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第205話 雪上ソリ
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「ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁ、ほぇぇぇぇぇ、ぎゃぁぁぁぁ」
「あっはっはっははは、楽しいだろ、ユウ」
「ひゃぁぁぁぁ、ほえよよよよよよよよヨヨ」
「お前まで驚いてんじゃねぇよ!」
「た、た、楽しいのだ。これは良いものなのだヨ」
「お前はそっち側かよ。なんでこんな怖いもんが楽しいんだか、俺にはさっぱり分からん。もういい、もういいからやめよう。もう停めろよ」
「あぁっはっははははは。楽しいな、このスピード感がたまらんな」
「スリル満点なのだヨヨヨヨヨ、きゃはははははは」
ふたりとも停めるつもりなど皆無である。ハルミもミノウもスピード狂かよ。俺は平民だから早いのは怖いんだよ。
「平民は関係ないのだヨ。それにお主はイズモの太守ではないか」
「そんな設定、みんなもう忘れてるよ」
「いやいやいやいや、それはないヨ」
「ひゃっほぉぉぉい。最高っす。これ最高っす。スキーより速度が出るんだな、もうこれにはまりそう」
「あのぉ。お楽しみにところを申し訳ないのだけど、この速度でずいぶん長く走っているような気がするのだが、いったいどこに向かっているのでしょうかね?」
「はぁ、なんか言ったかぁ?」
「ほへはほほへむはへふんふぁひゃぇぇ?」
「そんなもん、私が知るものか」
「なんでそっちは聞こえるんだよ!」
「風の音が大きくて、よく聞こえんのだ。もっと大きな声で言え-」
「そろそろ停まれぇぇ!!」
「まだまだまだだ。まだ雪はある!」
雪の有り無しで進むかどうか決めるな。お前はどこのスキーヤーだ。
「あまり下ると、グジョウの里から遠ざかるぞ。もうそうとう下ってしまったのではないか」
「だいぶ前にちょっとした段差があったのを覚えているか?」
「ああ、あったな。あれはケツが痛かったな」
「そのときに、里の外れという看板を見たぞ?」
「そうか。見たのか……じゃあそのとき停まらんかい!!」
「そのときの、振動でミノウ様も落ちてしまったようだったが」
「おいおい! 頼みの綱を落としてどうするよ。最悪じゃねぇか。こんな坂をまた登るなんて俺には無理だぞ」
「私でもちょっときついだろうな、とは思っている」
「思っている、じゃねぇよ。なら停まらんかい!!」
「それは正論だ。正論だが、世の中にはやれることとやれないことがある」
「なにを分からんこと……まさか? お前、まさか?」
「ああ、たぶん、そのまさかだ。停め方が分からん」
「だぁぁぁぁぁ。どうすんだよ。このままつっぱしって、どこかにぶつかるのを待つのか」
「いや、そうならないように、危険な木や岩はすり抜けている。ソリのコントロールには自信があるんだ」
「その自信を、ほんのちょっと停まることに振り向けられないのかよ」
「うん、無理だわはははははは」
「そこでタケウチの伝統を出すな!!」
「まあ、なるようにしかならんからな。こういうときは慌てず騒……が……ずに……」
「なんだよ、なんでそこで、言葉が途切れてんだよ。俺が不安になるだろ」
「ユ、ユウ」
「な、なんだよ」
「覚悟はいいか?」
「よかねぇよ! ってかなんの覚悟だよ」
「傾斜がだんだん強くなるので不思議だったのだが、どうやらこのソリは湖に飛び込むつもりらしい」
「つもりらしい、じゃねぇよ。そのお得意のコントロールとやらで回避しろよ回避を」
「うん、無理だ。ってかもう遅い。ほら、お前の位置からでも見えるだろ、前方のあのでっかい湖が。あれじゃどう曲がっても水の中だ」
あ。俺死んだ。そこにはまるで俺たちを出迎えるように大きな口を開けた湖が待ち構えていた。
生命力の塊であるハルミならともかく、この寒空に湖に飛び込んで俺みたいな虚弱体質が生きていられるはずがない。
この世界でのいままでの出来事が走馬灯のように脳裏を……ぜんぜん駆け巡らないけど。あの話はウソだったようだ。
ただ、わぁわぁ言いながら湖に沈んで行く運命なのだろう。なんとかしろよ、ハルミ!!
