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もう嫌だ、俺って何なの。意味が分からない、、、、
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「望君、どう?この衣装」
「ぉー、可愛いよ。後でスカートバージョンもあるからな」
「圧倒的に需要と供給が伴っての服装だって事だけは俺は分かる」
フユさん弟である村瀬夏人さんと会ってから数日後、俺はとある単体での仕事撮影に来ている。仕事内容はスイーツショップの新ドリンクのCM撮影と広告撮影なのです!
着いて来ているのは、勿論我らが望君。と言うか何で望君?
「似合ってんだし良いんじゃないか?」
「まぁ、分かるけど、、と言うかさ、この前から思ってたけど、望君俺の仕事に着いて来りしてない?律碧の方は?」
「、、、、朔、俺にだってな、たまには癒しが欲しいんだよ」
「、、俺が癒しになってるんだったら良かったよ」
年長2人のマネージメントは疲れるもんね。しょうがないよ。
俺は心の中でそう納得していると、撮影現場の入り口から誰かが入って来た。少し騒がしかったのに一気に静かになった。
俺と望君はそちらに視線を向ける。
「偉い人でも来たのかな?」
「ぁ、そう言えば、社長さんが挨拶に来るって言ってた様な」
「え゛、聞いてないけど!?」
俺の反応を他所に足音は近づいてくる。そして俺の目の前に現れたのは高身長で黒髪、整った顔立ちとキリッとした目元、少し威圧感を感じ即座にαと分かる雰囲気を放つ男性が立って居た。俺は少しビクッとしてしまう。
「初めまして、今回仕事を引き受けて下さり誠に有難う御座います」
「ぃ、いえいえ、仕事のオファーが来た時は本当に嬉しかったですし、こちらこそありがとうございます」
「そうですか。私はこの会社の社長で村瀬秋人です、どうぞよろしく」
「村瀬、、秋人?、oh no、、、、(コンプリート!!村瀬4兄弟コンプリートだよ!!1月じゃねーのかよ!!濃いよ!せめて2週間は開けろよ!!)」
俺は名前を聞いた瞬間その場に崩れ落ちるぐらいの衝撃が全身に走った。何故なら村瀬秋人と言う名は既に日記の中で確認してから。それに社長をしていると言う事も楓斗さん経由で知っているから!!
って、、冬人→フユさん父(春人)→夏人、そして秋人って綺麗に並んでる~、、、、じゃなくて!!
「?どうしたんだい?」
「いえ、何でもないです。ただ、知り合いに同じ苗字の人が居たので」
「ぁ、そうなのかい」
俺は即座に誤魔化す。何故なら、此処で全兄弟に付き合ってるとバレるのはなんか嫌だし!!うん!
「望君、これ美味しいね」
「そうだな。今度差し入れに入れるか?」
「そうする!みんな喜んでくれると思うし」
「喜んでくれるさ、朔が選んだのならな」
それから俺は広告撮影とCM撮影をこなして、一時休憩に入る。新ドリンクを飲みながら、人があんまり通らない所で座る。
「疲れた、けど美味い」
「そう言ってくれると嬉しいな」
「ぇ、ギャッ」
突然現れたフユさん兄こと秋人さんに驚いてしまう。
「すまない、驚かせてしまったな」
「いえいえ、ぁ、お隣どうぞ」
「失礼するね」
何だろう、この人は見た目こそフユさんにはあんまり似てない気がする。今思えば夏人さんは顔立ちとか特に目元はフユさんに似てたけど雰囲気とか性格面はあんまり似てなかった。多分お母さんである四季さんに何だと思う。
やっぱり、と言うか言い方が悪いと思うけどお母さんが違うからなのかな、、、、
ってこんな事聞いちゃダメだし考えるのもダメじゃん!!
