純粋な初恋(シリーズあり)

橋本衣

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俺と玲央の大ピンチ!! 1

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「、、、、はぁぁぁ」

「どうした?、朔羅さくら

「フユさん、、、、あのさ、」

お昼ご飯を食べ終わって十数分が経ち、俺はフユさんと一緒にパラソルの下で座っていた。俺は大きなため息を吐いていると、本を読んでいたフユさんが話しかけてきた。俺はさっきあった事を事細かく伝える。

「、、、、って、事があってさ。俺の言った言葉、あれで良かったのかな、って思って」

「、、、、確かに、お互いにすれ違っているのかもしれない。ひじりはもしかしたら既に玲央れおと付き合っていると思っているが、」 パタリッ

「玲央は聖と付き合ってない、告白されていないから、って思っている、訳?」

「あぁ、、これは、俺達が深く関わる問題じゃない。2人の問題、、、でも、大事な幼馴染の事だとそうはならないんだろ?朔羅は」

本を閉じて俺の方を向いて、言ってくれるフユさん。ちゃんとこー言う話を聞いてくれる所は好感度が高くなるポイント。
俺はフユさんの言葉に深く頷きながら、海辺で楽しそうにはしゃいでいる玲央といとの姿を見ながら、口を開く。

「玲央って聖と実は昔から因縁、みたいなのがあってさ、玲央は多分、聖と付き合ったりしない方がお互いの為だって思ってるんだよ」
「だけどさ、、、、好きな人と、付き合えないって、辛いじゃん。2人の場合友達って関係でもないし、今は番って関係でさ、、、、お互いの為に付き合わないって、1番辛いじゃん」

「あぁ、分かるよ。本当に、朔羅は優しいな。そんな所が俺は好きだ」ナデナデ

「!、///////// あっそ」

俺の言葉を聞いていると、微笑みながら俺の頭を撫でてそう言ったフユさん。俺は恥ずかしさと嬉しさで体育座りをし続けたまま顔を埋める。この人のナチュラルでこう言う事言う所、本当に、、、、


好き。


プルルルルルッ プルルルルルッ

「「!!」」

すると、スマホが鳴って俺とフユさんはビクリとする。フユさんのスマホが鳴ったらしく、すぐにフユさんはスマホを手に取る。

「誰だ、、って三村みむらか。ちょっと電話に出てくる」

「分かった、俺も玲央達の所行くし、、」

フユさんは立ち上がって、電話に出た。多分仕事の話かな~、三村さんも忙しいし、ほんと色々すいません、と言う気持ちで、玲央と糸達に合流するのである。

「あれ?まー君と聖、それに流太りゅうた君の3人は?」

「3人なら、あそこで誰が1番泳ぐの早いか競走してる」

「因みに現在トップはまさ君。次は流太君」

「聖以外と遅いんだな」

何てマコさんが指差した方向には猛スピードで泳ぎ競ってる3人の姿が目に入った。元気だなぁ、と同時に、玲央が少し元気になっていて安心した俺がいる。

「あれ?、村瀬むらせ大先生は?」

「フユさんなら、担当編集さんと電話してる。多分、この前出した本の修正案をメールで送ったとかの報告かな」

「すっかり、朔も村瀬さんの奥さんしてるよな、1番」

「マコさん、辞めて。それ、担当編集さん2人にも言われてたことがあるから」

「村瀬大先生は嫌がるそぶりないからね。本当にあの人なら妻にするだろうし、、、、」

何て、何故か同情の目を向けられるが、言っておくがお前達3人だってそれなりのヤバい奴に目付けられてるからな。1番マシなのは糸とまー君コンビだけど、、、、
玲央とマコさんは笑っていられる立場じゃないの忘れたのかよ。と、思いながら、海の中で遊ぶ。




























「喉乾いた~、ジュース、ジュース、、、あれ?」

俺は海から上がって、ジュースを飲もうとペットボトルを手に取ったのだが、、、、

「どうした?朔」

「空っぽだわ。ちょっくら飲み物買ってくるわ」

「ぁ、なら俺も行く。そろそろ無くなりそうだし」

「僕も、!正君のも買っておきたいから」

「そうか、なら俺は海戻ってるな」

マコさんはそう言って海に戻って行った。それとすれ違う様に、フユさんも戻って来た。今の今まで電話してたのか??片手にスマホとアイスコーヒーの入ったペットボトルを持って戻って来たのである。

「電話終わったの?結構時間かかったね」

「あぁ、いや、すぐに終わったんだが、飲み物を自動販売機で買っていたら、ナンパされてな」

「「「ナンパ、、、、」」」

「それで、「お兄さんイケメンですよね、恋人とか居ます~??」と聞かれたから、、」

「「「聞かれたから、、、、」」」

「「可愛い番が居ます」と言って来た、、、、って、朔羅?」

「/////////まだ、番っても居ないだろうが!!」

俺は大きな声でフユさんに向かって、言う。本当に恥ずかしげもなく言う所は良い所だけど、こー言うのはどうにかして欲しいし、少し嬉しいと思っちゃった俺が恥ずかしい。俺は素早く財布を取り、上着を着る。

