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青年期編
『露見』
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訓練期間も半分が過ぎ、聖ミレニア学園への入学まで残り一年となった。
僕は政務省の文官に割り振られている宿舎の部屋のベッドに寝転ぶ。
幸い、文官はベッドと机くらいしかないが、見習いとはいえ個室が与えられている。
この一年で、カイルと何度も逢瀬を重ねた。
……彼にとってはただ親友と会っただけかもしれないが、僕にとったら立派なデートだ。
何度もカフェの個室で密会をして、幼年学校の寮でそうした様に、僕の記憶を刷り込むように。お互いのフェロモンを交ぜ合いながらカイルの肌に歯を立てた。
未だ、カイルが僕の求愛に応えたことはない。
絶対、嫌われてはいない。なんならもう好きだろ。僕のこと。
いつもいつも。僕がカイルを噛むたびに、逆に僕のことを組み伏せようという欲を孕んだフェロモンを出す癖に。
なのに、なぜ応えてくれないんだ。
「カイル……」
前よりも一段と深みを増したカイルのフェロモンの匂いを思い出し、下腹部に欲が溜まるのがわかる。
悶々とし、どうにもこうにも収まりそうにないので仕方なしにズボンの前を寛げ手を伸ばした。
そして目を瞑り、脳裏にカイルの姿を思い描く。
この一年で、カイルの手はすっかりゴツゴツとした男の手になっていた。
まだ柔らかさの残っていた幼年学校の頃の手とは違う。毎日剣を振るった硬い手だ。
体も、前から同年代と比べたら筋肉がついていたが、この一年でより逞しくなった。僕の碌に鍛えていない体では勝てるはずもない。
その癖に、いつも素直に僕に組み敷かれることを許すのだ。
これで僕を好きじゃないなんてそっちの方が嘘だろう。
好きな相手だけれど、いい加減腹が立つ。
うだうだと小難しいことを考える暇があるなら、素直に僕が好きだと認めればいいのに。
「ハ……ッ。カイルっ」
腰が一度大きく震え欲を吐き出すと、ようやく平静が戻ってくる。
カイルが僕を受け入れてくれたら。そうしたら、こんな風に一人で慰める必要もなくなるのに。
すっきりとした体とは裏腹に、心にはむなしさだけが残った。
次の日、珍しく父から公爵家への呼び出しがあり、その日の業務終了後に公爵家から送られた馬車に乗り込み屋敷へと戻る。
久しぶりに会った父も母も、晩餐中ずっと硬い空気を纏っていた。
どこかの国と戦争でも始まるのかと目を顰めたが、どうやらそうでもないらしい。
父はどういう感情だか読み取れないけれど、母の視線は明らかに僕のことを非難していた。
「レオンハルト。貴様、ラジェルド侯爵家の子息と度々密会をしているそうだな」
あぁ、なるほど。ついに僕のこの不毛な恋がばれたのだな。
ハッ、と自嘲的な笑いが漏れた。どうせ、二人が僕の気持ちを尊重させることはないだろう。そして、それを理解しようとすることもない。
五歳のころ、僕に無理やり友人を作ろうとしたように。また自分たちの都合を押し付けるつもりだろう。僕の心の傷なんて無視して。
「レオンハルト、あなたわかっているの?あなたはこのエルヴェール公爵家の跡取りなのですよ?オメガならまだしも、彼はアルファでしょう?」
「ええ、そうですね。知ってますよ、そんなこと」
「知っているのならどうして?」
徐々に母の語調が強くなる。
それに従い、寡黙な父の眉間にもしわが寄っていく。
「どうしてもこうしてもありません。僕がカイルを愛してしまった。ただそれだけですよ」
カイルを思うだけで心がほんの少し軽くなる。
カイルだけは、僕にこうするべきだと言わない。
だからと言って、僕へこびへつらうこともなく、止めるべき時はきちんと止めてくれる。
カイルだけが、僕を見てくれたんだ。
「あぁ……、こんなことになるなら、ヒートアタックの後に女のオメガをあてがっておくんだったわッ!」
ヒステリック気味の金切り声でそう母が嘆く声が聞こえ、一瞬で目の前が怒りに染まった。
あのときの、むせ返るようなヒートフェロモンの臭い。
