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嘘でしょ、、、、あぁ、ヤダなぁ、、、、泣いちゃうなぁ
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18時半過ぎ、俺は夜ご飯を作っていると楓斗さんが近寄って来た。
「朔ちゃーん、夜ご飯何~?」
「野菜炒めと鶏マヨだよ」
「!、ヤッタ~、俺好き~」
「私も朔羅の作った料理は好きですわ」
「それはどうも笑、、、、フユさん、帰って来ないな。もう、打ち合わせ終わってるはずなのに」
「確かに!」
「打ち合わせが遅れている、とかじゃなくてですの?」
「それはない!冬人兄さんは出版社での打ち合わせは基本的に早く終わらせるし!」
「ぁー、確かにそうかも」
「それ確実に朔羅が関わってますわよね、絶対に」
そんな会話をしていると、俺のスマホが鳴って、俺は火を止めて画面を見る。
「フユさんかな、、、、って、夏人さんだ」
「え?夏君?」
「意外ですわね、まだお仕事中のはずですわよね?」
「うん、そうなはず、だけど」
不思議に思いながら、俺は電話に出る。
少しだけ不安を感じながら、
「もしもし、夏人さん」
『ぁ、朔君』
「どうしたの?今、仕事じゃないの?」
『うん、そうなん、だけど、、、、じ、実は』
電話先の夏人さんの声は若干、いや、だいぶ震えている。
それが更に不安を煽ってしまう。俺は唾液を飲み込んで、夏人さんに聞く。
「、、、、何か、あったの?」
『実は、、、、、、、、冬人兄様が、事故に遭ってさっき救急搬送された』
「え、、、、、、、、、、、、」
夏人さんの言葉に俺は時が止まった。それと同時に不安を感じた。信じたくない、嘘であって欲しい、だけど夏人さんが嘘なんていうわけがない。
一瞬で目の前が真っ白になる。
そんな俺の様子に気付いた楓斗さんと日和は静かに心配そうな顔をして近づいてくる。
「どうしたの?朔ちゃん」
「何か、あったのですの?」
「嘘、だよね、、、、夏人さん」
『ううん、本当。さっき処置が終わって今は集中治療室に居る。怪我は自体は酷くはない、、、、けど、頭に強く打った可能性があって酷い損傷があるから目を覚ますかは、暫く分からない、、、、かも』
「!、、、、ポロポロッ ポロポロッ(泣)」
「「!!?!?」」
その言葉に俺は涙を流してしまった。夏人さんの言葉から嘘なんて感じれなくて、本当なんだって伝わって来て、、、、それがとってもとっても苦しい。
『落ち着いてから来て良いからね、、、、信じられないと思うけど、本当の事だから。ごめんね、俺今から他に仕事あるから、ごめん』
ピッ
電話が切れて、俺は唖然としてその場に立ち尽くし、腕の力が抜けて下に落とす。
そんな俺を不安と心配の顔で話しかけてくる楓斗さん。
「朔ちゃん、何があったの?ねぇ」
「、、、、フユさんが」
「冬人お兄様が?」
「、事故に、遭ったって」
「「え、、、、」」
「頭、強く打って、目を覚ますのが、、、、分かんない、って(泣)」
「ッ、と、とりあえず、病院行こう!俺、冬人兄さんの服とか日用品を鞄に入れてくる!」
「ぅ、うん」
「朔羅、落ち着くのですわ!」
「ありがとう、日和さん」
それから、俺は日和さんに背中をさすさられて、深呼吸をしながら落ち着く。
楓斗さんは素早く、フユさんの荷物を鞄を入れて2階から降りて、眠っている羅人を抱っこして、みたらし達に夜ご飯をあげてから、家を出た。
「「「行ってきます/ますわ」」」
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「「「夏人さん/夏君/夏人お兄様、、、、!」」」
「朔君、楓斗兄様、日和、」
病院に行き、看護師さんに教えて貰って集中治療室の前に行くと夏人さんの姿があった。
その隣に立っていたのは、
「秋人さん!」
「朔」
「先に来ていたですのね」
「あぁ、会社出ですぐに電話が来てそれですぐに来たんだ」
「そうなんだ、、、、それで夏人さん、フユさんは?」
「、、、、あそこで眠ってるよ」
夏人さんが指をさした先に見えた景色に俺は、思わず息を呑む。
