意を求めるな」
それが嫌じゃないけど、嫌なそぶりをしてしまう。
それにしても、本当に落ち着くなぁ。うん、、、、本当に。
んな事を考えていたらチャイムが鳴り、俺は授業の準備を始め、他のみんなは席に着く。
・
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・
・
「重っ、マジ重いんだけど」
放課後、俺は重い重い段ボールを運んでいる。
唯一暇だったから先生に頼まれたんだよな。
「理科準備室、遠くね?、マジ遠くね?」
2つ重ねて運んでいるから若干前が見えないまま、ふらつきながら歩く。
階段を上がりならため息をついて最後の段に足を置いた瞬間、
ツルッ
「ぁ、ヤバっ」
その瞬間俺は死を覚悟して目を閉じると、痛みを感じず誰かに支えられる感覚になる。
ビビりながら目を開け、横に視線を向けると、そこには、
「大丈夫ですか?橋本さん」
「河本先生、はい、大丈夫です。ありがとうございます」
国語の非常勤教師である河本先生だった。今年の9月から産休に入った先生の代わりにね。先生は優しい雰囲気で眼鏡をかけている。
俺はバランスを取り戻して、階段を登り終える。
「その段ボール、運びましょうか?」
「え、じゃあ1個持って貰っても良いですか?」
「はい、簡単ですよ」
先生に段ボールを1つ運んで貰ったおかげで、少し楽チンになった。
理科準備室の棚の上に段ボールを置く為に、椅子の上に立って、震えながらも置く。
「よし、これでオッケー、先生ありがとうございます」
「いえいえ、これぐらいどうって事ないですよ。生徒の為なら」
「先生って本当に優しいよね~、このまま先生として着任して欲しい」
「それでも橋本さん来年で卒業でしょ」
「、、、、先生、出席日数って知ってる???」
「聞かなかった事にします、今回は」
「そうして下さい。じゃ、俺行きますね。さようなら」
「はい、さようなら」
先生と離れて俺は買い物をしてから家に帰宅する。
そして、郵便受けの物を取りエレベーターに乗りながら確認をする。
「!、嘘っ」
まさかの2つ目の手紙に俺は思わず動揺してその場に立ち尽くす。
「ハァ、まぁいつも通りの隠し撮り写真だろうけど」
そう思いながら家に入り、速攻で自室に向かい、手紙の中身を確認する。
「、、、、!、何、これ」
中身を見て俺は、体が固まるし、顔面蒼白してしまう。写真が入ってはいた。
だけど、、
「気持ち、悪っ、、、、ウエッ」
吐き気を催すぐらいの写真だった。コラ画像なのは分かるが、裸の男に俺の顔を付けて、口にはしたくもない事をされてる写真が10枚以上入っている。
「、、、、ヤバい、マジで気持ち悪い、」
俺は気持ち悪いと思いながら震える手で手紙の内容に目を通す。
[朔羅君、僕以外の男に笑顔を振り向くなんて御法度だよ、御法度。僕の元に来たら子供と一緒に躾けてあげるからね♡
今日の写真はどうかな?♡僕の自信作なんだよぉ♡気に入ってくれると嬉しいな♡♡♡
それにしてもあんな大きい段ボール2つも持てるなんて凄いね、僕の朔羅君は♡
でも困った時は僕に言うんだよ♡
愛しているよ♡ずっと♡]
「気持ち、悪っ、、、、!!!!!!」
そう叫んで持っていた手紙を離す。
想像以上のキモさ。それに今回のは特に、マジキモいんだけど。
、、、、ん?待って、何で俺が段ボール2つ持ってた事知ってんだ???
「これ知ってるの河本先生以外知らない、はず、、、、」
俺はとある人物が頭に思い浮かぶが、
「いやいやいやいやいやいや、違う違う違う違う。んな訳ないないないないないないない」
そう言い聞かせて、深呼吸をして落ち着く。
「とりあえず、変に疑ったりはしない。疑うのは失礼」
俺は気分を変える為に、羅人な所に行く。
ガチャッ
「ぁう」
「ぁ、起こしちゃった?ごめん、フユさん」
「いや、少し前から起きていたから大丈夫だ。それとお帰り」
「ただいま。羅人もただいま」
「ぁー」
フユさんの隣に座り、俺に向かって手を向ける羅人に癒されながら頭を撫でる。
「、、、、朔羅」
「ん?何?」
「元気がないみたいだが、大丈夫か?」
「!、だ、大丈夫に決まってんじゃん、フユさん。ちょっと、寝不足なだけ」
まさかなフユさんの勘の良さに思わず、ドキリとするが、誤魔化す。
って、いずれは言うつもりなのに何で誤魔化す、俺!言わないで後悔しただろ、前!