「そうだ。停まれないのなら、転ぶという手はないのか?」
「さっきからやっているのだが、ソリが安定しているのと、速度が出過ぎていてそれも無理なんだ。ソリから飛び降りるというも無理そうだ」
「飛び降りるのは俺が嫌だ」
「嫌じゃなくてもできないんだよ! コックピットにしっかりはまっているから無理なんだ。こうなりゃ、やるしかない」
「な、なにをだ?」
「あの湖を横断する」
「はぁぁぁぁぁぁ?」
これはソリだぞ。水上スキーじゃない。水の上を走るようにはできていない。水に入ったとたんにざぶんでひっくり返っておしまいじゃないのか。
「水に入る瞬間にほんのちょっと先端を持ち上げてみたらうまいこと着水するかもしれない。それに少し右よりの部分。あそこだけ少し対岸までの距離が短い気がする。あそこならこの勢いで対岸まで行けるかもしれない」
「そ、そうか。分かった。まかせる。もうそれしか助かる道はないのだな」
「たぶんな。あとは野となれ山となれだあはははははは」
お前はそれでも生き延びられるだろうけど、俺はそうはいかんのだよ!
その前にもっと切実な問題も起こっていた。俺の手はかじかんで来ているのだ。
このソリは二人乗りである(いまさらだけど)。前にハルミが乗り舵をとっている。俺はその後ろの荷台のような場所に乗り、設置された木製の手すりを握っている。
その手がかじかんで来ているのだ。もちろん手袋はしているが、この速度で吹き抜ける風に晒されて、指先の体温は外気とほぼ同じになっている(個人の感想です)。
体温低下により、もともとない握力がさらに落ちている。急カーブでも切られたら俺はきっとどこかに飛んで行くだろう。
俺にとってはそのほうが助かる確率は高いかもしれない。しかし、ここで手を離す勇気はない。時速80kmは出ているだろう。そんな速度で走っている車から、飛び降りる自信があるやつなんて世の中にひとりもいない。ソースは俺の脳内、
それにこの速度で急カーブを切られたら、そのまますっころんで二転三転……いや、七転八倒? であろう。ころころ転がってどんぶりこ。どじょうさんが出てきてこんにちは、とか言っている場合ではない。そこに固い岩がひとつでもあれば即死である。
このままでは湖にたどり着く前に俺だけが吹っ飛びかねない。どこかにもっと掴みやすいものはないだろうか。暖かければそれが一番良いがそこまで問わない。
なにか、掴むものはありませんか。なにか、掴むものはありませんかなにか掴……あ! あった。
ハルミの背中の向こう側。俺の身体を固定するのには絶好の位置にそれはあった。高さといい大きさといい、弾力といいむにむにといい。そこはもう、現状の危機を忘れるほどの安住の地であった。
あとからしばかれるリスクはとりあえずおいといて、いまの危機を乗り切ることのほうが先だ。俺は一大決心をして、それをそれを背中越しにわしづかみにした。むぎゅっとな。
「ぎゃぁぁぁぁぁ!! こここここ、こんなときにお前はなにをやってんだぁぁぁぁ!!」
「ここここ、こんなときだからやってんだよ。もう手が凍えて握力が限界なんだよ」
「だだだだだからってそんなとこを、いきなり掴むやつがあるぁぁぁ!!」
「あぁぁぁ、いいから前を見ていろぉぉ。前っ前っ前っ、あぶない! 当たる当たるって、そっちは岩だ。避けろ 除けろ!! 逃げろ!!」」
「やかましいわ!! 手を、手を離せ!! 運転の邪魔だ!!」
「どの口が運転しているとか言うんだよ。お前はただ体重移動しているだけだろうが!」
「それが運転というものだろうが! いいから、その手を離さんかぁ!!」
「無理。もう無理。手がこわばって指が離れようとしない。諦めて舵を取れ」
「無理とか言うな! こわばってるわりにはちゃんと揉んでるじゃないか! それはどういう」
と、そこまでハルミが言ったとき読者の予想通りのことが起こった。
俺の両手は最初、ハルミの両手越しに前に回してその先にあるふたつの大筒をわしづかみにしていた。
それを振り払うために、ハルミが両手を真上に上げた。しかしそれを予測していた俺はエラかった。ちゃんとその手を交わしてハルミの脇の下から再び手を伸ばしふたつのスイカップを握りしめたのである。よしっ。
「よし! じゃないだろうが、このやろう!!」