ガラス越しに見えるのは、沢山の機会に繋がれてベッドに寝かされていたフユさんだった。
今朝まで元気に俺にセクハラ、じゃない話してたフユさんとは全く違う姿に俺は、また涙が込み上げてくる。
「冬人兄さん、、、、」
「なんで、事故に遭ったのですの??冬人お兄様が事故に遭うなんて思いませんわ」
「それが、居眠り運転のトラックに轢かれそうになった子供を助けようとして、それで」
「子供を助けようとして」、その言葉を聞いてその光景が目に浮かぶ。
あぁ、昔のフユさんだったら考えられないなぁ、って思ってしまった。
と言うか、、漫画みたいな話じゃん。本当、、、、あぁ、泣いちゃいそうになってしまう。
「、、、、ふっ、ベタ、な方法、、、、ぁー、フユさん、優し過ぎるよ」
「朔、無理に笑わなくても、良いんだ。泣きたい時は泣いて良い」
「大丈夫、だよ。秋人さん、それに泣いてたら、後でフユさんから怒られる。それに、死んでないもん、フユさんは、、、、起きた時に笑顔で居ないと」
「「「朔ちゃん/朔羅/朔君」」」
ギュッ
「朔、お前は優し過ぎる。ちゃんと口にしないと、爆発してしまう」
秋人さんに力一杯抱きしめられて、俺は気付いたら爆発するように大号泣してしまった。
秋人さんの包容力に負けてしまったんだと思う。それと同時に安心してしまった。
「うわぁぁぁぁん、うわぁぁぁん(泣)」
「よし、よし、、、、泣いて良い。泣いて良いんだ、朔」
「朔ちゃん、大丈夫かな」
「番が事故に遭った、それも意識不明だってなると、辛いのはしょうがない。精神的に不安定になってしまうんだよね」
「それは辛いに決まってますわ。私でも、辛いですのに。好きな人が事故に遭うなんて考えたくない事ですし」
それからどれだけの時間が経ったか分かんないけど、俺は泣いた。枯れるぐらいに泣いた。
その間俺を抱きしめ続けてくれる秋人さん。
スッキリするまで泣いた俺は、目元を手で拭って顔を上げる。
「朔、もう大丈夫か?」
「うん、ありがとう、、秋人さん」
「これぐらいどうって事ない、、、、朔が辛いと俺だって辛いからな」
「朔ちゃん、どうする。一旦家帰る?」
「うーん、泊まる。出来るよね?夏人さん」
「うん、出来るよ。俺も今日は泊まるよ、兄様に何かあったら対処出来るし」
「羅人は私と秋人お兄様が見ますわ」
「育児経験はそれなりにあるからな。安心して冬人のそばに居るんだ」
「ありがとう、秋人さん、日和さん」
「ちょっと!俺だって、羅人見れるから!」
こうして、俺と夏人さんはその日病院に泊まった。
機械音がなる部屋の中、意識のないフユさんを見つめる時間は、とても苦しくて、怖くて、不安だらけだった。
早く目を覚まして欲しい、早く俺をいつものように抱きしめて欲しい、俺に話しかけて欲しい。
そう、心の中で願い続けながら、、、、
「おチビ!!」
「!、野瀬さん」
次の日のお昼、焦った顔をした野瀬さんとその後ろを追ってくる小鳥遊さん。
一応、仕事の事もあるからと俺から伝えたのだ。夏人さんはお仕事中。
「す、すみません。どうしても来たいと言って」
「そりゃあ、冬人が意識不明って聞いたらすぐに来るだろ!」
「ぉ、落ち着いて、下さい」
「朔、お前大丈夫か?」
「大丈夫ですよ。と言うか、野瀬さんはテンパリ過ぎてます」
「当たり前だっての!ここに来る途中で何回転けそうになったか」
「1回本当に転けましたけどね」
「ぁ、そうなんだ」
「って!今はそんな事言ってる場合じゃない!」
「この展開作ったの博樹みたいなものですからね」
「うるせ!、、とりあえず中、入って良いか?」
「どうぞ。目は全然覚さないんですけど」
「それでも」
「失礼しますね」
「はい、」
野瀬さんと立派な花束を持った小鳥遊さんは病室に入る。
野瀬さんは特に気が滅入っているみたい。俺は1日経ってそれなりに整理は出来た。
まだ辛いけど。
でも、突然聞かされて、機会に繋がれている姿見たら、信じられないよね。
聞こえて来ないけど、野瀬さんが泣いている姿を見ると、俺はまた泣きそうになる。
野瀬さんの背中をさする小鳥遊さんは流石冷静だな、と少しカッコいいとも思える。あぁやってそばで支えてくれる人が居るってのは良い事だよな。
