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第273話 ネコウサの矜持
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えっと。ネコウサに妹がいて、さらにおとんとおかんもいた。しかしその夫婦はヘビに飲まれた……のか自分から入ったのか。という話のようだ。自分から飲まれたって意味が分からないけど。
じゃあ、そこでもぞもぞしているのは、当然、そういうことよね?
「ぽよんぽよん。ぽよんぽよん」
「おいおい、ヘビのコブみたいなところから音がするぞ、キモいったらありゃしない」
「そのぐらいのことでキモいとか言わないで。誰か……じゃダメだった。オウミ、ちょっとそのコブを確認してみて」
「(なんか呼び捨てされてるノだ? でも、そのほうが気楽なノだ)分かったノだ。中になにかいるな。このコブを叩いてみれば分かるノだ。ぽんぽん、入ってるノだ?」
「〇×△△ー□」
(入ってまーす)
「なんか返事が来たノだ?」
「ああ、それ、きっとボクのおとんとおかんだ!」
「やっぱりそうか。ハタ坊、そのぽよぽよの前後を切って、中から出してあげて。でもぽよには傷つけないようにね」
「ぽよって固有名詞なのか? まあ切るぐらいはわけないが、さくっさくっ」
「ぽよん、ぽよ〇■※△〇◎◇※△□□?」
(あれれ、変なところから出ちゃったぞ?)
「わぁぁぁぁ、おとんにおかん!! 生きてたかぁぁぁぁ」
「◎△□■、※●×△□◎〇▼■◎!!」
(良かった、お前も無事だったのか!!」
(あまりに面倒なので、以降〇×語は省略します)
「おとんとおかん、自分たちだけ逃げるなんてずるいわよ」
「すまん、お前を引っ張り込むだけの時間がなかったのだ」
「ふたりで仲良くヘビの口に飛び込んでいったように見えたけど?」
「そりゃ、私たちは一心同体だもの?」
「子供は同体じゃないの?」
「「違うな」」
「そんな、酷い!!」
「ともかく助かったから良かったモん。それにしてもよくヘビの中で生きていられたモんだ」
「ワシら魔物にとって、動物の身体の中は安全地帯なのだぞ?」
「「ええ? そうなの?」」
「あら? あなた、教えていなかったの?」
「ちょっ、なんでワシだよ。お前こそ教えていなかったのか?」
「だから避難訓練は大切だっていつも言ってたじゃないの!」
「お前はいつも言うばっかりで、自分でやろうとはせんではないか。それはワシの仕事じゃないだろ!」
「なにを言っているの。それは男の仕事でしょうが」
「子供たちの教育はお前にまかせたと言っておいたはずだろ!」
「まあ、私が悪いっていうの!? この子たちにエサの準備をしてるのはいつも私なのよ!」
「そのエサをとってくるのはワシだろうが。いつもワシが外でどれだけ苦労していると思っているのだ!!!」
「私が苦労していないみたいな言い方止めてちょうだい!」
「はいはい、まるで人間みたいなイッコウも食わない夫婦げんかはそこでストップよ!」
「食わないのは犬だと思うノだ」
「「この人、誰? なんで人間がここにいるの?」」
それからネコウサを挟んで、情報交換会である。私たちのことはそれなりに伝わったはずである。通訳がネコウサなので一抹の不安はあるけれど。
そしてこの子たちの事情は、このようなことであった。
ダンジョンの異変は、魔人(と認識されたハルミ)が乱入してきたときに始まった。そいつがいきなり魔物退治を始めたからである。しかし、そのこと自体はそれほど珍しいことではない。
危機管理能力の高い魔物たち(イッコウを含む)は、その瞬間に身を隠せる場所を目指した。
この地下室やあちこちにあるダンジョンの割れ目、岩と岩の隙間、動かせる石の下、枯れ葉の中などである。それは、いつも彼らが隠れ家にしている場所である。
ほとんど意味のない隠れ家も混じっているが、ともかく多少なりとも知能のある魔物は、そういう行動に出たのである。
そして逃げ損なったものは、自分の大きさに合ったヘビやネズミなど、一般動物の体内に潜り込んだのだ。
それらの動物は、魔物を消化できない。時間が経てばしかるべき場所から排泄されるのである。そのとき動物には大変な苦労を伴うはずであるが、それは魔物の知ったことではない。
この世界にボラギノールがあるのかどうかは知らない。ナオールのほうが良く効きそうだけど、なんの話よ。
そして魔物も出るときには、ンこまみれになるが、それはたいして気にならないらしい。
……ネコウサ。あんた大丈夫だよね? 私、さっき思い切り抱きしめちゃったけど?