そして案の定、
「嘘だな。、その顔をしている朔羅は嘘をついている」
「ウグッ、、、、」
「、、、、俺に言えない事か?」
「いや、その、、、、、、、、、、、、じ、実は」
フユさんの真剣な表情に俺は観念して、ストーカーの話をする。今日貰ったばかりの手紙の事は隠しておいてね。
それとたまたまポケットに入ってた隠し撮り写真を見せながら、説明をするのである。
そして段々と眉間に皺を寄せ、嫌な物を見る様な目になるフユさん。
「、、、、そうか、分かった。とりあえず警察に行こう」
「ま、待って!、それはまだ、」
「だが、実害があってからは遅い。それは分かっているだろ?」
「でも、、、、お願い。他のみんなに心配かけたくないの。今はまだ何もされてないし、様子見、しよ?」
「、、、、ハァ」ギュッ
ため息をつきながら俺を力強く抱きしめて首元に顔を埋める。
それに抵抗もせずにただ、抱きしめられ続ける。
「俺は、、、、朔羅が大切だし傷つけられる事も嫌だ」
「うん、」
「朔羅が決めた事には口は出さないつもりだが、、、、朔羅を傷付ける奴は許せない」
「うゆ」
「朔羅は人一倍悩みを隠す。それは朔羅の悪い所で、、、、直して欲しい所だ」
「、、、、うん」
「朔羅が決めた事に口を出すつもりはない。でも、、、、約束して欲しい。ちゃんと相談する事、、ヤバい時は俺に言う事」
「うん、、、、分かった、約束する」ギュッ
俺はそう言ってフユさんに抱きしめ返す。
ちょっと俺涙目になっていると思う。これは泣く、マジで泣く。
あぁ、、、、これだからフユさんとかに言いたくないんだよなぁ。心配させるから、本当に。
「だが、もし実害が出たらその時は俺は容赦はしない。ストーカーをされているだけでも腹ただしいのに、許さない」
「フユさん、落ち着いて。今は体ら大丈夫だから、俺は」
「体は大丈夫でも、心は傷ついたいるだろ?人一倍無理をするんだ、俺だけでも良い。俺の前くらいは甘えてくれ」
「ッ~~、、、、だ、だったら抱きしめながら頭撫でて、/////」
「了解した」ギュッ ナデナデ
顔を赤くしながら俺はお願いをする。
それに応えて抱きしめてくれて頭を撫でてくれる。
それだけで嬉しい。
フユさんに言って、良かった、かな。
うん、良かったんだよね。これで、、、、
おっと、思わず本音が。
いや、だって、、、、今日投函されてた手紙に入ってた写真に、
「白い液体は、ダメだよ。触りたくねーよ、、、、触っちゃったよ」
全身寒気と鳥肌がするが、何とか平常心を保つ。保たなければ死ぬ。
「朝から嫌なもの見た」
俺は透明な袋のジッパーを開けて中身を入れて、閉じる。そして手をお尻拭きで念入りに除菌してゴミ袋に入れる。
そしてそのまま、学校に向かうのであった。本当は持って行きたくないけどね!!
