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第81話 ハルミの刀にも名前を
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「それでは、このニホン刀にも名前をつけないといけないノだ」
こいつはまた余計なことを言い出しやがった。もう俺は知らないからな。
「名前か。我が魔刀に名前か。いいな、それ。ユウ、頼んだぞ」
ご指名がきた?! なんでだよ?
「ミヨシの包丁にはユウが名前をつけたんだろ? だったら私の刀にもユウがつける権利があるからこれは義務だぞ」
理屈が通っていないようでまったく通ってませんが。
「そういえばミヨシの包丁は、我とミヨシの名前がコラボレーションしてたノだ」
「そうだったな。そうか、今回もそれをすればいいのか」
「当然、我の名前がつくのであろうヨ?」
「お主はなにもしておらんノだ。あれは全部我の呪文なノだ」
「なにを言うか。お主は邪魔をしただけであの呪文は我のものだヨ」
「なんだこのこのこのこのなノだ、ぽかすか」
「なんだヨこのやろうはヨ、ぱかぽか」
「我の必殺技をくらうノだ、大御神の水撃を! ぴこぴこぽこ」
「わっはっは。我の安全第一土性防御にそんなもの効かないのだヨ。仕返しだ。いでよ! 風神の竜巻ソード! ぱかぽかぽか」
「ひょいっ」
「避けるなぁぁぁぁ。もう少し技の名前とか考えろヨ」
「ゼンシン、お前がおかしな刀を作ったものだから、こいつら中二病を発症しちゃったぞ。どうすんだ、これ」
「そ、そんなこと言われましても。僕は注文通りに……中二病ってなんですか?」
このふたりが絡んだおかげで、ネーミングがややこしくなってしまった。それを見ていた少女がぽつんとつぶやいた。
「か、可愛い」
おおぉ? 77話で登場して以来、これといった出番のなかった魔法少女・ウエモンではないか。
こいつらが可愛く見えるとか、やはりこやつは変態 痛っ痛っ痛いっての、お前はどうしてすぐに噛みつくんだよ! 揉むようなおっぱいもないからこっちの対応が困るだろうが!
「らって、かふぁいいんらもん」
「ウエモン、そこは危ないからこっちにいらっしゃい」
と言ってミヨシが引き離してくれた。あー痛かった。ところで、危ないのは俺の方だと思うんですけど、イテテテテ。
「ミヨシ。私にはあれもらえないの?」
「あのお二方は魔王様ですよ。もらうとかそういうものではないのです」
「あれが魔王様……。ミヨシ、やっぱり本当なの? とてもそうは見えないんだけど」
「ウソはついてませんよ」
「欲しかったら、自分の召喚魔法で召喚すればいいだろ。俺もそうやって眷属にしたんだぞ」
「え? 召喚魔法であれがもらえるの? ここにはああいうのがいっぱいいるの?」
目をキラキラさせてウエモンが言う。こういうときは、どうすりゃいいのでしょう。ミヨシさん、タッチ。
「え? 私? 私にだっていないのに。そ、そうね。縁があればそういうこともあるでしょうけど、そんなにたくさんはいない、かな」
「私も召喚魔法ぐらい使えるもん。さっそくやってみよう」
そこへ。
「待った。ウエモン! それはダメだ!!」
「あ、アチラ様。どうしてですか、私だってあんな可愛い眷属が欲しいです」
「ぴくっ ノだ」
「可愛いって言われて微妙に反応してんじゃねぇよ」
「ユウさんと僕らを一緒にしちゃいけない。あの人は特別なんだ。僕らに魔王様なんかとても眷属にできない。そう習っただろ?」
「う、うん。だって」
「生涯に3回しか使えない貴重な召喚魔法を、こんな初級で使っちゃいけない。それに、初級ではなにがくるのか分からないんだぞ。あんなステキな魔王様じゃなくて、凶悪な魔物がでたらどうするんだ」
「ぴくぴくっ ヨ」
「お前もステキとか言われて反応すんな」
「う、うん。分かった。いまは止めておく」
「よしよし、良い子だ。これからここでいっぱい仕事して魔法ポイント貯めて、それから場所を選んで召喚魔法を使おうな。僕だってまだ一度もやってないんだから」
「あ、そうか。そうね。うん、分かった。じゃあ、私にも魔法の仕事をさせてくださいね」
「え?」
「アチラ、頼んだぞ」
「ええ?」
「これでウエモンの配属はアチラの下ってことでいいな」
「あれえええ?」