しかし今回は魔物たちに誤算があった。ハルミが倒した魔物は逃げ惑うものたちだけであり、数もせいぜい100匹ぐらいであった。
しかしその後にやってきた何者か(ユウである)は、このダンジョン中の魔物を、その猛烈な魔力で一斉に祓ってしまったのである。
なまはんかな隠れ家ぐらいでは、それは防げなかった。もちろん葉っぱの下など問題外である。
助かったのは、この地下室のように特殊な岩石に囲まれた場所に逃げ込んだ者と、動物の中に潜り込んだ者たちだけであった。
ハタ坊によれば、ユウさんの光はどんな土も岩も貫いて拡散する特性がある。しかし、神の領域に存在するものや、哺乳類などの生き物は通せないのだそうだ。
私やハルミさんなどの人間には、なんの被害も出ていないのはそういう理由である。かなり眩しかったから、まともに見たら目をやられたかもしれないけど。かばってくれたハタ坊に感謝である。
この地下室でネコウサの妹が助かったのは、好素を帯びた岩石で守られていたからであった。それは、神の領域に属する岩石なのである。好素の発生源については、後に明らかになる(予定)。
「おとん、他に生き残ったものはいないかモん?」
「いるかも知れん。が、その前に、危機はもう去ったと思っていいのか?」
「それは大丈夫だ……モん?」
「大丈夫よ。私が保証する」
もうあんなこと二度とさせるものですか。って、ユウさんはまだ寝てるけど。
「だけど、あのおんぶ魔人がそこにいるようだが」
「おんぶ魔人って、あぁ、ハルミさんのことね。ハルミさん、事情はもう分かったでしょう?」
「あ、ああ。すまなかった。私も聖騎士見習いとして、魔物を見るとどうしても身体が勝手に動いてしまうのだ。中にイッコウがいたとは知らず、すまないことをした」
「それは、まあ。仕方のないことだモん。ヒエラルヒーの上位には逆らえないモん。ハルミは仕方ないけど、あの暴力は許せないモん。なんで意味もなく仲間を消し去ったんだモん!!」
「ごめん、ネコウサ。それは私から謝る」
「スクナはやってないモん。やったのはいったい誰だモん?」
「そ、それは……」
「おんぶ魔人におぶわれているやつノだ」
「あいつかーーーー!!!」
あ、ちょっと!? ネコウサが飛び出してハルミさんの方に向かって言った。でも、狙いはハルミさんじゃない。その背中で寝ているユウさんだ。
そのときハルミさんはどうするだろう? ユウに危害を与えたらハルミさんは反撃するだろう。そしたらネコウサが無事ではすまない。だけどハルミさんの気持ちも、ネコウサの気持ちも、私には分かる。分かるけど、どうすればいいの?
そんな逡巡をしていた私は、一大決心をして叫んだ!
「ハルミさん、そこを動かないで! なにもしないで!」
なに? という顔をしたハルミさんだったが、私の言葉を聞いてくれた。その反応の早さには感謝するばかりだ。
そして、その事案は起こった。
「起こったのは事案かヨ」
「ああ、確かに事案だな」
「事件になるかと思ってハラハラしたノだ」
「ネコウサの歯は、ウエモンの足よりも痛そうゾヨ」
ネコウサは、ハルミさんに飛び乗り、その後ろで寝りコケているユウさんに向かって。
「このバカバカバカバカバカバカ。お前のせいでお前のせいで、このバカバカバカバカバカ」
と怒鳴りながら11発殴った。そして私の元に返ってきた。
「あー、すっとしたモん」
「それだけでいいのかよ!」
ハタ坊はそうツッコんだ。良かった。私の判断は正しかった。
ネコウサを眷属にした私には分かるのだ。この子には悪意というものがない。2倍返しなんていう禄でもない仕返しを考える魔物ではないのだ。
ただ、友を失った悲しみを晴らせる行動ができれば良かったのだ。そもそもネコウサには攻撃力がない。だから、できることといえば、私にしたようにせいぜい噛みつくぐらいだろう、と思っていた。
それを叩くだけで満足してくれたことに、私は感謝している。私はこの子を眷属にできたことを、心から誇りに思う。ネコウサ、大好きよ。
じゃあ、そこでもぞもぞしているのは、当然、そういうことよね?
