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誕生編
第3話「プディング誕生!ミルフィーユの弱点見たり!」③
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「そう言えば、みるくさんは放課後にグラウンドの体育倉庫に来るように言われてましたよね?」
「あぁ…もっとも、体育の都賀の頼みっぽいけどな。」
カオスイーツのニオイをかぎ取りつつ、ミルフィーユはラテの問いに答える。都賀先生の「運動が苦手な女子生徒を無理矢理陸上部に誘う」という行為は元々生徒達の中で噂として囁かれていたらしく、ひそかに問題になっていた。みるくは1年生の頃から都賀先生に目を付けられており、一悟はその時からみるくを都賀先生から庇っている。
「でやっ!!!」
ミルフィーユが思いっきりグラウンドの体育倉庫のドアをけ破ると、そこにはプリンカオスイーツとムッシュ・エクレールの姿があった。
「待っていたぞ!ピンクのマジパティ!!!」
「そういや、慌てて変身したから名乗り忘れてたわ…」
そう呟いたミルフィーユは、深く深呼吸をし始めた。
「ピンクのマジパティ・ミルフィーユ!!!!!禍々しい混沌のスイーツ、勇者の力で木っ端微塵にしてやるぜ☆」
「木っ端微塵にできるものなら、するがいい!ゆけ、我が下僕!!!!マジパティを叩き潰すのだ!!!!!」
ムッシュ・エクレールがそう言うと、プリンカオスイーツはミルフィーユにとびかかる。
「ミルフィーユパーーーーーーーーーーーンチ!!!!」
ミルフィーユは、カオスイーツに向かって思いっきりパンチを決めようとするが…
「ぽよん♪」
拳でめり込んだはずのカオスイーツの身体は、はずみをつけて跳ね返り、ミルフィーユはグラウンドに跳ね飛ばされ、背中を激しく打ち付けた。
「ぐはっ!!!!!」
「格闘技で抵抗なんぞ、無駄無駄無駄ァッ!!!!!」
今回のカオスイーツは、柔軟性があるようだ。接近戦重視のミルフィーユは懲りずにプリンカオスイーツに向かってキックを放つが、ミルフィーユが飛び上がった瞬間にくるっと背中を見せ…
「ぶほっ…」
ミルフィーユはカオスイーツの背中を見るや否や、鼻血を噴出してしまった。
「ミルフィーユ!!!」
「見たぞ!!!ピンクのマジパティの最大の弱点を!!!!!」
プリンカオスイーツの背中には、恐らく着替えの途中で捕まったのだろう…制服のブラウスに学校指定ソックスという姿のみるくが磔にされていた。ブラウスの裾からは、時折クリーム色のショーツがチラっとミルフィーユの視界に入る。両手足はカオスイーツの身体の中に入り込んでいるため、安易に脱出することは不可能のようだ。
「くそっ…みるくを盾にしやがって…」
ミルフィーユの姿が女であっても、変身前の千葉一悟は思春期真っただ中の少年…母親、姉は見慣れていても、幼馴染を含む女性には慣れていないミルフィーユにとって、現在の幼馴染の状態は刺激が強すぎた。
「惑わされてはいけません、ミルフィーユ!!!」
「そんなこと…言ったって…」
ラテの言葉にミルフィーユは反論するが、ムッシュ・エクレールはカオスイーツに新たな指示を出した。
「これは面白い…カオスイーツ、人質を脱がしなさい!!!」
その瞬間、プリンカオスイーツはミルフィーユに背中を向け、みるくの来ているブラウスの中に触手を突っ込み…
「ブチブチブチッ…」
ブラウスのボタンがすべて弾き飛び、全てのボタンを失ったブラウスからはクリーム色に白いレース、そして赤いリボンをワンポイントとしたブラとショーツが露わになり、それと同時にミルフィーユの鼻から再び鼻血が噴出した。
「ぶばっ…」
今度は噴水の如く、ミルフィーユの鼻から鼻血が噴出した。咄嗟に両手で鼻を押さえるが、手袋は既に鼻血で赤く染まり、度重なる鼻血でミルフィーユの足元はふらついている。