と、ハルミが叫んだその瞬間であった。
どわわわわわわわぁぁぁぁぁぁん。
という音がした。俺は自分が宙に浮いたのを感じた。そして縦に2回転ぐらいしたようが気がしたあと、いずれかの方向に投げ出されたのである。
そこで気を失ったので、そこから先のことは。
「次回なのだヨ」
「お前はどこに行ったんだ?」
「ずっと手前で落ちて、雪に刺さっているのだヨ」
「刺さるのが好きだな、おい」
「あっはっはっははは、楽しいだろ、ユウ」
「ひゃぁぁぁぁ、ほえよよよよよよよよヨヨ」
「お前まで驚いてんじゃねぇよ!」
「た、た、楽しいのだ。これは良いものなのだヨ」
「お前はそっち側かよ。なんでこんな怖いもんが楽しいんだか、俺にはさっぱり分からん。もういい、もういいからやめよう。もう停めろよ」
「あぁっはっははははは。楽しいな、このスピード感がたまらんな」
「スリル満点なのだヨヨヨヨヨ、きゃはははははは」
ふたりとも停めるつもりなど皆無である。ハルミもミノウもスピード狂かよ。俺は平民だから早いのは怖いんだよ。
「平民は関係ないのだヨ。それにお主はイズモの太守ではないか」
「そんな設定、みんなもう忘れてるよ」
「いやいやいやいや、それはないヨ」
「ひゃっほぉぉぉい。最高っす。これ最高っす。スキーより速度が出るんだな、もうこれにはまりそう」
「あのぉ。お楽しみにところを申し訳ないのだけど、この速度でずいぶん長く走っているような気がするのだが、いったいどこに向かっているのでしょうかね?」
「はぁ、なんか言ったかぁ?」
「ほへはほほへむはへふんふぁひゃぇぇ?」
「そんなもん、私が知るものか」
「なんでそっちは聞こえるんだよ!」
「風の音が大きくて、よく聞こえんのだ。もっと大きな声で言え-」
「そろそろ停まれぇぇ!!」
「まだまだまだだ。まだ雪はある!」
雪の有り無しで進むかどうか決めるな。お前はどこのスキーヤーだ。
「あまり下ると、グジョウの里から遠ざかるぞ。もうそうとう下ってしまったのではないか」
「だいぶ前にちょっとした段差があったのを覚えているか?」
「ああ、あったな。あれはケツが痛かったな」
「そのときに、里の外れという看板を見たぞ?」
「そうか。見たのか……じゃあそのとき停まらんかい!!」
「そのときの、振動でミノウ様も落ちてしまったようだったが」
「おいおい! 頼みの綱を落としてどうするよ。最悪じゃねぇか。こんな坂をまた登るなんて俺には無理だぞ」
「私でもちょっときついだろうな、とは思っている」
「思っている、じゃねぇよ。なら停まらんかい!!」
「それは正論だ。正論だが、世の中にはやれることとやれないことがある」
「なにを分からんこと……まさか? お前、まさか?」
「ああ、たぶん、そのまさかだ。停め方が分からん」
「だぁぁぁぁぁ。どうすんだよ。このままつっぱしって、どこかにぶつかるのを待つのか」
「いや、そうならないように、危険な木や岩はすり抜けている。ソリのコントロールには自信があるんだ」
「その自信を、ほんのちょっと停まることに振り向けられないのかよ」
「うん、無理だわはははははは」
「そこでタケウチの伝統を出すな!!」
「まあ、なるようにしかならんからな。こういうときは慌てず騒……が……ずに……」
「なんだよ、なんでそこで、言葉が途切れてんだよ。俺が不安になるだろ」
「ユ、ユウ」
「な、なんだよ」
「覚悟はいいか?」
「よかねぇよ! ってかなんの覚悟だよ」
「傾斜がだんだん強くなるので不思議だったのだが、どうやらこのソリは湖に飛び込むつもりらしい」
「つもりらしい、じゃねぇよ。そのお得意のコントロールとやらで回避しろよ回避を」
「うん、無理だ。ってかもう遅い。ほら、お前の位置からでも見えるだろ、前方のあのでっかい湖が。あれじゃどう曲がっても水の中だ」
あ。俺死んだ。そこにはまるで俺たちを出迎えるように大きな口を開けた湖が待ち構えていた。
生命力の塊であるハルミならともかく、この寒空に湖に飛び込んで俺みたいな虚弱体質が生きていられるはずがない。
この世界でのいままでの出来事が走馬灯のように脳裏を……ぜんぜん駆け巡らないけど。あの話はウソだったようだ。
ただ、わぁわぁ言いながら湖に沈んで行く運命なのだろう。なんとかしろよ、ハルミ!!
