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第186話 好々爺・キスキ
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「却下だ却下。(ヤマタノオロチを退治したという)スサノウ抜きでそんな恐ろしいやつと戦えるかっ」
「別に戦うことはないと思うノだが」
「戦うためにこそ、必要なのものがあるのだゾヨ」
「なにがだ?」
「例の魔刀だゾヨ」
「なんで魔刀が必要なんだ?」
「あれだけがヤマタノオロチを斬ることができるのだゾヨ」
「イズナ、まじでか?」
「そうだゾヨ。魔刀をワシが持っていればお主を守ってやごわわわわわわわわぁぁん」
「ユウ、騙されるでないノだ。魔刀……ニホン刀なら我が持っているノだ」
「お、お主いま、なんかすっげー固い棒で思い切り殴りやがったな! こうしてやるぱかぽこぽかぽか」
「なんだこらやんのかやんのかぽかすかぽかぽか」
どうしてオウミが固い棒を持っている?
「お主はウソをついてまでニホン刀が欲しいノかよぼかすかぽかぽか」
「ああ欲しいよいつもいつも見せつけやがってぱかぽこぽかすか」
「ちょっと待てよオウミ。なんでお前が固い棒なんか持ってるんだ?」
「ああ、これはイテコマシコマで最初に使った軸なノだ。あのコマは使えなくなったので、魔鉄の軸だけ我が貰ったノだ」
「ああ、あれか。お前が持ってたのか。じゃあそれ、回収する」
「はぁぁぁぁ?! どうしてなノだ。それは困るノだ。いけないことなノだ。禁止なノだ。禁中並びに魔王諸法度なノだ。禁じられた遊びなノだ」
「ややこしいものをいろいろ出してきやがった!? イズナ、かまわないからそれをオウミから取り上げろ。それがお前のニホン刀の材料になる魔鉄だ」
「おおおっ!! そうか、このやろう隠してやがったのか。よこしやがればしばしばしばしぐいぐい」
「お前なんかに渡すものがぁぁぐぐぐぐぐるじい、止めてやめぎゅぅぅ」
イズナのシッポはああいうふうにも使えるのか。ふさふさの毛だが芯は意外と細い。オウミの首を絞められるぐらいに。
図体がでかいだけあって(魔王比)、攻撃力はイズナが一番だな。
「このこのまだ頑張るかこのこのぐぃぐぃ」
「分かった分かったのだ、ぐるじいたすけてこれやるからぐぅぅぅ」
「イズナ。受け取ってやれ」
「ふっふっふ。取り上げたゾヨ。ユウ、これで我のニホン刀ができるんだな!」
「それだけじゃ足りないな。オウミはまだ隠し持ってると思うぞ。全部出させろ」
「なんと。まだあるのかゾヨ。吐け! 吐いて楽になってしまえぐぃぐぃ」
「うげげげげげカツ丼はいらないノだ。ああ、あと2本あるノだ。渡すからもうよすノだぐぇぇぇ」
「とりあげたゾヨ」
「これで計3本か。あと4本あるはずだよな。それはどこに行った?」
「ミ、ミノウが持っているノだ。ぜぇぜぇぜぇぜぇ。イズナはいきなり本気を出すでないノだ、加減するノだこのばかちんが」
「す、すまん、ワシとしたことがちょっと本気になってしまったゾヨ。だけどお主だって最初に思い切り叩いたではないか、おあいこだ。ニホン刀がかかっているのだから、ワシが真剣になるのは仕方あるまい」
「まったくもう。それより我の魔法の杖がなくなっちゃったノだ……」
落ち込んでんじゃねぇよ。
「いままでスルーしてたが、度々でてくる魔法の杖っていったいなんだ?」
「魔法が使える杖なノだ。あれがあると」
「魔法がかけやすくなるのか?」
「なんか格好いいノだ」
「それだけかよ! じゃあ、それっぽいものでいいじゃないか。爪楊枝とかさ」
「そ、そういうことじゃないノだ……」
まったく分からん。しかし魔王たちがしょっちゅうやるアレは、本気を出しちゃいけないルールがあるようだ。
ネコがじゃれてるみたいだと思っていたが、ほんとにじゃれていたんだな。甘噛みかよ。
「じゃあ、イズナ。あとからミノウのも回収しておいてくれ。それだけあればお前用のニホン刀ぐらいできるだろう」
「分かったゾヨ。さっそく回収に行ってきゅぅぅぅ?」
「まだ早ぇよ! お前にはウエモンの指導係って仕事がある。もうちょっと待て。どのみちこれを溶かしてまた魔鉄にするのは、ここにいるゼンシンにしかできん」
「きゅぅ。分かったゾヨ。しばらく待つゾヨ」
これからイズモ国で鉄作りをするなら覚醒魔法は必須だ。オウミは俺の送迎係として確保しておきたいから、イズナがウエモンとスクナの指導係になるケースが多いだろう。
そのために、しばらくはイズナをこの地に縛り付けておきたい。
「なんか不穏な空気を感じたゾヨ?」
「気のせいだ」