そう思っていると、白衣を来た夏人さんが現れた。
「朔君」
「!、夏人さん、お仕事中じゃ」
「診てくるって言って抜けて来た」
「サボりじゃないですか」
「良いの、、、、今回は、そうしたい」
「、、、、夏人さんって、泣かないですよね」
「え、、、、ぁー、うん。泣かない、ね、、、、薄情な人間なのかな」
「そう言っている訳じゃないですよ、、、、カッコいいと思いますし。俺は泣いちゃうから」
「それは朔君の良い所だと思うけどな。俺は」
「、、、、俺、フユさんが轢かれて、意識不明って聞いた時、目の前が真っ白になってさ、、、、なんか絶望しちゃったんだよね」
「、、、、」
「もし死んじゃったら、とか、もしこのまま目を覚さなかったら、とか嫌な考えしちゃってて、、、、みんなの事考えれなかった」
「みんなにとってはフユさんは大事な弟で、兄で、従兄弟なのに、、、、俺、自分の事ばっかりでさ」
「、、、、誰かの気持ちを考えなくても良いんだよ。朔君が辛い、苦しいのは俺達は分かるし、、責めなくて良い。それに、沢山泣いた朔君を見て俺は逆に冬人兄様が羨ましくなった」
「え?」
「あぁ、やっぱり1番愛されているのは兄様なんだって痛感したね。どうやって抗えない、覆らないこの立場。どんなに朔君から愛を貰っても、1番愛を貰っているのは兄様で、俺たちは一生2番手」
「ッ」
「だからと言って、今の位置が嫌だとは思わない。だって、付き合えて番になれてる。ちゃんと、朔君を愛して良い立場なんだから、、、、だからね、朔君、愛している俺達からのお願い。気持ちを隠さないで、気持ちを押し殺そうとしないで、、、、お願い」
「、、、、、、、、うん」
夏人さんは懇願するように言って来た。その目は悲しさと優しさに溢れていて、あぁ、俺は色んな人に愛されているんだなぁ。だけどその全部を返せてないな、って分かった。
ねぇ、フユさん。俺は、もうフユさんが居ないとダメみたいだ。フユさんもそうでしょ?、ねぇ、早く目を覚まして、、、、お願いだから。
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「「「「朔!」」」」
「玲央、糸、聖、まー君」
次の日にお見舞いに来たのは玲央と糸、聖、まー君だった。玲央と糸はすぐに俺に駆け寄って来て抱きしめてくる。
聖は花束を手に持って、まー君は多分、お見舞い品の入った紙袋を持って近づいてくる。
「もうなんで早く教えてくれなかったんだよ!教えてくれたらすぐに来たのに!」
「そうだよ!2日前に事故に遭ったって聞いて、僕達ビックリ!」
「ごめん。だって、2人とも昨日も仕事あったし、心配させたくなくて」
「「朔の方が心配だっての!!」」
「2人とも声大きいって。朔、俺にも教えてくれてサンキュ、これ一応花束」
「ありがとう、聖」
「これ、一応お見舞い品。タオルとか、、」
「ありがとう、まー君」
4人とも明らかに心配している顔。本当、フユさんは色んな人から慕われているかは分かんないけど、こんなにもフユさんを心配してくれる人が居るって考えると、嬉しくなる。
だけど、こんな形で実感するのは、ちょっと、嫌だいぶ嫌だな。
「義父さんから、暫く休みを作るって言ってたから、安心して」
「ごめんね、こんな事で仕事に穴開けて」
「こんな事、じゃないでしょ。それに、朔が辛い目にあってるのに、何も出来ない人間にだけはなりたくないし」
「そう!正久良く言った!!それに、朔の穴埋めぐらい玲央が出来るしな」
「ちょっと聖、俺を過労死させたい訳!?」
「そう言うつもりは言ってないから!」
「正君、僕もお仕事頑張る!!朔の分まで」
「無理しないようにね、糸」
「、、、、あーあ、早くフユさんが目を覚まして6人でまた何かしたいね」
「「「「だね/だな」」」」
4人はフユさんの病室に入って行って、俺は貰った花束を花瓶に入れようと思い、給水室に向かう。
花束は結構大きくて、やりずらいな、と思っていると、
「待つよ、橋本君」
「ありがとうございます、、、、?、!、一条先生!!?!?」
「シー、ここ病院だよ」
「ぁ、すみません」
突然現れて、花が入った花瓶を持ってくれた男性の声に聞き馴染みがあって振り返ったらまさかの一条先生で思わず声を上げる。
