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この人は、、、、俺の事をどう思っているのだろうか
しおりを挟む「ご馳走様、、、、」
プルルルルッ プルルルルッ
夜ご飯を食べた後、俺のスマホが鳴った。俺は電話の相手を確認する。
「ぁ、兄さんからだ」
俺はすぐに電話に出る。
「もしもし、、、、、うん、ご飯食べ終わったところ、ぁ、フユさん?居るよ、変わろうか?、うん、」
俺はすぐに近くに座っていたフユさんにスマホを渡す。
「兄さんなら、、俺食器洗ったりするから、」
「分かった、、、、雅之、俺だ、、、、あぁ、朔羅は元気だ」
ジャーッ カチャカチャ
「、、、、(楽しそうだな)」
兄さんと話しているフユさんの顔は、本当に嬉しそうだ。
この人は11年近く、兄さんの事を片想いし続けた。それが兄さんには伝わらなくて、兄さんは違う人と恋をして、結婚をした。
兄さんはフユさんの事をずっと親友だと思ってる、だけどフユさんは失恋をしたのに、親友に戻れる、いや、親友でい続ける事は出来るのだろうか。
ずっと好きだった人を、簡単に一瞬で忘れる事は出来ないだろう。俺がフユさんの立場だったら、絶対に無理だ。
だから、1番俺がこの人と生活をしてて、気になる事がある。
何故この人は、俺に抱きしめたり、キスをしたり、他の人にはしない事を俺にしてくるんだろう。
俺の事を好きだって、言ってたけど、、、、だけど、俺は分からない。
俺のファン達も俺の事を好きだって言うけど、その様な感情で俺に言ってる。兄さんにぶつける事の出来なかった欲望を俺にぶつけてるんじゃないか。俺はただの変え、身代わり?それとも兄さんの弟だから?
俺はあの人の気持ちが理解する事は、多分出来ない。言葉にしてくれなければ、分かる事はないだろう。
「、、、、朔羅、」
「?何、フユさん、?、兄さんとの電話は?」
「今終わった、アイスあるから食べるか?」
「ぁ、うん、食べる。今スプーン用意するね」
俺は少し動揺しながらも、タオルで手を拭いて、棚からスプーンを用意して、ソファに座って、フユさんとアイスを食べる。
「、、、、これ美味い、高い奴?」
「あぁ、三村が持って来た。バニラ味も食べるか?、」
「うん、食べる、」
俺がそうそう言うと、スプーンでバニラをすくって、俺の口元に持ってくるフユさん。俺は少し恥ずかしくなりながらも、口を開いて、アイスを食べる。
「ぁー、ん。!、美味ッ、これも美味しい、!チョコも食べる?」
「あぁ、、、、ぁー」
「はい、、、、」
「ん、、、、美味しいな、朔羅に食べさせて貰っているからかな」
恥ずかしげもなく、サラッと言ってくるフユさん。俺は耳が赤くなる感覚になる。この人は多分、なんでも恥ずかしげもなくやるんだろうな。そー言うところが、、、、カッコ、、、、
ん、俺今何思った!?違う!絶対に違う!カッコいいとか思ってねーし!絶対に!!
うん、勘違い!勘違い!!
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それから何日か後、俺のスマホの画面を見たらしい、フユさんが声をかけて来た。
「、、、、朔羅これなんだ?」
「?ぁ、これ、律さん、碧さん、後織斗君との写真~、貴重だから、壁紙にしてみた」
「距離近くないか?全員」
「そうか?普通じゃね?、仲良いとこうだろ」
「、、明日も迎えに行くから」
「別に良いっての!」
俺はそう言ってスマホを手にして、自室に入る。織斗君とメッセージのやり取りをしたりして結構楽しい。
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「てな感じで、此処は演技したら良いと思うよ」
「そっかぁ、凄いな。君は、俺だったら、難しいからな」
「朔~、俺らにも教えてよ~」
「そうだ、そうだ~、子役歴長いんだから~」
ドラマ撮影の休憩中、織斗君からのアドバイスをしていると何処からともなく、律さんと碧さんが後ろから声をかけて来た。
因みにだが、2人は芸歴で言うと14年で俺の後輩である。
「なんで年下に聞くんだよ、てか、碧さん、律さんなんで此処にいんの?」
「「暇だから」」
「アンタら、映画撮影あるだろう、」
「良いじゃーん、て言うか、今日も朔は抱き心地良い~」
「やっぱり、若いと良い~、織斗も、ほっぺ触ってみたら?」
「ぇ、ぁ、はい。ぁ、ほんとだモチモチ」
何て3人は俺を撫でたり、抱きしめたりする。この2人はともかく、織斗君も結構距離が近いと感じる。けど、普通だ。
「てか、村瀬先生との同居ってさ、大変じゃね?」
「?何が、?」