「これは楽しいことになってきた!!!カオスイーツ、もっとマジパティを追い詰めろ!!!」
ムッシュ・エクレールがそう言い放った刹那、人質とされていたみるくが目を覚ました。あられのない姿と化した己の姿と同時に、ピンチに陥ったミルフィーユの存在に気づき…
「いっくん!!!」
みるくが一悟の名前を呼んだと同時に、ミルフィーユはさらに鼻血を噴出し、目を渦巻のように回しながら気絶をしてしまった。
「ほてきゅ~~~~ん…」
ミルフィーユにとって、殆ど下着姿の幼馴染の姿は刺激が強すぎた。そんなミルフィーユを目の当たりにした人質のみるくは…
「…ォーム…」
「フッ…無駄なことを…カオスイーツ!!!さらにマジパティを追い詰め…」
「マジパティ・スイート・トランスフォーム!!!!!」
みるくが叫んだ瞬間、ブラで押さえつけられたみるくの胸の谷間から黄色い宝石が付いたブレイブスプーンが飛び出し、みるくをカオスイーツから引きはがしつつ、みるくを黄色い光の中へ包み込んだ。
「ば…馬鹿なっ!!!」
みるくの髪は黄色い光の中、瞬く間に赤茶色から輝かしい金色のロングヘアに変化した。黄色のアンダーリムのメガネは光の粒子として溶け込み、肩から腰にかけて、オレンジと白を基調としたフリルの可愛らしいトップスで覆われ、さらに腰からお尻は白いフリルがついたオレンジ色のボックスプリーツスカートで覆われる。足は白のオーバーニーソックスが履かされ、そこに黄緑色でハート型の宝石と白い羽の飾りの付いた白いブーツが履かされる。
そこからみるくがかわいくかつあざとさ満開でステップを踏むと、腕にオレンジと白を基調としたフリルの可愛いアームリングと、白とオレンジを基調としたミルフィーユと似たような形状の手袋が現れた。髪は頭頂部の一部をツーサイドアップとしてオレンジのリボンで2つにくくられ、くくられなかった髪は2つに分かれ、それぞれ毛先をオレンジのリボンでまとめられ、もみ上げは最初にくくられたツーサイドアップと同様に縦ロールにカールされ、さらに頭頂部から2本の触角が現れる。そして、さらに黄緑色でハート型の宝石と白い羽の飾りがついたイヤリングが両耳に付けられる。
腰には黄緑色の宝石が付いたチェーンが現れ、そこにブレイブスプーンが付けれらる。目を開いたみるくの瞳の色がオレンジから赤みがかったピンク色に変化すると、変身完了の合図となる。
「黄色のマジパティ・プディング!!!!!禍々しい混沌のスイーツさん、勇者の愛でおねんねの時間ですよ?」
マジパティに変身したみるくは、顔の真横でハートマークを作った。
「う…嘘…みるくさんが…」
気絶したミルフィーユを起こしている真っ最中のラテは、驚きを隠せなかった。いや…ラテだけではない。ムッシュ・エクレールも、人質としていたみるくがマジパティに変身したという事実に開いた口が塞がらなかった。
「変身…できた…メガネがなくてもちゃんと見えてる…」
米沢みるくから黄色のマジパティ・プディングに変身した彼女がやることは、一つだった。プディングは右手を前に突き出すと、黄色い光が現れ、徐々に変化を遂げる…
「プディングワンド!!!!!」
黄色い棒の先端に水晶のような球体、黄緑色のハート型の宝石と羽根の装飾が施された杖…これが、プディングの武器・プディングワンドである。プディングがプディングワンドを掴むと、球体はくるくると回り出す。球体の回転が止まった刹那、球体が黄色い光を放つ…
「プディングメテオ!!!フランベ!!!!!」
プディングが叫んだ瞬間、カオスイーツの頭上に1つの巨大な球体が接近してきた。
「無駄なことを…柔軟性のあるカオスイーツ相手に球体をぶつけるとは…」
ムッシュ・エクレールはそうあざ笑った直後、カオスイーツから「じゅわっ」と蒸発する音がした。彼が振り向くと、プリンカオスイーツがプディングの放った球体の熱で溶けていく…