まさか現れるとは思わなかったからだ。
「な、なんで一条先生が」
「野瀬社長が話しているのを聞いてね。それでお見舞いに」
「ぁ、そう言う事ですか」
「、、、、大丈夫?」
「大丈夫、ではないです」
「だよね。まだ目を覚さないんだって?」
「はい、脳に損傷がある訳ではないらしいんですけど」
「無事に目を覚まして欲しいね」
「はい、、、、、、、、」
「橋本君、何かあったらなんでも俺に相談するんだよ」
「え、」
「これは、君の事が好きな男、としてもあるけど、、、、大人として困っている時は助けたい」
「!、、、、ありがとう、ございます」
「ふふっ、さっきから感謝の言葉だらけだね。まぁ、それが橋本君らしいっちゃ、らしいか、、、、でも、ズルいなぁ、村瀬先生は」
「え?」
一条先生の言葉に俺は足を止める。ズルい?何が??
「だって、こんなにも自分を想ってくれる人が番で、こんなにも悲しい顔をしてくれる人が居るなんて、、、、羨ましい限りだよ」
「!」
「まっ、俺は君の事を変わらず愛しているし、これからも気持ちは伝えていこうと思っているけどね」
「!、一条先生って、、、、結構積極的、ですよね」
「ハハッ、良く言われる」
「やっぱり」
少しだけ、少しだけだけど、滅入っていた気持ちが安らいだ。
暗い気持ちにならないようにしないとだな。心配なんてさせたくないし!!
そう思った3日後、俺の元に特報が届いた。
「え!、フユさんが目を覚ました!?」
フユさんの荷物を取りに一旦家に帰った時に、電話が来てその報告に俺は立ち上がった。近くにいた秋人さんも俺の言葉を聞いてすぐに駆け寄る。
「うん、すぐに行く!羅人も連れて!」
俺と秋人さんは急いで準備して、家から出た。途中、転けそうになったけど、嬉しかった。
目を覚ました、また喋ってる、動いているフユさんが見れるって、そう考えただけで涙が出そうになる。
ガラッ
「冬人、!」
「、兄さん」
秋人さんに最初病室に入って貰った。それに続いて俺も入る。
病室から聞こえてくるフユさんの声だけで、俺は涙が出る。
「良かった、目を覚ましたんだな」
「あぁ、さっき医者に診て貰った」
「本当に、、、、俺達が、朔がどれだけ心配したと」
「、、、、フユさん、良かった。目を覚まして」
俺は少しだけ緊張しながらも一歩前に歩いて、フユさんにそう言う。
だけど、俺は想像したなかった。この後、言われる言葉を、、、、
「誰?」
「「「「「え、、、、」」」」」
その場にいた全員(夏人さん、楓斗さん、日和さん、秋人さん)が凍るような発言をするフユさん。
俺は信じられなくて、次に発する言葉が震える。
「な、何、言って」
「兄さんの恋人か?それにしては子供も居るって、本当に誰だ?」
「ちょっ、冬人兄様、何冗談言ってるの???笑えないんだけど」
「そうだよ!なんで朔ちゃんの事分かんないの!?夫婦でしょ!?番でしょ!?」
「はっ?俺が?コイツと夫婦?番?、嘘だろ?」
「嘘じゃありませんわ。本当に分からないのですの?」
「当たり前だろ、日和。俺が嘘をついている訳ないだろ」
「どう言う、事だ」
秋人さんですら、焦った表情をしている。
羅人はこの混乱を感じ取っているのか泣きそうな顔をしている。
少ししてからまた病室の扉が開く音がした。
「「村瀬大先生起きたって!!?!?」」
「、玲央に糸じゃないか」
「「本当に起きてる!!」
「「「「「ハァァ!!?!?」」」」」
「「???何事???」」
拝啓、天国のママ、パパ、咲夜兄さん、雅陽姉さん夫婦、雅之兄さん夫婦。
俺達に新たな災難が脅されてしまいました。それも、とっても厄介で、辛いと思われる事が。
もう、、、、嫌だ。
「朔ちゃーん、夜ご飯何~?」
「野菜炒めと鶏マヨだよ」
「!、ヤッタ~、俺好き~」
「私も朔羅の作った料理は好きですわ」
「それはどうも笑、、、、フユさん、帰って来ないな。もう、打ち合わせ終わってるはずなのに」
「確かに!」
「打ち合わせが遅れている、とかじゃなくてですの?」
「それはない!冬人兄さんは出版社での打ち合わせは基本的に早く終わらせるし!」
「ぁー、確かにそうかも」