無理やりアルファ性を刺激され、ひとつも言うことをきかない体。
思考がどんどん削られていく恐怖。自分が自分でなくなっていくあの感覚。
僕の意志を無視したあの蛮行を、今ここで口にするのか。
怒りからか、失望からか。自分でもよくわからないが、気づけば喉がビリビリと震えるほどに大声で怒鳴っていた。
「心を通わせる努力もせず、浅ましくも僕をフェロモンで屈服させようとするようなオメガを受け入れろと!?それも、僕を襲った相手と同じ女のオメガを!?母親であるあなたが、そう僕に言うのですか!!」
「アルファで男同士!子ができなければ誰がこの家を継ぐのです!?男と女ならば女の方が!三つのバース性の中ならばオメガが子を孕むことに優れていることなんて自明の理でしょう!?」
「そのためには僕の心がどれだけ傷ついても構わないとッ!?だから僕はカイルを選んだんだ!カイルならば何があっても僕を傷つけるようなことはしないからッ!!」
思わず立ち上がった勢いで椅子が倒れ、大きな音を立てる。
いつの間にか制御を失った威圧が漏れる。空気が張りつめ、まるでその場の酸素が薄くなったかのようだった。
ベータの母は、そんな僕を前に体を震わせながらさめざめと泣くだけだ。
あぁ……。やはり僕のことなんて、どうでもいいんだ。
よりにもよって、母にそんなことを言われるとは思ってもいなかった。
自分だって、女とはいえベータの癖に。僕には、よりにもよってわざわざ僕を傷つけた女のオメガをあてがおうとするのか。
じわりと目元に涙がにじんむ。
その様子を黙ってい見ていた父が、おもむろに口を開いた。
「ラジェルド侯爵の子息に、たぶらかされたのか?」
その言葉に、時間が止まったように感じた。
血の気が引き、目の前がチカチカと明滅する。
なぜ、今の僕を見てそんな言葉が出る? 愛してると言ったのに。選んだと言ったのに。
胸の奥に、冷たい鉛の塊が落ちたような心地がする。
僕の想いを踏みにじるような言葉だ。
なぜ、今の僕を見てそんな言葉が浮かぶんだ。
「で、あるならば。我が家はラジェルド侯爵家へ報いを受けさせる必要がある」
あぁ、やはり。僕の言葉は何一つ届いていない。
僕は政務省の文官に割り振られている宿舎の部屋のベッドに寝転ぶ。
幸い、文官はベッドと机くらいしかないが、見習いとはいえ個室が与えられている。
この一年で、カイルと何度も逢瀬を重ねた。
……彼にとってはただ親友と会っただけかもしれないが、僕にとったら立派なデートだ。
何度もカフェの個室で密会をして、幼年学校の寮でそうした様に、僕の記憶を刷り込むように。お互いのフェロモンを交ぜ合いながらカイルの肌に歯を立てた。
未だ、カイルが僕の求愛に応えたことはない。
絶対、嫌われてはいない。なんならもう好きだろ。僕のこと。
いつもいつも。僕がカイルを噛むたびに、逆に僕のことを組み伏せようという欲を孕んだフェロモンを出す癖に。
なのに、なぜ応えてくれないんだ。
「カイル……」
前よりも一段と深みを増したカイルのフェロモンの匂いを思い出し、下腹部に欲が溜まるのがわかる。
悶々とし、どうにもこうにも収まりそうにないので仕方なしにズボンの前を寛げ手を伸ばした。
そして目を瞑り、脳裏にカイルの姿を思い描く。
この一年で、カイルの手はすっかりゴツゴツとした男の手になっていた。
まだ柔らかさの残っていた幼年学校の頃の手とは違う。毎日剣を振るった硬い手だ。
体も、前から同年代と比べたら筋肉がついていたが、この一年でより逞しくなった。僕の碌に鍛えていない体では勝てるはずもない。
その癖に、いつも素直に僕に組み敷かれることを許すのだ。
これで僕を好きじゃないなんてそっちの方が嘘だろう。
好きな相手だけれど、いい加減腹が立つ。
うだうだと小難しいことを考える暇があるなら、素直に僕が好きだと認めればいいのに。
「ハ……ッ。カイルっ」
腰が一度大きく震え欲を吐き出すと、ようやく平静が戻ってくる。
カイルが僕を受け入れてくれたら。そうしたら、こんな風に一人で慰める必要もなくなるのに。
すっきりとした体とは裏腹に、心にはむなしさだけが残った。