「アチラは後輩ができて良かったじゃないか」
「は、はあ……」
(ぼ、僕が魔法を使う機会が減ってしまう……)
アチラにとっては切実な問題である。この世界では、魔法師は魔法を使わないと成長しないのだ。
つまり、レベルが上がらないのだ。それも、意味もなく爆裂魔法……などを打ってもポイントには加算されない。「社会で役に立つ」行動でなければならないのである。
この工房では本来魔法を使う場面はほとんどない。だから、なんとか魔法を使う場を作ろうと、タケウチ工房では洗浄水に回復魔法をかけさせていたのだ。
それなら一応は「社会の役に立つ」という名目がつけられるからである。もちろんユウが指摘したように、この作業に意味はなかった。
だからそこで稼げるポイントは些少であった。それでもないよりはマシであったので、すべて承知の上で続けさせていたのである。
しかし、そうやって無理矢理魔法を使う業務をしていたアチラに、本当に役に立つ魔法師の仕事をくれたのがユウであった。
覚醒魔法が還元力を持つことに気づいたユウは、クロム鉱山の無害化にアチラの魔法を役立てることを思いついた。
そして、それはアチラのルーチンワークとなっているのである。これによってアチラは日々魔法ポイントを稼ぐことができ、やがて来る丁稚奉公開けを待たずに、中級魔法師になれそうなところまで来ていたのである。
アチラがユウに深く感謝している最大の理由がこれであった。
それがウエモンの登場によってに予定が狂おうとしていた。これはまずいことになった、とアチラは思ったのである。
「と言われましても、なにをさせましょうか。まさかめっき液をなめさせるわけにはいきませんし、作業は僕とコウセイさんで間に合っていますし他に」
「それで私の刀の名前なのだがな、ユウ、早く考えてくれ」
「そうだったな。ミノウとオウミの合作ってことで良いのか?」
「「ああ、まあ、それで妥協しようなノだヨ」」
(誰も聞いてくれない。もうまかされてしまったのか……)
気の毒なアチラである。この話では、だいたい割を食うのはアチラだと、決まっているのである。
「しかし元々メインはミノウだっただろ? だからミノウの名を先にするべきだよな」
「まあ、それでいいノだ」
ミノウにハルミ、そしてオウミか。
「よし! じゃあハルミ。この魔刀の名前は、ミノウハルミオウミでどうだ!」
「ど、どうだ! じゃないだろ。そのまんまじゃないか。そんなのカッコ悪くて嫌だ。剣技のたびにその名を出すんだぞ。みんなに笑われちゃうよ」
ああ、こいつも自分では考えないくせに、人の考えにはケチをつけるやつなのね。
「そのネーミングでは文句つけられて当然だと思うノだ」
「うむ、さすがにそれは手を抜きすぎだ。売れないお笑い芸人のハッシュタグみたいなのだヨ」
じゃあ、お前らがつけてみろよ!
「え? それを我に言われても。オウミ刀でどうなノだ?」
自分の名前以外の要素がこれっぽっちも入ってないんですが、それは。
「あ、このやろ。我を出し抜こうとしたな。それじゃ、ミノハルでどうだヨ」
どこかのホームラン王のような。大きな犬のペットのような。ん? でも悪くはないのかな。
「カッコ悪いから嫌だ」
ダメだってさ。じゃあ、もっとまぜまぜしてみたらどうだろう?
「ミノウ、ハルミ、オウミだから」
「さっきと同じこと言ったら、この柄で殴るからな」
「わ、分かってますって。3人の名前を少しずつとったらどうかなって思ってさ」
「少しずつとは?」
「3人の名前にはダブりがある。ミとウだ。そのダブりをとってそれぞれを2文字ずつにすると、ミノ と オウ と ハル となる。これを足して、ミノオウハル。漢字にすると美濃桜春かな? この地方に春に咲く桜というような意味にうわぁぁおお」
「良い!! それは良いぞ、ユウ! 気に入った。ありがとう、それにする。ミノオウハルか。魔王様たちの名前もちゃんと入ってて、私の名前もある。それでいい。さすがユウだ」
気に入ってもらえて重畳だが、抱きつくのはその刀をしまってからにしてくれ。人は切れないとは聞いていても、なんか怖むぎゅぅぅぅ。あと、力も抜いてくれないとしむぅぅぅぅ。
こいつはまた余計なことを言い出しやがった。もう俺は知らないからな。
「名前か。我が魔刀に名前か。いいな、それ。ユウ、頼んだぞ」
ご指名がきた?! なんでだよ?