「アデュー♪」
プディングがそう言いながらウインクすると、プリンカオスイーツは完全に消えてなくなり、カオスイーツがいた場所には都賀先生がうつぶせで倒れている。
「くそっ…とうとう3人となってしまったか…」
そう吐き捨てたムッシュ・エクレールはふっと消えてしまった。
「ミルフィーユ様っ!!!」
みるくの荷物を持ったあずきが校舎から走ってきた。あずきの言葉にミルフィーユはようやく気付き、起き上がる。既にカオスイーツとムッシュ・エクレールはもういない。代わりにいるのは…
「やっと気が付いた?」
ミルフィーユの目の前にいたのは、幼馴染の米沢みるくではなく、彼女と同じ背丈の黄色のマジパティであった。ミルフィーユを見つめる彼女のたたずまいは、どことなくみるくそのものだ。
「みるく…お前…」
「勇者の能力って…誰かを救うためにあるんでしょ?だから…いっくんを…ミルフィーユを救いたいって思っていたら…なっちゃった…」
ミルフィーユは納得するしかなかった。今まで守ってきた相手に助けられるなんて、初めての事だっただけに…
「これで…マジパティが揃いましたわね…」
「…だな?今日はすっげー情けねぇ所、見せちまったけど…」
あずきの言葉に、ミルフィーユはバツが悪そうに答えた。あずきはそのままプディングを着替えに連れて行こうとするが、プディングは体育倉庫からカラーコーンを1つ持ち出し、先ほどまでカオスイーツにされていた体育教師に向かって振り上げた。
「この覗き常習犯め…えいっ!えいっ!」
プディングはカラーコーンで都賀先生を軽く小突き、小突いたカラーコーンに貼り紙を施した後、ミルフィーユ達の所へ戻った。
「やっぱり、女子更衣室を覗いていたっていう噂は本当でしたのね…」
「俺も後でシャベッターで拡散してやろー…んじゃ、みるくが着替え終わったら、勇者様の所へ連れてってやるぜ。」
「ご案内いたしますぅ~」
その夜、都賀先生の不祥事は瞬く間にシャベッターで拡散され、翌朝はトップニュースにまでもなった。
「ふえぇ~ん…まころんのお着替え、この先生に見られてたぁ~許せないから、拡散よろぴこ☆彡」
「あぁ…もっとも、体育の都賀の頼みっぽいけどな。」
カオスイーツのニオイをかぎ取りつつ、ミルフィーユはラテの問いに答える。都賀先生の「運動が苦手な女子生徒を無理矢理陸上部に誘う」という行為は元々生徒達の中で噂として囁かれていたらしく、ひそかに問題になっていた。みるくは1年生の頃から都賀先生に目を付けられており、一悟はその時からみるくを都賀先生から庇っている。
「でやっ!!!」
ミルフィーユが思いっきりグラウンドの体育倉庫のドアをけ破ると、そこにはプリンカオスイーツとムッシュ・エクレールの姿があった。
「待っていたぞ!ピンクのマジパティ!!!」
「そういや、慌てて変身したから名乗り忘れてたわ…」
そう呟いたミルフィーユは、深く深呼吸をし始めた。
「ピンクのマジパティ・ミルフィーユ!!!!!禍々しい混沌のスイーツ、勇者の力で木っ端微塵にしてやるぜ☆」
「木っ端微塵にできるものなら、するがいい!ゆけ、我が下僕!!!!マジパティを叩き潰すのだ!!!!!」
ムッシュ・エクレールがそう言うと、プリンカオスイーツはミルフィーユにとびかかる。
「ミルフィーユパーーーーーーーーーーーンチ!!!!」
ミルフィーユは、カオスイーツに向かって思いっきりパンチを決めようとするが…
「ぽよん♪」
拳でめり込んだはずのカオスイーツの身体は、はずみをつけて跳ね返り、ミルフィーユはグラウンドに跳ね飛ばされ、背中を激しく打ち付けた。
「ぐはっ!!!!!」
「格闘技で抵抗なんぞ、無駄無駄無駄ァッ!!!!!」
今回のカオスイーツは、柔軟性があるようだ。接近戦重視のミルフィーユは懲りずにプリンカオスイーツに向かってキックを放つが、ミルフィーユが飛び上がった瞬間にくるっと背中を見せ…