「実はと言うと、今回の新ドリンク俺が考えたんだ」
「ぇ、村瀬社長がですか?」
「意外だろ?この見た目でこんな可愛らしいものを作るなんて」
「ぁ、まぁ、はい、(ビックリはしたけど、、1番近くに可愛い物好きな男が居るからあんまり驚かない)」
「周りからも好きな物を言われたら驚かれる。もっと男らしい物を好きだと思われているし、その方が良いと思ってはいるんだけどね」
「会社の為にトレンドをチェックしたり、社員達の得意な分野を考えたりして、それで今回の商品を考えたりもしたんだけどな」
「、、、、俺は全然良いと思いますよ。好きな物が可愛い物でも」
「え?」
「俺の知り合い(恋人)にも可愛い物が好きな村瀬社長ぐらいの体格の人居ますし、それに好きになった物に理由なんてないし、村瀬社長はカッコいい物よりも可愛い物が好きになったってだけですから」
「そうだろうか。社長なんだから、後継だからもっとしっかりとした趣味と交友関係を持ちなさい、こんな可愛らしい物なんて似合わない、何て言われて来たから、自信がない」
「そのせいと言っていいのか、社員達とのコミュニケーションも中々取れず距離が空いていると自覚はしている。だから出来るだけ社員達の活躍出来る心休まる環境を作る事に勤しんで入るんだ」
そう言いながら、両手を握って下を向く秋人さん。そう言えば、日記には実のお母さんから後継者としての圧や教育を受けて来たってそれをどうにかしたいとか、誰よりも家族仲間想いな所がある、って書いてあったっけ。
「そのせいで、俺は弟達と関わる事が少なく変に溝が出来て、自由な弟達が憎くて嫌だと思ってしまう。こんな自分が1番醜いと思う」
「特に歳の近い弟には特に当たりが強いと思ってるんだ、何にも縛られなくて、好きな事をして、そんな環境を奪いたいと思ってしまう」
「、、、、」
「って、いきなり15歳以上歳の離れた男からこんな事言われても困るし引くよな。すまない、俺はもう行k 「ちょっと待って下さい」、、え?」
「俺は後継者とかそう言う立場になった事はないけど、好きな事とかしたい事を縛られるのは嫌だって気持ちは分かるし、兄弟が羨ましいって思った事もあります」
「そうなのか?」
「俺、両親早くに亡くしてるから、両親との思い出とか殆どないです。だから両親との思い出ある姉や兄達が羨ましい、俺の知らない思い出を話してる姿が嫌だって思う事何回も何十回もあります。叔父や祖父母に対しても両親の過去の話とかをしていて会話に入らなくて悔しいって思った事あるし、両親の事をあんまりちゃんと知らなくて」
「そうだったのか」
「それに、この仕事をしていればどうしてもしたい事が制限されます。仕事が大事だからこそ制限されるから、これは俺も悪いとは思うんですけどね。したい事、好きな事が出来ない辛さは俺はそれなりに理解出来ると思います」
「それに、好きな事やしたい事が今は仕事に出来ててそれでいて会社の為に頑張ってるなんて凄いですよ」
「、、、、、、、、やっぱり、君にオファーして正解だったよ」
「え?」
「実はオファーしたのは俺なんだ。前々から気になっていてね」
「苺やチョコが好きとか、編み物が好きとかを言っていたから、興味があったし、、、、それに」
「まさかの俺の好みからのオファーでしたか。、、、、ん?それに?」
「テレビを見て物事をはっきり言ってくれる性格だから何でも言えそうだなって、実際にバッサリと俺に色々言ってくれたから本当に大正解だった」
「そ、そうですか。なんか、良かったです?」
秋人さんの言葉に少しむず痒くなってしまう。はっきりと言う性格ではあるけどそこを評価されてオファーされるとは思いも知らなかったし、ちょっと照れる。
「そう言えば、気になったんですが村瀬社長って小説とかってお読みになるんですか?」
「小説?、ぁーまぁ、何回かは読んだ事がある。ただ、俺には出来ない事だなと思う事があるな」
「そうなんですか?」
「あぁ、想像する事なんてする事より、後継として頑張って頑張って生活していく事の方が忙しかったからな」
「、、、、それって凄いけど、疲れますよね」
「あぁ、俺は誰の為に頑張ってるのかと何回考えたか分からない。でもやらなければ怒られる事があった。それが嫌だった、、何をやっても充実なんて感じた事がない」
「だったら、、、、村瀬社長は頑張って頑張って此処まで来れて、本当に凄いです。好きな事をちゃんと仕事に繋げてて俺はとってもカッコいいと思います」 ナデナデ
俺はそう言いながら秋人さんの頭を撫でる。いつもフユさんになされる様な撫で方でそれでいて本当に褒める様な、俺が嬉しかったやり方で、、、、