「それ確実に朔羅が関わってますわよね、絶対に」
そんな会話をしていると、俺のスマホが鳴って、俺は火を止めて画面を見る。
「フユさんかな、、、、って、夏人さんだ」
「え?夏君?」
「意外ですわね、まだお仕事中のはずですわよね?」
「うん、そうなはず、だけど」
不思議に思いながら、俺は電話に出る。
少しだけ不安を感じながら、
「もしもし、夏人さん」
『ぁ、朔君』
「どうしたの?今、仕事じゃないの?」
『うん、そうなん、だけど、、、、じ、実は』
電話先の夏人さんの声は若干、いや、だいぶ震えている。
それが更に不安を煽ってしまう。俺は唾液を飲み込んで、夏人さんに聞く。
「、、、、何か、あったの?」
『実は、、、、、、、、冬人兄様が、事故に遭ってさっき救急搬送された』
「え、、、、、、、、、、、、」
夏人さんの言葉に俺は時が止まった。それと同時に不安を感じた。信じたくない、嘘であって欲しい、だけど夏人さんが嘘なんていうわけがない。
一瞬で目の前が真っ白になる。
そんな俺の様子に気付いた楓斗さんと日和は静かに心配そうな顔をして近づいてくる。
「どうしたの?朔ちゃん」
「何か、あったのですの?」
「嘘、だよね、、、、夏人さん」
『ううん、本当。さっき処置が終わって今は集中治療室に居る。怪我は自体は酷くはない、、、、けど、頭に強く打った可能性があって酷い損傷があるから目を覚ますかは、暫く分からない、、、、かも』
「!、、、、ポロポロッ ポロポロッ(泣)」
「「!!?!?」」
その言葉に俺は涙を流してしまった。夏人さんの言葉から嘘なんて感じれなくて、本当なんだって伝わって来て、、、、それがとってもとっても苦しい。
『落ち着いてから来て良いからね、、、、信じられないと思うけど、本当の事だから。ごめんね、俺今から他に仕事あるから、ごめん』
ピッ
電話が切れて、俺は唖然としてその場に立ち尽くし、腕の力が抜けて下に落とす。
そんな俺を不安と心配の顔で話しかけてくる楓斗さん。
「朔ちゃん、何があったの?ねぇ」
「、、、、フユさんが」
「冬人お兄様が?」
「、事故に、遭ったって」
「「え、、、、」」
「頭、強く打って、目を覚ますのが、、、、分かんない、って(泣)」
「ッ、と、とりあえず、病院行こう!俺、冬人兄さんの服とか日用品を鞄に入れてくる!」
「ぅ、うん」
「朔羅、落ち着くのですわ!」
「ありがとう、日和さん」
それから、俺は日和さんに背中をさすさられて、深呼吸をしながら落ち着く。
楓斗さんは素早く、フユさんの荷物を鞄を入れて2階から降りて、眠っている羅人を抱っこして、みたらし達に夜ご飯をあげてから、家を出た。
「「「行ってきます/ますわ」」」
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「朔君、楓斗兄様、日和、」
病院に行き、看護師さんに教えて貰って集中治療室の前に行くと夏人さんの姿があった。
その隣に立っていたのは、
「秋人さん!」
「朔」
「先に来ていたですのね」
「あぁ、会社出ですぐに電話が来てそれですぐに来たんだ」
「そうなんだ、、、、それで夏人さん、フユさんは?」
「、、、、あそこで眠ってるよ」
夏人さんが指をさした先に見えた景色に俺は、思わず息を呑む。
ガラス越しに見えるのは、沢山の機会に繋がれてベッドに寝かされていたフユさんだった。
今朝まで元気に俺にセクハラ、じゃない話してたフユさんとは全く違う姿に俺は、また涙が込み上げてくる。
「冬人兄さん、、、、」
「なんで、事故に遭ったのですの??冬人お兄様が事故に遭うなんて思いませんわ」
「それが、居眠り運転のトラックに轢かれそうになった子供を助けようとして、それで」
「子供を助けようとして」、その言葉を聞いてその光景が目に浮かぶ。
あぁ、昔のフユさんだったら考えられないなぁ、って思ってしまった。
と言うか、、漫画みたいな話じゃん。本当、、、、あぁ、泣いちゃいそうになってしまう。
「、、、、ふっ、ベタ、な方法、、、、ぁー、フユさん、優し過ぎるよ」
「朔、無理に笑わなくても、良いんだ。泣きたい時は泣いて良い」