「だって、いくら兄貴の親友だからってさ、対応が大変だろう、村瀬先生も親友の弟だから、変な距離とか作ったりとか出来ないし」
「ぁ、、、、」
「そうそう、俺だったらいくら頼まれても、親友の弟と同居とか無理だし、まぁそう言う目で見てたら、違うけど」
「そう言う目?」
「「「なんでもない」」」
俺の顔を見て言葉を聞いたら何故か、3人共フルフルと顔を横に張って、そう言った。何故か分からなかった。
だけど、フユさんが俺の事をどう言う目で見ているのかは知りたいし、教えて欲しい。俺の事は要らないのか、とか本当は一緒に居たくないのか、とか、、、、
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俺が出ているモデル雑誌の撮影を終えて、朔羅の姿を見ようと探していると、朔羅を囲っている男達の姿を発見した。すると、俺の存在に気付いたのか、朔羅のマネージャーが声をかけて来た。
「あれ、村瀬先生迎え来てたんですか?早いですね」
「いや、雑誌撮影で、、、、あの抱き付いている2人が、律と、碧、?」
「はい、あの2人本当に朔君に甘いんですよねぇ、、織斗君も、朔君に興味ありげで、、、、って、村瀬先生?」
「、、、、あの3人のフェロモンだったのか、」
「ぇ、、、、って、凄い、顔してますよ」
俺の顔を見た朔羅のマネージャーは驚いていた。多分俺は今酷い顔をして、朔羅達の方を見ているに違いない。朔羅にピッタリとくっ付いて、フェロモンを付けている。
あの3人から香るαとしてのフェロモン、、、、アイツら、、、、
「、、、、もう容赦しない (ボソッ 」
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「よし、撮影終わり、!じゃ、帰りますかぁ、、、って、フユさん!?なんでいんの!?」
「何って、迎えに来たんだろ」
「ぁ、初めまして~、朔のお兄ちゃんしてます、東堂律です、!村瀬先生」
「同じくお兄ちゃんしてる西村碧です、よろしくです」
「朔君に色々教えて貰ったり、お世話になってます、戸田織斗です」
俺が驚いていると、後ろからバックハグかましてくる律さん斗、俺の片腕をギュッと掴んでくる碧さん。その隣に立つ織斗君。
「、迎えって、今日は良い!、俺律さん達と夜ご飯食べるから」
「ダメだ、夜ご飯は一緒に食べるって話だろ」
「はぁ!?別に、食べれない日だってあったじゃん!なんで、アンタにそう決められないといけないの!?」
「今日もダメだ、帰るぞ」
意味が分からないぐらいに、キッパリと言ってくるフユさんに俺は困惑していると、少し離れたところから、成太君に声をかけられて、俺は1人でそっちに向かう。
「、、、、お前ら、どう言うつもりだ」
「何がですか?て言うか、村瀬先生こそ、朔に対して執着エグくないですか?」
「そうそう、朔の兄貴が好きだったのに、なんで、朔に執着してんだが」
「2人共、言い方が、、、、でも、朔君は貴方に縛られて良い子ではないですけど」
「お前らこそ、朔羅にフェロモンを纏わり付けて、朔羅が気付いてないが、どう言うつもりだ」
「、、、、アンタから、朔を守るつもりでやった事、、、、」
「半端な気持ちであの子と暮らしてるんじゃねーだろうか?」
「「気持ちもちゃんと伝えないで、暮らし続けるんだったら、容赦しねーぞ」」
「、そんな事分かっている」
「律さん、碧さん、成太君から明日の仕事ちゃんと遅れず来てだって」
俺が成太君との話し合いを終わらせてくると、何故かその場の空気が少し険悪だった。
「じゃ、俺行くから、」
「ダメだ」
「はぁ?、なんでだよ!」
「危ないだろうが、αと一緒なんて」
「ッ、!」
フユさんにそう言われて、俺は一瞬ブチッとなって、そのまま言いたい事をフユさんにぶつけた。
「はぁ!?だったら、アンタだってαだろ!?俺の事なんも思ってないのに!いちいちうるさい!」
その場は一瞬で静かになった。俺は事の次第を理解して、なんとか弁明を図る。
「ぁ、いや、違う、、そう言いたかった訳じゃなくて、その」
「分かった、、」
フユさんは小さくそう言ったと思ったら、俺を抱き上げて、歩き始めた。
「は?ちょッ、何してんの!?降ろせって、!」
「、、、、」
「なんか言えよ!?、律さん、!碧さん、!織斗君!」
俺が降りようとするけど力は強く、3人はなにもしないで俺を見守ってて、他の現場スタッフさんからの奇妙な目線で恥ずかしくなり、フードで顔を隠す。
そして、いつの間にか車に乗せられて、家に帰っていた。
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