「!、、ポロポロッ ポロポロッ (泣)」
「!?、ど、どうしましたか!?」
「いや、その、誰かに褒められたり、誰かにこうやって自分の趣味を話してそれを受け入れて貰える事なんて中々なくてな。自分のやってた事が無駄じゃなかったって言われたみたいで、、、、感極まって」
「、、、、、、、、(兄弟って似るんだな、4人とも俺が間接的には泣かせた事あるし、、、、ある意味コンプリートか)」
「俺は口数が少なかったとか語弊を生じる事を良く言うと良く言われるが、君にはちゃんと伝わって良かった」
「そうですか、、、、(フユさんと言う話の通じない人間が常に側にいるせいでしょうか、そうなんでしょうね)」
何て言いながら俺と秋人さんは静かに時間が過ぎるのを待つ。
この人見た目とかフユさんには似てないけど、性格、考え方がフユさんに似てる。楓斗さんは多分似せたって感じかな。良く見てるって感じ、だけどこの2人は根が同じだと思う。
なんか、俺分かんねーけど、距離がもしあるんだったらそれをどうにかしてあげたいかも、、、、後悔はさせたくない。
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「つうかさ、社長って何考えてんのか分かんねーよな」
休憩から10分経ってそろそろ終わろうと俺と秋人さんが立ち上がった瞬間、耳に入って来た言葉。
その言葉に俺と秋人さんは体を硬直させる。
「ぁー、分かる。基本真顔だし俺ら社員の事なんてただの駒とか思われてねー気がする」
「だよな~、村瀬財閥の御曹司だが何だか知らねーけどさ、もうちょっとは俺達の活躍出来る環境作って欲しいわ」
「な!ただでさえ俺はαだからお前らとは違うって感じのオーラ出されてるし、」
「、、、、出してるんですか?(ボソッ」
「だ、出した事はない (ボソッ 」
「ぁ、そうですか (ボソッ 」
「俺らの事なんてただの使い捨てとか輝かしい未来に行く為だけのモブだと思ってるんじゃね?笑」
「そうとしか思えねーよな。社長なら社長らしくただただ社長の席座って話だよ笑」
笑いながらそう吐き捨てる様に言った社員2人の言葉に俺は何かがブチ切れる音がした。
「何、人の悪口言ってるんですか?」
気付いたら、社員2人の前に立って居た。
「ぇ、ぁ、橋本君、聞いてたんだ」
「はい、しっかりと」
「橋本君だって分かるだろ?あの無愛想でどうせあの商品だってそこらのキャバの女とかに考えさせたんだr 「俺よりも長く聞いているのにバカなんですね、お2人って」、、ぇ?」
「すみません、今からちょーっと口が悪くなります。貴方達は村瀬社長の何を見てそう言ってるのでしょうか?ぁ、いや、何も見ず考える事もしなかったからそう見えてるだけでしょうか」
「なっ、何言って」
「図星でしたか?行っておきますがね、村瀬社長は貴方達社員の為に色々考え活躍出来る場を心休まる場を作り、貴方達と会話をしたいとそう願っているんですよ」
「そ、そんなの俺達にカンケーなし、知ったこっちゃない!」
「そうだよ!それに本当にそうなんだったら、言えよって話!」
「そうですね、そう言う考えもありますけど、では聞きますが貴方達が快適に会社で過ごし活躍出来仕事を与えられ、好きな仕事が続けられているのは誰のおかげですか?」
「「ッ、、、、」」
「今の時代就職だって困難ですし、引く手数多とは言えこの職種事態希少。それでいて毎月仕事があるのは社長である村瀬社長達が頑張っているからですよ」
「それなのに、想像だけでその人を勝手に決めつけて、有る事無い事を陰口の様に言いまくって、アンタらの方が社長の事を良く見てないって分かるわ。その馬鹿さ加減には俺でも呆れてるわ」
「だからって一々考える事なんて出来ねーし、頑張ってんなら口にしろって話だろ!?」
「ぇ?何?一々、今日はこれを頑張りましたとか、今日は社員のみんなの為にこの仕事を取って来ました、って毎日毎日言われたいんですか?」
「ッ、それは、」
「そうですよね?そんなのウザいし一々聞き続けれませんよね?だから村瀬社長は信用出来る部下に仕事を回してそれを部下の部下に伝えて仕事をして貰うって言う事にしたんですよ。貴方達社員に変な緊張を与えたくないって言う社長の気持ちを考えるだけの脳は持っておいた方がよろしいと思いますよ」
「ッ~~~、さっきから言わせておけば!ガキが、Ωが大人に文句なんて100年早いんだよ!」
「!、ッ」
「待て」
社員の1人が俺を殴ろうとして俺は目を瞑る。だが、その前に秋人さんの声がそのフロア一体に響く。俺は目を開けると、俺の目の前に秋人さんが立って居た。
「しゃ、社長、何で此処に、?」