「大丈夫、だよ。秋人さん、それに泣いてたら、後でフユさんから怒られる。それに、死んでないもん、フユさんは、、、、起きた時に笑顔で居ないと」
「「「朔ちゃん/朔羅/朔君」」」
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秋人さんに力一杯抱きしめられて、俺は気付いたら爆発するように大号泣してしまった。
秋人さんの包容力に負けてしまったんだと思う。それと同時に安心してしまった。
「うわぁぁぁぁん、うわぁぁぁん(泣)」
「よし、よし、、、、泣いて良い。泣いて良いんだ、朔」
「朔ちゃん、大丈夫かな」
「番が事故に遭った、それも意識不明だってなると、辛いのはしょうがない。精神的に不安定になってしまうんだよね」
「それは辛いに決まってますわ。私でも、辛いですのに。好きな人が事故に遭うなんて考えたくない事ですし」
それからどれだけの時間が経ったか分かんないけど、俺は泣いた。枯れるぐらいに泣いた。
その間俺を抱きしめ続けてくれる秋人さん。
スッキリするまで泣いた俺は、目元を手で拭って顔を上げる。
「朔、もう大丈夫か?」
「うん、ありがとう、、秋人さん」
「これぐらいどうって事ない、、、、朔が辛いと俺だって辛いからな」
「朔ちゃん、どうする。一旦家帰る?」
「うーん、泊まる。出来るよね?夏人さん」
「うん、出来るよ。俺も今日は泊まるよ、兄様に何かあったら対処出来るし」
「羅人は私と秋人お兄様が見ますわ」
「育児経験はそれなりにあるからな。安心して冬人のそばに居るんだ」
「ありがとう、秋人さん、日和さん」
「ちょっと!俺だって、羅人見れるから!」
こうして、俺と夏人さんはその日病院に泊まった。
機械音がなる部屋の中、意識のないフユさんを見つめる時間は、とても苦しくて、怖くて、不安だらけだった。
早く目を覚まして欲しい、早く俺をいつものように抱きしめて欲しい、俺に話しかけて欲しい。
そう、心の中で願い続けながら、、、、
「おチビ!!」
「!、野瀬さん」
次の日のお昼、焦った顔をした野瀬さんとその後ろを追ってくる小鳥遊さん。
一応、仕事の事もあるからと俺から伝えたのだ。夏人さんはお仕事中。
「す、すみません。どうしても来たいと言って」
「そりゃあ、冬人が意識不明って聞いたらすぐに来るだろ!」
「ぉ、落ち着いて、下さい」
「朔、お前大丈夫か?」
「大丈夫ですよ。と言うか、野瀬さんはテンパリ過ぎてます」
「当たり前だっての!ここに来る途中で何回転けそうになったか」
「1回本当に転けましたけどね」
「ぁ、そうなんだ」
「って!今はそんな事言ってる場合じゃない!」
「この展開作ったの博樹みたいなものですからね」
「うるせ!、、とりあえず中、入って良いか?」
「どうぞ。目は全然覚さないんですけど」
「それでも」
「失礼しますね」
「はい、」
野瀬さんと立派な花束を持った小鳥遊さんは病室に入る。
野瀬さんは特に気が滅入っているみたい。俺は1日経ってそれなりに整理は出来た。
まだ辛いけど。
でも、突然聞かされて、機会に繋がれている姿見たら、信じられないよね。
聞こえて来ないけど、野瀬さんが泣いている姿を見ると、俺はまた泣きそうになる。
野瀬さんの背中をさする小鳥遊さんは流石冷静だな、と少しカッコいいとも思える。あぁやってそばで支えてくれる人が居るってのは良い事だよな。
そう思っていると、白衣を来た夏人さんが現れた。
「朔君」
「!、夏人さん、お仕事中じゃ」
「診てくるって言って抜けて来た」
「サボりじゃないですか」
「良いの、、、、今回は、そうしたい」
「、、、、夏人さんって、泣かないですよね」
「え、、、、ぁー、うん。泣かない、ね、、、、薄情な人間なのかな」
「そう言っている訳じゃないですよ、、、、カッコいいと思いますし。俺は泣いちゃうから」
「それは朔君の良い所だと思うけどな。俺は」
「、、、、俺、フユさんが轢かれて、意識不明って聞いた時、目の前が真っ白になってさ、、、、なんか絶望しちゃったんだよね」
「、、、、」
「もし死んじゃったら、とか、もしこのまま目を覚さなかったら、とか嫌な考えしちゃってて、、、、みんなの事考えれなかった」
「みんなにとってはフユさんは大事な弟で、兄で、従兄弟なのに、、、、俺、自分の事ばっかりでさ」