次の日、珍しく父から公爵家への呼び出しがあり、その日の業務終了後に公爵家から送られた馬車に乗り込み屋敷へと戻る。
久しぶりに会った父も母も、晩餐中ずっと硬い空気を纏っていた。
どこかの国と戦争でも始まるのかと目を顰めたが、どうやらそうでもないらしい。
父はどういう感情だか読み取れないけれど、母の視線は明らかに僕のことを非難していた。
「レオンハルト。貴様、ラジェルド侯爵家の子息と度々密会をしているそうだな」
あぁ、なるほど。ついに僕のこの不毛な恋がばれたのだな。
ハッ、と自嘲的な笑いが漏れた。どうせ、二人が僕の気持ちを尊重させることはないだろう。そして、それを理解しようとすることもない。
五歳のころ、僕に無理やり友人を作ろうとしたように。また自分たちの都合を押し付けるつもりだろう。僕の心の傷なんて無視して。
「レオンハルト、あなたわかっているの?あなたはこのエルヴェール公爵家の跡取りなのですよ?オメガならまだしも、彼はアルファでしょう?」
「ええ、そうですね。知ってますよ、そんなこと」
「知っているのならどうして?」
徐々に母の語調が強くなる。
それに従い、寡黙な父の眉間にもしわが寄っていく。
「どうしてもこうしてもありません。僕がカイルを愛してしまった。ただそれだけですよ」
カイルを思うだけで心がほんの少し軽くなる。
カイルだけは、僕にこうするべきだと言わない。
だからと言って、僕へこびへつらうこともなく、止めるべき時はきちんと止めてくれる。
カイルだけが、僕を見てくれたんだ。
「あぁ……、こんなことになるなら、ヒートアタックの後に女のオメガをあてがっておくんだったわッ!」
ヒステリック気味の金切り声でそう母が嘆く声が聞こえ、一瞬で目の前が怒りに染まった。
あのときの、むせ返るようなヒートフェロモンの臭い。
無理やりアルファ性を刺激され、ひとつも言うことをきかない体。
思考がどんどん削られていく恐怖。自分が自分でなくなっていくあの感覚。
僕の意志を無視したあの蛮行を、今ここで口にするのか。
怒りからか、失望からか。自分でもよくわからないが、気づけば喉がビリビリと震えるほどに大声で怒鳴っていた。
「心を通わせる努力もせず、浅ましくも僕をフェロモンで屈服させようとするようなオメガを受け入れろと!?それも、僕を襲った相手と同じ女のオメガを!?母親であるあなたが、そう僕に言うのですか!!」
「アルファで男同士!子ができなければ誰がこの家を継ぐのです!?男と女ならば女の方が!三つのバース性の中ならばオメガが子を孕むことに優れていることなんて自明の理でしょう!?」
「そのためには僕の心がどれだけ傷ついても構わないとッ!?だから僕はカイルを選んだんだ!カイルならば何があっても僕を傷つけるようなことはしないからッ!!」
思わず立ち上がった勢いで椅子が倒れ、大きな音を立てる。
いつの間にか制御を失った威圧が漏れる。空気が張りつめ、まるでその場の酸素が薄くなったかのようだった。
ベータの母は、そんな僕を前に体を震わせながらさめざめと泣くだけだ。
あぁ……。やはり僕のことなんて、どうでもいいんだ。
よりにもよって、母にそんなことを言われるとは思ってもいなかった。
自分だって、女とはいえベータの癖に。僕には、よりにもよってわざわざ僕を傷つけた女のオメガをあてがおうとするのか。
じわりと目元に涙がにじんむ。
その様子を黙ってい見ていた父が、おもむろに口を開いた。
「ラジェルド侯爵の子息に、たぶらかされたのか?」
その言葉に、時間が止まったように感じた。
血の気が引き、目の前がチカチカと明滅する。
なぜ、今の僕を見てそんな言葉が出る? 愛してると言ったのに。選んだと言ったのに。
胸の奥に、冷たい鉛の塊が落ちたような心地がする。
僕の想いを踏みにじるような言葉だ。
なぜ、今の僕を見てそんな言葉が浮かぶんだ。
「で、あるならば。我が家はラジェルド侯爵家へ報いを受けさせる必要がある」
あぁ、やはり。僕の言葉は何一つ届いていない。
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