「そうだ。停まれないのなら、転ぶという手はないのか?」
「さっきからやっているのだが、ソリが安定しているのと、速度が出過ぎていてそれも無理なんだ。ソリから飛び降りるというも無理そうだ」
「飛び降りるのは俺が嫌だ」
「嫌じゃなくてもできないんだよ! コックピットにしっかりはまっているから無理なんだ。こうなりゃ、やるしかない」
「な、なにをだ?」
「あの湖を横断する」
「はぁぁぁぁぁぁ?」
これはソリだぞ。水上スキーじゃない。水の上を走るようにはできていない。水に入ったとたんにざぶんでひっくり返っておしまいじゃないのか。
「水に入る瞬間にほんのちょっと先端を持ち上げてみたらうまいこと着水するかもしれない。それに少し右よりの部分。あそこだけ少し対岸までの距離が短い気がする。あそこならこの勢いで対岸まで行けるかもしれない」
「そ、そうか。分かった。まかせる。もうそれしか助かる道はないのだな」
「たぶんな。あとは野となれ山となれだあはははははは」
お前はそれでも生き延びられるだろうけど、俺はそうはいかんのだよ!
その前にもっと切実な問題も起こっていた。俺の手はかじかんで来ているのだ。
このソリは二人乗りである(いまさらだけど)。前にハルミが乗り舵をとっている。俺はその後ろの荷台のような場所に乗り、設置された木製の手すりを握っている。
その手がかじかんで来ているのだ。もちろん手袋はしているが、この速度で吹き抜ける風に晒されて、指先の体温は外気とほぼ同じになっている(個人の感想です)。
体温低下により、もともとない握力がさらに落ちている。急カーブでも切られたら俺はきっとどこかに飛んで行くだろう。
俺にとってはそのほうが助かる確率は高いかもしれない。しかし、ここで手を離す勇気はない。時速80kmは出ているだろう。そんな速度で走っている車から、飛び降りる自信があるやつなんて世の中にひとりもいない。ソースは俺の脳内、
それにこの速度で急カーブを切られたら、そのまますっころんで二転三転……いや、七転八倒? であろう。ころころ転がってどんぶりこ。どじょうさんが出てきてこんにちは、とか言っている場合ではない。そこに固い岩がひとつでもあれば即死である。
このままでは湖にたどり着く前に俺だけが吹っ飛びかねない。どこかにもっと掴みやすいものはないだろうか。暖かければそれが一番良いがそこまで問わない。
なにか、掴むものはありませんか。なにか、掴むものはありませんかなにか掴……あ! あった。
ハルミの背中の向こう側。俺の身体を固定するのには絶好の位置にそれはあった。高さといい大きさといい、弾力といいむにむにといい。そこはもう、現状の危機を忘れるほどの安住の地であった。
あとからしばかれるリスクはとりあえずおいといて、いまの危機を乗り切ることのほうが先だ。俺は一大決心をして、それをそれを背中越しにわしづかみにした。むぎゅっとな。
「ぎゃぁぁぁぁぁ!! こここここ、こんなときにお前はなにをやってんだぁぁぁぁ!!」
「ここここ、こんなときだからやってんだよ。もう手が凍えて握力が限界なんだよ」
「だだだだだからってそんなとこを、いきなり掴むやつがあるぁぁぁ!!」
「あぁぁぁ、いいから前を見ていろぉぉ。前っ前っ前っ、あぶない! 当たる当たるって、そっちは岩だ。避けろ 除けろ!! 逃げろ!!」」
「やかましいわ!! 手を、手を離せ!! 運転の邪魔だ!!」
「どの口が運転しているとか言うんだよ。お前はただ体重移動しているだけだろうが!」
「それが運転というものだろうが! いいから、その手を離さんかぁ!!」
「無理。もう無理。手がこわばって指が離れようとしない。諦めて舵を取れ」
「無理とか言うな! こわばってるわりにはちゃんと揉んでるじゃないか! それはどういう」
と、そこまでハルミが言ったとき読者の予想通りのことが起こった。
俺の両手は最初、ハルミの両手越しに前に回してその先にあるふたつの大筒をわしづかみにしていた。
それを振り払うために、ハルミが両手を真上に上げた。しかしそれを予測していた俺はエラかった。ちゃんとその手を交わしてハルミの脇の下から再び手を伸ばしふたつのスイカップを握りしめたのである。よしっ。
「よし! じゃないだろうが、このやろう!!」
と、ハルミが叫んだその瞬間であった。
どわわわわわわわぁぁぁぁぁぁん。
という音がした。俺は自分が宙に浮いたのを感じた。そして縦に2回転ぐらいしたようが気がしたあと、いずれかの方向に投げ出されたのである。
そこで気を失ったので、そこから先のことは。
「次回なのだヨ」
「お前はどこに行ったんだ?」
「ずっと手前で落ちて、雪に刺さっているのだヨ」
「刺さるのが好きだな、おい」
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