そして俺たちはイズナの案内で、ミナミの馬車に揺られてキスキというやつのところに向かっている。
オウミが場所を知っていれば送迎させられるのだが、イズナにはそういうスキルはないらしい。送迎魔法も超級魔法なのかもしれない。
現地までほぼ1時間だそうだ。あぁ、またケツが痛い。板バネよりも座布団を作るほうが先かな。
「ところでさっきはスルーしたが、イズナ。オロチを斬れるのはオウミのニホン刀だけというのは本当か?」
「オウミのでなくていいゾヨ。魔鉄で作ったニホン刀ならやつが斬れる。それは本当だゾヨ」
「それはって、じゃそれ以外はウソだったのかよ」
「イズナは白状するノだ。ただの魔人となったいまのヤマタノオロチは、別に危険でもなんでもないノだ。お人好しの好々爺なノだ」
「そうなのか?」
「うぐっ。そうだゾヨ」
「こやつはニホン刀欲しさに、ヤマタノオロチをダシに使おうとしたノだ。けしからんやつなノだ。おかげで我の魔法の杖が」
それはもういいから忘れろ。
ヤマタノオロチを退治したのは、オオクニの妻・スセリの父親であるスサノウノミコトだが、そのときに使われた剣が、十束剣(とつかのつるぎ)のひとつである天羽々斬(あめのはばきり)だと言われている。
オウミがなぜか十束剣の作り方を(聞きかじりだったが)知っていて、ヤッサンが作っていた鉄についその魔法付与をしてしまったのがミノ国での魔鉄の始まりである。
それはオウミヨシとなりミノオウハルとなった。そしていま、ウエモンの魔バイト(名前がまだ付いていない)にもなった。その残りカスで魔王の持つニホン刀にもなった。
「あれ、カスだったノか?」
だから、同じ魔鉄で作られているオウミやミノウの小型ニホン刀で、ヤマタノオロチが斬れるというのはおそらく本当だろう。
だが、キスキという魔人となったいま、やつに危険性はないというのがオウミの意見である。そこはイズナが盛った、ということなのだろう。
「これはイズナへの貸しにしておく。いずれ返してもらうからな」
「ニホン刀さえ作ってくれるなら、了解なのだゾヨ。なんでもするゾヨ」
嬉しそうに返事しやがった。俺を騙そうとした罪は重いんだぞ。いずれ目に物見せてやる。あのシッポ、暖かそうだなぁ。
「ぎくっ。なんか寒気がしたゾヨ」
そして俺たち(俺、イズナ、オウミ、ウエモン、スクナ、ゼンシン)はキスキに着いた。レンチョンとユウコは別行動で、親会社であるタナベ製鉄に出向いている。ここを売却する意志があるかどうかの確認のためである。
「ここだゾヨ。ちょっと挨拶してくる」
そういってイズナは飛んで行った。そこは山と山とに囲まれた盆地のようなところだった。そこに建つやたら背の高いニホン家屋であった。中でがんがん火をたくのだから、高くないと火事の危険があるからだろう。玄関らしきところから全体を見ることはできないが、敷地もそうとうに広そうだ。
山の中腹あたりという意味では、タケウチの立地と似てなくもないが、比較的開けたタケウチと山あいのキスキとでは明るさが違う。ここはなんだか薄暗い。
「いま、手が離せないらしいゾヨ。だから遠慮なく入った入った」
「お前がそれを言うか?」
「かまわないゾヨ。ここはワシの友人宅だ。遠慮はいらないゾヨ」
いや、お前が遠慮しろよ。親しき仲にも礼儀ありだろ。入るけど。
「誰も出迎えはしてくれないのね」
「だから、皆が手が離せないゾヨ。いま、作った鉄の取りだし作業中だゾヨ」
「その作業現場は、見せてもらえないのかな?」
「邪魔をしなければかまわないゾヨ」
いや、それはちょっとまずいかもしれない。
「キスキにこれから見に行くと伝えてくれ。一応許可を貰ってから行こう。見られたくないノウハウがあるかもしれない」
「分かったゾヨ。聞いてくる」
1分後。
「終わるまで待ってくれとのことだゾヨ」
「やはりそうか。なにか秘密にしたいことがあるんだろう。それは当然だ。たたら製鉄なんて、最高機密に属することだからな」
「いや、片付いていないから恥ずかしいらしいゾヨ」
「そんなこと気にするやつなのか?!」
「別に戦うことはないと思うノだが」
「戦うためにこそ、必要なのものがあるのだゾヨ」
「なにがだ?」
「例の魔刀だゾヨ」
「なんで魔刀が必要なんだ?」
「あれだけがヤマタノオロチを斬ることができるのだゾヨ」
「イズナ、まじでか?」
「そうだゾヨ。魔刀をワシが持っていればお主を守ってやごわわわわわわわわぁぁん」
「ユウ、騙されるでないノだ。魔刀……ニホン刀なら我が持っているノだ」
「お、お主いま、なんかすっげー固い棒で思い切り殴りやがったな! こうしてやるぱかぽこぽかぽか」
「なんだこらやんのかやんのかぽかすかぽかぽか」
どうしてオウミが固い棒を持っている?