「嘘、さっきまでの会話聞かれてた?、、嘘だろ」
「全部聞いて居た。嘘じゃない。さっきの会話で君達を不安にさせてしまったのは申し訳ないが、ただ、今回我が社大事なお客様である橋本君への暴力未遂、俺ではあったが人への陰口を考慮し、君達には1ヶ月謹慎処分をくだす」
「!待ってください!さっきほどの言葉はその、言葉のあやで!本心から言った事ではないんです!!」
「そうです!社長の事尊敬してますし!謹慎処分なんて降ったら両親になんて言われるか!!」
「、、、、言っただろ?最初から聞いていると」
「「ヒッ、」」
「詳しい処遇はあって連絡する。身の振り方を考えるんだな」
「「は、はい」」
社員2人はそう言ってその場から立ち去った。なんかあれよあれよの展開で俺は唖然とする。
「橋本君、我が社の社員がとんでもない事をしてすまなかった」
「いえいえ、、思った事を言ったまでですので」
「後日俺から何かお礼をお送りしたいと思います」
「お礼なんて、、、、、、、、それなら、俺の事下の前で呼んでくれませんか?」
「え?」
「苗字呼び慣れないですし、良かったら何ですけど」
「分かりました、では朔、ありがとう」
「、はい」
それから俺は撮影に戻った。
その30分後に撮影終了し着替える。
「疲れた~」
「俺は朔の可愛さに癒されたがな。帰ったら成太さんでも癒されるしな」
「今日は望君の特大癒しデーになったわけだ、笑」
「当たり前だろう。だがこの商品売れるな。お前が出てるし商品次第美味しいしな」
「、、、、当たり前でしょ?何故ならこの俺だもん」
「、、そうだな」
そんな会話をして、スタッフさん達に挨拶をして帰ろうと下の駐車場で望君が車を持ってくるのを待っていると、
「朔、もう帰るのか?」
「村瀬社長、はい、今日は本当にありがとうございました」
「こちらこそお礼を言わせて欲しい。本当に有難う御座います」
「いえいえ、」
「、、今日君に出会えて本当に良かったと思う。君と言う存在が俺を救った」
「!、そんな事」
「そんな事、あるんだよ。君と出会えて俺は幸せだな」
「ッ!、、、、、、、、そー言うところ、本当に弟達にそっくりだわ」
「え?、、、、ハッ」 パシッ
俺は自分の言った発言に気付いて手で口を元を押さえる。
俺今弟達って言った!?馬鹿!最後の最後で何言ってんの!?気緩めすぎ!!
俺は顔面蒼白でその場に立っていると、望君の運転する車が俺の後ろに止まる。
「朔、それはどう言う意味」
「ッ~、きょ、今日は本当にありがとうございました!またの機会に!!では!」
「!ぁ、!」
俺は素早く車の中に入る。
「望君車出して!」
「ぇ?村瀬社長となんか話してたんじゃないのか?」
「終わったから!早く!」
「分かった、何があったんだ」
「、、、、ちょっとした俺の失態、かな」
「朔、冷や汗凄いぞ、大丈夫か?」
「大丈夫、、、、、、、、」
「そうか」
車を走らせて、気付いたら家に着いて居た。
「ただいまー」
「おかえり、朔羅仕事どうだった?CMと広告撮影だったんだろ?」
「ぁ、うん。結構良かったよ」
「そうか、そう言えば何処の会社だったんだ」
「へ?、ぇ、っと、何だったけな。忘れちゃった」
「忘れるか、普通」
「しょうがないじゃん」
「お前は子供っぽいから覚えられる事が少ないのか?」
「ハァ!?フユさんだって俺の言った事出来てない事多いんだから、フユさんだって子供なんじゃないの!?」
「俺が子供だと、じゃあ俺に組み敷かられる朔羅は何だろうな」
「、、、、それはそれじゃんか!つうかフユさん意地悪!」
「本当に朔羅は可愛いな」
「可愛い言うなぁ~!!」
「、、ベッドの下で沢山言ってやるから安心しろ」
「言うなって!、、、、ん?ベッドの下?」
「、ちょっとこっち来い」
「行かねーからな!絶対行かねーから!って来るな!」
俺の抵抗無視して俺を抱き上げ、2階の寝室へと向かう馬鹿フユ。
あぁもういっつもこうなる!!、、、、でも今はいいかもしれない。秋人さんの事を勘付かれてないから、、
そう思っていると、ベッドに押し倒される。
「嫌だからn ングッ 」チュッ
「可愛い朔羅を前にして待つなんて選択肢俺にはないんだよ、」
「///////// こんなアホ馬鹿変態野郎」
「その男に今から抱かれるのはお前だろう?」
「言うな~!!」
拝啓、天国のママ、パパ、咲夜兄さん、雅陽姉さん夫婦、雅之兄さん夫婦、俺はもう無理です。
村瀬家の他の3兄弟とフユさん父と出会って、俺はこれから村瀬家の深く関わる事が確定したと同時に大変だなと言う感情と少しだけ楽しみという感情が入り混じる。
だって、フユさんの家族だもん。知りたいって感情は俺の勝手じゃん?