「照れるな。いずれなるんだから、、、と言うか、何処かに行くのか?」

「飲みもん買ってくる。玲央と糸と一緒に、、、」

「分かった、3人共気を付けるんだぞ」

「「「はーい」」」

俺達はそう言って、此処から少し離れて上の方にある自動販売機に向かう。すると歩いている途中で、ニヤニヤしながら両隣の2人が俺の顔を見つめてきやがった。

「番じゃないのに番って言われるの結構恥ずかしいよね、分かるよ、朔。僕もそうだったから」

「無自覚と素直が合わさってあー言う言葉言われると、照れるよなぁ。分かる分かる」

「お前らおちょくってんのか、慰めてるのか、分からない言い方すんな辞めろ。それに、フユさんのアレはもうなんか少し慣れたし、、」

「慣れるぐらいずっと一緒に居るって事だよなぁ~、ねぇ、糸?」

「うんうん、完全にやっぱり、奥さんだよ、奥さん。いやぁ、羨ましい限りで、ねぇ、玲央?」

「よーし、おちょくってるって事で良いな。それで良いんだな??」

俺はそう言いながら歩き進める。少ししてから自動販売機に着いて、飲み物を買おうとポケットから財布を取り出す。玲央と糸も財布を取り出して数台の自動販売機を見つめている。
俺は適当に、リンゴジュースとスポーツ飲料水を買う。

「2人は?何買うんだ?」

「僕はお茶かなぁ、正君はコーラで良いって言ってたし、」

「俺もお茶で良いや~」

何て言いながら自動販売機で飲み物を買おうとしている2人。俺はそれを見つめていると、俺達を覆うほどの大きな影が差し掛かった。俺達は不思議に思いって振り返ると、、、、

「ねぇ、君達、ちょっと良いかな?」

「「「ぇ?、、、、」」」






























「流太、ちゃんとタオルで拭けよ?風邪引くぞ」

「分かってますって、真琴まことさん」

「聖って結構泳ぐの遅いんだな、意外」

正久まさひさが早いんでしょ。俺は普通だっての」

パラソルで本を読んでいると、4人が戻って来た。タオルで体を拭きながら、パラソルの中に入っていく。すると、真琴が辺りをキョロキョロしながら俺に話しかけて来た。

「あれ?村瀬さん、朔達まだ戻って来てないんですか?飲み物買いに行ってるの」

「あぁ、、そう言えば買いに行って30分近くなるな」

「ぇ、それ大丈夫ですかね。迷子になっているとか、、、、」

「いや、それよりもヤバい事が起きてる可能性ある」

「「「「ぇ?、、、、」」」」

真琴の言葉に俺も思わず、驚いてしまった。深刻そうな表情を浮かべている真琴に俺達は息を呑む程。俺達も嫌な予感を感じながら、真琴の方を見る事しかできなかった。

「今の3人は上着を着ている+髪を結んでいる。それ故に、女子に間違われるやすくなる。そして、チョーカーを付けていると言う事は、Ωだと分かる。そうなったら、そこら辺に居る男どもが群がる、、、、最悪の場合、誘拐もあり得る話、、、、」

「いや、ぇ、マコさんマジの話?!確かに、玲央達って超可愛いけど!!」

「いや、聖、可能性としてはあり得る。普段から女子に間違われやすい玲央と朔なら余計に、、、、」

「そこは、普通自分の恋人も入れると思うよ、正久」

「それに、話をしている間も帰ってくる気配がないと言う事は、可能性が高いと言う事で、、、、」

俺の言葉に一気に顔色を悪くする4名。少し不安にさせずたか、と思うと同時に朔羅達3名の安否が気になる俺もいる。俺達はすぐに自動販売機の所へと向かった。
するとそこには、、、、

「「!糸!」」

「、、ぁ、正君、マコさん、それに皆さんも」

自動販売機の前に座り込んで居る糸の姿があった。辺りに数本のペットボトルが散らばっている。朔羅と玲央の姿が見当たらないが、真琴と正久がすぐに駆け寄った。

「糸、怪我ないか?大丈夫か?」

「大丈夫だよ、マコさん。ちょっと尻餅ついちゃって、、、ぁ、僕より朔と玲央の2人!あの2人、攫われちゃった!!」

「「「「「!はぁ!?」」」」」

糸の言葉に俺達は驚愕し、大きな声を出す。糸の表情からして嘘とは思えず、焦った声と顔で、真琴の肩を掴む。

「僕よりもあの2人が危ない!あの2人がΩだって、それも朔は番持ちじゃない事分かってて車で連れ去った!抵抗してたけど、アイツら複数人で、どうしよう!(泣)」
「多分アイツら、2人の事、朔と玲央の事襲うつもりだよ!」

「落ち着け、分かった。とりあえず、正は糸を連れて元の場所に戻れ、、念の為流太も一緒に。後は俺達でやるから」

遂には泣き出してしまった糸。それを優しく落ち着かせる真琴からはドス黒いオーラが出ており、朔羅が本気で怒った時に出たのと似ているなぁ、と思いながら見つめると同時に、、、、
俺自身もイライラして来たのは隠しきれていないと思う。

「はい、分かりました。糸、大丈夫だからな」

「いや、俺も行きますよ!真琴さんも危ないし!」

「お前が、糸と正の2人を守れ、お前だから言ってるんだ」

「!、、分かりました。無事で帰って来てくださいね」

「あぁ、、、、」

正久と流太、真琴の3人の会話を聞く。正久、糸、流太は元のパラソルの場所はと戻って行った。
そして俺の隣に立っている聖は、既に暴走列車に乗り込もうとしている寸前だった。俺は瞬時に聖の首根っこを掴む。

「村瀬さん!行かせて下さい!玲央と朔が!」

「落ち着け、何処に行ったか分からないままで行った所で時間を無駄にする」

「そうだぞ、聖。それで、そう言うって言う事は、何か秘策でも、あるんですか、村瀬さん」

掴んだまま、上着のポケットからスマホを取り出してアプリを起動する。画面に映ったものとは、、、、

「「これって、、、、!」」

「朔羅に付けているチョーカーのGPSで示されている場所、」

「アンタならやってると思ってたけど、マジでやってたのね」

「俺もしようかな、、、、」

引きながらも納得している2人を連れて、朔羅達が居る位置を把握して、即座にレンタカーを借りて此処から少し上の部分に車を走らせる。



























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