「お主はウソをついてまでニホン刀が欲しいノかよぼかすかぽかぽか」
「ああ欲しいよいつもいつも見せつけやがってぱかぽこぽかすか」
「ちょっと待てよオウミ。なんでお前が固い棒なんか持ってるんだ?」
「ああ、これはイテコマシコマで最初に使った軸なノだ。あのコマは使えなくなったので、魔鉄の軸だけ我が貰ったノだ」
「ああ、あれか。お前が持ってたのか。じゃあそれ、回収する」
「はぁぁぁぁ?! どうしてなノだ。それは困るノだ。いけないことなノだ。禁止なノだ。禁中並びに魔王諸法度なノだ。禁じられた遊びなノだ」
「ややこしいものをいろいろ出してきやがった!? イズナ、かまわないからそれをオウミから取り上げろ。それがお前のニホン刀の材料になる魔鉄だ」
「おおおっ!! そうか、このやろう隠してやがったのか。よこしやがればしばしばしばしぐいぐい」
「お前なんかに渡すものがぁぁぐぐぐぐぐるじい、止めてやめぎゅぅぅ」
イズナのシッポはああいうふうにも使えるのか。ふさふさの毛だが芯は意外と細い。オウミの首を絞められるぐらいに。
図体がでかいだけあって(魔王比)、攻撃力はイズナが一番だな。
「このこのまだ頑張るかこのこのぐぃぐぃ」
「分かった分かったのだ、ぐるじいたすけてこれやるからぐぅぅぅ」
「イズナ。受け取ってやれ」
「ふっふっふ。取り上げたゾヨ。ユウ、これで我のニホン刀ができるんだな!」
「それだけじゃ足りないな。オウミはまだ隠し持ってると思うぞ。全部出させろ」
「なんと。まだあるのかゾヨ。吐け! 吐いて楽になってしまえぐぃぐぃ」
「うげげげげげカツ丼はいらないノだ。ああ、あと2本あるノだ。渡すからもうよすノだぐぇぇぇ」
「とりあげたゾヨ」
「これで計3本か。あと4本あるはずだよな。それはどこに行った?」
「ミ、ミノウが持っているノだ。ぜぇぜぇぜぇぜぇ。イズナはいきなり本気を出すでないノだ、加減するノだこのばかちんが」
「す、すまん、ワシとしたことがちょっと本気になってしまったゾヨ。だけどお主だって最初に思い切り叩いたではないか、おあいこだ。ニホン刀がかかっているのだから、ワシが真剣になるのは仕方あるまい」
「まったくもう。それより我の魔法の杖がなくなっちゃったノだ……」
落ち込んでんじゃねぇよ。
「いままでスルーしてたが、度々でてくる魔法の杖っていったいなんだ?」
「魔法が使える杖なノだ。あれがあると」
「魔法がかけやすくなるのか?」
「なんか格好いいノだ」
「それだけかよ! じゃあ、それっぽいものでいいじゃないか。爪楊枝とかさ」
「そ、そういうことじゃないノだ……」
まったく分からん。しかし魔王たちがしょっちゅうやるアレは、本気を出しちゃいけないルールがあるようだ。
ネコがじゃれてるみたいだと思っていたが、ほんとにじゃれていたんだな。甘噛みかよ。
「じゃあ、イズナ。あとからミノウのも回収しておいてくれ。それだけあればお前用のニホン刀ぐらいできるだろう」
「分かったゾヨ。さっそく回収に行ってきゅぅぅぅ?」
「まだ早ぇよ! お前にはウエモンの指導係って仕事がある。もうちょっと待て。どのみちこれを溶かしてまた魔鉄にするのは、ここにいるゼンシンにしかできん」
「きゅぅ。分かったゾヨ。しばらく待つゾヨ」
これからイズモ国で鉄作りをするなら覚醒魔法は必須だ。オウミは俺の送迎係として確保しておきたいから、イズナがウエモンとスクナの指導係になるケースが多いだろう。
そのために、しばらくはイズナをこの地に縛り付けておきたい。
「なんか不穏な空気を感じたゾヨ?」
「気のせいだ」
そして俺たちはイズナの案内で、ミナミの馬車に揺られてキスキというやつのところに向かっている。
オウミが場所を知っていれば送迎させられるのだが、イズナにはそういうスキルはないらしい。送迎魔法も超級魔法なのかもしれない。