「ミヨシの包丁にはユウが名前をつけたんだろ? だったら私の刀にもユウがつける権利があるからこれは義務だぞ」
理屈が通っていないようでまったく通ってませんが。
「そういえばミヨシの包丁は、我とミヨシの名前がコラボレーションしてたノだ」
「そうだったな。そうか、今回もそれをすればいいのか」
「当然、我の名前がつくのであろうヨ?」
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「なんだヨこのやろうはヨ、ぱかぽか」
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「わっはっは。我の安全第一土性防御にそんなもの効かないのだヨ。仕返しだ。いでよ! 風神の竜巻ソード! ぱかぽかぽか」
「ひょいっ」
「避けるなぁぁぁぁ。もう少し技の名前とか考えろヨ」
「ゼンシン、お前がおかしな刀を作ったものだから、こいつら中二病を発症しちゃったぞ。どうすんだ、これ」
「そ、そんなこと言われましても。僕は注文通りに……中二病ってなんですか?」
このふたりが絡んだおかげで、ネーミングがややこしくなってしまった。それを見ていた少女がぽつんとつぶやいた。
「か、可愛い」
おおぉ? 77話で登場して以来、これといった出番のなかった魔法少女・ウエモンではないか。
こいつらが可愛く見えるとか、やはりこやつは変態 痛っ痛っ痛いっての、お前はどうしてすぐに噛みつくんだよ! 揉むようなおっぱいもないからこっちの対応が困るだろうが!
「らって、かふぁいいんらもん」
「ウエモン、そこは危ないからこっちにいらっしゃい」
と言ってミヨシが引き離してくれた。あー痛かった。ところで、危ないのは俺の方だと思うんですけど、イテテテテ。
「ミヨシ。私にはあれもらえないの?」
「あのお二方は魔王様ですよ。もらうとかそういうものではないのです」
「あれが魔王様……。ミヨシ、やっぱり本当なの? とてもそうは見えないんだけど」
「ウソはついてませんよ」
「欲しかったら、自分の召喚魔法で召喚すればいいだろ。俺もそうやって眷属にしたんだぞ」
「え? 召喚魔法であれがもらえるの? ここにはああいうのがいっぱいいるの?」
目をキラキラさせてウエモンが言う。こういうときは、どうすりゃいいのでしょう。ミヨシさん、タッチ。
「え? 私? 私にだっていないのに。そ、そうね。縁があればそういうこともあるでしょうけど、そんなにたくさんはいない、かな」
「私も召喚魔法ぐらい使えるもん。さっそくやってみよう」
そこへ。
「待った。ウエモン! それはダメだ!!」
「あ、アチラ様。どうしてですか、私だってあんな可愛い眷属が欲しいです」
「ぴくっ ノだ」
「可愛いって言われて微妙に反応してんじゃねぇよ」
「ユウさんと僕らを一緒にしちゃいけない。あの人は特別なんだ。僕らに魔王様なんかとても眷属にできない。そう習っただろ?」
「う、うん。だって」
「生涯に3回しか使えない貴重な召喚魔法を、こんな初級で使っちゃいけない。それに、初級ではなにがくるのか分からないんだぞ。あんなステキな魔王様じゃなくて、凶悪な魔物がでたらどうするんだ」
「ぴくぴくっ ヨ」
「お前もステキとか言われて反応すんな」
「う、うん。分かった。いまは止めておく」
「よしよし、良い子だ。これからここでいっぱい仕事して魔法ポイント貯めて、それから場所を選んで召喚魔法を使おうな。僕だってまだ一度もやってないんだから」
「あ、そうか。そうね。うん、分かった。じゃあ、私にも魔法の仕事をさせてくださいね」
「え?」
「アチラ、頼んだぞ」
「ええ?」
「これでウエモンの配属はアチラの下ってことでいいな」
「あれえええ?」
「アチラは後輩ができて良かったじゃないか」
「は、はあ……」
(ぼ、僕が魔法を使う機会が減ってしまう……)
アチラにとっては切実な問題である。この世界では、魔法師は魔法を使わないと成長しないのだ。