「ぶほっ…」
ミルフィーユはカオスイーツの背中を見るや否や、鼻血を噴出してしまった。
「ミルフィーユ!!!」
「見たぞ!!!ピンクのマジパティの最大の弱点を!!!!!」
プリンカオスイーツの背中には、恐らく着替えの途中で捕まったのだろう…制服のブラウスに学校指定ソックスという姿のみるくが磔にされていた。ブラウスの裾からは、時折クリーム色のショーツがチラっとミルフィーユの視界に入る。両手足はカオスイーツの身体の中に入り込んでいるため、安易に脱出することは不可能のようだ。
「くそっ…みるくを盾にしやがって…」
ミルフィーユの姿が女であっても、変身前の千葉一悟は思春期真っただ中の少年…母親、姉は見慣れていても、幼馴染を含む女性には慣れていないミルフィーユにとって、現在の幼馴染の状態は刺激が強すぎた。
「惑わされてはいけません、ミルフィーユ!!!」
「そんなこと…言ったって…」
ラテの言葉にミルフィーユは反論するが、ムッシュ・エクレールはカオスイーツに新たな指示を出した。
「これは面白い…カオスイーツ、人質を脱がしなさい!!!」
その瞬間、プリンカオスイーツはミルフィーユに背中を向け、みるくの来ているブラウスの中に触手を突っ込み…
「ブチブチブチッ…」
ブラウスのボタンがすべて弾き飛び、全てのボタンを失ったブラウスからはクリーム色に白いレース、そして赤いリボンをワンポイントとしたブラとショーツが露わになり、それと同時にミルフィーユの鼻から再び鼻血が噴出した。
「ぶばっ…」
今度は噴水の如く、ミルフィーユの鼻から鼻血が噴出した。咄嗟に両手で鼻を押さえるが、手袋は既に鼻血で赤く染まり、度重なる鼻血でミルフィーユの足元はふらついている。
「これは楽しいことになってきた!!!カオスイーツ、もっとマジパティを追い詰めろ!!!」
ムッシュ・エクレールがそう言い放った刹那、人質とされていたみるくが目を覚ました。あられのない姿と化した己の姿と同時に、ピンチに陥ったミルフィーユの存在に気づき…
「いっくん!!!」
みるくが一悟の名前を呼んだと同時に、ミルフィーユはさらに鼻血を噴出し、目を渦巻のように回しながら気絶をしてしまった。
「ほてきゅ~~~~ん…」
ミルフィーユにとって、殆ど下着姿の幼馴染の姿は刺激が強すぎた。そんなミルフィーユを目の当たりにした人質のみるくは…
「…ォーム…」
「フッ…無駄なことを…カオスイーツ!!!さらにマジパティを追い詰め…」
「マジパティ・スイート・トランスフォーム!!!!!」
みるくが叫んだ瞬間、ブラで押さえつけられたみるくの胸の谷間から黄色い宝石が付いたブレイブスプーンが飛び出し、みるくをカオスイーツから引きはがしつつ、みるくを黄色い光の中へ包み込んだ。
「ば…馬鹿なっ!!!」
みるくの髪は黄色い光の中、瞬く間に赤茶色から輝かしい金色のロングヘアに変化した。黄色のアンダーリムのメガネは光の粒子として溶け込み、肩から腰にかけて、オレンジと白を基調としたフリルの可愛らしいトップスで覆われ、さらに腰からお尻は白いフリルがついたオレンジ色のボックスプリーツスカートで覆われる。足は白のオーバーニーソックスが履かされ、そこに黄緑色でハート型の宝石と白い羽の飾りの付いた白いブーツが履かされる。
そこからみるくがかわいくかつあざとさ満開でステップを踏むと、腕にオレンジと白を基調としたフリルの可愛いアームリングと、白とオレンジを基調としたミルフィーユと似たような形状の手袋が現れた。髪は頭頂部の一部をツーサイドアップとしてオレンジのリボンで2つにくくられ、くくられなかった髪は2つに分かれ、それぞれ毛先をオレンジのリボンでまとめられ、もみ上げは最初にくくられたツーサイドアップと同様に縦ロールにカールされ、さらに頭頂部から2本の触角が現れる。そして、さらに黄緑色でハート型の宝石と白い羽の飾りがついたイヤリングが両耳に付けられる。