「フユさん、、」
「ん?何だ?」
「、、俺、少しはフユさんの事ちゃんと考えてるからな」
「、そうか。それは良かった、、」 ナデナデ
上手く伝えられなかった気がする。でも、フユさんの事、これからの事はちゃんと考えてるのは本当だから、、、、
言葉にするのは恥ずかしいけど、フユさん、俺は、アンタの事、、、、
愛してるよ。
「ぉー、可愛いよ。後でスカートバージョンもあるからな」
「圧倒的に需要と供給が伴っての服装だって事だけは俺は分かる」
フユさん弟である村瀬夏人さんと会ってから数日後、俺はとある単体での仕事撮影に来ている。仕事内容はスイーツショップの新ドリンクのCM撮影と広告撮影なのです!
着いて来ているのは、勿論我らが望君。と言うか何で望君?
「似合ってんだし良いんじゃないか?」
「まぁ、分かるけど、、と言うかさ、この前から思ってたけど、望君俺の仕事に着いて来りしてない?律碧の方は?」
「、、、、朔、俺にだってな、たまには癒しが欲しいんだよ」
「、、俺が癒しになってるんだったら良かったよ」
年長2人のマネージメントは疲れるもんね。しょうがないよ。
俺は心の中でそう納得していると、撮影現場の入り口から誰かが入って来た。少し騒がしかったのに一気に静かになった。
俺と望君はそちらに視線を向ける。
「偉い人でも来たのかな?」
「ぁ、そう言えば、社長さんが挨拶に来るって言ってた様な」
「え゛、聞いてないけど!?」
俺の反応を他所に足音は近づいてくる。そして俺の目の前に現れたのは高身長で黒髪、整った顔立ちとキリッとした目元、少し威圧感を感じ即座にαと分かる雰囲気を放つ男性が立って居た。俺は少しビクッとしてしまう。
「初めまして、今回仕事を引き受けて下さり誠に有難う御座います」
「ぃ、いえいえ、仕事のオファーが来た時は本当に嬉しかったですし、こちらこそありがとうございます」
「そうですか。私はこの会社の社長で村瀬秋人です、どうぞよろしく」
「村瀬、、秋人?、oh no、、、、(コンプリート!!村瀬4兄弟コンプリートだよ!!1月じゃねーのかよ!!濃いよ!せめて2週間は開けろよ!!)」
俺は名前を聞いた瞬間その場に崩れ落ちるぐらいの衝撃が全身に走った。何故なら村瀬秋人と言う名は既に日記の中で確認してから。それに社長をしていると言う事も楓斗さん経由で知っているから!!
って、、冬人→フユさん父(春人)→夏人、そして秋人って綺麗に並んでる~、、、、じゃなくて!!
「?どうしたんだい?」
「いえ、何でもないです。ただ、知り合いに同じ苗字の人が居たので」
「ぁ、そうなのかい」
俺は即座に誤魔化す。何故なら、此処で全兄弟に付き合ってるとバレるのはなんか嫌だし!!うん!
「望君、これ美味しいね」
「そうだな。今度差し入れに入れるか?」
「そうする!みんな喜んでくれると思うし」
「喜んでくれるさ、朔が選んだのならな」
それから俺は広告撮影とCM撮影をこなして、一時休憩に入る。新ドリンクを飲みながら、人があんまり通らない所で座る。
「疲れた、けど美味い」
「そう言ってくれると嬉しいな」
「ぇ、ギャッ」
突然現れたフユさん兄こと秋人さんに驚いてしまう。
「すまない、驚かせてしまったな」
「いえいえ、ぁ、お隣どうぞ」
「失礼するね」
何だろう、この人は見た目こそフユさんにはあんまり似てない気がする。今思えば夏人さんは顔立ちとか特に目元はフユさんに似てたけど雰囲気とか性格面はあんまり似てなかった。多分お母さんである四季さんに何だと思う。
やっぱり、と言うか言い方が悪いと思うけどお母さんが違うからなのかな、、、、
ってこんな事聞いちゃダメだし考えるのもダメじゃん!!