つまり、レベルが上がらないのだ。それも、意味もなく爆裂魔法……などを打ってもポイントには加算されない。「社会で役に立つ」行動でなければならないのである。
この工房では本来魔法を使う場面はほとんどない。だから、なんとか魔法を使う場を作ろうと、タケウチ工房では洗浄水に回復魔法をかけさせていたのだ。
それなら一応は「社会の役に立つ」という名目がつけられるからである。もちろんユウが指摘したように、この作業に意味はなかった。
だからそこで稼げるポイントは些少であった。それでもないよりはマシであったので、すべて承知の上で続けさせていたのである。
しかし、そうやって無理矢理魔法を使う業務をしていたアチラに、本当に役に立つ魔法師の仕事をくれたのがユウであった。
覚醒魔法が還元力を持つことに気づいたユウは、クロム鉱山の無害化にアチラの魔法を役立てることを思いついた。
そして、それはアチラのルーチンワークとなっているのである。これによってアチラは日々魔法ポイントを稼ぐことができ、やがて来る丁稚奉公開けを待たずに、中級魔法師になれそうなところまで来ていたのである。
アチラがユウに深く感謝している最大の理由がこれであった。
それがウエモンの登場によってに予定が狂おうとしていた。これはまずいことになった、とアチラは思ったのである。
「と言われましても、なにをさせましょうか。まさかめっき液をなめさせるわけにはいきませんし、作業は僕とコウセイさんで間に合っていますし他に」
「それで私の刀の名前なのだがな、ユウ、早く考えてくれ」
「そうだったな。ミノウとオウミの合作ってことで良いのか?」
「「ああ、まあ、それで妥協しようなノだヨ」」
(誰も聞いてくれない。もうまかされてしまったのか……)
気の毒なアチラである。この話では、だいたい割を食うのはアチラだと、決まっているのである。
「しかし元々メインはミノウだっただろ? だからミノウの名を先にするべきだよな」
「まあ、それでいいノだ」
ミノウにハルミ、そしてオウミか。
「よし! じゃあハルミ。この魔刀の名前は、ミノウハルミオウミでどうだ!」
「ど、どうだ! じゃないだろ。そのまんまじゃないか。そんなのカッコ悪くて嫌だ。剣技のたびにその名を出すんだぞ。みんなに笑われちゃうよ」
ああ、こいつも自分では考えないくせに、人の考えにはケチをつけるやつなのね。
「そのネーミングでは文句つけられて当然だと思うノだ」
「うむ、さすがにそれは手を抜きすぎだ。売れないお笑い芸人のハッシュタグみたいなのだヨ」
じゃあ、お前らがつけてみろよ!
「え? それを我に言われても。オウミ刀でどうなノだ?」
自分の名前以外の要素がこれっぽっちも入ってないんですが、それは。
「あ、このやろ。我を出し抜こうとしたな。それじゃ、ミノハルでどうだヨ」
どこかのホームラン王のような。大きな犬のペットのような。ん? でも悪くはないのかな。
「カッコ悪いから嫌だ」
ダメだってさ。じゃあ、もっとまぜまぜしてみたらどうだろう?
「ミノウ、ハルミ、オウミだから」
「さっきと同じこと言ったら、この柄で殴るからな」
「わ、分かってますって。3人の名前を少しずつとったらどうかなって思ってさ」
「少しずつとは?」
「3人の名前にはダブりがある。ミとウだ。そのダブりをとってそれぞれを2文字ずつにすると、ミノ と オウ と ハル となる。これを足して、ミノオウハル。漢字にすると美濃桜春かな? この地方に春に咲く桜というような意味にうわぁぁおお」
「良い!! それは良いぞ、ユウ! 気に入った。ありがとう、それにする。ミノオウハルか。魔王様たちの名前もちゃんと入ってて、私の名前もある。それでいい。さすがユウだ」
気に入ってもらえて重畳だが、抱きつくのはその刀をしまってからにしてくれ。人は切れないとは聞いていても、なんか怖むぎゅぅぅぅ。あと、力も抜いてくれないとしむぅぅぅぅ。
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