現地までほぼ1時間だそうだ。あぁ、またケツが痛い。板バネよりも座布団を作るほうが先かな。
「ところでさっきはスルーしたが、イズナ。オロチを斬れるのはオウミのニホン刀だけというのは本当か?」
「オウミのでなくていいゾヨ。魔鉄で作ったニホン刀ならやつが斬れる。それは本当だゾヨ」
「それはって、じゃそれ以外はウソだったのかよ」
「イズナは白状するノだ。ただの魔人となったいまのヤマタノオロチは、別に危険でもなんでもないノだ。お人好しの好々爺なノだ」
「そうなのか?」
「うぐっ。そうだゾヨ」
「こやつはニホン刀欲しさに、ヤマタノオロチをダシに使おうとしたノだ。けしからんやつなノだ。おかげで我の魔法の杖が」
それはもういいから忘れろ。
ヤマタノオロチを退治したのは、オオクニの妻・スセリの父親であるスサノウノミコトだが、そのときに使われた剣が、十束剣(とつかのつるぎ)のひとつである天羽々斬(あめのはばきり)だと言われている。
オウミがなぜか十束剣の作り方を(聞きかじりだったが)知っていて、ヤッサンが作っていた鉄についその魔法付与をしてしまったのがミノ国での魔鉄の始まりである。
それはオウミヨシとなりミノオウハルとなった。そしていま、ウエモンの魔バイト(名前がまだ付いていない)にもなった。その残りカスで魔王の持つニホン刀にもなった。
「あれ、カスだったノか?」
だから、同じ魔鉄で作られているオウミやミノウの小型ニホン刀で、ヤマタノオロチが斬れるというのはおそらく本当だろう。
だが、キスキという魔人となったいま、やつに危険性はないというのがオウミの意見である。そこはイズナが盛った、ということなのだろう。
「これはイズナへの貸しにしておく。いずれ返してもらうからな」
「ニホン刀さえ作ってくれるなら、了解なのだゾヨ。なんでもするゾヨ」
嬉しそうに返事しやがった。俺を騙そうとした罪は重いんだぞ。いずれ目に物見せてやる。あのシッポ、暖かそうだなぁ。
「ぎくっ。なんか寒気がしたゾヨ」
そして俺たち(俺、イズナ、オウミ、ウエモン、スクナ、ゼンシン)はキスキに着いた。レンチョンとユウコは別行動で、親会社であるタナベ製鉄に出向いている。ここを売却する意志があるかどうかの確認のためである。
「ここだゾヨ。ちょっと挨拶してくる」
そういってイズナは飛んで行った。そこは山と山とに囲まれた盆地のようなところだった。そこに建つやたら背の高いニホン家屋であった。中でがんがん火をたくのだから、高くないと火事の危険があるからだろう。玄関らしきところから全体を見ることはできないが、敷地もそうとうに広そうだ。
山の中腹あたりという意味では、タケウチの立地と似てなくもないが、比較的開けたタケウチと山あいのキスキとでは明るさが違う。ここはなんだか薄暗い。
「いま、手が離せないらしいゾヨ。だから遠慮なく入った入った」
「お前がそれを言うか?」
「かまわないゾヨ。ここはワシの友人宅だ。遠慮はいらないゾヨ」
いや、お前が遠慮しろよ。親しき仲にも礼儀ありだろ。入るけど。
「誰も出迎えはしてくれないのね」
「だから、皆が手が離せないゾヨ。いま、作った鉄の取りだし作業中だゾヨ」
「その作業現場は、見せてもらえないのかな?」
「邪魔をしなければかまわないゾヨ」
いや、それはちょっとまずいかもしれない。
「キスキにこれから見に行くと伝えてくれ。一応許可を貰ってから行こう。見られたくないノウハウがあるかもしれない」
「分かったゾヨ。聞いてくる」
1分後。
「終わるまで待ってくれとのことだゾヨ」
「やはりそうか。なにか秘密にしたいことがあるんだろう。それは当然だ。たたら製鉄なんて、最高機密に属することだからな」
「いや、片付いていないから恥ずかしいらしいゾヨ」
「そんなこと気にするやつなのか?!」
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