「実はと言うと、今回の新ドリンク俺が考えたんだ」
「ぇ、村瀬社長がですか?」
「意外だろ?この見た目でこんな可愛らしいものを作るなんて」
「ぁ、まぁ、はい、(ビックリはしたけど、、1番近くに可愛い物好きな男が居るからあんまり驚かない)」
「周りからも好きな物を言われたら驚かれる。もっと男らしい物を好きだと思われているし、その方が良いと思ってはいるんだけどね」
「会社の為にトレンドをチェックしたり、社員達の得意な分野を考えたりして、それで今回の商品を考えたりもしたんだけどな」
「、、、、俺は全然良いと思いますよ。好きな物が可愛い物でも」
「え?」
「俺の知り合い(恋人)にも可愛い物が好きな村瀬社長ぐらいの体格の人居ますし、それに好きになった物に理由なんてないし、村瀬社長はカッコいい物よりも可愛い物が好きになったってだけですから」
「そうだろうか。社長なんだから、後継だからもっとしっかりとした趣味と交友関係を持ちなさい、こんな可愛らしい物なんて似合わない、何て言われて来たから、自信がない」
「そのせいと言っていいのか、社員達とのコミュニケーションも中々取れず距離が空いていると自覚はしている。だから出来るだけ社員達の活躍出来る心休まる環境を作る事に勤しんで入るんだ」
そう言いながら、両手を握って下を向く秋人さん。そう言えば、日記には実のお母さんから後継者としての圧や教育を受けて来たってそれをどうにかしたいとか、誰よりも家族仲間想いな所がある、って書いてあったっけ。
「そのせいで、俺は弟達と関わる事が少なく変に溝が出来て、自由な弟達が憎くて嫌だと思ってしまう。こんな自分が1番醜いと思う」
「特に歳の近い弟には特に当たりが強いと思ってるんだ、何にも縛られなくて、好きな事をして、そんな環境を奪いたいと思ってしまう」
「、、、、」
「って、いきなり15歳以上歳の離れた男からこんな事言われても困るし引くよな。すまない、俺はもう行k 「ちょっと待って下さい」、、え?」
「俺は後継者とかそう言う立場になった事はないけど、好きな事とかしたい事を縛られるのは嫌だって気持ちは分かるし、兄弟が羨ましいって思った事もあります」
「そうなのか?」
「俺、両親早くに亡くしてるから、両親との思い出とか殆どないです。だから両親との思い出ある姉や兄達が羨ましい、俺の知らない思い出を話してる姿が嫌だって思う事何回も何十回もあります。叔父や祖父母に対しても両親の過去の話とかをしていて会話に入らなくて悔しいって思った事あるし、両親の事をあんまりちゃんと知らなくて」
「そうだったのか」
「それに、この仕事をしていればどうしてもしたい事が制限されます。仕事が大事だからこそ制限されるから、これは俺も悪いとは思うんですけどね。したい事、好きな事が出来ない辛さは俺はそれなりに理解出来ると思います」
「それに、好きな事やしたい事が今は仕事に出来ててそれでいて会社の為に頑張ってるなんて凄いですよ」
「、、、、、、、、やっぱり、君にオファーして正解だったよ」
「え?」
「実はオファーしたのは俺なんだ。前々から気になっていてね」
「苺やチョコが好きとか、編み物が好きとかを言っていたから、興味があったし、、、、それに」
「まさかの俺の好みからのオファーでしたか。、、、、ん?それに?」
「テレビを見て物事をはっきり言ってくれる性格だから何でも言えそうだなって、実際にバッサリと俺に色々言ってくれたから本当に大正解だった」
「そ、そうですか。なんか、良かったです?」
秋人さんの言葉に少しむず痒くなってしまう。はっきりと言う性格ではあるけどそこを評価されてオファーされるとは思いも知らなかったし、ちょっと照れる。
「そう言えば、気になったんですが村瀬社長って小説とかってお読みになるんですか?」
「小説?、ぁーまぁ、何回かは読んだ事がある。ただ、俺には出来ない事だなと思う事があるな」
「そうなんですか?」
「あぁ、想像する事なんてする事より、後継として頑張って頑張って生活していく事の方が忙しかったからな」
「、、、、それって凄いけど、疲れますよね」
「あぁ、俺は誰の為に頑張ってるのかと何回考えたか分からない。でもやらなければ怒られる事があった。それが嫌だった、、何をやっても充実なんて感じた事がない」
「だったら、、、、村瀬社長は頑張って頑張って此処まで来れて、本当に凄いです。好きな事をちゃんと仕事に繋げてて俺はとってもカッコいいと思います」 ナデナデ
俺はそう言いながら秋人さんの頭を撫でる。いつもフユさんになされる様な撫で方でそれでいて本当に褒める様な、俺が嬉しかったやり方で、、、、
「!、、ポロポロッ ポロポロッ (泣)」
「!?、ど、どうしましたか!?」