「ぽよんぽよん。ぽよんぽよん」
「おいおい、ヘビのコブみたいなところから音がするぞ、キモいったらありゃしない」
「そのぐらいのことでキモいとか言わないで。誰か……じゃダメだった。オウミ、ちょっとそのコブを確認してみて」
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「やっぱりそうか。ハタ坊、そのぽよぽよの前後を切って、中から出してあげて。でもぽよには傷つけないようにね」
「ぽよって固有名詞なのか? まあ切るぐらいはわけないが、さくっさくっ」
「ぽよん、ぽよ〇■※△〇◎◇※△□□?」
(あれれ、変なところから出ちゃったぞ?)
「わぁぁぁぁ、おとんにおかん!! 生きてたかぁぁぁぁ」
「◎△□■、※●×△□◎〇▼■◎!!」
(良かった、お前も無事だったのか!!」
(あまりに面倒なので、以降〇×語は省略します)
「おとんとおかん、自分たちだけ逃げるなんてずるいわよ」
「すまん、お前を引っ張り込むだけの時間がなかったのだ」
「ふたりで仲良くヘビの口に飛び込んでいったように見えたけど?」
「そりゃ、私たちは一心同体だもの?」
「子供は同体じゃないの?」
「「違うな」」
「そんな、酷い!!」
「ともかく助かったから良かったモん。それにしてもよくヘビの中で生きていられたモんだ」
「ワシら魔物にとって、動物の身体の中は安全地帯なのだぞ?」
「「ええ? そうなの?」」
「あら? あなた、教えていなかったの?」
「ちょっ、なんでワシだよ。お前こそ教えていなかったのか?」
「だから避難訓練は大切だっていつも言ってたじゃないの!」
「お前はいつも言うばっかりで、自分でやろうとはせんではないか。それはワシの仕事じゃないだろ!」
「なにを言っているの。それは男の仕事でしょうが」
「子供たちの教育はお前にまかせたと言っておいたはずだろ!」
「まあ、私が悪いっていうの!? この子たちにエサの準備をしてるのはいつも私なのよ!」
「そのエサをとってくるのはワシだろうが。いつもワシが外でどれだけ苦労していると思っているのだ!!!」
「私が苦労していないみたいな言い方止めてちょうだい!」
「はいはい、まるで人間みたいなイッコウも食わない夫婦げんかはそこでストップよ!」
「食わないのは犬だと思うノだ」
「「この人、誰? なんで人間がここにいるの?」」
それからネコウサを挟んで、情報交換会である。私たちのことはそれなりに伝わったはずである。通訳がネコウサなので一抹の不安はあるけれど。
そしてこの子たちの事情は、このようなことであった。
ダンジョンの異変は、魔人(と認識されたハルミ)が乱入してきたときに始まった。そいつがいきなり魔物退治を始めたからである。しかし、そのこと自体はそれほど珍しいことではない。
危機管理能力の高い魔物たち(イッコウを含む)は、その瞬間に身を隠せる場所を目指した。
この地下室やあちこちにあるダンジョンの割れ目、岩と岩の隙間、動かせる石の下、枯れ葉の中などである。それは、いつも彼らが隠れ家にしている場所である。
ほとんど意味のない隠れ家も混じっているが、ともかく多少なりとも知能のある魔物は、そういう行動に出たのである。
そして逃げ損なったものは、自分の大きさに合ったヘビやネズミなど、一般動物の体内に潜り込んだのだ。
それらの動物は、魔物を消化できない。時間が経てばしかるべき場所から排泄されるのである。そのとき動物には大変な苦労を伴うはずであるが、それは魔物の知ったことではない。
この世界にボラギノールがあるのかどうかは知らない。ナオールのほうが良く効きそうだけど、なんの話よ。
そして魔物も出るときには、ンこまみれになるが、それはたいして気にならないらしい。
……ネコウサ。あんた大丈夫だよね? 私、さっき思い切り抱きしめちゃったけど?