「、、、、誰かの気持ちを考えなくても良いんだよ。朔君が辛い、苦しいのは俺達は分かるし、、責めなくて良い。それに、沢山泣いた朔君を見て俺は逆に冬人兄様が羨ましくなった」
「え?」
「あぁ、やっぱり1番愛されているのは兄様なんだって痛感したね。どうやって抗えない、覆らないこの立場。どんなに朔君から愛を貰っても、1番愛を貰っているのは兄様で、俺たちは一生2番手」
「ッ」
「だからと言って、今の位置が嫌だとは思わない。だって、付き合えて番になれてる。ちゃんと、朔君を愛して良い立場なんだから、、、、だからね、朔君、愛している俺達からのお願い。気持ちを隠さないで、気持ちを押し殺そうとしないで、、、、お願い」
「、、、、、、、、うん」
夏人さんは懇願するように言って来た。その目は悲しさと優しさに溢れていて、あぁ、俺は色んな人に愛されているんだなぁ。だけどその全部を返せてないな、って分かった。
ねぇ、フユさん。俺は、もうフユさんが居ないとダメみたいだ。フユさんもそうでしょ?、ねぇ、早く目を覚まして、、、、お願いだから。
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「玲央、糸、聖、まー君」
次の日にお見舞いに来たのは玲央と糸、聖、まー君だった。玲央と糸はすぐに俺に駆け寄って来て抱きしめてくる。
聖は花束を手に持って、まー君は多分、お見舞い品の入った紙袋を持って近づいてくる。
「もうなんで早く教えてくれなかったんだよ!教えてくれたらすぐに来たのに!」
「そうだよ!2日前に事故に遭ったって聞いて、僕達ビックリ!」
「ごめん。だって、2人とも昨日も仕事あったし、心配させたくなくて」
「「朔の方が心配だっての!!」」
「2人とも声大きいって。朔、俺にも教えてくれてサンキュ、これ一応花束」
「ありがとう、聖」
「これ、一応お見舞い品。タオルとか、、」
「ありがとう、まー君」
4人とも明らかに心配している顔。本当、フユさんは色んな人から慕われているかは分かんないけど、こんなにもフユさんを心配してくれる人が居るって考えると、嬉しくなる。
だけど、こんな形で実感するのは、ちょっと、嫌だいぶ嫌だな。
「義父さんから、暫く休みを作るって言ってたから、安心して」
「ごめんね、こんな事で仕事に穴開けて」
「こんな事、じゃないでしょ。それに、朔が辛い目にあってるのに、何も出来ない人間にだけはなりたくないし」
「そう!正久良く言った!!それに、朔の穴埋めぐらい玲央が出来るしな」
「ちょっと聖、俺を過労死させたい訳!?」
「そう言うつもりは言ってないから!」
「正君、僕もお仕事頑張る!!朔の分まで」
「無理しないようにね、糸」
「、、、、あーあ、早くフユさんが目を覚まして6人でまた何かしたいね」
「「「「だね/だな」」」」
4人はフユさんの病室に入って行って、俺は貰った花束を花瓶に入れようと思い、給水室に向かう。
花束は結構大きくて、やりずらいな、と思っていると、
「待つよ、橋本君」
「ありがとうございます、、、、?、!、一条先生!!?!?」
「シー、ここ病院だよ」
「ぁ、すみません」
突然現れて、花が入った花瓶を持ってくれた男性の声に聞き馴染みがあって振り返ったらまさかの一条先生で思わず声を上げる。
まさか現れるとは思わなかったからだ。
「な、なんで一条先生が」
「野瀬社長が話しているのを聞いてね。それでお見舞いに」
「ぁ、そう言う事ですか」
「、、、、大丈夫?」
「大丈夫、ではないです」
「だよね。まだ目を覚さないんだって?」
「はい、脳に損傷がある訳ではないらしいんですけど」
「無事に目を覚まして欲しいね」
「はい、、、、、、、、」
「橋本君、何かあったらなんでも俺に相談するんだよ」
「え、」
「これは、君の事が好きな男、としてもあるけど、、、、大人として困っている時は助けたい」
「!、、、、ありがとう、ございます」
「ふふっ、さっきから感謝の言葉だらけだね。まぁ、それが橋本君らしいっちゃ、らしいか、、、、でも、ズルいなぁ、村瀬先生は」
「え?」
一条先生の言葉に俺は足を止める。ズルい?何が??