「いや、その、誰かに褒められたり、誰かにこうやって自分の趣味を話してそれを受け入れて貰える事なんて中々なくてな。自分のやってた事が無駄じゃなかったって言われたみたいで、、、、感極まって」
「、、、、、、、、(兄弟って似るんだな、4人とも俺が間接的には泣かせた事あるし、、、、ある意味コンプリートか)」
「俺は口数が少なかったとか語弊を生じる事を良く言うと良く言われるが、君にはちゃんと伝わって良かった」
「そうですか、、、、(フユさんと言う話の通じない人間が常に側にいるせいでしょうか、そうなんでしょうね)」
何て言いながら俺と秋人さんは静かに時間が過ぎるのを待つ。
この人見た目とかフユさんには似てないけど、性格、考え方がフユさんに似てる。楓斗さんは多分似せたって感じかな。良く見てるって感じ、だけどこの2人は根が同じだと思う。
なんか、俺分かんねーけど、距離がもしあるんだったらそれをどうにかしてあげたいかも、、、、後悔はさせたくない。
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「つうかさ、社長って何考えてんのか分かんねーよな」
休憩から10分経ってそろそろ終わろうと俺と秋人さんが立ち上がった瞬間、耳に入って来た言葉。
その言葉に俺と秋人さんは体を硬直させる。
「ぁー、分かる。基本真顔だし俺ら社員の事なんてただの駒とか思われてねー気がする」
「だよな~、村瀬財閥の御曹司だが何だか知らねーけどさ、もうちょっとは俺達の活躍出来る環境作って欲しいわ」
「な!ただでさえ俺はαだからお前らとは違うって感じのオーラ出されてるし、」
「、、、、出してるんですか?(ボソッ」
「だ、出した事はない (ボソッ 」
「ぁ、そうですか (ボソッ 」
「俺らの事なんてただの使い捨てとか輝かしい未来に行く為だけのモブだと思ってるんじゃね?笑」
「そうとしか思えねーよな。社長なら社長らしくただただ社長の席座って話だよ笑」
笑いながらそう吐き捨てる様に言った社員2人の言葉に俺は何かがブチ切れる音がした。
「何、人の悪口言ってるんですか?」
気付いたら、社員2人の前に立って居た。
「ぇ、ぁ、橋本君、聞いてたんだ」
「はい、しっかりと」
「橋本君だって分かるだろ?あの無愛想でどうせあの商品だってそこらのキャバの女とかに考えさせたんだr 「俺よりも長く聞いているのにバカなんですね、お2人って」、、ぇ?」
「すみません、今からちょーっと口が悪くなります。貴方達は村瀬社長の何を見てそう言ってるのでしょうか?ぁ、いや、何も見ず考える事もしなかったからそう見えてるだけでしょうか」
「なっ、何言って」
「図星でしたか?行っておきますがね、村瀬社長は貴方達社員の為に色々考え活躍出来る場を心休まる場を作り、貴方達と会話をしたいとそう願っているんですよ」
「そ、そんなの俺達にカンケーなし、知ったこっちゃない!」
「そうだよ!それに本当にそうなんだったら、言えよって話!」
「そうですね、そう言う考えもありますけど、では聞きますが貴方達が快適に会社で過ごし活躍出来仕事を与えられ、好きな仕事が続けられているのは誰のおかげですか?」
「「ッ、、、、」」
「今の時代就職だって困難ですし、引く手数多とは言えこの職種事態希少。それでいて毎月仕事があるのは社長である村瀬社長達が頑張っているからですよ」
「それなのに、想像だけでその人を勝手に決めつけて、有る事無い事を陰口の様に言いまくって、アンタらの方が社長の事を良く見てないって分かるわ。その馬鹿さ加減には俺でも呆れてるわ」
「だからって一々考える事なんて出来ねーし、頑張ってんなら口にしろって話だろ!?」
「ぇ?何?一々、今日はこれを頑張りましたとか、今日は社員のみんなの為にこの仕事を取って来ました、って毎日毎日言われたいんですか?」
「ッ、それは、」
「そうですよね?そんなのウザいし一々聞き続けれませんよね?だから村瀬社長は信用出来る部下に仕事を回してそれを部下の部下に伝えて仕事をして貰うって言う事にしたんですよ。貴方達社員に変な緊張を与えたくないって言う社長の気持ちを考えるだけの脳は持っておいた方がよろしいと思いますよ」
「ッ~~~、さっきから言わせておけば!ガキが、Ωが大人に文句なんて100年早いんだよ!」
「!、ッ」
「待て」
社員の1人が俺を殴ろうとして俺は目を瞑る。だが、その前に秋人さんの声がそのフロア一体に響く。俺は目を開けると、俺の目の前に秋人さんが立って居た。
「しゃ、社長、何で此処に、?」
「嘘、さっきまでの会話聞かれてた?、、嘘だろ」
「全部聞いて居た。嘘じゃない。さっきの会話で君達を不安にさせてしまったのは申し訳ないが、ただ、今回我が社大事なお客様である橋本君への暴力未遂、俺ではあったが人への陰口を考慮し、君達には1ヶ月謹慎処分をくだす」