しかし今回は魔物たちに誤算があった。ハルミが倒した魔物は逃げ惑うものたちだけであり、数もせいぜい100匹ぐらいであった。
しかしその後にやってきた何者か(ユウである)は、このダンジョン中の魔物を、その猛烈な魔力で一斉に祓ってしまったのである。
なまはんかな隠れ家ぐらいでは、それは防げなかった。もちろん葉っぱの下など問題外である。
助かったのは、この地下室のように特殊な岩石に囲まれた場所に逃げ込んだ者と、動物の中に潜り込んだ者たちだけであった。
ハタ坊によれば、ユウさんの光はどんな土も岩も貫いて拡散する特性がある。しかし、神の領域に存在するものや、哺乳類などの生き物は通せないのだそうだ。
私やハルミさんなどの人間には、なんの被害も出ていないのはそういう理由である。かなり眩しかったから、まともに見たら目をやられたかもしれないけど。かばってくれたハタ坊に感謝である。
この地下室でネコウサの妹が助かったのは、好素を帯びた岩石で守られていたからであった。それは、神の領域に属する岩石なのである。好素の発生源については、後に明らかになる(予定)。
「おとん、他に生き残ったものはいないかモん?」
「いるかも知れん。が、その前に、危機はもう去ったと思っていいのか?」
「それは大丈夫だ……モん?」
「大丈夫よ。私が保証する」
もうあんなこと二度とさせるものですか。って、ユウさんはまだ寝てるけど。
「だけど、あのおんぶ魔人がそこにいるようだが」
「おんぶ魔人って、あぁ、ハルミさんのことね。ハルミさん、事情はもう分かったでしょう?」
「あ、ああ。すまなかった。私も聖騎士見習いとして、魔物を見るとどうしても身体が勝手に動いてしまうのだ。中にイッコウがいたとは知らず、すまないことをした」
「それは、まあ。仕方のないことだモん。ヒエラルヒーの上位には逆らえないモん。ハルミは仕方ないけど、あの暴力は許せないモん。なんで意味もなく仲間を消し去ったんだモん!!」
「ごめん、ネコウサ。それは私から謝る」
「スクナはやってないモん。やったのはいったい誰だモん?」
「そ、それは……」
「おんぶ魔人におぶわれているやつノだ」
「あいつかーーーー!!!」
あ、ちょっと!? ネコウサが飛び出してハルミさんの方に向かって言った。でも、狙いはハルミさんじゃない。その背中で寝ているユウさんだ。
そのときハルミさんはどうするだろう? ユウに危害を与えたらハルミさんは反撃するだろう。そしたらネコウサが無事ではすまない。だけどハルミさんの気持ちも、ネコウサの気持ちも、私には分かる。分かるけど、どうすればいいの?
そんな逡巡をしていた私は、一大決心をして叫んだ!
「ハルミさん、そこを動かないで! なにもしないで!」
なに? という顔をしたハルミさんだったが、私の言葉を聞いてくれた。その反応の早さには感謝するばかりだ。
そして、その事案は起こった。
「起こったのは事案かヨ」
「ああ、確かに事案だな」
「事件になるかと思ってハラハラしたノだ」
「ネコウサの歯は、ウエモンの足よりも痛そうゾヨ」
ネコウサは、ハルミさんに飛び乗り、その後ろで寝りコケているユウさんに向かって。
「このバカバカバカバカバカバカ。お前のせいでお前のせいで、このバカバカバカバカバカ」
と怒鳴りながら11発殴った。そして私の元に返ってきた。
「あー、すっとしたモん」
「それだけでいいのかよ!」
ハタ坊はそうツッコんだ。良かった。私の判断は正しかった。
ネコウサを眷属にした私には分かるのだ。この子には悪意というものがない。2倍返しなんていう禄でもない仕返しを考える魔物ではないのだ。
ただ、友を失った悲しみを晴らせる行動ができれば良かったのだ。そもそもネコウサには攻撃力がない。だから、できることといえば、私にしたようにせいぜい噛みつくぐらいだろう、と思っていた。
それを叩くだけで満足してくれたことに、私は感謝している。私はこの子を眷属にできたことを、心から誇りに思う。ネコウサ、大好きよ。
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