「おはよ~」
「はよー、朔~、ハロウィンでなんか仮装しない?」
「え~、玲央、そうは言っても何処で??」
「街中で??」
「危機感がなーのかただのアホのどっちだ」
「まぁでも仮装したらメイクもするしバレないよね」
「糸も短絡的な考えだなぁ笑」
2人と話していると、嫌な気分が吹っ飛ぶ。なんか、やっぱり幼馴染だからなのかな。
そう考えながらリュックを机に置いて席に座る。
「良いじゃん、ハロウィンの仮装、楽しそうじゃん」
「千尋、そうは言っても俺達アイドルだし。君達も芸能人な訳」
「「「「「「「メイクすればバレない」」」」」」」
「みんなのその、メイクへの熱い信頼は何なんだよ」
全員の揃った声に思わず言ってしまった。いや、マジで。
此処で断ったら俺が悪役になりそうなんだけど、本当に。
「ハァ、分かったよ。やろっか、仮装」
「ヤッタ~、朔好き~」
「ちゃんと仮装する服は用意するんだよ」
「そこは事務所の衣装借りる」
「純、お前、、、、此処ぞとばかりに、事務所を使うなよ」
「だって、ほら事務所沢山衣装あるし」
「確かに、そうかもね。沢山衣装あるし、基本タレントは自由に使えるから」
「そこら辺は太っ腹だよな。基本タレントには甘いと言うか」
「まぁ、、、、俺が居るから」
「「「「「「「凄い説得力」」」」」」」
と、まぁそんな会話をする。それだけで結構楽しい。
その時間だけはストーカーの事を忘れられる。にしてもハロウィンかぁ。楽しみだな、本当。
すると、俺はある事に気づいて顔を上げる。
「修とか五十鈴は恥ずかしがりそうなのに」
「恥ずかしいに決まってるじゃん。でも、楽しいのは確定してるから」
「修が楽しそうにしているのを見たら、俺もつい」
「そう言う感じね。つか、司さっき先生探してたけど」
「え゛、マジ?」
「何?お前、何かしたの??ちょっと辞めろよな」
「何もしてねーって!千尋!多分、、、、ぁ、プリント出すの忘れてた」
「やってんじゃんか。その点俺は何もしてないし!」
「純は委員長に呼ばれてたけどね」
「、、、、終わったじゃん、俺」
「何かやった顔してんな、あの顔」
「いや、玲央アレは何かされた顔だよ。僕分かる」
「そう言えば、聞いた?柊月、今母性が出過ぎて、三都弥を甘やかしてるのが悩みって」
「修は何でそんな事知ってるの。そして、何その贅沢な悩み」
「三都弥も三都弥でそれが幸せだから、って連絡来た」
「あー、俺も来た。幸せそうな写真送られてきた俺の気持ちと千尋と築き上げると誓ったよな、俺」
「恥ずかしい事を言うなよ、司」
「待って、、、、俺そんな写真送られて来てない」
「純、また何かしたんだろ?三都弥に。純は無意識に人をイラつかせるの上手いし」
「玲央さん!酷いんですが!!?!?」
「まぁ、否定は出来ないでしょ。純は、ねぇ朔~」ギュッ
「糸は甘えるついでに俺に同意を求めるな」
それが嫌じゃないけど、嫌なそぶりをしてしまう。
それにしても、本当に落ち着くなぁ。うん、、、、本当に。
んな事を考えていたらチャイムが鳴り、俺は授業の準備を始め、他のみんなは席に着く。
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「重っ、マジ重いんだけど」
放課後、俺は重い重い段ボールを運んでいる。
唯一暇だったから先生に頼まれたんだよな。
「理科準備室、遠くね?、マジ遠くね?」
2つ重ねて運んでいるから若干前が見えないまま、ふらつきながら歩く。
階段を上がりならため息をついて最後の段に足を置いた瞬間、
ツルッ
「ぁ、ヤバっ」
その瞬間俺は死を覚悟して目を閉じると、痛みを感じず誰かに支えられる感覚になる。
ビビりながら目を開け、横に視線を向けると、そこには、
「大丈夫ですか?橋本さん」
「河本先生、はい、大丈夫です。ありがとうございます」
国語の非常勤教師である河本先生だった。今年の9月から産休に入った先生の代わりにね。先生は優しい雰囲気で眼鏡をかけている。
俺はバランスを取り戻して、階段を登り終える。
「その段ボール、運びましょうか?」
「え、じゃあ1個持って貰っても良いですか?」
「はい、簡単ですよ」
先生に段ボールを1つ運んで貰ったおかげで、少し楽チンになった。
理科準備室の棚の上に段ボールを置く為に、椅子の上に立って、震えながらも置く。
「よし、これでオッケー、先生ありがとうございます」
「いえいえ、これぐらいどうって事ないですよ。生徒の為なら」
「先生って本当に優しいよね~、このまま先生として着任して欲しい」
「それでも橋本さん来年で卒業でしょ」
「、、、、先生、出席日数って知ってる???」
「聞かなかった事にします、今回は」
「そうして下さい。じゃ、俺行きますね。さようなら」
「はい、さようなら」
先生と離れて俺は買い物をしてから家に帰宅する。
そして、郵便受けの物を取りエレベーターに乗りながら確認をする。
「!、嘘っ」
まさかの2つ目の手紙に俺は思わず動揺してその場に立ち尽くす。
「ハァ、まぁいつも通りの隠し撮り写真だろうけど」
そう思いながら家に入り、速攻で自室に向かい、手紙の中身を確認する。
「、、、、!、何、これ」
中身を見て俺は、体が固まるし、顔面蒼白してしまう。写真が入ってはいた。
だけど、、
「気持ち、悪っ、、、、ウエッ」
吐き気を催すぐらいの写真だった。コラ画像なのは分かるが、裸の男に俺の顔を付けて、口にはしたくもない事をされてる写真が10枚以上入っている。
「、、、、ヤバい、マジで気持ち悪い、」
俺は気持ち悪いと思いながら震える手で手紙の内容に目を通す。
[朔羅君、僕以外の男に笑顔を振り向くなんて御法度だよ、御法度。僕の元に来たら子供と一緒に躾けてあげるからね♡
今日の写真はどうかな?♡僕の自信作なんだよぉ♡気に入ってくれると嬉しいな♡♡♡
それにしてもあんな大きい段ボール2つも持てるなんて凄いね、僕の朔羅君は♡
でも困った時は僕に言うんだよ♡
愛しているよ♡ずっと♡]
「気持ち、悪っ、、、、!!!!!!」
そう叫んで持っていた手紙を離す。
想像以上のキモさ。それに今回のは特に、マジキモいんだけど。
、、、、ん?待って、何で俺が段ボール2つ持ってた事知ってんだ???