「!待ってください!さっきほどの言葉はその、言葉のあやで!本心から言った事ではないんです!!」
「そうです!社長の事尊敬してますし!謹慎処分なんて降ったら両親になんて言われるか!!」
「、、、、言っただろ?最初から聞いていると」
「「ヒッ、」」
「詳しい処遇はあって連絡する。身の振り方を考えるんだな」
「「は、はい」」
社員2人はそう言ってその場から立ち去った。なんかあれよあれよの展開で俺は唖然とする。
「橋本君、我が社の社員がとんでもない事をしてすまなかった」
「いえいえ、、思った事を言ったまでですので」
「後日俺から何かお礼をお送りしたいと思います」
「お礼なんて、、、、、、、、それなら、俺の事下の前で呼んでくれませんか?」
「え?」
「苗字呼び慣れないですし、良かったら何ですけど」
「分かりました、では朔、ありがとう」
「、はい」
それから俺は撮影に戻った。
その30分後に撮影終了し着替える。
「疲れた~」
「俺は朔の可愛さに癒されたがな。帰ったら成太さんでも癒されるしな」
「今日は望君の特大癒しデーになったわけだ、笑」
「当たり前だろう。だがこの商品売れるな。お前が出てるし商品次第美味しいしな」
「、、、、当たり前でしょ?何故ならこの俺だもん」
「、、そうだな」
そんな会話をして、スタッフさん達に挨拶をして帰ろうと下の駐車場で望君が車を持ってくるのを待っていると、
「朔、もう帰るのか?」
「村瀬社長、はい、今日は本当にありがとうございました」
「こちらこそお礼を言わせて欲しい。本当に有難う御座います」
「いえいえ、」
「、、今日君に出会えて本当に良かったと思う。君と言う存在が俺を救った」
「!、そんな事」
「そんな事、あるんだよ。君と出会えて俺は幸せだな」
「ッ!、、、、、、、、そー言うところ、本当に弟達にそっくりだわ」
「え?、、、、ハッ」 パシッ
俺は自分の言った発言に気付いて手で口を元を押さえる。
俺今弟達って言った!?馬鹿!最後の最後で何言ってんの!?気緩めすぎ!!
俺は顔面蒼白でその場に立っていると、望君の運転する車が俺の後ろに止まる。
「朔、それはどう言う意味」
「ッ~、きょ、今日は本当にありがとうございました!またの機会に!!では!」
「!ぁ、!」
俺は素早く車の中に入る。
「望君車出して!」
「ぇ?村瀬社長となんか話してたんじゃないのか?」
「終わったから!早く!」
「分かった、何があったんだ」
「、、、、ちょっとした俺の失態、かな」
「朔、冷や汗凄いぞ、大丈夫か?」
「大丈夫、、、、、、、、」
「そうか」
車を走らせて、気付いたら家に着いて居た。
「ただいまー」
「おかえり、朔羅仕事どうだった?CMと広告撮影だったんだろ?」
「ぁ、うん。結構良かったよ」
「そうか、そう言えば何処の会社だったんだ」
「へ?、ぇ、っと、何だったけな。忘れちゃった」
「忘れるか、普通」
「しょうがないじゃん」
「お前は子供っぽいから覚えられる事が少ないのか?」
「ハァ!?フユさんだって俺の言った事出来てない事多いんだから、フユさんだって子供なんじゃないの!?」
「俺が子供だと、じゃあ俺に組み敷かられる朔羅は何だろうな」
「、、、、それはそれじゃんか!つうかフユさん意地悪!」
「本当に朔羅は可愛いな」
「可愛い言うなぁ~!!」
「、、ベッドの下で沢山言ってやるから安心しろ」
「言うなって!、、、、ん?ベッドの下?」
「、ちょっとこっち来い」
「行かねーからな!絶対行かねーから!って来るな!」
俺の抵抗無視して俺を抱き上げ、2階の寝室へと向かう馬鹿フユ。
あぁもういっつもこうなる!!、、、、でも今はいいかもしれない。秋人さんの事を勘付かれてないから、、
そう思っていると、ベッドに押し倒される。
「嫌だからn ングッ 」チュッ
「可愛い朔羅を前にして待つなんて選択肢俺にはないんだよ、」
「///////// こんなアホ馬鹿変態野郎」
「その男に今から抱かれるのはお前だろう?」
「言うな~!!」
拝啓、天国のママ、パパ、咲夜兄さん、雅陽姉さん夫婦、雅之兄さん夫婦、俺はもう無理です。
村瀬家の他の3兄弟とフユさん父と出会って、俺はこれから村瀬家の深く関わる事が確定したと同時に大変だなと言う感情と少しだけ楽しみという感情が入り混じる。
だって、フユさんの家族だもん。知りたいって感情は俺の勝手じゃん?
「フユさん、、」
「ん?何だ?」
「、、俺、少しはフユさんの事ちゃんと考えてるからな」
「、そうか。それは良かった、、」 ナデナデ
上手く伝えられなかった気がする。でも、フユさんの事、これからの事はちゃんと考えてるのは本当だから、、、、
言葉にするのは恥ずかしいけど、フユさん、俺は、アンタの事、、、、
愛してるよ。
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