腰には黄緑色の宝石が付いたチェーンが現れ、そこにブレイブスプーンが付けれらる。目を開いたみるくの瞳の色がオレンジから赤みがかったピンク色に変化すると、変身完了の合図となる。
「黄色のマジパティ・プディング!!!!!禍々しい混沌のスイーツさん、勇者の愛でおねんねの時間ですよ?」
マジパティに変身したみるくは、顔の真横でハートマークを作った。
「う…嘘…みるくさんが…」
気絶したミルフィーユを起こしている真っ最中のラテは、驚きを隠せなかった。いや…ラテだけではない。ムッシュ・エクレールも、人質としていたみるくがマジパティに変身したという事実に開いた口が塞がらなかった。
「変身…できた…メガネがなくてもちゃんと見えてる…」
米沢みるくから黄色のマジパティ・プディングに変身した彼女がやることは、一つだった。プディングは右手を前に突き出すと、黄色い光が現れ、徐々に変化を遂げる…
「プディングワンド!!!!!」
黄色い棒の先端に水晶のような球体、黄緑色のハート型の宝石と羽根の装飾が施された杖…これが、プディングの武器・プディングワンドである。プディングがプディングワンドを掴むと、球体はくるくると回り出す。球体の回転が止まった刹那、球体が黄色い光を放つ…
「プディングメテオ!!!フランベ!!!!!」
プディングが叫んだ瞬間、カオスイーツの頭上に1つの巨大な球体が接近してきた。
「無駄なことを…柔軟性のあるカオスイーツ相手に球体をぶつけるとは…」
ムッシュ・エクレールはそうあざ笑った直後、カオスイーツから「じゅわっ」と蒸発する音がした。彼が振り向くと、プリンカオスイーツがプディングの放った球体の熱で溶けていく…
「アデュー♪」
プディングがそう言いながらウインクすると、プリンカオスイーツは完全に消えてなくなり、カオスイーツがいた場所には都賀先生がうつぶせで倒れている。
「くそっ…とうとう3人となってしまったか…」
そう吐き捨てたムッシュ・エクレールはふっと消えてしまった。
「ミルフィーユ様っ!!!」
みるくの荷物を持ったあずきが校舎から走ってきた。あずきの言葉にミルフィーユはようやく気付き、起き上がる。既にカオスイーツとムッシュ・エクレールはもういない。代わりにいるのは…
「やっと気が付いた?」
ミルフィーユの目の前にいたのは、幼馴染の米沢みるくではなく、彼女と同じ背丈の黄色のマジパティであった。ミルフィーユを見つめる彼女のたたずまいは、どことなくみるくそのものだ。
「みるく…お前…」
「勇者の能力って…誰かを救うためにあるんでしょ?だから…いっくんを…ミルフィーユを救いたいって思っていたら…なっちゃった…」
ミルフィーユは納得するしかなかった。今まで守ってきた相手に助けられるなんて、初めての事だっただけに…
「これで…マジパティが揃いましたわね…」
「…だな?今日はすっげー情けねぇ所、見せちまったけど…」
あずきの言葉に、ミルフィーユはバツが悪そうに答えた。あずきはそのままプディングを着替えに連れて行こうとするが、プディングは体育倉庫からカラーコーンを1つ持ち出し、先ほどまでカオスイーツにされていた体育教師に向かって振り上げた。
「この覗き常習犯め…えいっ!えいっ!」
プディングはカラーコーンで都賀先生を軽く小突き、小突いたカラーコーンに貼り紙を施した後、ミルフィーユ達の所へ戻った。
「やっぱり、女子更衣室を覗いていたっていう噂は本当でしたのね…」
「俺も後でシャベッターで拡散してやろー…んじゃ、みるくが着替え終わったら、勇者様の所へ連れてってやるぜ。」
「ご案内いたしますぅ~」
その夜、都賀先生の不祥事は瞬く間にシャベッターで拡散され、翌朝はトップニュースにまでもなった。
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