「だって、こんなにも自分を想ってくれる人が番で、こんなにも悲しい顔をしてくれる人が居るなんて、、、、羨ましい限りだよ」
「!」
「まっ、俺は君の事を変わらず愛しているし、これからも気持ちは伝えていこうと思っているけどね」
「!、一条先生って、、、、結構積極的、ですよね」
「ハハッ、良く言われる」
「やっぱり」
少しだけ、少しだけだけど、滅入っていた気持ちが安らいだ。
暗い気持ちにならないようにしないとだな。心配なんてさせたくないし!!
そう思った3日後、俺の元に特報が届いた。
「え!、フユさんが目を覚ました!?」
フユさんの荷物を取りに一旦家に帰った時に、電話が来てその報告に俺は立ち上がった。近くにいた秋人さんも俺の言葉を聞いてすぐに駆け寄る。
「うん、すぐに行く!羅人も連れて!」
俺と秋人さんは急いで準備して、家から出た。途中、転けそうになったけど、嬉しかった。
目を覚ました、また喋ってる、動いているフユさんが見れるって、そう考えただけで涙が出そうになる。
ガラッ
「冬人、!」
「、兄さん」
秋人さんに最初病室に入って貰った。それに続いて俺も入る。
病室から聞こえてくるフユさんの声だけで、俺は涙が出る。
「良かった、目を覚ましたんだな」
「あぁ、さっき医者に診て貰った」
「本当に、、、、俺達が、朔がどれだけ心配したと」
「、、、、フユさん、良かった。目を覚まして」
俺は少しだけ緊張しながらも一歩前に歩いて、フユさんにそう言う。
だけど、俺は想像したなかった。この後、言われる言葉を、、、、
「誰?」
「「「「「え、、、、」」」」」
その場にいた全員(夏人さん、楓斗さん、日和さん、秋人さん)が凍るような発言をするフユさん。
俺は信じられなくて、次に発する言葉が震える。
「な、何、言って」
「兄さんの恋人か?それにしては子供も居るって、本当に誰だ?」
「ちょっ、冬人兄様、何冗談言ってるの???笑えないんだけど」
「そうだよ!なんで朔ちゃんの事分かんないの!?夫婦でしょ!?番でしょ!?」
「はっ?俺が?コイツと夫婦?番?、嘘だろ?」
「嘘じゃありませんわ。本当に分からないのですの?」
「当たり前だろ、日和。俺が嘘をついている訳ないだろ」
「どう言う、事だ」
秋人さんですら、焦った表情をしている。
羅人はこの混乱を感じ取っているのか泣きそうな顔をしている。
少ししてからまた病室の扉が開く音がした。
「「村瀬大先生起きたって!!?!?」」
「、玲央に糸じゃないか」
「「本当に起きてる!!」
「「「「「ハァァ!!?!?」」」」」
「「???何事???」」
拝啓、天国のママ、パパ、咲夜兄さん、雅陽姉さん夫婦、雅之兄さん夫婦。
俺達に新たな災難が脅されてしまいました。それも、とっても厄介で、辛いと思われる事が。
もう、、、、嫌だ。
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