「これ知ってるの河本先生以外知らない、はず、、、、」
俺はとある人物が頭に思い浮かぶが、
「いやいやいやいやいやいや、違う違う違う違う。んな訳ないないないないないないない」
そう言い聞かせて、深呼吸をして落ち着く。
「とりあえず、変に疑ったりはしない。疑うのは失礼」
俺は気分を変える為に、羅人な所に行く。
ガチャッ
「ぁう」
「ぁ、起こしちゃった?ごめん、フユさん」
「いや、少し前から起きていたから大丈夫だ。それとお帰り」
「ただいま。羅人もただいま」
「ぁー」
フユさんの隣に座り、俺に向かって手を向ける羅人に癒されながら頭を撫でる。
「、、、、朔羅」
「ん?何?」
「元気がないみたいだが、大丈夫か?」
「!、だ、大丈夫に決まってんじゃん、フユさん。ちょっと、寝不足なだけ」
まさかなフユさんの勘の良さに思わず、ドキリとするが、誤魔化す。
って、いずれは言うつもりなのに何で誤魔化す、俺!言わないで後悔しただろ、前!
そして案の定、
「嘘だな。、その顔をしている朔羅は嘘をついている」
「ウグッ、、、、」
「、、、、俺に言えない事か?」
「いや、その、、、、、、、、、、、、じ、実は」
フユさんの真剣な表情に俺は観念して、ストーカーの話をする。今日貰ったばかりの手紙の事は隠しておいてね。
それとたまたまポケットに入ってた隠し撮り写真を見せながら、説明をするのである。
そして段々と眉間に皺を寄せ、嫌な物を見る様な目になるフユさん。
「、、、、そうか、分かった。とりあえず警察に行こう」
「ま、待って!、それはまだ、」
「だが、実害があってからは遅い。それは分かっているだろ?」
「でも、、、、お願い。他のみんなに心配かけたくないの。今はまだ何もされてないし、様子見、しよ?」
「、、、、ハァ」ギュッ
ため息をつきながら俺を力強く抱きしめて首元に顔を埋める。
それに抵抗もせずにただ、抱きしめられ続ける。
「俺は、、、、朔羅が大切だし傷つけられる事も嫌だ」
「うん、」
「朔羅が決めた事には口は出さないつもりだが、、、、朔羅を傷付ける奴は許せない」
「うゆ」
「朔羅は人一倍悩みを隠す。それは朔羅の悪い所で、、、、直して欲しい所だ」
「、、、、うん」
「朔羅が決めた事に口を出すつもりはない。でも、、、、約束して欲しい。ちゃんと相談する事、、ヤバい時は俺に言う事」
「うん、、、、分かった、約束する」ギュッ
俺はそう言ってフユさんに抱きしめ返す。
ちょっと俺涙目になっていると思う。これは泣く、マジで泣く。
あぁ、、、、これだからフユさんとかに言いたくないんだよなぁ。心配させるから、本当に。
「だが、もし実害が出たらその時は俺は容赦はしない。ストーカーをされているだけでも腹ただしいのに、許さない」
「フユさん、落ち着いて。今は体ら大丈夫だから、俺は」
「体は大丈夫でも、心は傷ついたいるだろ?人一倍無理をするんだ、俺だけでも良い。俺の前くらいは甘えてくれ」
「ッ~~、、、、だ、だったら抱きしめながら頭撫でて、/////」
「了解した」ギュッ ナデナデ
顔を赤くしながら俺はお願いをする。
それに応えて抱きしめてくれて頭を撫でてくれる。
それだけで嬉しい。
フユさんに言って、良かった、かな。
うん、良かったんだよね。これで、、、、
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